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真の自分を語り真の他者を見出すとは

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    多くの人がそうであるように
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    私もこれまで複数の職種に就きました
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    内容は多種多様でしたが
  • 0:07 - 0:11
    最初の仕事が 後のすべての
    仕事のいしずえとなりました
  • 0:11 - 0:15
    私は20代を通し
    自宅出産の助産師をしていました
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    赤ちゃんを取り上げる仕事は貴重で
    時に驚くようなことを教えてくれました
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    午前2時にマイナス10度の極寒の中で
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    車のエンジンをかけるコツなどです
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    (笑)
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    血を前に気絶したお父さんの
    息を吹き返す方法など
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    (笑)
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    綺麗なおへそにするためには
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    どのようにへその緒を切ればよいか
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    しかし助産師を辞めて
    別の仕事に就いても
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    私の中に残り導いてくれたのは
    こういった事柄ではありません
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    私の中に確固として残ったのは
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    人は唯一無二の価値を持ち
    この世に生まれるという信念でした
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    私は新生児の顔を見つめ
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    その価値を垣間見たのです
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    堂々たる自己の知覚
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    唯一無二の輝きです
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    その輝きには「魂」という言葉が
    ふさわしいと思います
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    なぜならそれが英語の言葉で唯一
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    赤ちゃんがもたらす物に
    近い表現だからです
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    新生児は雪の結晶と同様
    一人として同じものはありません
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    一つとして同じものが決してない生命と
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    祖先と神秘の融合です
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    やがて赤ちゃんは成長します
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    家族の中に居場所を作り
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    文化に順応し
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    社会や性別に従うために
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    その小さきものは徐々に魂を
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    一層また一層と
    覆い隠すようになります
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    私たちはあるがままに生まれてきます
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    しかし
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    (笑)
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    成長につれて起こる
    さまざまなことを経て
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    我々は徐々に
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    魂に溢れんばかりの個性と
    真正直さを隠すようになります
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    すべての人が経験して来たことです
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    会場の皆さんもかつては赤ちゃんでした
  • 2:07 - 2:08
    (笑)
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    それぞれ違う個性を
    生来の権利として持っていました
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    しかし大人になると非常に長い間
    内心で居心地悪さを感じながら過ごします
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    まるで「ADD」真正直さ欠陥障害を
    患っているかのように
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    赤ちゃんはまだ違います
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    赤ちゃんはまだ違います
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    新生児から贈られたメッセージ
    それは―
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    自分の魂を隠さず
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    全ての人の魂の輝きを
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    見つけること
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    それは常に存在するのです
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    出産中の女性たちから
    学んだこともあります
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    彼女らからのメッセージは
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    たとえ苦痛の只中であっても心を開くこと
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    女性の子宮頸部は
    普段はこうなっています
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    それは固く閉まった小さな筋肉で
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    子宮の一番下にあります
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    そしていざ出産を迎えると
    この幅からー
  • 2:56 - 2:57
    この幅まで広がります
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    痛い!
