あなたは意識をどう説明しますか?
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0:01 - 0:03今 この瞬間
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0:03 - 0:06あなたは頭の中で映画を見ています
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0:06 - 0:09マルチトラックのすごい映画です
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0:09 - 0:12あなたが今 見聞きしていることを
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0:12 - 0:143Dやサラウンド音響で再生します
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0:14 - 0:17これはほんの序の口です
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0:17 - 0:22映画なのに匂いや味があり
触れることもできます -
0:22 - 0:25身体の感覚があるので
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0:25 - 0:29痛みもあるし お腹もすくし
オルガスムもあります -
0:29 - 0:31さらに 感情があり
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0:31 - 0:34怒りや幸福を感じます
-
0:34 - 0:38記憶もあり 子どもの頃の場面が
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0:38 - 0:41目の前で再生されるのです
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0:41 - 0:45そして 常に意識の流れの
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0:45 - 0:50ナレーションが流れています
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0:50 - 0:55この映画の主人公は これらすべてを
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0:55 - 0:59直接経験するあなた自身なのです
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0:59 - 1:05この映画はあなたの
意識の流れそのものであり -
1:05 - 1:06つまり
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1:06 - 1:11心の中と世界における経験の主体なのです
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1:11 - 1:14意識とは人間の実存における
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1:14 - 1:16基本要素の1つです
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1:16 - 1:19誰でも意識があります
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1:19 - 1:21私たちは皆 内なる映画を持っているのです
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1:21 - 1:24あなたも あなたも あなたもです
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1:24 - 1:28私たちがこれより直接的に
知っているものは他にありません -
1:28 - 1:31少なくとも 私は自分の意識については
直接的に知っています -
1:31 - 1:35あなた方に意識があるかについては
はっきり分かりませんが -
1:35 - 1:39意識は人生を生きる価値のあるものに
してもくれます -
1:39 - 1:42意識がなかったら 生きることの
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1:42 - 1:46意味や価値は無くなってしまいます
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1:46 - 1:47しかし同時に
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1:47 - 1:51意識は宇宙で最も神秘的なものなのです
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1:51 - 1:54なぜ私たちには意識があるのでしょうか?
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1:54 - 1:56なぜ内なる映画があるのでしょうか?
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1:56 - 1:58どうして私たちは単に
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1:58 - 2:00インプットを処理して
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2:00 - 2:02アウトプットを作り出す
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2:02 - 2:06内なる映画などを経験しない
ロボットではないのでしょうか? -
2:06 - 2:09現時点では 誰もこれらの質問に
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2:09 - 2:11答えられません
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2:11 - 2:14意識を科学に融合させるためには
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2:14 - 2:19幾分過激な発想が必要かもしれません
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2:19 - 2:22意識の科学は
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2:22 - 2:24不可能だと言う人もいます
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2:24 - 2:28科学は本質的に客観的です
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2:28 - 2:31意識は本質的に主観的です
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2:31 - 2:36それゆえ意識の科学はあり得ないのです
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2:36 - 2:3920世紀の大半は そういう見解が
幅をきかせていました -
2:39 - 2:43心理学者は行動を客観的に研究し
-
2:43 - 2:47神経科学者は脳を客観的に
研究してきましたが -
2:47 - 2:50意識に言及した学者は かつていませんでした
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2:50 - 2:53TEDが始まった 30年前でさえ
