彗星に着陸する方法とは
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0:01 - 0:06みなさんをロゼッタと言う宇宙船の大冒険に
お連れしたいと思います -
0:06 - 0:10彗星まで着陸機を送り届け
その上に降り立ち調査させるのです -
0:10 - 0:13ここ2年間 これに情熱を傾けてきました
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0:13 - 0:15これを行うために
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0:15 - 0:18みなさんに太陽系の始まりについて
説明する必要があります -
0:18 - 0:2045億年前
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0:20 - 0:22ガスとチリでできた雲がありました
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0:22 - 0:26この雲の真ん中で
私たちの太陽が形成され火がつきました -
0:26 - 0:32それと同時に私たちがよく知っている惑星や
彗星 小惑星も形成されたのです -
0:32 - 0:36この後何が起こったのか
理論によると― -
0:36 - 0:40地球が形成されて
間もなく冷やされましたが -
0:40 - 0:44そのとき 彗星が地球に落ちて
大きな衝撃を与え水をもたらしました -
0:45 - 0:50水だけではなく複雑な有機物も
もたらされたと考えられます -
0:50 - 0:53これが生命の出現をもたらしたのかもしれません
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0:53 - 0:56これは言わば
250ピースのパズルを解くようなものです -
0:56 - 1:002000ピースのパズルではありませんよ
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1:00 - 1:03木星や土星といった大きな惑星は
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1:03 - 1:06今ある位置にはなかったんですが
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1:06 - 1:08やがてこの2つの惑星は
重力に基づいて動き -
1:08 - 1:12太陽系の中にあったさまざまなものを
きれいに整頓しました -
1:12 - 1:13現在の彗星は
カイパーベルトと呼ばれるものに落ち着きました -
1:13 - 1:16現在の彗星は
カイパーベルトと呼ばれるものに落ち着きました -
1:16 - 1:19海王星の軌道の外にある
天体でできたベルトです -
1:19 - 1:23これらの天体はお互いに衝突することがあります
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1:23 - 1:26衝突した後 重力により
お互いから逸れていきます -
1:26 - 1:30それを木星の重力が太陽系に引き戻すのです
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1:30 - 1:34それが現在私たちが空で見ている彗星なのです
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1:34 - 1:37ここで忘れてならないのは
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1:37 - 1:40この45億年の間
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1:40 - 1:43これら彗星はずっと太陽系の外に位置し
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1:43 - 1:44何も変わっていないことです
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1:44 - 1:47私たちのいる太陽系を
深く凍らせたようなものです -
1:47 - 1:49私たちが空を見上げるとこのように見えます
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1:49 - 1:51お馴染みのほうき星の尻尾です
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1:51 - 1:53じつは 尻尾は2つあります
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1:53 - 1:571つはチリでできた尻尾
太陽風に吹かれてできます -
1:57 - 2:00もうひとつはイオンの尻尾で
その正体は荷電粒子です -
2:00 - 2:03この荷電粒子は太陽系の
磁場に沿って動きます -
2:03 - 2:04彗星のコマです
-
2:04 - 2:07そして核があります
肉眼で見るには小さすぎます -
2:07 - 2:10ここで忘れてはならないのが
ロゼッタの場合は― -
2:10 - 2:12宇宙船はその真ん中の粒子の中なんです
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2:12 - 2:16彗星からはわずか20~40km
しか離れていません -
2:16 - 2:18ここで何が重要かというと
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2:18 - 2:23彗星の中には太陽系が形成されたときに
あった物質が含まれていること -
2:23 - 2:26ですから組成を分析するのに理想的なのです
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2:26 - 2:30地球が生まれた時 生命が生まれた時に
存在していたものです -
2:30 - 2:32彗星はこう考えられています
-
2:32 - 2:36生命の誕生のきっかけとなった元素を
乗せているのではないかとも -
2:36 - 2:401983年 欧州宇宙機関が
「ホライゾン2000」という長期計画を立て -
2:40 - 2:44その中の試金石の1つとして
彗星の計画がありました -
2:44 - 2:49それと平行して彗星の小さな計画
「ジョット」計画が開始しました -
2:49 - 2:551986年には ハレー艦隊の他の探査機と共に
ハレー彗星の近くを通過しました -
2:55 - 2:59この計画の結果からすぐに明らかになったのは
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2:59 - 3:04私たちの太陽系を理解する上で
彗星を研究することが理想的だということです -
3:04 - 3:09そういった経緯を経て
ロゼッタ計画は1993年に承認されました -
3:09 - 3:12もともとは2003年に打ち上げが
計画されていましたが -
3:12 - 3:15打上げ機のアリアンロケットに
問題が発生したのです -
3:15 - 3:18当時 われわれの広報は はやる気持ちから
デルフト・ブルーの記念の皿を -
3:18 - 3:20すでに1000枚製作していました
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3:20 - 3:23記載されている彗星の名前が
間違っていたおかげで -
3:23 - 3:26それからというもの
お皿は買わなくてすんでいます -
3:26 - 3:28(笑)
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3:28 - 3:30問題がすべて解決し
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3:30 - 3:332004年に地球を離れました
