育てる漁業論争
-
0:01 - 0:03私は地球で
もっとも背が高い人たちの子孫で -
0:03 - 0:04そう オランダ人です
-
0:05 - 0:07常にそうだったわけではないですが
-
0:07 - 0:10実際 世界中で
人々の身長は高くなってきています -
0:10 - 0:12過去150年にわたり
-
0:12 - 0:13先進国では
-
0:13 - 0:16平均して身長は
10cmも高くなりました -
0:16 - 0:19科学者たちは 原因について
様々な説があるようですが -
0:19 - 0:21ほぼすべての説で
栄養摂取が関係していると -
0:21 - 0:24すなわち 乳製品と肉類の
摂取量の増加です -
0:24 - 0:26この50年間で
-
0:26 - 0:29世界の肉類の消費は
7100万トンから3億1000万トンと -
0:29 - 0:324倍以上にもなりました
-
0:33 - 0:36同じようなことが
牛乳と卵にもいえるでしょう -
0:36 - 0:41どの社会においても収入が上がれば
タンパク質の消費も増えるのです -
0:41 - 0:44ご存知の通り 世界的に
私たちは豊かになってきています -
0:44 - 0:47中流階級の増加により
地球上の人口は -
0:47 - 0:522050年には現在の70億人が
97億人に達するでしょう -
0:52 - 0:54つまり 2050年までに
-
0:54 - 0:56現在人間が賄っているより
最低でもさらに70%のタンパク質が -
0:56 - 0:59必要になるだろうということです
-
0:59 - 1:02直近の国連の予測では
今世紀の終わりまでに -
1:02 - 1:05人口は110億人にまでなるとされ
-
1:05 - 1:08これまで以上にタンパク質が
必要だということを意味しています -
1:09 - 1:11これは重要な課題であり
-
1:11 - 1:12そのため 最近
-
1:12 - 1:16アングリア・ラスキン大学のGSIチームは
-
1:16 - 1:18もし 私たちがこのまま
世界的に政策や -
1:18 - 1:19食料生産システムを変えない限り
-
1:19 - 1:23この社会は30年以内に
実際に崩壊するに違いないと警告しました -
1:24 - 1:28今のところ海は主要な
動物性タンパク質の供給源として -
1:28 - 1:3226億人以上の人々が
日々頼りにしています -
1:33 - 1:34それと同時に
-
1:34 - 1:37世界全体で漁業生産量は
持続的な供給が可能な量の -
1:37 - 1:402.5倍となっており
つまり 人類は -
1:40 - 1:42海が回復可能な量以上の魚を
-
1:42 - 1:45漁獲しているということなのです
-
1:45 - 1:49WWFが最近発表した報告書では
この40年間だけで -
1:49 - 1:53世界中の海洋生物は
ほぼ半減したと指摘しました -
1:53 - 1:57また 別の報告書では
大型の捕食魚である -
1:57 - 2:00メカジキやクロマグロは
-
2:00 - 2:031950年代以降 90%以上が
姿を消したとしています -
2:04 - 2:07地球規模で
より実践的で 適切に管理するための -
2:07 - 2:11持続可能な漁業における
すぐれた取り組みが沢山あります -
2:11 - 2:12ですが 結局のところ
-
2:12 - 2:17これらの取り組みは現在の漁獲量を
一定に保つことに向かっているにすぎません -
2:17 - 2:17例え
-
2:17 - 2:19最も適切な管理漁業だとしても
-
2:19 - 2:22私たちが海から現在よりも
多く漁獲できる -
2:22 - 2:23見込みはないのです
-
2:23 - 2:26海からの乱獲は
やめなければならないのです -
2:26 - 2:29圧力は軽減する必要があります
-
2:29 - 2:30そして 私たちはまさに
-
2:30 - 2:33これ以上の過剰生産を強いれば
完全に崩壊するかもしれない -
2:33 - 2:34という分岐点にいるのです
-
2:35 - 2:40現在のシステムでは増加し続ける
世界中の人口は養えません -
2:41 - 2:42では どう改善したら?
