ジャレット・J・クロザウスカ「アーティストになった少年の話」
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0:01 - 0:03こんにちは
ジャレット・クロザウスカです -
0:03 - 0:08子供向けの絵本を書くのが仕事です
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0:08 - 0:12つまり 創造力を使って食べているわけですが
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0:12 - 0:15それを仕事として活かす前から
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0:15 - 0:18創造力にずっと助けられて
生きてきました -
0:18 - 0:20小さい頃から絵を描くのが好きでした
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0:20 - 0:23その頃 誰よりも尊敬していた
アーティストは 母でした -
0:23 - 0:25その頃 誰よりも尊敬していた
アーティストは 母でした -
0:25 - 0:28でも母はヘロイン中毒だったんです
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0:28 - 0:32親が麻薬中毒だと
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0:32 - 0:35チャーリー・ブラウンが一生懸命
フットボールを蹴ろうとするのと同じで -
0:35 - 0:38いくら がんばって 愛そうとしても
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0:38 - 0:40愛されたいと思っても
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0:40 - 0:43心を開くたびに失望させられるものです
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0:43 - 0:47子供の頃ずっと 母は刑務所に入っていて
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0:47 - 0:49父親もいませんでした
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0:49 - 0:53僕が6年生になるまで名前すら知らなかったんです
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0:53 - 0:55でも祖父母がいつも 側にいてくれました
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0:55 - 0:57母方の祖父母の
ジョセフとシャーリーです -
0:57 - 1:013歳になる頃に養子として引き取られ
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1:01 - 1:02実の子供のように迎え入れてくれました
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1:02 - 1:04実の子供5人も育てた後にです
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1:04 - 1:07この二人は世界大恐慌の時代に育ち
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1:07 - 1:1280代になったところで
新しい子供を引き取ったのです -
1:12 - 1:14コメディー番組のテコ入れに
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1:14 - 1:17突然 新しい親戚の子が登場するみたいな
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1:17 - 1:19ひょんなところからきた子供だったんです
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1:19 - 1:23祖父母はあまり細かい事は気にかけず
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1:23 - 1:26どちらも毎日 タバコ2箱ずつ吸うんです
フィルターもつけずに -
1:26 - 1:29僕が6歳になる頃には
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1:29 - 1:31カクテルなんか注文させてくれて
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1:31 - 1:33ドライにツイスト ロック オンザ サイド
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1:33 - 1:37氷は別のコップにするのは
もっとお酒が入るようにです -
1:37 - 1:40でもとても可愛がってくれました
本当に愛情一杯だったんです -
1:40 - 1:42創作に取り組むのを
いつも支援してくれました -
1:42 - 1:45祖父も努力家だったからだと思います
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1:45 - 1:47工場を経営し そこで作業もし
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1:47 - 1:49祖母は専業主婦でした
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1:49 - 1:52でもそんな生活に
トランスフォーマーやスヌーピー -
1:52 - 1:56ニンジャ・タートルズに夢中な
子供がやってきたのです -
1:56 - 2:01僕は 本に出てくるキャラクターに のめり込み
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2:01 - 2:04キャラクターを友達と思っていました
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2:04 - 2:06子供時代の親友は
こういったキャラクターで -
2:06 - 2:08本の中から出てきたものです
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2:08 - 2:12マサチューセッツ州ウースターの
ゲーツ・レーン小学校に通い -
2:12 - 2:14良い先生に恵まれました
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2:14 - 2:18特に1年生の時の アリッシ先生は特別でした
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2:18 - 2:21今でも先生の 僕ら生徒に対する愛情を覚えています
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2:21 - 2:24今でも先生の 僕ら生徒に対する愛情を覚えています
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2:24 - 2:27僕が3年生のとき
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2:27 - 2:29人生を変える事がありました
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2:29 - 2:31作家が学校に遊びに来たんです
ジャック・ガントスという人です -
2:31 - 2:35本が出版されている
プロの作家が来て -
2:35 - 2:37彼の仕事について話をしてくれました
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2:37 - 2:40話を聞いた後 教室に戻って
彼の本の主人公の絵を -
2:40 - 2:43自由に想像して描きました
「あくたれラルフ」という悪いネコです -
2:43 - 2:45自由に想像して描きました
「あくたれラルフ」という悪いネコです -
2:45 - 2:47すると突然 あの作家が教室にあらわれ