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3:33 - 3:36新しく選択された彗星
チュリュモフ・ゲラシメンコに向けて -
3:36 - 3:39この彗星が選ばれたのには
特別な理由があります -
3:39 - 3:41まずたどり着けること
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3:41 - 3:44次に 太陽系内の滞在時間が長くないこと
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3:44 - 3:48この彗星は1959年から太陽系にいますが
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3:48 - 3:52その時初めて
木星の重力で引き付けられ -
3:52 - 3:54太陽との距離が縮まり
太陽系内に入ったのです -
3:54 - 3:56ですから 彗星としては新しいのです
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3:57 - 4:00ロゼッタは史上初をいくつか成し遂げています
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4:00 - 4:02彗星の軌道を回る史上初の人工衛星であり
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4:02 - 4:06彗星が太陽系に滞在する間
ずっと追跡していますから -
4:06 - 4:09太陽にもっとも近づいた衛星でもあります
8月にこの様子が見られます -
4:09 - 4:11そして また外へと向かうわけです
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4:11 - 4:14彗星に着陸するのも史上初です
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4:14 - 4:18通常の宇宙探査機とは違う方法で
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4:18 - 4:19彗星を周回しています
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4:19 - 4:23通常は 空を見て目的地と
現在地を把握するわけですが -
4:23 - 4:25この場合 それだけでは
十分ではありません -
4:25 - 4:28彗星のランドマークを確認しながら
ナビゲーションします -
4:28 - 4:31特徴を認識します
大きな石とかクレーターとか -
4:31 - 4:35そうやって彗星に対して
自分がどこにいるか確認するのです -
4:35 - 4:39そして 木星の軌道の外に出た
史上初の衛星でもありました -
4:39 - 4:40太陽電池を使ってです
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4:40 - 4:43こう言うと 少々オーバーに
聞こえるかもしれません -
4:43 - 4:48放射性同位体熱発電機という技術は―
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4:48 - 4:51当時 まだヨーロッパでは使えず
他に選択肢がなかっただけですから -
4:51 - 4:53この太陽電池アレイは大きかった
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4:53 - 4:56こちらは翼のひとつです
ここにいるのは小人ではありません -
4:56 - 4:58皆さんや私と同じ
通常サイズの人間です -
4:58 - 5:00(笑)
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5:00 - 5:04こういった翼が2つあり
合わせて65平方メートルあります -
5:04 - 5:07それで このあと彗星にたどり着いたら
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5:07 - 5:1165平方メートルの翼を使って
ガスを噴出する天体の近くで -
5:11 - 5:16航行するのは容易ではないとわかるはずです
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5:16 - 5:19では どうやって彗星にたどり着いたのでしょうか
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5:19 - 5:22ロゼッタの科学的目的のために
到達しなければならないのは -
5:22 - 5:26地球から太陽までの距離の
4倍という長距離でした -
5:26 - 5:30また 燃料で達成できる速度よりも
はるかに速い速度が必要でした -
5:30 - 5:34宇宙探査機の重さの6倍の燃料がないと
達成できない速度だったんです -
5:34 - 5:36さあ どうしたらいいのでしょう
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5:36 - 5:39重力を利用して近傍通過したり
重力スリングショットを使いました -
5:39 - 5:43かなりの低空飛行で惑星を通過するのです
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5:43 - 5:44惑星との距離は数千キロメートル
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5:44 - 5:49そうすると その惑星が持っている
公転速度がタダで得られます -
5:49 - 5:51これを何度か繰り返しました
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5:51 - 5:54地球と火星でこれを行い
再度 地球で2回やりました -
5:54 - 5:58小惑星も利用しました
「ルテティア」と「ステインズ」です -
5:58 - 6:02そうして2011年には これ以上
太陽から遠くなったら― -
6:02 - 6:07宇宙船を救うことは無理なほど
太陽から離れました -
6:07 - 6:09そのため冬眠しました
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6:09 - 6:12時計ひとつを除き
すべてのスイッチを切りました -
6:12 - 6:16こちらの白い線は ロゼッタの軌道です
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6:16 - 6:18私たちの始点となっている円から比べて
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6:18 - 6:22白い線が外に行くにつれて
楕円形になっています -
6:22 - 6:25そうしてやっと彗星にたどり着きました
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6:25 - 6:292014年5月ランデブーの操作を開始しました
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6:29 - 6:34そこへ行くまでに地球の近くを通り
カメラのテストをする意味で何枚か写真を撮りました -
6:34 - 6:36地球の向こう側で月が昇ってくる様子です
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6:36 - 6:39これは私たちが「セルフィー」
つまり「自撮り」と呼んでいるものです -
6:39 - 6:42その頃はそんな言葉はありませんでしたが(笑)
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6:42 - 6:45これは火星です
CIVAカメラで撮影しました -
6:45 - 6:47着陸機に搭載されているカメラの1つです