-
2:53 - 2:55意識に関する科学的研究は
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2:55 - 2:58ほとんどなされていませんでした
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2:58 - 3:0020年前から
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3:00 - 3:03変化の兆しが見え始めました
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3:03 - 3:05フランシス・クリックのような神経科学者や
-
3:05 - 3:08ロジャー・ペンローズのような物理学者が
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3:08 - 3:10今こそ 科学が意識に
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3:10 - 3:13取り組む時だと言いました
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3:13 - 3:15それ以来 意識に関する
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3:15 - 3:18科学的研究が 急増し
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3:18 - 3:19大いに花開いています
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3:19 - 3:21この研究は素晴らしく偉大なものです
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3:21 - 3:23しかし これまでのところ
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3:23 - 3:27根本的な限界もありました
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3:27 - 3:29近年行われてきた
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3:29 - 3:31意識の科学の中心は
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3:31 - 3:34相関関係の探求―
-
3:34 - 3:37脳の特定の領域と
-
3:37 - 3:41特定の意識の状態との
相関関係の研究でした -
3:41 - 3:42こうした研究では
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3:42 - 3:44ナンシー・カンウィッシャーから
-
3:44 - 3:47素晴らしい成果の話を
たった今聞きました -
3:47 - 3:51このように理解はずっと進んでいて
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3:51 - 3:53例えば 意識的な経験に
-
3:53 - 3:56付随する脳の領域はよく理解されています
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3:56 - 4:00顔を見たり 痛みを感じたり
-
4:00 - 4:02幸せを感じたりするような領域です
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4:02 - 4:05しかし これは相関関係の科学から
抜け切れていません -
4:05 - 4:08科学的な説明には至らないのです
-
4:08 - 4:11これらの脳の領域が
-
4:11 - 4:15特定の意識的経験に付随することは
分かっているのですが -
4:15 - 4:18なぜそうであるのかは 分かっていないのです
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4:18 - 4:21こう申し上げましょう
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4:21 - 4:24神経科学によるこうした研究は
-
4:24 - 4:26答えが求められていた
意識についての -
4:26 - 4:28いくつかの問いに答えつつあります
-
4:28 - 4:32特定の脳の領域に関する問いや
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4:32 - 4:34それが何と相関しているかなどです
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4:34 - 4:37しかしある意味では それらは単純な問いです
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4:37 - 4:39神経科学者にとっては
大したことではありません -
4:39 - 4:42意識の問題となると単純ではありません
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4:42 - 4:46それなのに このテーマの核心である
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4:46 - 4:48真の謎に触れていないのです
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4:48 - 4:53脳内のすべての物理的処理は
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4:53 - 4:56なぜ意識を伴っているのでしょうか?
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4:56 - 4:59なぜ内なる主観的な映画があるのでしょうか?
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4:59 - 5:02今のところ 本当に何も分かっていません
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5:02 - 5:04数年あれば 神経科学で
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5:04 - 5:08解明できると思うかもしれません
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5:08 - 5:11突発的な現象のひとつとして
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5:11 - 5:16交通渋滞やハリケーンや人生のように
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5:16 - 5:19答えが見出されるでしょう
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5:19 - 5:21出現の典型的な例は
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5:21 - 5:24あらゆる突発的な行動です
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5:24 - 5:27交通渋滞がどのように起こり
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5:27 - 5:28ハリケーンがどのように機能し
