学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため
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0:01 - 0:05私が2010年にモット・ホール・
ブリッジズ・アカデミーを開校した時の -
0:06 - 0:08目標はシンプルでした
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0:09 - 0:12「学校を開き
刑務所を閉鎖すること」です -
0:13 - 0:16大胆な目標だと言う人もいましたが
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0:16 - 0:19それは この学校が
ブルックリンのブラウンズビル地区 — -
0:20 - 0:23ニューヨーク市の中でも
最も行政サービスが行き届かず -
0:23 - 0:25暴力がはびこる地域にあったからです
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0:26 - 0:30貧困率が高い 都市部の学校の多くと同様に
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0:30 - 0:33無数の難題があります
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0:33 - 0:36例えば 恵まれない地域につきものの
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0:36 - 0:39複雑な状況に共感できる
教員を見つけることや -
0:40 - 0:43テクノロジーにかける予算の不足
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0:43 - 0:45子供に対する保護者の関心の薄さ
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0:45 - 0:51そして 4年生すら勧誘する
地域のギャングです -
0:53 - 0:55そんな場所で私は
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0:55 - 1:01学区指定の公立中学校を開設し
校長になりましたが -
1:02 - 1:05最初は子供が45人しかいませんでした
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1:06 - 1:09生徒の30%に特別支援が必要でした
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1:10 - 1:1386%が国語と数学で
学年の水準に -
1:13 - 1:15達していませんでした
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1:16 - 1:20そして100%が 貧困レベルを
下回る生活を送っていました -
1:21 - 1:26そんな子供たちが学校にも来ずに
どうすれば学べるというのでしょう? -
1:27 - 1:29そして 学んでいないとしたら
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1:29 - 1:30彼らの将来は どうなるのでしょう?
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1:31 - 1:3613歳の男子生徒に尋ねてみれば
その答えは明らかでした -
1:36 - 1:38「あなた —
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1:38 - 1:415年後に自分は
どうなっていると思う?」 -
1:42 - 1:43生徒の答えは こうです
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1:44 - 1:46「それまで生きていられるか
わからない」 -
1:47 - 1:50女子生徒に話を聞くと
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1:51 - 1:56ファーストフード店で働くのが
人生の目標だと言うのです -
1:57 - 1:59私には 到底受け入れられませんでした
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2:00 - 2:03同時に はっきりしていたのは
生徒には 自分の近所の外に -
2:03 - 2:05広大なチャンスがあることが
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2:05 - 2:08わかっていないということでした
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2:09 - 2:14我が校では生徒を「学徒」と呼びますが
それは彼らが生涯 学び続けるからです -
2:15 - 2:16学徒たちが今日学んだスキルは
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2:16 - 2:20大学進学や就職の準備に
つながります -
2:21 - 2:25私がスクールカラーに
高貴な色である紫と黒を選んだ理由は -
2:26 - 2:31学徒たちに 自分が偉大な者の子孫であり
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2:31 - 2:32教育を通して自分たちが
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2:32 - 2:34未来のエンジニアにも
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2:35 - 2:36科学者にも
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2:36 - 2:37起業家にも そして
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2:37 - 2:42この世界を継ぐ指導者にもなれるし
将来そうなることに気づかせるためです -
2:43 - 2:44これまでに
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2:44 - 2:483クラスを卒業させ
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2:48 - 2:4998%の —
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2:49 - 2:53(拍手)
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2:58 - 3:0198%の卒業率を誇っています
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3:02 - 3:05卒業生は200人近くに上り
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3:05 - 3:08ニューヨーク市でも
最も優秀な いくつかの高等学校に -
3:08 - 3:10進学しています
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3:10 - 3:15(拍手)
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3:18 - 3:201月の ある寒い日のこと
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3:21 - 3:25本校の学徒ヴィダル・シャスタネットは
ブランドン・スタントンという -
3:25 - 3:29人気ブログ『Humans of New York』を
作った人に出会いました -
3:30 - 3:34ブランドンは 彼の話を掲載しました
