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我が子を成功させる、やりすぎない子育て

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    子育ての専門家になる予定なんて
    なかったんですよ
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    実際 私は子育てそのものに
    さほど興味はありません
  • 0:09 - 0:13
    ただ最近の子育てには
    独特なやり方があって
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    それが子どもをダメにしたり
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    子どもの成長のチャンスを
    妨げたりしているところがあります
  • 0:21 - 0:23
    最近の子育ての
    ある独特なやり方が
  • 0:23 - 0:25
    邪魔になっているんです
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    私が思うに
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    私たちは長い時間をかけて
  • 0:29 - 0:33
    子どもの生活や教育やしつけに
    あまり関わろうとしない親のことを
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    大いに問題にしてきました
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    それは正しいんです
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    ただ その対極にも
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    大きな害を生んでいる親がいて
  • 0:41 - 0:44
    子どもが成功する条件として
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    自分が何かにつけて子どもを保護し
    予防線を張り
  • 0:48 - 0:52
    傍について すべてを把握し
    絶えず細かく管理し
  • 0:52 - 0:58
    ごく一握りの大学や職業にたどり着けるよう
    仕向けなければと感じています
  • 0:59 - 1:01
    このように育てた場合―
  • 1:01 - 1:03
    私も他人事じゃありません
  • 1:03 - 1:06
    なにしろ私自身
    2人のティーンを育てていて
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    自分にも その傾向があるからです
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    彼らはチェック項目だらけの
    子ども時代を送ることになるのです
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    チェック項目だらけの子ども時代とは
    こんな感じです
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    子どもの環境は
    安全で健全か
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    食料や水は足りているか
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    それから ちゃんとした学校に
    確実に入ってほしいし
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    ちゃんとした学校で
    ちゃんとしたクラスに入って
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    ちゃんとした学校の ちゃんとしたクラスで
    ちゃんとした成績を取ってほしい
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    成績だけじゃなく
    点数も気になるし
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    成績や点数だけじゃなく
    表彰や受賞歴も
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    スポーツや他の活動も
    リーダーシップも大事です
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    子どもに言います
    「クラブに入るんじゃなく
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    部を立ち上げなさい
    大学に評価されるから」
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    奉仕活動の項目にもチェック
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    思いやりがあることを
    大学に示さなくちゃ
  • 1:46 - 1:48
    (笑)
  • 1:48 - 1:53
    そのすべてが望ましい
    完璧さでなされること
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    我が子に完璧なレベルで
    実行することを求めます
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    自分たちが求められたこともない
    レベルです
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    多くを要求されるため
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    親は思うのです
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    これは親の私が
    先生や校長やコーチや審判に
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    文句を言ってやらなくちゃ
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    我が子のために
    コンシェルジュを務め
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    お抱えトレーナーとなり
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    秘書もやらなくちゃ
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    すると私たちは
    大事な我が子と過ごす
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    時間の多くをかけて
    後押しし
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    おだて 手引きし 手伝い 口を挟み
    時にはガミガミ言ってでも
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    子どもが失敗していないか
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    道を狭めていないか
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    将来を台無しにしていないか
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    ほとんどの志願者が落とされる
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    ほんの一握りの大学に
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    望みどおり合格できるか
    気にしてしまうのです
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    チェック項目だらけの子ども時代を
    過ごす子どもの側はと言うと
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    まず遊ぶ時間なんてありません
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    午後は予定が詰まっています
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    やることのすべてが
    有益じゃなきゃいけませんから
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    まるで
    宿題、小テスト、活動の1つ1つが
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    親の描いた我が子の将来を左右する
    重大な局面かのようです
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    だから家事のお手伝いは免除
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    さらに
    チェック項目を片づけるためなら
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    子どもが十分な睡眠を取れなくても
    構わないとさえ思うのです
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    チェック項目だらけの子ども時代では
    親は子の幸せだけを願うと言いつつ
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    学校から帰ってきた子どもに
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    真っ先に尋ねるのは
    たいてい
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    宿題と成績のことです
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    子どもは親の顔色を見て
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    親からの承認や 愛情や
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    自分の真の価値をもたらすのは
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    優秀な「A」の成績だと考えるのです