-
2:42 - 2:45わずか35年で訪れる世界―
さらに27億人もの私たち人類が -
2:45 - 2:49同じ量の食料資源を分け合う世界は
どのようなものなのでしょう -
2:49 - 2:51皆がベジタリアンになる
-
2:51 - 2:53とても良い考えのようですが
-
2:53 - 2:54現実的ではありません
-
2:54 - 2:56世界的に義務づけるのは
途方もなく難しいでしょう -
2:57 - 3:00人々は好むと好まざるとに関わらず
動物性タンパク質を口にしているのです -
3:01 - 3:02私たちがこれまでのやり方を変えず
-
3:02 - 3:04同じことを続ければ
-
3:04 - 3:06需要を満たすことなど出来ないでしょう
-
3:06 - 3:08WWFの最近の報告によると
-
3:08 - 3:138億人もの人々が
栄養失調と食糧不足に苦しんでいます -
3:13 - 3:16世界的な人口の増加と
水、エネルギーや土地などの資源が -
3:16 - 3:20十分に得られないためです
-
3:21 - 3:23地球規模での混乱、暴動
-
3:23 - 3:28さらなる栄養失調に苦しむ世界が
容易に想像できるのではないでしょうか -
3:28 - 3:30人々は飢えているのです
-
3:30 - 3:33私たちは危険なまでに
天然資源がなくなりつつあるのです -
3:33 - 3:35あまりにも沢山の理由から
-
3:35 - 3:38世界的に食料生産システムを
変えなくてはなりません -
3:38 - 3:40もっとうまくやらなくては―
-
3:40 - 3:41打開策はあるのです
-
3:41 - 3:43その打開策とは水産養殖にあります
-
3:44 - 3:47魚、海藻、貝類、甲殻類を育てるのです
-
3:48 - 3:50偉大な海のヒーロー
ジャック・クストーはかつて -
3:50 - 3:53「海を猟師のようにではなく
農民のように使う時が来た -
3:53 - 3:57文明社会とはそういうもので
狩猟採集ではなく農耕なのだ」と言いました -
3:57 - 4:00魚だけが
私たちが未だに獲る食べ物です -
4:00 - 4:04このようなフレーズを
よく聞くのはなぜでしょうね -
4:04 - 4:05「養殖魚を食べるには人生は短すぎる」
-
4:05 - 4:07「やっぱり 天然の魚に限る!」
-
4:07 - 4:09私たちは 魚に関して
実質的には何も知らないのでは? -
4:09 - 4:12これまで何を食べてきたかを
知る由もないし -
4:12 - 4:14どんな汚染に出くわしたかも
わからないでしょう -
4:14 - 4:16大型の捕食魚だとしたら
-
4:16 - 4:18福島の沿岸を通り抜けて
来たばかりかもしれません -
4:18 - 4:20私たちにはわかりません
-
4:20 - 4:21極少数の人だけが
-
4:21 - 4:25水産物のトレーサビリティは
獲った人までしかたどり着けない -
4:25 - 4:27という事に気づいています
-
4:27 - 4:28少し話を戻して
-
4:28 - 4:31なぜ魚がベストな
選択なのかをお話しましょう -
4:31 - 4:32魚は健康的で
-
4:32 - 4:33心臓病を予防しますし
-
4:33 - 4:35重要なアミノ酸やオメガ3などの
-
4:35 - 4:37必須脂肪酸も供給します
-
4:37 - 4:40他のどの種類の肉類とも
非常に異なるものです -
4:40 - 4:42身体に良いことの他にも
-
4:42 - 4:44もっと多様だという点も
ワクワクするところです -
4:44 - 4:48考えてみてください―
ほとんどの畜産はかなり単調なものです -
4:48 - 4:50牛は牛だし、羊は羊、豚は豚
-
4:50 - 4:54家禽は―七面鳥、鴨、鶏
だいたいそんなところです -
4:54 - 4:59魚においては 現在500種ほどが
養殖されています -
4:59 - 5:02西洋のスーパーマーケットの棚には
反映されていませんが -
5:02 - 5:03それは置いておくとして
-
5:03 - 5:06魚は非常に健康的な方法で
養殖が可能なのです -
5:06 - 5:09私たちにも 地球にも
魚のためにも良いことなのです -
5:10 - 5:12魚に取りつかれた人みたいですね
-
5:12 - 5:14(笑)
-
5:14 - 5:15説明させてください
-
5:15 - 5:18聡明なパートナーで妻でもある
エイミー・ノヴォグランツと私は -
5:18 - 5:20数年前に水産養殖に関わっていました
-
5:21 - 5:232009年にTED Prizeを受賞した
