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ガヴリロ・プリンツィプによる フランツ・フェルディナンド大公の暗殺

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    では
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    当時大戦争と呼ばれ
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    第一次世界大戦の起源となった
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    人類史上 最も有名な事件について
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    お話ししましょう
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    今からお話することが
    ちょっとした背景です
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    1908年
    オーストリア・ハンガリー帝国は
  • 0:17 - 0:19
    正式に
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    ボスニアとヘルツエゴビナを併合しました
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    1800年代後半
    オスマントルコ人が追放されて以来
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    すでに
    ボスニアとヘルツエゴビナの2州を
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    オーストリア・ハンガリー帝国が
    占拠していましたが
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    1908年に
    正式に2州を併合したのです
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    もう少し背景を説明しましょう
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    バルカン半島から
    オスマントルコ人が追放され
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    ユーゴスラビアの人々
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    つまり南スラブ人は
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    民族統合の希望を
    持ち始めました
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    ユーゴスラビア人について話す時
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    文字通り 南スラブ人のことを指します
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    言葉通り
    南という意味です
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    つまり 民族主義を
    実現するという希望です
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    しかし すでに
    1908年当時
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    オーストリア・ハンガリー帝国によって
    占拠されていました
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    将来ユーゴスラビア人のものとなる
    可能性のある重要な土地は
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    今や 正式に
    オーストリア・ハンガリー帝国によって
    併合されてしまったのです
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    ここに 独立国家である
    セルビア王国もありました
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    ここが ナショナリズム運動の
    本拠地となったことは
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    容易に想像できるでしょう
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    ここセルビアの地に
    他の南スラブ諸国を加えさえすれば
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    いつの日か 大ユーゴスラビアに
    なっていた可能性もありました
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    以上の話から
    1914年に目を向けてみましょう
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    ここに線を引いてみます
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    1914年 6月28日
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    人類史上
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    最も有名な日付です
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    大公フランツ・フェルディナンドと彼の妻ソフィは
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    現在はボスニアに併合されている
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    サラエボを訪れていました
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    彼らが
    サラエボを視察中
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    黒手組と強いつながりを持った
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    ”ヤング・ボスニアンズ”と呼ばれた組織による
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    オーストリア・ハンガリー帝国皇位継承者の
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    暗殺事件が計画されていました
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    黒手組とは
    国家主義組織で
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    闇に包まれているけれども
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    セルビア王国の分子と
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    つながっている組織のことです
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    彼らは
    大公フランツ・フェルディナンドの
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    暗殺を試みました
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    それは実に
    興味深い話です
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    なぜなら
    最初の暗殺の企ては
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    完全に
    失敗に終わったからです
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    オーストリア大公の
    暗殺を試みた
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    あるの男の場合は
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    暗殺に失敗すると
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    青酸カリの入ったカプセルを
    噛み砕き
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    川へ飛び込もうとしました
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    しかし青酸カリのカプセルは
    腐っており
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    川の深さはたった10センチだったのです
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    そして彼は引きずりだされた後
    身柄を高速されました
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    ガヴリロ・プリンツィプという
    共謀者のうちの一人は
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    暗殺計画の全てが失敗に終わるや否や
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    暗殺計画を諦め
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    なぜ暗殺の試みが
    失敗に終わったのか
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    その時
    サラエボのカフェで
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    文字通り
    サンドウィッチを食べながら考えていました
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    サラエボ視察中の
    大公を乗せた車が
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    道を誤って
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    ガヴリロ・プリンツィプのすぐ近くを
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    通りました
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    そして
    彼は突然大公の車が道を誤っており
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    彼のすぐ近くを通る事に気がつきます
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    いいですか
    思い出して下さい
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    大公たちは 一日の始まりに
    大公を殺そうとした
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    暗殺者がいることをすでに知っていました
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    よって
    彼らはもっと警戒すべきだったのです
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    ガヴリロ・プリンツィプは立ち上がり
    サンドウィッチを置いて
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    大公フランツ・フェルディナンドと
    彼の妻ソフィの車の
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    向かう方へと
    歩き始めました
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    運転手は
    道を間違えたことに気づくと
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    より安全な道を通るということにまで
    気が回らず
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    引き返そうとしました
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    その時
    車は失速し始めていたので
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    そのことが
    事態を更に悪化させました
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    ガヴリロ・プリンツィプは
    車の方まで歩くだけで
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    大公フランツ・フェルディナンドと
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    妻ソフィを銃殺することができます
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    この暗殺事件が
    どれくらい重大だったのかを説明しましょう
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    オーストリアの
    大公フランツ・フェルディナンドは皇位継承者です
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    彼は
    オーストリア・ハンガリー帝国の支配者であった
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    フランツ・ジョセフの甥です
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    つまり彼は
    帝国の継承者です
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    そして彼は
    ガヴリロ・プリンツィプに暗殺されたのです
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    すなわち
    フランツ・フェルディナンドは
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    ガヴリロ・プリンツィプに
    暗殺されたのです
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    ここにいるのが
    彼だと思うのですが
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    ガヴリロ・プリンツィプが
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    逮捕された直後の写真が
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    ちょうど
    ここにあります
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    この暗殺事件が
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    ユーゴスラビア全体の
    ナショナリズム運動に
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    どのように関係しているのか
    考えてみましょう
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    彼は逮捕された時
    こう言いました
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    「私は
    全ユーゴスラビアの統合を目指している 」
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    「ユーゴスラビアの
    ナショナリストだ」
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    「国家体制には
    こだわらないが」
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    「オーストリア帝国の支配からは
    自由でなければならない」
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    よって
    この行動、この暗殺は
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    ナショナリズム運動や
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    ボスニア・ヘルツエゴビナと
    セルビアを併合したいという想い
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    最終的にはクロアチアをも
    一つにしたいという想いが
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    動機となっていました
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    次のビデオを見れば分かるように
    この暗殺事件は
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    第一次世界大戦の
    引き金となりました
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    思い当たる理由は
    数多くあるでしょうが
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    この暗殺事件が
    第一次世界大戦を引き起こした理由は
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    ヨーロッパ大陸の
    多くの帝国が
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    すでに軍事力を増強し
    戦闘を望んでいたことだと言えます
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    しかし本質的に
    全ヨーロッパの
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    ドミノを倒してしまうような
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    同盟群もすでに存在していました
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    そして
    これらの帝国があったからこそ
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    世界の大部分が
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    互いに戦争をすることになったのです
Title:
ガヴリロ・プリンツィプによる フランツ・フェルディナンド大公の暗殺
Description:

なぜオーストリアのフランツ・フェルディナンド大公は暗殺されたのか。
そしてどのように、この事件が世界大戦を導いたのかについての様々な考察。

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Video Language:
English
Duration:
05:34

Japanese subtitles

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