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    この痛みに抵抗すると
  • 3:01 - 3:03
    さらに痛みがひどくなります
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    そして生まれ出ようとする者を
    妨げてしまいます
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    私が決して忘れられない魔法
    それはー
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    女性が苦痛に抵抗することをやめ
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    心を開いた時に起こります
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    あたかも宇宙の力が
    それに気づいて
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    助けの波を送りこむかのように
  • 3:22 - 3:24
    そのメッセージを忘れた事はありません
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    そして今 人生や仕事において
    困難や苦痛に遭遇した時
  • 3:30 - 3:33
    もちろん最初は抵抗しますが
  • 3:33 - 3:36
    お母さんたちから
    学んだことを思い出します
  • 3:36 - 3:37
    心を開いて
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    好奇心を持ち続けること
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    苦痛が運んで来たものは何かを問うこと
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    新たなものが誕生しようとしているのです
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    もう一つ大きな
    魂に溢れる教訓があります
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    アルバート・アインシュタインから学びました
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    彼は出産とは関係がありませんが
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    (笑)
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    それは時間に関する教えでした
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    晩年の彼が導き出した結論とは
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    ハムスターの回し輪のような
    我々の日常の人生経験は
  • 4:06 - 4:07
    幻想だということ
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    我々はくるくるとせせこましく走り
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    どこかに到達しようとします
  • 4:12 - 4:14
    しかしその間ずっと
  • 4:15 - 4:19
    表層の時の下に
    全く異なる次元があるのです
  • 4:19 - 4:24
    過去と現在と未来が融合し
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    時の深淵を形作ります
  • 4:27 - 4:30
    到達できる場は存在しません
  • 4:31 - 4:35
    アインシュタインは
    この状態― この次元を
  • 4:35 - 4:37
    「単なる存在」と呼びました
  • 4:37 - 4:39
    彼がこの言葉を発したのは
    それを経験して
  • 4:39 - 4:41
    聖なる畏れを感じた時でした
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    赤ちゃんを取り上げる時に私は
  • 4:43 - 4:45
    回し車から降りるよう強いられました
  • 4:45 - 4:49
    時には何日も何時間も
  • 4:49 - 4:52
    ご両親と共に
    ただひたすら呼吸をしていました
  • 4:52 - 4:53
    「単なる存在」でした
  • 4:54 - 4:57
    そして大量の「大いなる畏れ」を得ました
  • 4:57 - 5:02
    次の3つが助産師をしていて
    私が学んだことです
  • 5:02 - 5:05
    一つ 魂を覆い隠さないこと
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    二つ 困難や苦痛に遭った時には
    心を開くこと
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    三つ 時には回し車から降り
  • 5:16 - 5:18
    時の深淵に足を踏み入れること
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    これらの教訓は私の人生を通して
    私の助けとなりましたが
  • 5:23 - 5:25
    つい最近 大いに助けられたことがありました
  • 5:25 - 5:30
    人生で最も重要な仕事をした際のことです
  • 5:31 - 5:35
    2年前 私の妹が患っていた
  • 5:35 - 5:37