-
5:23 - 5:25シルヴィア・アールに感銘を受けたからです
-
5:25 - 5:28エイミーと私はガラパゴスでの
Misson Blue Iで出会いました -
5:29 - 5:31エイミーはTED Prizeの
ディレクターとして -
5:31 - 5:34私はオランダからの企業家であり
ダイビングと海を愛する -
5:34 - 5:37懸念する市民として参加をしていました
-
5:37 - 5:40Mission Blueは
人生を変えました -
5:40 - 5:41私たちは恋に落ち
-
5:41 - 5:42結婚しました
-
5:42 - 5:45大いに刺激を受け
ガラパゴスを離れた私たちは -
5:45 - 5:48海洋保全のために
何かをしたいと考えていました -
5:48 - 5:50長く続き
-
5:50 - 5:52真に変化を起こせる何か
-
5:52 - 5:55そして エイミーと私が共にできることを
-
5:56 - 5:59それが 魚の養殖へとつながっているとは
思ってもいませんでしたが -
6:00 - 6:02私たちが船を下りて数か月後
-
6:02 - 6:04Conservation Internationalでの
会議に参加する機会があり -
6:04 - 6:08WorldFishの会長が水産養殖について
話をしていました -
6:08 - 6:12環境問題専門家で満員の部屋で
養殖について考えなおすよう -
6:12 - 6:14何が起きているのかに気付いて
-
6:14 - 6:15関わってほしいと要請していました
-
6:15 - 6:18水産養殖は海とたくさんの人々が
-
6:18 - 6:21必要としているものになり得る
可能性があるからです -
6:21 - 6:23統計を聞いた時には愕然としました
-
6:23 - 6:26水産業については
ほとんど何も知らなかったですし -
6:26 - 6:29良くするために手伝えることを
楽しみにしていました -
6:29 - 6:31統計に関して言えば―
-
6:31 - 6:34現在 世界的に
消費されている魚の量は -
6:34 - 6:36天然のものと養殖のものを合わせて
-
6:36 - 6:38昨年 地球で生産された
牛肉の総量よりも -
6:38 - 6:402倍のトン数になります
-
6:40 - 6:42小さいのも大きいのも
-
6:42 - 6:44ありとあらゆる漁船を合わせると
-
6:44 - 6:48世界中で約6500万トンもの
人間が食べるための -
6:48 - 6:50天然シーフードを生産しています
-
6:51 - 6:52水産養殖では今年
-
6:52 - 6:54歴史上で初めて
-
6:54 - 6:56天然物よりも多くの水産物を
実際に生産しました -
6:57 - 6:58しかし 今度は
-
6:58 - 6:59需要は高まるばかりです
-
7:00 - 7:0235年以内に
-
7:02 - 7:07私たちはさらに8,500万トンもの
需要を満たす必要があるのです -
7:07 - 7:09世界中で海から獲られている量の
-
7:09 - 7:12ほぼ1.5倍の量です
-
7:13 - 7:14膨大な数字ですね
-
7:15 - 7:18もう海からは何も出てこないと
見なしたほうがよいでしょう -
7:18 - 7:20育てる漁業からでなければ
-
7:20 - 7:21では養殖について話しましょう
-
7:22 - 7:23養殖には資源がいります
-
7:24 - 7:27人間が成長し生きるのには
食べる必要がありますが -
7:27 - 7:29それは動物も同じです
-
7:29 - 7:321キロほどの肉を製造するため
-
7:32 - 7:34牛なら8キロほどの飼料と
-
7:34 - 7:36約16,000ℓ の水が必要になります
-
7:37 - 7:39専門家たちも地球の住人すべてに
-
7:39 - 7:42いきわたる牛肉を製造するのは
不可能としています -
7:42 - 7:45私たちには十分な飼料も水もありません
-
7:45 - 7:47そのための 熱帯雨林伐採は
続けられません -
7:47 - 7:51新鮮な水―
地球の供給できる量は限られています -
7:51 - 7:53私たち人間が この惑星で生きていくには
-
7:53 - 7:56より効率的な何かが必要なのです
-
7:57 - 7:59では 養殖と比べてみましょうか
-
7:59 - 8:031キロの魚は1キロの餌だけで
育てることが出来ます -
8:03 - 8:05種類によりますが もっと少ないものも
-
8:06 - 8:07どうしてでしょうか?