ブラウンズビル出身のヴィダルは -
3:34 - 3:37これまで暴力を間近で見てきて
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3:38 - 3:42屋上から男性が突き落とされるところを
目撃したこともありますが -
3:42 - 3:46そんな中でさえ 彼は
子供たち全員を信頼する学校を開いた -
3:46 - 3:49校長から影響を受けている
という内容の記事です -
3:50 - 3:56ヴィダルが体現しているのは
たくさんの恵まれない子供たちが -
3:56 - 3:58必死に生きようとする物語で
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3:59 - 4:03だからこそ 私たちは教育を
優先しなければならないのです -
4:04 - 4:07ブランドンの記事は
世界的な反響を呼び -
4:07 - 4:10何百万人の人生に影響を与えました
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4:11 - 4:15その結果 140万ドルの寄付が集まり
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4:15 - 4:21そのおかげで
学徒たちは大学へ見学に行ったり -
4:22 - 4:24夏の科学技術・芸術・数学講座に
参加したり -
4:24 - 4:27大学奨学金を受けられるようになりました
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4:28 - 4:29ぜひ理解して欲しいのは
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4:29 - 4:34ブラウンズビル出身の200人の学徒が
ハーバード大を訪れた その時 -
4:35 - 4:37彼らは
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4:37 - 4:41自分で大学を選ぶことが
本当に可能だと知ったことです -
4:42 - 4:46そして 恵まれない地域で
育ってきたせいで -
4:46 - 4:49不可能と思われたことが
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4:49 - 4:52希望と目標に変わっていったのです
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4:53 - 4:58学校現場では教育の革命が起きていて
そこに関わっているのは -
4:59 - 5:03愛情を注ぎ
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5:03 - 5:05規律と 支援と
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5:05 - 5:06知識を与える大人です
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5:07 - 5:10子供に夢を与えるのは
こういったことなのです -
5:11 - 5:13でも簡単なことではありません
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5:14 - 5:16教育システムが完璧ではないのに
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5:17 - 5:20求められるものは多いのです
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5:21 - 5:24それでも私のところには
活力に満ちた教育者集団がいて -
5:25 - 5:29チームとして協働し
最高のカリキュラムを見極めています -
5:30 - 5:32スタッフは授業時間以外も使い
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5:32 - 5:34週末も登校し
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5:34 - 5:38学校に教材がなければ
私費を投じて手に入れることも -
5:39 - 5:41少なくありません
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5:42 - 5:44私は校長として
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5:44 - 5:47自分が求めるものの達成度を
点検する必要があります -
5:47 - 5:49だから教室に顔を出し
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5:50 - 5:53授業を参観して
フィードバックします -
5:53 - 5:56我が校が成功したように
先生たちにも成功して欲しいと -
5:56 - 5:59思っているからです
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6:00 - 6:04先生たちは 毎日
私に連絡を取れるようになっていて -
6:04 - 6:07みんな私の携帯の
番号を知っています -
6:07 - 6:10本校の学徒たちと
卒業生にも知らせています -
6:10 - 6:13それがおそらく
電話やテキストメッセージが -
6:13 - 6:14午前3時に来る理由でしょう
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6:14 - 6:16(笑)
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6:16 - 6:19ただ 私たちは繋がることで
成功を目指していますし -
6:19 - 6:21優れた指導者とは
そういうものなのです -
6:22 - 6:26私たちの教室にいるのは
明日の未来です -
6:26 - 6:28そして私たちには
彼らに対する責任があります -
6:30 - 6:32「私たち」とは ここにいる全員 —
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6:32 - 6:34そして今 画面を見ている全員です
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6:35 - 6:37私たちは子供の素晴らしい才能を信じ
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6:38 - 6:41子供に教えることを通じて
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6:41 - 6:45教育に本当の力があることに
気づかせる義務があるのです -
6:46 - 6:47ありがとう
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6:47 - 6:57(拍手)
- Title:
- 学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため
- Speaker:
- ナディア・ロペス
- Description:
-
私たちにとって子供たちは未来であり、子供自身がそれを信じることはとても重要です。ナディア・ロペスがニューヨーク市で最も行政サービスが行き届かず、暴力がはびこるブルックリンのブラウンズビル地区に学問のオアシスを開いた理由はそこにあります。彼女は子供たち全員の素晴らしい才能と能力を信じているのです。モット・ホール・ブリッジズ・アカデミー初代校長の(そしてブログ『Humans of New York』で有名になった)彼女は、私たちに元気を与えてくれる短い話を通して、「学徒たち」が自分と家族の明るい未来を描くために、どのように手を差し伸べているかを語ります。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 07:10
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