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6:47 - 6:49太陽電池アレイのすぐ下のようです
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6:49 - 6:53火星と太陽電池アレイが遠くに見えます
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6:53 - 6:582014年1月に冬眠から目が覚めたとき
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6:58 - 7:01彗星から200万kmの距離でしたが
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7:01 - 7:045月に 彗星にたどり着くべく
接近を始めました -
7:04 - 7:08しかし 宇宙探査機の速度が速すぎました
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7:08 - 7:14彗星よりも 時速2800 km
速度を落とす必要がありました -
7:14 - 7:168回操作をして
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7:16 - 7:18ここを見ると中には
非常に大きなものがあります -
7:18 - 7:24最初は 時速数百kmほど
減速しなければなりませんでした -
7:24 - 7:29操作にかかった時間は7時間でした
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7:29 - 7:32燃料を218キロ使い
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7:32 - 7:36非常に神経を使う作業でした
当時はまだ2007年でしたから -
7:36 - 7:39ロゼッタの推進力のシステムに
漏れがあったんです -
7:39 - 7:41ブランチを遮断しなくてはなりませんでした
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7:41 - 7:43ですから システムは実際には
圧力で動いていました -
7:43 - 7:47そのようにデザインもされていなければ
その能力も証明されていないのに -
7:48 - 7:53そのあと 彗星の近くまできたのですが
これが そのとき撮った初めての写真です -
7:53 - 7:55彗星の実質回転周期は12時間半でしたから
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7:55 - 7:57加速されていたわけです
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7:57 - 8:01飛行力学のエンジニアたちが
着陸するのは楽じゃない― -
8:01 - 8:04「これはえらいこっちゃ」と
考えたのがわかりますね -
8:04 - 8:09ジャガイモのような着陸しやすいものだと
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8:09 - 8:11私たちは期待していました
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8:11 - 8:15少なくとも 表面が滑らかだろうと
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8:15 - 8:18いいえ とんでもありません(笑)
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8:18 - 8:21その時点で 明らかになったのは―
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8:21 - 8:25できるだけ細かく天体を
マッピングする必要があること -
8:25 - 8:30直径500メートルの平地を
探さなければならなかったからです -
8:30 - 8:34なぜ500メートルかというと
着地にはその範囲の誤差が出てしまうからです -
8:34 - 8:37このプロセスを実行し彗星のマッピングをしました
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8:37 - 8:40写真傾斜測定というテクニックを使いました
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8:40 - 8:42太陽が投げかける影を使います
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8:42 - 8:45ここには彗星の表面にある岩が見えます
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8:45 - 8:48上のほうから太陽が照っています
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8:48 - 8:50この影から 私たちの頭脳を使って
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8:50 - 8:54瞬時に この岩のおおよその形がわかります
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8:54 - 8:56それをコンピュータにプログラムします
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8:56 - 9:00それを彗星全体に繰り返すと
彗星のマップが出来上がります -
9:00 - 9:04そのために 8月から
特別な軌道をいくつも通りました -
9:04 - 9:07まずは1辺が100kmの三角形を
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9:07 - 9:08100kmの距離で
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9:08 - 9:11それから 50キロメートルの距離で
同じことを繰り返しました -
9:11 - 9:15ここまでで 彗星を
ありとあらゆる角度で確認しました -
9:15 - 9:20このテクニックを使って
全体をマッピングしたわけです -
9:20 - 9:23これにより着地点の選定ができました
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9:23 - 9:27彗星のマッピングから実際の着地点の選択まで
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9:27 - 9:31全体のプロセスにかかった期間は60日でした
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9:31 - 9:32もう時間はありませんでした
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9:32 - 9:34通常の火星のミッションでは
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9:34 - 9:38何百人という科学者が何年もミーティングを重ね
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9:38 - 9:40「どこへ行こうか」と議論します
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9:40 - 9:42でも私たちには
たった60日しかなかったんです -
9:42 - 9:45さて ついに最終的な着地点を決めました
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9:45 - 9:50ロゼッタからフィラエを着地させる
コマンドの準備が整いました -
9:50 - 9:55宇宙空間の最適な地点にロゼッタが
位置していないとうまくいきません -