-
8:08 - 8:11そうですね なぜかと言うと
まず第一に 魚は浮くからです -
8:11 - 8:14人間のように一日中
重力に抵抗して立ってなくても良いのです -
8:15 - 8:17ほとんどの魚は冷血動物ですから
-
8:17 - 8:18温まる必要もないし
-
8:18 - 8:19魚は寒がるんです
-
8:19 - 8:21(笑)
-
8:21 - 8:23意外だとは思いますが
-
8:23 - 8:24水はほんの少しだけ必要です
-
8:24 - 8:25言ってみれば
-
8:25 - 8:28中で泳いだとしても 飲みはしないのです
-
8:28 - 8:32魚は人間にとって最も資源効率化された
動物タンパク質なのです -
8:32 - 8:34昆虫は別にしてですが
-
8:35 - 8:37私たちがあれから学んだのは―
-
8:37 - 8:41例えば 人間の食用として
毎年6,500万トンほどが -
8:41 - 8:43漁獲されますが
-
8:43 - 8:47実はさらに3,000万トンが
餌用として獲られます -
8:47 - 8:50イワシやアンチョビなどが
水産養殖産業のために -
8:50 - 8:52魚粉や魚油に加工されています
-
8:53 - 8:54狂気の沙汰です
-
8:55 - 8:58世界中で 65%の漁業は
適切な管理がされておらず -
8:58 - 9:01我々の抱える深刻な問題のいくつかは
そこに繋がっています -
9:01 - 9:02海を破壊しているのです
-
9:02 - 9:05漁師の奴隷的労働の問題も
ここに繋がっているのです -
9:06 - 9:09最近のスタンフォード大からの記事では
-
9:09 - 9:11世界の水産養殖産業の50%が
-
9:11 - 9:13魚粉を使うのを止めたら
-
9:13 - 9:14海は無事だというのです
-
9:15 - 9:16そのことを 少し考えてみてください
-
9:17 - 9:20私たちは海にはもっと多くの問題が
あるとはわかっています― -
9:20 - 9:22汚染もありますし
海水の酸性化 -
9:22 - 9:24サンゴ礁の破壊なども
-
9:24 - 9:27漁業の影響をはっきりと示しています
-
9:27 - 9:29すべてがいかに
相互に関連しあっているかも -
9:30 - 9:33漁業、水産養殖、森林伐採
-
9:33 - 9:36気候変動、食の安全などです
-
9:37 - 9:38代替手段を求めて
-
9:38 - 9:40この産業は 大幅に変化して
-
9:40 - 9:43大豆などの 植物性の代替品
-
9:43 - 9:45養鶏場からの鶏ふん
-
9:46 - 9:47屠畜場からの血粉などの利用に
-
9:47 - 9:49立ち戻りました
-
9:49 - 9:51この選択がなぜなされたかは
理解は出来ますが -
9:51 - 9:53正しいアプローチとは言えないでしょう
-
9:53 - 9:55持続可能ではないですし
-
9:55 - 9:56健康的でもありません
-
9:56 - 9:58今まで海の底で鶏を見たことがあります?