    珍しい血液がんが再発しました
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    唯一残された治療は骨髄移植でした
  • 5:43 - 5:46
    低い適合率にもかかわらず
    適合者が見つかりました
  • 5:46 - 5:48
    それは私でした
  • 5:49 - 5:52
    私の家族は4人姉妹です
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    私が遺伝的に完全な適合者だと
    分かった時の姉妹の反応は
  • 5:59 - 6:01
    「あなたが適合者?本当に?」
  • 6:01 - 6:02
    (笑)
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    「彼女にぴったりの適合者ですって?」
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    姉妹にはよくあることだそうです
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    姉妹の関係にはいろいろなものがあります
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    愛情や友情 庇護
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    そして嫉妬
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    さらに競争
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    拒絶と攻撃
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    私たちが最初に魂を覆う層を
    数多く掛け始める所
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    それが姉妹という人間関係です
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    私は自分が妹の適合者だと判明すると
  • 6:33 - 6:35
    研究モードに入りました
  • 6:35 - 6:37
    調べてわかったことは―
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    骨髄移植の前提はたいへん
    シンプルだということです
  • 6:41 - 6:47
    大量の化学療法で
    がん患者の骨髄を破壊した後に
  • 6:47 - 6:53
    ドナーから数百万もの
    健康な細胞を移植するのです
  • 6:54 - 6:56
    そして新しい細胞がー
  • 6:56 - 7:00
    患者に定着するよう
    あらゆる手を尽くします
  • 7:00 - 7:05
    さらに私は骨髄移植が
    危険を伴うことを知りました
  • 7:05 - 7:10
    致死量に近い化学療法を受け
    うまく成功したとしても
  • 7:11 - 7:14
    妹にはさらなる危険が待ち構えています
  • 7:14 - 7:16
    私の細胞が
  • 7:17 - 7:19
    妹の身体を攻撃する可能性があるのです
  • 7:20 - 7:23
    妹の身体が私の細胞を拒絶する可能性も
  • 7:23 - 7:25
    これは拒絶反応
    もしくは攻撃と呼ばれます
  • 7:25 - 7:27
    双方とも妹に死をもたらします
  • 7:28 - 7:30
    拒絶と攻撃
  • 7:30 - 7:32
    どちらの言葉も
  • 7:32 - 7:35
    姉妹関係には馴染みあるものです
  • 7:36 - 7:39
    妹と私には長い愛情の歴史がありますが
  • 7:39 - 7:42
    同様に長い拒絶と攻撃の歴史も存在します
  • 7:42 - 7:46
    それは小さな誤解から
    大きな裏切りにまで至ります
  • 7:47 - 7:49
    私たちになかったのは
  • 7:49 - 7:51
    深い話をする関係でした
  • 7:52 - 7:57
    しかし姉妹関係や その他
    どの人間関係でもありがちなのは
  • 7:57 - 8:00
    率直な話をすることをためらうこと
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    傷を露わにし
  • 8:03 - 8:05
    過ちを認めることを
  • 8:05 - 8:10
    しかし拒絶反応や攻撃の
    危険について学んだ時の私は
  • 8:10 - 8:12
    これを変える時だと思いました
  • 8:13 - 8:18
    骨髄移植を医師に任せきりに
    してしまわずに
  • 8:18 - 8:24
    私と妹が後に「魂の骨髄移植」と
    呼ぶものを行えばどうなるか?と
  • 8:24 - 8:28
    お互いが原因で苦痛に直面した時に
  • 8:28 - 8:31
    拒絶や攻撃をしなかったら
  • 8:31 - 8:33
    相手の話を聞き
  • 8:33 - 8:35
    相手を許し
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    相手と融合できるのでしょうか
  • 8:37 - 8:40
    そうすれば自分たちの細胞にも
    同じ事をさせられるでしょうか?
  • 8:41 - 8:46
    懐疑的な妹を説得するために
    両親の聖典を持ち出しました
  • 8:46 - 8:48
    ニューヨーカー・マガジンです
  • 8:48 - 8:50
    (笑)
  • 8:50 - 8:53
    私は妹に連載マンガの切り抜きを送り
  • 8:53 - 8:57
    私の骨髄を採取し
    妹の身体に移植する前に
  • 8:57 - 9:02
    セラピーを受けるべきだと説得しました