9:55 - 9:58そして 彗星に対して正確に
狙いを定めていないといけません -
9:58 - 10:01着陸機は受動的なんです
押し出されて彗星に向かって動きます -
10:01 - 10:03ロゼッタは向きを変える必要がありました
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10:03 - 10:08離れていくあいだ
カメラをフィラエに向けるためです -
10:08 - 10:10同時に 通信できなければなりません
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10:10 - 10:15軌道全体の着地にかかる時間は7時間
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10:15 - 10:18ここで簡単な計算をしてみましょう
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10:18 - 10:22ロゼッタの速度が
1秒間で1センチずれていたとします -
10:22 - 10:267時間は25000秒ですから
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10:26 - 10:30252メートルずれてしまうことになります
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10:30 - 10:34ですから ロゼッタの速度を
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10:34 - 10:361秒1センチ以下の精度で
把握する必要がありました -
10:36 - 10:40地球から5億kmの距離にあるロゼッタの位置把握は―
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10:40 - 10:43100メートル以上の精度で求められます
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10:43 - 10:46これは至難の業です
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10:46 - 10:50科学的に また装置がどうなっているのか
手短に説明しましょう -
10:50 - 10:54あくびが出るほど事細かく説明したりは
しないので安心してください -
10:54 - 10:55でも すべて網羅しています
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10:55 - 10:58ガスを探知したり 塵を測定したり
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10:58 - 11:01形や組成を調べたり
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11:01 - 11:03磁気探知機など みんな揃っています
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11:03 - 11:07気体の濃度を測る機器から
ロゼッタのポジションで -
11:07 - 11:09計測された結果のひとつですが
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11:09 - 11:11彗星から放出されるガスです
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11:11 - 11:13下にあるグラフは昨年9月のものです
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11:13 - 11:17長期的な変動があるのは驚くことではありません
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11:17 - 11:18尖ったピークがありますね
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11:18 - 11:21これは彗星の日中です
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11:21 - 11:25太陽の影響でガスが蒸発して出てきます
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11:25 - 11:28彗星は自転しています
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11:28 - 11:29つまり場所によって はっきりと
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11:29 - 11:31たくさん噴出する部分が見えるんです
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11:31 - 11:35太陽によって熱せられ
裏側に回って冷やされます -
11:35 - 11:38これに関する比重の変動が見えます
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11:38 - 11:42これらはガスと有機化合物です
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11:42 - 11:44すでに測定済みのものです
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11:44 - 11:46感動するほど大きなリストになりました
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11:46 - 11:48こんなものではありません
もっともっとあります -
11:48 - 11:50測定されている値はもっと沢山あるからです
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11:50 - 11:54現在 会合がヒューストンで開かれていて
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11:54 - 11:56そこで 沢山のデータが発表されています
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11:57 - 11:58塵の粒子も測定しています
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11:58 - 12:01みなさんには あまりすごいことに
見えないと思いますが― -
12:01 - 12:05科学者にとっては これは
ワクワクすることだったんです -
12:05 - 12:062つの粒子があります
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12:06 - 12:08右が「ボリス」です
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12:08 - 12:11タンタルを発射して分析しました
-
12:11 - 12:13塩素とマグネシウムを発見しました
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12:13 - 12:18これによってわかることは
この2つの物質こそ -
12:18 - 12:21太陽系形成時に存在した物質が
凝縮されたものということです -
12:21 - 12:23惑星が生まれたとき
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12:23 - 12:27どの物質が存在していたのか
わかるようになりました -
12:27 - 12:30重要なことのひとつは
画像化することでした -
12:30 - 12:33ロゼッタ搭載のカメラのひとつで
オシリス・カメラです -
12:33 - 12:36科学雑誌の『サイエンス』で