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5:28 - 5:30生き物がどのように再生産したり
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5:30 - 5:34順応したり代謝するのかなど
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5:34 - 5:36客観的な働きに関する問いばかりです
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5:36 - 5:39人間の脳に当てはめれば
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5:39 - 5:41いくつかの行動や
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5:41 - 5:43人間の脳の機能を突発的な現象として
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5:43 - 5:44説明できるでしょう
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5:44 - 5:48例えば 歩き方 話し方 チェスの仕方などは
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5:48 - 5:50すべて行動に関する問いです
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5:50 - 5:52しかし 意識となると
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5:52 - 5:54行動についての問いは
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5:54 - 5:57単純な部類になります
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5:57 - 5:59難問に分類されるのは
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5:59 - 6:01一体 どうして
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6:01 - 6:03すべての行動が
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6:03 - 6:06主観的な経験を伴うのかという問いです
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6:06 - 6:08そして出現についての
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6:08 - 6:09標準的なバラダイムは―
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6:09 - 6:12神経科学の標準的なパラダイムでさえ
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6:12 - 6:17あまり言及していないのです
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6:17 - 6:20さて 私は唯物論的科学者だと思っています
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6:20 - 6:24私は意識をうまく説明できる
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6:24 - 6:27科学的理論を
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6:27 - 6:29長い間 探し求めており
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6:29 - 6:31意識について
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6:31 - 6:33純粋に物理用語で語れる理論を
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6:33 - 6:35求める中で
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6:35 - 6:36壁にぶち当たってきました
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6:36 - 6:38そして 体系的な理由から
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6:38 - 6:42うまくいかないのだという結論に達しました
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6:42 - 6:44話すと長くなりますが
-
6:44 - 6:46主要な考えは単純で
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6:46 - 6:49物理用語や脳科学的な言葉などの
-
6:49 - 6:51純粋に還元主義的な説明からは
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6:51 - 6:54体系の働き方や構造・力学
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6:54 - 6:56その結果である行動などの
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6:56 - 6:58説明が得られます
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6:58 - 7:00これらは単純な問い―
-
7:00 - 7:02行動や機能の仕方などには
適していますが -
7:02 - 7:06主観的な経験―
-
7:06 - 7:09なぜすべてが内側から
発せられるように感じるかなどは -
7:09 - 7:11まったく新しいものであり
-
7:11 - 7:15常にさらに深遠な問いなのです
-
7:15 - 7:21ここで行き詰ってしまいます
-
7:21 - 7:24説明が素晴らしいことに
繋がっており -
7:24 - 7:27私たちはそれに慣れています
物理が化学を説明し -
7:27 - 7:31化学が生物学を説明し
-
7:31 - 7:35生物学は心理学を部分的に
説明するというものです -
7:35 - 7:36しかし意識は
-
7:36 - 7:39この図式に当てはまりません
-
7:39 - 7:41かたや 私たちに意識があることは
-
7:41 - 7:43感覚与件です
-
7:43 - 7:44その一方 それを
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7:44 - 7:48科学的な世界観にどう当てはめてよいか
分かりません -
7:48 - 7:50だから 意識は現在では
-
7:50 - 7:52ある種 不合理な存在だと思います
-
7:52 - 7:54世界観に組み込む必要があるものの
-
7:54 - 7:58その方法が分からないのです
-
7:58 - 8:00このような不合理に直面したときには
-
8:00 - 8:03過激な発想がいるのかもしれません
-
8:03 - 8:06意識を科学的に
-
8:06 - 8:09理解するためには
-
8:09 - 8:12一見 クレージーに感じられるような
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8:12 - 8:14発想の1つや2つは必要かもしれません
-