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    そして親は子の横に付いて歩き
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    おだて続けます
    ドッグショーのトレーナーみたいに
  • 3:42 - 3:43
    (笑)
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    少しでも高くジャンプし
    少しでも遠くまで飛べるよう
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    毎日毎日 言って聞かせるのです
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    そして子どもは高校に入ると
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    「どんな勉強が面白そうかな
    どんな活動をしようかな」
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    とは考えず
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    カウンセラーに こう言うのです
  • 4:00 - 4:03
    「ちゃんとした大学に入るには
    何をすればいいですか?」
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    高校で成績がつき始めて
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    「B」を取ったり
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    あろうことか「C」を
    取ったりしようものなら
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    子どもは慌てて友人たちに
    メールします
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    「こんな成績で ちゃんとした大学に
    入れた人いる?」
  • 4:18 - 4:19
    子どもたちは
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    高校を出る頃には
    どんな状況かに関わらず
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    みんな息切れしています
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    傷つきやすく
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    燃え尽きたようになっていて
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    年より少し老けています
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    大人たちにこう言ってほしかったと
    思っています
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    「もう十分だよ」
    「子ども時代 よく頑張ったね」
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    子どもたちは高い確率で不安症や
    うつを患い弱っています
  • 4:42 - 4:44
    中には こういう疑問を持つ子もいます
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    自分の人生に価値があったと
    思える時なんて来るのだろうか
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    私たち親から見れば
  • 4:52 - 4:55
    価値があるのは
    間違いありませんよね
  • 4:55 - 4:56
    でも子どもは親の態度から
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    もし親の思い描く大学や職業の
    狭き門をくぐれなかったら
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    自分に未来はないと
    思っているような
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    印象を受けるのです
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    あるいは もしかしたら
    親は怖れているだけかもしれません
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    子の将来が
    友人に自慢できたり
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    車の後ろに貼って見せびらかしたり
    できるものにならないのではと
  • 5:18 - 5:19
    お分かりですね
  • 5:19 - 5:21
    (拍手)
  • 5:25 - 5:27
    でも親として
    やってきたことを振り返れば
  • 5:27 - 5:30
    きちんと振り返る勇気を持てば
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    見えてくるはずです
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    子どもは自分の価値が成績や
    点数にあると思っていること
  • 5:36 - 5:40
    そして発達段階の大切な子どもの
    頭の中に住む私たちは
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    まるで映画『マルコヴィッチの穴』を
    地で行くように
  • 5:44 - 5:47
    こんなメッセージを送っていることに
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    「私がいなかったら
    何ひとつ達成できやしないでしょ」
  • 5:51 - 5:54
    私たち親は
    過度に手助けし
  • 5:54 - 5:57
    過度に保護し 過度に指示し
    世話を焼くことで
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    子どもが自己効力感を育むチャンスを
    奪っているのです
  • 6:01 - 6:04
    自己効力感は人間の精神の
    根本をなす概念です
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    親が褒めそやすたびに子どもが得る
    自尊心なんかより
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    ずっと大事なものです
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    自己効力感は自らの行動が
    結果につながったと感じられた時に
  • 6:14 - 6:17
    育まれるもので―
  • 6:17 - 6:18
    ですよね?
  • 6:18 - 6:21
    (拍手)
  • 6:22 - 6:25
    親が代わりにやった行動ではなく
  • 6:25 - 6:29
    自らの行動が結果につながった時に
    育まれます
  • 6:29 - 6:30
    簡単に言えば
  • 6:30 - 6:35
    子どもが自己効力感を持つのは
    必須のことですが そのためには
  • 6:35 - 6:40
    子どもは今よりずっと多く
    考え、計画し、決断し
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    実行し、望み、対処し、
    試行錯誤し
  • 6:44 - 6:47
    夢を抱き
    人生経験を積まなくてはなりません
  • 6:47 - 6:49
    すべて自力でです
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    さて 私の話は
  • 6:52 - 6:54
    「子どもは皆 勤勉でやる気に満ち
  • 6:54 - 6:57
    親が子の生活に
    首を突っ込む必要はないから
  • 6:57 - 7:00
    黙って放っておけ」と
    聞こえました?
  • 7:00 - 7:01
    まさか!
  • 7:01 - 7:02
    (笑)
  • 7:03 - 7:04
    そんなこと言ってませんよ
  • 7:04 - 7:08
    私が言っているのは
    成績や点数や表彰や受賞歴を
  • 7:08 - 7:10
    子ども時代の目的にし
  • 7:10 - 7:14
    すべては一握りの大学に入り
    限られた数の職業に就くという
  • 7:14 - 7:17
    その望みを広げるため
    という考えは
  • 7:17 - 7:21
    我が子の成功の定義として
    あまりにも狭いということです
  • 7:21 - 7:25
    親の助けにより 子どもが
    短期的に成功することはあるでしょう
  • 7:25 - 7:26
    助け過ぎですが
  • 7:26 - 7:30
    親が宿題を手伝えば
    成績は上がるでしょうし
  • 7:30 - 7:35
    親が助ければ 子ども時代に残せる
    実績は増えるでしょう
  • 7:35 - 7:38
    ただし
    そのすべては長期的な代償を伴い
  • 7:39 - 7:41
    子どもの自意識が犠牲になるのです
  • 7:41 - 7:43
    親は
    我が子が受験したり
  • 7:43 - 7:45
    入学したりするかもしれない
  • 7:45 - 7:48
    特定の大学のことなど
    心配していないで
  • 7:48 - 7:54
    どこへ行っても成功できるような
    習慣や考え方や技能や健康を
  • 7:54 - 7:58
    我が子が備えているかを
    もっと心配すべきなのです
  • 7:58 - 7:59
    私が言っているのは
  • 7:59 - 8:04
    子どものために
    親は成績や点数への執着を弱め
  • 8:04 - 8:07
    成功の土台を作れるような
    子ども時代に
  • 8:07 - 8:11
    もっともっと興味を向ける
    必要があるということです
  • 8:11 - 8:14
    その元となるのは
    愛情や
  • 8:15 - 8:16
    家事です
  • 8:16 - 8:19
    (笑)
  • 8:19 - 8:21
    (拍手)
  • 8:23 - 8:27
    家事ですよ 家事
    聞こえました?