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12:36 - 12:39今年の1月23日号の表紙を飾った写真です
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12:39 - 12:42この天体の姿がこうだと想像した人はいませんでした
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12:42 - 12:46大小の岩―どちらかというと
ヨセミテ国立公園にある -
12:46 - 12:48ハーフドームのようなものです
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12:48 - 12:51こんなものも見ました
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12:51 - 12:56砂丘や右手にあるような風に吹かれる影など
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12:56 - 13:00また 火星から知ったのですが
この彗星には大気がありません -
13:00 - 13:02ですから風に吹かれる影を作るのは
少々難しいのです -
13:02 - 13:04局所からのガス放出の可能性があります
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13:04 - 13:07つまり出たり戻ったりするものだということです
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13:07 - 13:10でも まだ分かりません
調査すべきことはたくさんあります -
13:10 - 13:12ここで同じ画像を2枚見せます
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13:12 - 13:14左側の画像の真ん中には穴があります
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13:14 - 13:17右側の画像には よく見ると
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13:17 - 13:20その穴のそこの部分から
気体が3本噴射しています -
13:20 - 13:22これが彗星の活動なのです
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13:22 - 13:26このくぼみの部分は活動している部分なんです
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13:26 - 13:29ここから物質が宇宙空間へと蒸発します
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13:29 - 13:33非常に興味深いひび割れが
彗星の首の辺りにあります -
13:33 - 13:35みなさんから見て右手になります
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13:35 - 13:38長さが1メートルあり 幅2.5メートルです
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13:38 - 13:40その部分については一部の人がこう言います
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13:40 - 13:42太陽に近づいたら
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13:42 - 13:44彗星が2つに割れるだろう
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13:44 - 13:46ですから 選ばないといけなくなります
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13:46 - 13:47どちら側の彗星にするのか
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13:48 - 13:52着陸機にもたくさんの装置が付いています
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13:52 - 13:57地面をたたくハンマーやドリルなどを除くと
ほぼ同等の道具があります -
13:57 - 14:01それはロゼッタとほぼ同様に
宇宙空間で見つかるものを -
14:01 - 14:04彗星で見つかるものと比較するためです
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14:04 - 14:07グラウンドトルース測定と呼ばれています
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14:07 - 14:10こちらは着陸進入の際の画像です
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14:10 - 14:12オシリスカメラで撮影されたものです
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14:12 - 14:16着陸機がロゼッタから
次第に遠ざかって行くのがわかります -
14:16 - 14:20右上に60メートルの地点で
着陸機が撮影した画像があります -
14:20 - 14:23彗星の表面から60メートル上空です
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14:23 - 14:26ここに見える大きな石は10メートルもあります
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14:26 - 14:30つまり これらの写真は彗星に
着陸する直前にとらえた画像なんです -
14:30 - 14:34こちらは 同じ様子を
別の角度からとらえたものです -
14:34 - 14:38彗星の表面を動いている着陸機の
左の下の部分から -
14:38 - 14:42中央に向かって
3本の噴出しているものが見えます -
14:42 - 14:46上のほうをご覧ください
着陸する前と後の写真があります -
14:46 - 14:50ところが 後のほうの写真には
着陸機の姿がありません -
14:50 - 14:54でも よく見るとこの写真の右手のほうに
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14:54 - 14:58着陸機がまだいるのがわかりますが
じつはこの着陸機は跳ねたんです -
14:58 - 14:59いったん地面を離れたんです
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14:59 - 15:02ここで ちょっと笑い話なんですが
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15:02 - 15:07ロゼッタは もともと跳ねる着陸機を
持つよう設計されました -
15:07 - 15:10でも あまりに費用がかかるので
取りやめになったんです -
15:10 - 15:12私たちは忘れていたけれど
着陸機は覚えていたんです -
15:12 - 15:13(笑)
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15:13 - 15:16最初に跳ねたときに磁気探知機から得られた
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15:16 - 15:20データがここにあります
X軸 Y軸 Z軸の3つです -
15:20 - 15:22真ん中あたりに赤い線があります
-
15:22 - 15:24この赤い線のあたりで変化がありました
-
15:24 - 15:28何が起きたかというと