  • 9:02 - 9:04
    こちらです
  • 9:04 - 9:08
    「私の頭の中で
    彼が私にしたことを許さないわ」
  • 9:08 - 9:10
    (笑)
  • 9:10 - 9:12
    私は妹に
  • 9:13 - 9:16
    私たちは同様のことを
    しているはずだと伝えました
  • 9:16 - 9:22
    頭の中で作り上げた話に固執し
    お互いを退けているのです
  • 9:22 - 9:25
    私は彼女に伝えました
  • 9:25 - 9:28
    移植後に彼女の血管に流れるのは
  • 9:28 - 9:29
    私の血
  • 9:29 - 9:32
    私の骨髄細胞から作られた血だと
  • 9:32 - 9:37
    細胞一つ一つの核の中には
  • 9:37 - 9:39
    私のDNAが一揃い入っているのだと
  • 9:39 - 9:43
    「あなたが生きている限り
    私はあなたの体内を泳ぎ続けるのよ」と
  • 9:43 - 9:46
    少々怯えぎみの妹に伝えました
  • 9:46 - 9:48
    (笑)
  • 9:48 - 9:51
    「お互いに対する関係をきれいにしましょう」
  • 9:52 - 9:55
    健康が危機に晒されると
    人はさまざまな危険を冒します
  • 9:56 - 9:59
    仕事を辞めたり
    飛行機から飛び降りたり
  • 10:00 - 10:02
    私の妹の場合は
  • 10:02 - 10:05
    いくつかのセラピーセッションを
    受けることを了承したことでした
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    私たちが骨の髄まで
    落ち込んでいた時のことです
  • 10:12 - 10:16
    何年にも渡った
    相手に対する憶測
  • 10:16 - 10:18
    決めつけ
  • 10:18 - 10:20
    非難や羞恥を見直し開放すると
  • 10:20 - 10:24
    そこに残されたのは愛情でした
  • 10:26 - 10:30
    骨髄採取を受けたことを
    勇敢だと褒められましたが
  • 10:30 - 10:32
    そうではありません
  • 10:32 - 10:34
    私が勇敢だったと感じるのは
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    これとは別の採取と移植でした
  • 10:37 - 10:39
    魂の真髄の移植です
  • 10:40 - 10:44
    他者に対して感情を裸にし
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    プライドや自己防衛を手放したことです
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    幾重もの表層を取り除き
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    傷つきやすい魂を
    お互いにさらし共有したことです
  • 10:54 - 10:57
    ここで助産師時代に
    学んだことを思い出しました
  • 10:57 - 10:59
    魂を覆い隠さず
  • 11:00 - 11:03
    脅威と苦痛に心を開きなさい
  • 11:03 - 11:04
    聖なる畏れを求めなさい
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    これは採取した骨髄と私です
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    「収穫物」と呼ばれています
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    何だか牧歌的な産直イベントのようですね
  • 11:14 - 11:15
    (笑)
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    決してそのようなものではありません
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    私のとても勇敢な妹です
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    私の骨髄を受け取ってくれました
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    移植後 私たちはより多くの時間を
    共に過ごすようになりました
  • 11:30 - 11:33
    まるで幼い少女に戻ったかのように
  • 11:34 - 11:37
    過去と現在は融合しました
  • 11:37 - 11:39
    私たちは時の深淵に足を踏み入れたのです
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    私は仕事と日常の回し車を降りて
  • 11:44 - 11:45
    病と癒しの孤島にいた妹に
  • 11:46 - 11:48
    病と癒しの孤島にいた妹に
  • 11:48 - 11:50
    寄り添いました
  • 11:51 - 11:53
    私たちは共に何か月も
  • 11:53 - 11:55
    病院や妹の自宅に設えた
    隔離ユニットで過ごしました
  • 11:55 - 11:57
    病院や妹の自宅に設えた
    隔離ユニットで過ごしました
  • 11:58 - 12:00
    足早な世間は
  • 12:00 - 12:05
    このような努力を支援せず
    評価すらしません
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    実生活や重要な仕事への
    混乱を招くと見なし
  • 12:09 - 12:14
    過度に感情的であることや
    出費がかさむことを心配します
  • 12:14 - 12:17