-
9:58 - 10:00ないですよね
-
10:00 - 10:02もし鮭に大豆だけを食べさせたら
-
10:02 - 10:04本当に破裂してしまいますよ
-
10:04 - 10:06鮭は肉食で
-
10:06 - 10:08大豆を消化など出来ません
-
10:09 - 10:11養殖は群を抜いて
-
10:11 - 10:14人間にとって最適な
飼養といえるでしょう -
10:14 - 10:16ですがあまりにも悪い評判があるのです
-
10:16 - 10:19とんでもない量の
化学物質が使われてるとか -
10:19 - 10:22ウィルスや病気を
天然魚にうつしているとか -
10:22 - 10:24生態系の破壊に汚染
-
10:24 - 10:26逃げ出した魚と
野生種との交配が -
10:26 - 10:28遺伝子に与える影響
-
10:28 - 10:31そしてもちろん お話しした通り
-
10:31 - 10:33持続的でない餌の原料も
-
10:33 - 10:35お皿の上の食べ物を
-
10:35 - 10:37ただ美味しくいただけた頃は
何て良いものだったのでしょう -
10:37 - 10:38何だとしても
-
10:39 - 10:40知ってしまったら
-
10:40 - 10:42もう戻れはしないのです
-
10:42 - 10:43楽しくはないですね
-
10:43 - 10:46健康的な食べ物を生産する
信用し得る 透明性の高い -
10:46 - 10:48食料システムがまさに必要なのです
-
10:49 - 10:50でも 良いニュースもあって
-
10:50 - 10:53数十年にもわたる
開発と研究の成果により -
10:53 - 10:55新しいテクノロジーと知識を使って
はるかに良いやり方が -
10:55 - 10:57出来るようになりました
-
10:57 - 11:00私たちは現在これらの問題なしに
魚を育てられるのです -
11:01 - 11:03緑の革命の前の農業について考えました―
-
11:03 - 11:06私たちは水産養殖と青の革命
-
11:08 - 11:09新しいテクノロジーとは
-
11:09 - 11:13最小限のフットプリントで
完全に自然な魚の餌を -
11:13 - 11:14生産できるということ
-
11:14 - 11:18微生物、昆虫、海藻、
微細藻類からできています -
11:19 - 11:20人間にとって健康的で
-
11:20 - 11:21魚にとっても健康的
-
11:21 - 11:23地球にとっても健康的です
-
11:23 - 11:24微生物などは
-
11:24 - 11:27高級な魚粉の完璧な代替品になれますね
-
11:27 - 11:28しかも大規模に
-
11:29 - 11:31昆虫は―
-
11:31 - 11:33まず第一に 完全なリサイクルかと
-
11:33 - 11:35残飯を餌に育ちますから
-
11:35 - 11:36また第二に
-
11:36 - 11:37フライフィッシングを考えると
-
11:37 - 11:40昆虫を魚の餌として使うのは
とても論理的なことですね -
11:41 - 11:43広い土地もいらないですし
-
11:43 - 11:45熱帯雨林を伐採する必要もないのです
-
11:46 - 11:49微生物と昆虫は実際に
もっと水を作ってくれます -
11:50 - 11:52すでに革命は始まっていますが
-
11:52 - 11:53さらなる規模が必要とされています
-
11:54 - 11:58私たちはこれまで以上に多数の
種を育てることが出来るのです -
11:58 - 12:01管理され 自然な状態の
ハッピーな魚を作るのです -
12:02 - 12:03私が考えるのは例えば
-
12:03 - 12:09昆虫を育てるよりも効率的に機能する
クローズドシステム -
12:09 - 12:12ほとんどもしくは全く廃棄物も出さず
-
12:12 - 12:13エネルギーも水もほとんど使わず
-
12:14 - 12:16自然な餌を最小限のフットプリントで
-
12:16 - 12:19健康的で幸せな
美味しい魚を生産するのです -
12:19 - 12:22または自然の生態系を模倣し
10種ほどの魚を -
12:22 - 12:24一緒に育てるシステムなど
-
12:24 - 12:25一緒に育てるシステムなど
-
12:26 - 12:27餌もフットプリントも
-
12:27 - 12:29最小限で済みます
-
12:29 - 12:32海藻が魚の老廃物で育つことなどを
例として考えてみてください -
12:34 - 12:37素晴しいテクノロジーが世界中で
どんどん出てきていますしね -
12:38 - 12:40病気対策の別の手法なら
-
12:40 - 12:43抗生物質や化学製品に頼らなくて済みます
-
12:43 - 12:46魚の空腹時を感知して
自動で給餌するシステムで -
12:46 - 12:50餌の節約ができ
汚染も抑えることができます -
12:50 - 12:53ソフトウェアが養殖場から
データを集めて -
12:53 - 12:55適切なやり方へと改善が出来ます
-
12:55 - 12:58本当にすごいことが世界中で起こっています
-
12:59 - 13:01お間違えの無いように―
これらは現在行われている -
13:01 - 13:04養殖に対し費用的にも
十分に対抗が出来るものです -
13:05 - 13:09これからは 正しいことをしない
言い訳は通用しないのです -
13:10 - 13:12誰かが点をつないで
-
13:12 - 13:15これらの発展の尻を叩かなければ
-
13:15 - 13:18私たちはこの数年やってきたのは
そういうことです -
13:18 - 13:21そして皆で一緒にやっていかなければ
-
13:21 - 13:23すべてを一から考えていくのです
-
13:23 - 13:26総体的な見方を価値連鎖を通して