8:14 - 8:15さて クレージーな発想の候補が
-
8:15 - 8:18いくつかあります
-
8:18 - 8:22今日ここにいる友人のダン・デネットは
その1つの持ち主です -
8:22 - 8:25ダンは意識に関する難題は
-
8:25 - 8:26存在しないと考えています
-
8:26 - 8:30内なる主観的な映画という考え方は
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8:30 - 8:34ある種の錯覚や混乱を伴っています
-
8:34 - 8:36実際 客観的な機能や脳の行動を
-
8:36 - 8:39説明しさえすればいいのであり
-
8:39 - 8:41そうすれば説明されるべきものは
-
8:41 - 8:44すべて説明されるのです
-
8:44 - 8:46説得力がありますね
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8:46 - 8:48意識に関して 純粋に還元主義的で
-
8:48 - 8:50脳科学的な理論を得たいのなら
-
8:50 - 8:53探究する必要のある
-
8:53 - 8:56過激な発想だと言えるでしょう
-
8:56 - 8:58同時に私や他の多くの人にとっても
-
8:58 - 9:00この見解はあまりにも単純に
-
9:00 - 9:02意識の感覚与件を否定しているので
-
9:02 - 9:04満足のいくものではありません
-
9:04 - 9:07別の方向に話を進めましょう
-
9:07 - 9:08残りの時間で
-
9:08 - 9:11発展する可能性のある2つの
クレージーな発想について -
9:11 - 9:15お話したいと思います
-
9:15 - 9:16最初のクレージーな発想は
-
9:16 - 9:21意識は基本的なものだとするものです
-
9:21 - 9:24物理学者は時折 宇宙のある側面を
-
9:24 - 9:26基本的構成単位として捉えます
-
9:26 - 9:30空間や時間 質量などです
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9:30 - 9:33それらは自らを支配する
基本的な法則を前提としています -
9:33 - 9:37重力の法則や量子力学などです
-
9:37 - 9:39これらの基本的特性や法則は
-
9:39 - 9:43それ以上基本的な概念で
説明することはできません -
9:43 - 9:45むしろ それらを根源的なものとして捉え
-
9:45 - 9:49そこから世界を築くのです
-
9:49 - 9:54時に 基本的な概念が増えることがあります
-
9:54 - 9:5619世紀にマクスウェルは
-
9:56 - 10:00電磁現象をすでに存在している
基本的な概念で -
10:00 - 10:02説明できないと思い至りました
-
10:02 - 10:05空間 時間 質量 ニュートンの法則も然りです
-
10:05 - 10:08そのため マクスウェルは電磁気の
-
10:08 - 10:09基本的な法則を仮定しました
-
10:09 - 10:12そして その法則が支配する
-
10:12 - 10:14基本的な要素として
-
10:14 - 10:16電荷を仮定しました
-
10:16 - 10:20これが意識に関して
-
10:20 - 10:21私たちの置かれた状況です
-
10:21 - 10:24空間や時間 質量や電荷などの
-
10:24 - 10:26すでに存在する基本的概念で
-
10:26 - 10:29意識を説明できないのなら
-
10:29 - 10:32論理的に言えば 基本的語彙を
増やさねばなりません -
10:32 - 10:35自然な考え方は
-
10:35 - 10:38意識そのものを基本的な概念―
-
10:38 - 10:41つまり自然を構成する
基本的な要素として仮定するものです -
10:41 - 10:44突然 科学的思考が
できなくなるわけではありません -
10:44 - 10:48むしろ意識に関して 科学的に
考える道を切り開いてくれるのです -
10:48 - 10:50そうなると 意識を支配する
-
10:50 - 10:53基本的な法則を学ぶ必要があります
-
10:53 - 10:55意識を他の基本的な概念―
-
10:55 - 10:58空間や時間 質量や物理的現象などと
-
10:58 - 11:01結びつけるものです
-
11:01 - 11:03時折 物理学者は
-
11:03 - 11:06私たちがTシャツの前面に書けるくらい
-
11:06 - 11:10単純な基本的法則を求めていると言います
-
11:10 - 11:11それは意識に関する状況に
-
11:11 - 11:13似ていると思います
-
11:13 - 11:16私たちもTシャツの前面に書けるくらい
-
11:16 - 11:18単純で基本的な法則を求めているのです
-
11:18 - 11:20どんな法則かは まだわかりませんが
-
11:20 - 11:24そういうものを求めているのです
-
11:24 - 11:262番目のクレージーな発想は
-
11:26 - 11:29意識は普遍的なものかもしれないとするものです
-
11:29 - 11:33万物には 程度の差こそあれ
-
11:33 - 11:36意識が存在します
-
11:36 - 11:39これは汎心論とも呼ばれています
-
11:39 - 11:42「汎」はあまねくという意味で
「心」は精神を意味しており -
11:42 - 11:44万物には意識があるとするものです
-
11:44 - 11:48人間だけでなく 犬やネズミやハエ―
-
11:48 - 11:51ロブ・ナイトの微生物や
-
11:51 - 11:53素粒子にもあるのです
-
11:53 - 11:56光子にさえ ある種の意識があります
-
11:56 - 11:59光子に知性があり 思考できるということでは
-
11:59 - 12:01ありません
-
12:01 - 12:02光子が「ああ いつも高速で
-
12:02 - 12:03移動してばかりで
-
12:03 - 12:07ゆっくり動いてバラの香りを
楽しむこともできない」と -
12:07 - 12:10思い悩んでいるということではないのです
-
12:10 - 12:12そんなことはありません
-
12:12 - 12:15光子にも何らかの
-
12:15 - 12:18未熟な主観的感情があり
-
12:18 - 12:22意識の先駆けのようなものを
持っているかもしれないということです -
12:22 - 12:25ちょっと変に思われるかもしれません
-
12:25 - 12:27こんなクレージーなことを
どうして考えるのでしょうか? -
12:27 - 12:31その動機の一部は
意識は基本的な概念であるという -
12:31 - 12:331つ目のクレージーな考えから生じています
-
12:33 - 12:37意識が 空間や時間や質量のように
基本的なものであるなら -
12:37 - 12:40意識が普遍的であり そういうものなのだと
-
12:40 - 12:42考えるのは自然なことです
-
12:42 - 12:44この発想が私たちにとって
-
12:44 - 12:46直観的でないとしても
-
12:46 - 12:49人間の精神が より深く
-
12:49 - 12:50自然と結びついている
-
12:50 - 12:52文化圏の人々にとっては
-
12:52 - 12:55さほど直観に反することではないというのも
言及するに値するでしょう -
12:55 - 12:59さらに深い動機は意識を
物理現象と結びつける -
12:59 - 13:01基本的法則を見出すための
-
13:01 - 13:03最も単純かつ強力な方法は
-
13:03 - 13:05意識と情報を結びつける
-
13:05 - 13:08という発想に起因しています
-
13:08 - 13:10情報処理が行われるところにはどこでも
-
13:10 - 13:11意識があるのです
-
13:11 - 13:14人間が行うような複雑な情報処理には
-
13:14 - 13:15複雑な意識が伴います
-
13:15 - 13:17単純な情報処理には
-