    確かに出費はたいへんでした
  • 12:17 - 12:19
    ところが私は支払いを受けたのです
  • 12:20 - 12:24
    それは私たちの文化が忘れてしまった
    通貨をもってなされました
  • 12:25 - 12:27
    私は愛情で支払いを受けたのです
  • 12:28 - 12:29
    魂で支払いを受けたのです
  • 12:29 - 12:32
    妹をもって支払いを受けたのです
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    妹いわく移植後の一年が
    人生で一番幸せな時だったそうです
  • 12:38 - 12:39
    私はびっくりしました
  • 12:39 - 12:42
    彼女はたいへん苦しんだからです
  • 12:42 - 12:46
    しかし彼女はその時期 人生は
    一番甘美だったと語りました
  • 12:46 - 12:49
    私たちが魂を露わにし
  • 12:49 - 12:51
    真実を語り合ったからだと
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    妹はより堂々と自信を持ち
  • 12:56 - 12:57
    人と接するようになりました
  • 12:57 - 13:00
    彼女は言うべきだと感じたことは
    きちんと話すようになりました
  • 13:00 - 13:03
    これまでずっとやりたかったことも
    やるようになりました
  • 13:03 - 13:05
    そしてそれは私も同じでした
  • 13:05 - 13:11
    日常で関わる人に対し
    率直であることを恐れなくなりました
  • 13:12 - 13:14
    あるがままの自分を語りました
  • 13:14 - 13:18
    何よりもまして貴重だったのは
    あるがままの他者も見い出せたことです
  • 13:20 - 13:23
    この物語の最終章に至るまで
  • 13:23 - 13:27
    私は助産師の経験がいかに私を
    高めてくれたかに気づいていませんでした
  • 13:27 - 13:30
    妹が人生でもっとも豊かな一年を
    過ごした後に
  • 13:30 - 13:32
    がんが再び襲来しました
  • 13:33 - 13:36
    この時には医師たちにできることは
    もうありませんでした
  • 13:36 - 13:39
    妹の余命は2か月でした
  • 13:40 - 13:43
    妹が息を引き取る前の晩
  • 13:43 - 13:46
    私は彼女の枕元にいました
  • 13:46 - 13:48
    妹は小さく痩せており
  • 13:49 - 13:51
    首元が脈打っているのが見えました
  • 13:52 - 13:55
    それは私の血 彼女の血
    私たちの血でもありました
  • 13:56 - 13:59
    妹が死んだ時
    私の一部も死にました
  • 14:01 - 14:05
    私が意味を持たせたいと願ったのは
  • 14:05 - 14:08
    お互いと一つになることで
  • 14:08 - 14:10
    私たちがより私たちらしく
    なれたことです
  • 14:10 - 14:12
    私たちのあるがままの魂です
  • 14:12 - 14:17
    過去の苦痛に面と向かって
    心を開くことにより
  • 14:17 - 14:20
    ようやくお互いの心に到達しえたのです
  • 14:21 - 14:23
    時を踏み越え
  • 14:23 - 14:25
    私たちは永遠に繋がりました
  • 14:27 - 14:30
    妹が残してくれたものは数えきれません
  • 14:30 - 14:33
    締めくくりに 皆さんに
    そのうちの一つをお届けします
  • 14:34 - 14:38
    皆さんは生きるか死ぬかの状況を
    待つ必要はありません
  • 14:38 - 14:42
    大切な人間関係を
    浄化することはできます
  • 14:42 - 14:44
    魂の真髄を相手に渡し
  • 14:45 - 14:47
    相手の中にそれを見出すのです
  • 14:48 - 14:50
    誰にでもできることです
  • 14:50 - 14:55
    新種の救急救命士のように
  • 14:55 - 14:59
    勇敢に最初の一歩を踏み出すのです
  • 15:00 - 15:02
    誰かに対して
  • 15:02 - 15:08
    拒絶し攻撃するのではなく
    行動を起こし努力する事はできます
  • 15:09 - 15:11
    姉妹に対しても
  • 15:11 - 15:12
    配偶者に対しても
  • 15:12 - 15:14
    友人や同僚に対しても可能です
  • 15:14 - 15:17
    身の周りのすべての断絶や
  • 15:17 - 15:20
    不協和音に対しても同様です
  • 15:20 - 15:24
    世界中の魂に対しても
    同じことが言えるのです
  • 15:25 - 15:26
    ありがとうございました
  • 15:26 - 15:32
    (拍手)
Title:
真の自分を語り真の他者を見出すとは
Speaker:
エリザベス・レッサー
Description:

エリザベス・レッサーが、険悪な人間関係や愛する者の死などの重いテーマについて、抒情的に、そして意外にも愉快な語り口で話します。プライドや自己防衛を手放し、魂を露わにして真実を語り合うようになれるまでの、癒しへの過程が描写されます。「大切な人間関係を浄化するには、生きるか死ぬかの状況を待つ必要はない」「新種の救急救命士のように、相手に対する勇気ある最初の一歩を踏みだせばよいのだ」と。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
15:44

Japanese subtitles

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