-
13:26 - 13:28世界規模ですべてを繋げていくのです
-
13:28 - 13:30ビジョンを共有したいと考えている
-
13:30 - 13:33素晴しい企業家たちと共に
-
13:33 - 13:36今こそが
水産産業に変化をもたらし -
13:36 - 13:39持続可能な方向へ
向かっていくときなのです -
13:39 - 13:40この産業はまだ始まったばかりで
-
13:40 - 13:42まだまだ成長の余地はあります
-
13:42 - 13:45大きな課題ではありますが
思うよりも無理なことではないのです -
13:45 - 13:46十分に可能です
-
13:47 - 13:49海への圧力は取り除かなければ
-
13:49 - 13:51ちゃんとした健康的なものを
食べたいのです -
13:51 - 13:53私たちが食べるものは
幸福で健康的な生活を送った -
13:53 - 13:55生き物でなければ
-
13:55 - 13:57信用できる食べ物が必要なのです
-
13:57 - 13:58長生きしたいですからね
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13:59 - 14:02サンフランシスコや
北欧の人々のためだけではなく― -
14:02 - 14:04皆のためなのです
-
14:04 - 14:06最貧国だとしても
-
14:06 - 14:08これはお金の問題だけではないのです
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14:08 - 14:11人々はどこか遠くから来た
何も知らない食べ物よりも -
14:11 - 14:15新鮮で健康的で信用できるものを好みます
-
14:15 - 14:17私たちが望むものは同じです
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14:18 - 14:19その日は来ます
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14:19 - 14:23人々が気づく―いえ、求めるのです
適切に健康的に -
14:23 - 14:25育てられた魚が
食卓に並ぶことを -
14:26 - 14:27それ以外はいらないということを
-
14:27 - 14:29皆さんの力でこれは加速します
-
14:29 - 14:32シーフードを頼む時は聞いてみてください
-
14:32 - 14:33魚の産地はどこですか?
-
14:33 - 14:35生産者はどなたですか?
-
14:35 - 14:36何を食べて育った魚ですか?
-
14:37 - 14:41魚の産地や
どのように生産されたかなどの情報は -
14:41 - 14:43すぐに提供できるようにする
必要があります -
14:44 - 14:47消費者は水産養殖産業に
正しいことをするように -
14:47 - 14:48圧力をかける必要があります
-
14:49 - 14:51あなたが注文をするときには
-
14:51 - 14:53詳しく聞いてみてください
-
14:53 - 14:55あなたが何を食べるかを
何が提供されてきたかを -
14:55 - 14:57気にかけていると示すのです
-
14:57 - 14:59いつかは彼らも聴いてくれて
-
14:59 - 15:01私たち皆が恩恵を受けるでしょう
-
15:02 - 15:03ありがとうございました
-
15:03 - 15:05(拍手)
- Title:
- 育てる漁業論争
- Speaker:
- マイク・ベリングス
- Description:
-
私たちは世界的な食糧危機に向かいつつあります。30億人近くもの人々が海の恵みを頼りにしていますが、現在、私たちは、海が自然に回復可能な量以上の魚を漁獲してしまっています。このトークでは、企業家であり自然環境保護家である、マイク・ベリングスが打開策を提案します。その打開策とは―水産養殖または育てる漁業。ベリングスは偉大な海の探検家、ジャック・クストーに倣い 「私たちは、海を猟師のようにではなく農民のように使い始めるべきなのです」と語ります。「その日は来るのです ―人々が適切に健康的に育てられた魚がテーブルに並ぶことを望む日が。そして、それ以外はいらないという日が」
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:18
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Carlo Palaylay commented on Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Carlo Palaylay accepted Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Carlo Palaylay edited Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Carlo Palaylay edited Japanese subtitles for The case for fish farming | ||
Mai O edited Japanese subtitles for The case for fish farming |
Carlo Palaylay
Revision 12 (for approval) line
7:34 - 7:36 約8,000ℓの水が必要になります
Needs to be 16,000 (error due to confusion in unit conversion from pounds in the original transcript to kilos in the subtitles)
よろしくお願いします。