  • 8:28 - 8:31
    本当にそうなんです
    理由を説明しましょう
  • 8:31 - 8:35
    これまでで最も長い時間をかけて
    人間の変化を追った研究は
  • 8:35 - 8:37
    ハーバード大学の
    「グラント・スタディ」です
  • 8:37 - 8:39
    それによると
    親の望みである
  • 8:40 - 8:42
    人生における職業的な成功の源は
  • 8:42 - 8:46
    子どものうちにやった
    家事であることが分かりました
  • 8:46 - 8:48
    始めるのは早ければ
    早いほど良いです
  • 8:48 - 8:50
    腕まくりして手伝おうという
    マインドセットが
  • 8:50 - 8:53
    こう語りかけるんです
    「イヤな仕事だけど
  • 8:53 - 8:55
    誰かがやんなきゃ
    私がやろうかな」
  • 8:55 - 8:56
    聞こえてくるんです
  • 8:56 - 8:59
    「全体の向上のために
    自分が頑張ろう」
  • 8:59 - 9:02
    それが職場での出世に
    つながるわけです
  • 9:02 - 9:05
    心当たりがあるでしょう
    よく分かりますよね
  • 9:05 - 9:08
    (拍手)
  • 9:08 - 9:12
    誰もが知っています なのに
    チェック項目だらけの子ども時代では
  • 9:12 - 9:16
    子どもが家事を手伝うのを
    免除していますから
  • 9:16 - 9:18
    成人した若者として
    職場に行っても
  • 9:18 - 9:20
    チェック項目を待っている
    というわけです
  • 9:20 - 9:22
    そんなもの ないのにです
  • 9:22 - 9:25
    より重大なのは
    やろうという気持ちや勘の欠如です
  • 9:25 - 9:27
    腕まくりして自ら手伝いに行き
  • 9:27 - 9:31
    周りを見回して
    「どうすれば仲間の役に立てるかな?」
  • 9:31 - 9:36
    「上司の望みの数手先を打つには?」と
    考えることができないのです
  • 9:36 - 9:40
    ハーバード・グラント・スタディによる
    大変重要な発見の2つめは
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    人生における幸福の源は
  • 9:44 - 9:46
    愛情だということです
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    仕事への愛じゃありません
  • 9:47 - 9:50
    人間に対する愛です
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    配偶者やパートナー
    友人や家族への愛です
  • 9:55 - 9:58
    子どものうちに
    愛することを教える必要があります
  • 9:58 - 10:01
    まず自分を愛せなければ
    他者を愛することはできません
  • 10:01 - 10:06
    そして親が無償の愛を注がなければ
    子は自分を愛せるようになりません
  • 10:06 - 10:08
    (拍手)
  • 10:10 - 10:11
    そうなんです
  • 10:12 - 10:14
    ですから
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    成績や点数に執着するのではなく
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    大切な我が子が学校から帰ってきたり
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    自分が仕事から帰宅した時
  • 10:21 - 10:24
    電子機器は閉じましょう
    携帯は脇へやって
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    子どもの目を見て
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    数時間ぶりに我が子に会えた喜びが
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    私たちの顔に表れているところを
    子どもに見せるのです
  • 10:31 - 10:33
    それから 必ずこう言います
  • 10:33 - 10:35
    「どんな1日だった?