13:17 - 13:19単純な意識があります
-
13:19 - 13:22非常に期待が持てることには 近年
-
13:22 - 13:25神経科学者のジュリオ・トノーニが
-
13:25 - 13:26こうした理論を
-
13:26 - 13:28数学の理論を用いて
-
13:28 - 13:30大きく発展させました
-
13:30 - 13:32トノーニには彼がファイと呼ぶ
-
13:32 - 13:33情報を統合する
-
13:33 - 13:35数学的な方法論がありました
-
13:35 - 13:37これはシステム内で統合された
-
13:37 - 13:38情報量を計るものです
-
13:38 - 13:41トノーニはファイが
-
13:41 - 13:42意識を伴うと考えました
-
13:42 - 13:44それゆえ 人間の脳内では
-
13:44 - 13:46膨大な情報統合が行われるため
-
13:46 - 13:48高度なファイがあることになり
-
13:48 - 13:50かなりの意識が存在します
-
13:50 - 13:53マウスにおいては中程度とはいえ
かなりの情報統合が -
13:53 - 13:54行われるので
-
13:54 - 13:56相当な程度の意識があるといえます
-
13:56 - 13:59しかし 虫や
-
13:59 - 14:02微生物や粒子レベルになると
-
14:02 - 14:04ファイの量は低下します
-
14:04 - 14:06情報統合の量が低下しても
-
14:06 - 14:08ゼロにはなりません
-
14:08 - 14:10トノーニの理論によると
-
14:10 - 14:12意識の程度はまったくのゼロには
-
14:12 - 14:14ならないのだといいます
-
14:14 - 14:16事実上 トノーニは意識に関する
基本的法則を -
14:16 - 14:19提案しています つまり 高度なファイには
高度な意識が宿るのです -
14:19 - 14:22私にはこの理論が正しいのかどうか
分かりませんが -
14:22 - 14:25意識の科学では 今のところ
-
14:25 - 14:27有力な説かもしれません
-
14:27 - 14:29あらゆる科学データを統合するのに
-
14:29 - 14:31用いられており
-
14:31 - 14:34良い特性を持った説なので
-
14:34 - 14:37実際にTシャツの前面に書けるくらい単純です
-
14:37 - 14:40最後の動機は
-
14:40 - 14:42汎心論が意識を物質世界と統合するのに
-
14:42 - 14:45役立つかもしれないということです
-
14:45 - 14:48物理学者も哲学者も 度々物理が
不思議なほどに -
14:48 - 14:51抽象的であることに気づいてきました
-
14:51 - 14:53物理は多くの方程式を使って
-
14:53 - 14:55現実の構造を説明しますが
-
14:55 - 14:58その根底にある現実について
-
14:58 - 14:59説明することはありません
-
14:59 - 15:01スティーヴン・ホーキングが言うように
-
15:01 - 15:05何がこれらの方程式に
力を与えるのでしょうか? -
15:05 - 15:08汎心論者の見解では
-
15:08 - 15:11物理の方程式をそのまま
捨て置くことはできますが -
15:11 - 15:12意識の流れを説明するために
-
15:12 - 15:14用いることもできます
-
15:14 - 15:16物理の究極の目的は
-
15:16 - 15:18意識の流れを説明することなのです
-
15:18 - 15:20この見解において 意識こそが
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15:20 - 15:24方程式に力を与えるものです
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15:24 - 15:26その見解では 意識は物質世界の外へ
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15:26 - 15:27何か余分なものとして
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15:27 - 15:29ぶら下がることはありません
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15:29 - 15:32それはまさに中心に位置しているのです
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15:32 - 15:35この汎心論的見解は
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15:35 - 15:38私たちと自然との関係性を
変容させてしまう -
15:38 - 15:40可能性があります
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15:40 - 15:42そして非常に重要な社会的・道徳的結果を
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15:42 - 15:46もたらすかもしれません
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15:46 - 15:48これらの中には
直観的でないものもあるでしょう -
15:48 - 15:51私はかつて 意識のある物は
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15:51 - 15:54何も食べるべきではないと考えており
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15:54 - 15:56ベジタリアンになるべきだと思っていました
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15:56 - 15:59あなたが汎心論者で
そのような見解を持つなら -
15:59 - 16:02お腹が満たされないことでしょう
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16:02 - 16:03意識について考えると
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16:03 - 16:05あなたの物の見方は大きく変わるでしょう
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16:05 - 16:07しかし倫理的な目的や道徳的な考え方に
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16:07 - 16:08重要な事柄は
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16:08 - 16:12意識そのものというよりも
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16:12 - 16:16意識の程度や複雑さなのです
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16:16 - 16:17コンピュータなどの他のシステムにおける
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16:17 - 16:20意識について疑問を持つのは当然でしょう
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16:20 - 16:22映画『her/世界でひとつの彼女』の
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16:22 - 16:26サマンサのような人工知能型OSは
どうでしょうか? -
16:26 - 16:27彼女には意識がありますか?