1回目に跳ねたとき -
15:28 - 15:32クレーターのどこか端っこに
着陸機の足がぶつかったんです -
15:32 - 15:35そのため着陸機の回転速度が変わった
-
15:35 - 15:37ですから 今の場所にあるというのは
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15:37 - 15:39幸運だと言わざるを得ません
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15:39 - 15:43こちらはロゼッタの有名な画像のひとつです
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15:43 - 15:47人工物である着陸機の足で
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15:47 - 15:49彗星に第一歩を踏み出している様子です
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15:49 - 15:54これまでに見た宇宙科学に関する画像のなかで
最高のものだと 個人的に思っています -
15:54 - 15:59(拍手)
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15:59 - 16:03まだ済んでいないのが着陸機を見つけることです
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16:03 - 16:07この青い部分にあるに違いないとわかっています
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16:07 - 16:11まだ見つけられてはいませんが
探索は続いています -
16:11 - 16:14着陸機をまた作動しようと努力しているので
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16:14 - 16:16毎日 私たちは耳を澄ましています
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16:16 - 16:19遅くとも4月中には着陸機を覚醒させ
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16:19 - 16:20再び稼動させたいと思っています
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16:20 - 16:22彗星で発見したことは
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16:24 - 16:26この物体が水に浮いていただろうということ
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16:26 - 16:29水の半分の比重です
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16:29 - 16:32大きな岩のように見えますが
実際は違います -
16:32 - 16:36昨年の6月から8月にかけて
私たちが目にした活発化した活動は -
16:36 - 16:38通常の4倍の活動量でした
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16:38 - 16:40太陽に近づくまでには
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16:40 - 16:441秒に100キロ この彗星から
物質が出て行くことになります -
16:44 - 16:46ガスにしろ 塵にしろ
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16:46 - 16:48とにかく 一日に1億キロになるのです
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16:50 - 16:52そうして ついに着陸の日を迎えました
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16:52 - 16:57決して忘れることはないでしょう ドイツに
250人ものテレビ取材陣が集まる狂気の沙汰で -
16:57 - 16:59BBCのインタビュー取材もあれば
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16:59 - 17:02私を1日 密着取材するテレビ局もありました
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17:02 - 17:04私がインタビューを受ける様子を撮影したり
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17:04 - 17:07そういうことが一日中続きました
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17:07 - 17:09『ディスカバリーチャンネル』の取材班が
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17:09 - 17:11私が制御室を出てくるところをつかまえて
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17:11 - 17:13すばらしい質問をしてくれました
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17:13 - 17:17思わず涙が出ました
今でもそのときの気持ちがよみがえります -
17:17 - 17:181ヵ月半のあいだ
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17:18 - 17:21着陸の日のことを涙なしで
思い起こすことはできませんでした -
17:21 - 17:24今でもその時の思いが自分のなかにあります
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17:24 - 17:27彗星のこの画像をご覧頂きながら
私の話を終わりたいと思います -
17:27 - 17:29ありがとうございました
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17:29 - 17:34(拍手)
- Title:
- 彗星に着陸する方法とは
- Speaker:
- フレッド・ヤンセン
- Description:
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ロゼッタ計画の責任者、フレッド・ヤンセンは67P、別名チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に、2014年見事に探査機を着陸させました。驚嘆と笑いに満ちたヤンセン氏の話のなかで、彼は着陸機「フィラエ」を地球から5億km離れた彗星に下ろすために行った複雑な計算について触れています。また、そこに至るまでに撮影された、見事な写真も披露しています。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 17:47
Yuko Yoshida approved Japanese subtitles for How to land on a comet | ||
Yuko Yoshida edited Japanese subtitles for How to land on a comet | ||
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Yuko Yoshida accepted Japanese subtitles for How to land on a comet | ||
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