  • 10:36 - 10:39
    今日 よかったことは何?」
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    うちの娘のようにティーンともなると
    「ランチ」と答えます
  • 10:42 - 10:44
    こっちが聞きたいのは数学のテストで
  • 10:44 - 10:46
    ランチはどうでもよくても
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    やはりランチに興味を示さなくては
    いけません
  • 10:49 - 10:52
    こう言うんですよ
    「今日のランチは何がよかった?」
  • 10:52 - 10:56
    子どもが親にとって大切なのは
    人間としてであって
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    成績評価は関係ないと
    子どもに分からせるのです
  • 11:00 - 11:03
    さて皆さん こうお考えでしょう
    「家事や愛情は大いに結構だが
  • 11:03 - 11:04
    ちょっと待ってくれよ
  • 11:04 - 11:09
    大学が求めているのは
    高得点や最高の成績 表彰や受賞歴じゃないか」
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    私の答えは「まぁ確かに」
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    最高級ブランドの大学が
    子どもたちに求めるのはそれです
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    でも 朗報があります
  • 11:21 - 11:26
    大学ランキング商法が 私たちに
    信じさせようとする情報とは裏腹に
  • 11:26 - 11:29
    (拍手)
  • 11:32 - 11:35
    人生において成功と幸せをつかむために
  • 11:35 - 11:37
    最高級のブランド大学へ行く
    必要はないんです
  • 11:37 - 11:40
    成功し幸せになった人には
    地元の公立校を出た人も
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    無名の小さな大学や
  • 11:41 - 11:43
    コミュニティ・カレッジ出身の人も
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    大学へ行ったけれど
    退学になった人もいます
  • 11:46 - 11:49
    (拍手)
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    その証拠は この会場にも
    私たちの社会にもあり
  • 11:56 - 11:58
    それが真実であることを示しています
  • 11:58 - 12:00
    私たちが視野を広げ
  • 12:00 - 12:02
    より多くの大学に目を向けようとし
  • 12:02 - 12:05
    自分のエゴを捨てたなら
  • 12:06 - 12:09
    私たちはこの真実を受け入れ
    気づくことになるでしょう
  • 12:09 - 12:12
    我が子が有名ブランド大学に
    行かなくても
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    この世の終わりには
    まずならないと
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    さらにもっと大切なのは
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    あの非道なチェック項目に
    従わずに子ども時代を過ごしたなら
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    子どもは大学に進むとき
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    それがどこの大学であれ
  • 12:26 - 12:30
    自らの意思で行き先を選ぶのです
  • 12:30 - 12:32
    自らの熱意に支えられ
  • 12:32 - 12:36
    行った先でうまくやる力を
    備えているのです
  • 12:37 - 12:39
    ひとつ白状させてください
  • 12:40 - 12:43
    私は2人の子持ちだと言いましたね
    ソーヤーとエイブリーです
  • 12:43 - 12:45
    2人ともティーンエイジャーです
  • 12:45 - 12:46
    かつての私の
  • 12:46 - 12:49
    ソーヤーとエイブリーに対する感覚は
  • 12:49 - 12:51
    盆栽を育てるようなものでした
  • 12:51 - 12:53
    (笑)
  • 12:53 - 12:56
    2人を入念に剪定して
  • 12:56 - 13:00
    人間として完璧な形に仕上げようと
    していました
  • 13:00 - 13:04
    あわよくば
    超一流の大学にも入れるくらい
  • 13:04 - 13:06
    完璧に作り上げようとしていたんです
  • 13:07 - 13:11
    でも気づきました
    何千もの他人のお子さんと接し—
  • 13:12 - 13:13
    (笑)
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    そして自分の子育てをする中で
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    うちの子たちは盆栽じゃない
  • 13:22 - 13:24
    子どもは野の花なんだって
  • 13:24 - 13:27
    ナニ属ナニ種かも わからない
    野生です
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    (笑)
  • 13:29 - 13:33
    私の役目は栄養たっぷりの環境を与え
  • 13:33 - 13:35
    家事を通じて子どもを強くすることと
  • 13:35 - 13:39
    他者を愛し 愛を受け止められる子になるよう
    子どもを愛することです
  • 13:39 - 13:42
    大学や専攻や職業は
  • 13:42 - 13:44
    本人たち次第です
  • 13:44 - 13:50
    私の役目は 自分が仕向けたとおりの
    子どもを育てることではなく
  • 13:50 - 13:55
    子どもが自ら輝いていくのを
    サポートすることです
  • 13:55 - 13:57
    ありがとうございました
  • 13:57 - 14:03
    (拍手)
Title:
我が子を成功させる、やりすぎない子育て
Speaker:
ジュリー・リスコット=ヘイムス
Description:

過度な期待をかけまくり、子どものやることなすことを細かく管理する親は、子どもの助けになっていません。少なくともジュリー・リスコット=ヘイムスにはそう見えています。かつてスタンフォード大学で新入生担当学生部長を務めた彼女が、情熱とひねりの利いたユーモアをこめて主張します。親は子どもの成功を成績やテストの点数で決めるのをやめ、昔ながらの考えに立ち返って「無償の愛」を与えることに集中すべきなのです。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
14:16

Japanese subtitles

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