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16:27 - 16:29仮に情報にもとづく
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16:29 - 16:30汎心論的な見方をするなら
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16:30 - 16:33サマンサは複雑な情報の処理と
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16:33 - 16:35統合を行うので
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16:35 - 16:37彼女には意識が「ある」という答えが
導き出せそうです -
16:37 - 16:40もしそれが正しいのなら
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16:40 - 16:43人工知能型OS開発や
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16:43 - 16:46それらの電源を落とすことについての倫理が
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16:46 - 16:49深刻な倫理問題となるでしょう
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16:49 - 16:51最後に 地球全体としての
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16:51 - 16:53意識について
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16:53 - 16:55問いを抱くかもしれません
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16:55 - 16:58カナダには意識があるのでしょうか?
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16:58 - 17:00あるいは もっと身近なレベルで
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17:00 - 17:01TEDカンファレンスの
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17:01 - 17:04聴衆のようにまとまった集団はどうでしょう?
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17:04 - 17:07今 私たちはTEDグループとしての
意識を持ち -
17:07 - 17:09このTEDグループでの
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17:09 - 17:11内なる映画を見ているのでしょうか?
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17:11 - 17:13それは個々人の内なる映画とは
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17:13 - 17:14違うのでしょうか?
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17:14 - 17:16その答えは分かりませんが
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17:16 - 17:18少なくとも真剣に捉える
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17:18 - 17:20価値のある問いだと思います
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17:20 - 17:22さて この汎心論的見解は
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17:22 - 17:24極端なものですし
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17:24 - 17:26正しいかどうか分かりません
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17:26 - 17:28私は実は意識を基本的な概念だとする
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17:28 - 17:301番目のクレージーな発想の方が
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17:30 - 17:322番目に紹介した
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17:32 - 17:34意識を普遍的なものとするものより
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17:34 - 17:36正しいのではと思っています
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17:36 - 17:38なぜなら その見解は多くの疑問と
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17:38 - 17:40多くの難題を生むからです
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17:40 - 17:41例えば いかにほんの小さな
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17:41 - 17:43意識が集まって
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17:43 - 17:45私たちが理解しこよなく愛する
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17:45 - 17:47複雑な意識となるのかなどです
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17:47 - 17:49これらの質問に答えられたなら
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17:49 - 17:50重要な意識に関する理論を
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17:50 - 17:54確立できるかもしれません
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17:54 - 17:57上手くいかなくとも これは科学と哲学において
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17:57 - 17:59最も難解な問いなのです
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17:59 - 18:02一晩で解くことはできません
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18:02 - 18:06でも最終的には必ず解明されると思います
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18:06 - 18:09意識を理解することが
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18:09 - 18:11宇宙を理解したり
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18:11 - 18:14私たちの自己を理解したりする
真の鍵となるのです -
18:14 - 18:17それに必要なのは適切な
クレージーな発想なのかもしれません -
18:17 - 18:19ありがとうございました
-
18:19 - 18:20(拍手)
- Title:
- あなたは意識をどう説明しますか?
- Speaker:
- デイヴィッド・チャーマーズ
- Description:
-
哲学者のデイヴィッド・チャーマーズは「意識は私たちの実存における重要な側面である」と言います。「意識以上に私たちがより直接的に知っているものはありません…しかし、同時に宇宙において最も神秘的な現象でもあるのです」 チャーマーズは私たちの頭の中で再生されている映画について考える方法をいくつか教えてくれます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:37
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for How do you explain consciousness? | ||
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Moe Shoji accepted Japanese subtitles for How do you explain consciousness? | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for How do you explain consciousness? |