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2:47 - 2:50机の間をゆっくりと
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2:50 - 2:54黙って 一人ひとりの絵を見ながら
歩いて来ました -
2:54 - 2:57僕の机の横まで来ると
突然 ぴたっと足を止め -
2:57 - 3:00机をトントンと指で叩き
こう言ったのです -
3:00 - 3:02「こりゃー いい猫だ」(笑)
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3:02 - 3:05そして また去って行きました
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3:05 - 3:10この二語が
僕の人生を変えてしまったのです -
3:10 - 3:133年生を終える前に
初めて本を書きました -
3:13 - 3:17『だれよりも飛べると思ったフクロウ』です(笑)
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3:17 - 3:19ギリシャ神話を書くという宿題で
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3:19 - 3:22伝説を作って書けと
だから僕はフクロウの話を書きました -
3:22 - 3:26飛行レースでヘルメスに挑戦する話です
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3:26 - 3:28フクロウは ズルをし
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3:28 - 3:31ギリシャの神のヘルメスは怒り
カンカンになって -
3:31 - 3:33フクロウを月に変えてしまいます
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3:33 - 3:35フクロウは 残りの人生を月として生き
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3:35 - 3:38夜に家族や友達が遊ぶのを見ながら
人生を送ります -
3:38 - 3:42いいでしょう (笑)
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3:42 - 3:44きちんと奥付のページもつくりました
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3:44 - 3:48著作権は大事だと
8歳ながら思っていましたので -
3:48 - 3:51(笑)
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3:51 - 3:55この本は言葉と絵を使って書かれています
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3:55 - 3:57現在の僕の仕事そのものです
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3:57 - 4:00時には言葉だけに物語りをゆだね
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4:00 - 4:04また 時には絵に物語を伝えさせます
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4:04 - 4:06また 時には絵に物語を伝えさせます
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4:06 - 4:09特に気に入っているのがこの
「著者紹介」のページ (笑) -
4:09 - 4:11特に気に入っているのがこの
「著者紹介」のページ (笑) -
4:11 - 4:14きちんと 三人称で
自分の紹介をしているんです -
4:14 - 4:17子供なのに
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4:17 - 4:21特に最後のところが気に入っています
「彼はこの本を書くのを楽しんだ」 -
4:21 - 4:25いろいろ想像して書くのが
本当に楽しかったのを覚えています -
4:25 - 4:26「書く」とはそういう ものなんです
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4:26 - 4:28書くというのは紙上で
想像力を膨らませることですが -
4:28 - 4:31最近 学校を訪問して危機感を感じるのは
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4:31 - 4:34子供たちが 書くということが
想像力を使う事だとは -
4:34 - 4:38全く思いもしないということです
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4:38 - 4:42学校で文章を書く機会があればの話ですが
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4:42 - 4:45本を書くのが大好きで
学校から家に帰ると -
4:45 - 4:47紙を束ね
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4:47 - 4:49ホッチキスでとめて
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4:49 - 4:52真っ白いページを
文と絵で埋めたものです -
4:52 - 4:56空想を膨らませるのが
とにかく大好きだったんです -
4:56 - 4:58作ったキャラクターが
友達となり -
4:58 - 5:01卵やトマト レタスやかぼちゃ
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5:01 - 5:03みんな冷蔵庫の街に住んでいます
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5:03 - 5:06冒険してオバケ屋敷に行くと
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5:06 - 5:07そこには危険が沢山待ち受けています
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5:07 - 5:12粉々に切り刻もうとしてくる
悪のミキサーとか -
5:12 - 5:18パンの夫婦を誘拐しようとする
悪のトースターとか -
5:18 - 5:20友達を熱で溶かそうとする
悪の電子レンジ -
5:20 - 5:24その友達は 実はバターなんです(笑)
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5:24 - 5:26マンガも書きました
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5:26 - 5:28文と絵を使って違った形で
話を伝えるものです -
5:28 - 5:31文と絵を使って違った形で
話を伝えるものです -
5:31 - 5:336年生になると
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5:33 - 5:36ウースター学区全体の
美術の予算がカットされ -
5:36 - 5:38ウースター学区全体の
美術の予算がカットされ -
5:38 - 5:41毎週あった美術の授業が
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5:41 - 5:43月2回になり
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5:43 - 5:46月1回 そして
遂には無くなってしまいました -
5:46 - 5:48祖父は頭がいい人で
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5:48 - 5:50これは問題だと気が付いたのです
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5:50 - 5:53これが無くなったら 僕には何もなくなってしまうと
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5:53 - 5:56スポーツはしないので
美術が唯一の楽しみでした -
5:56 - 5:58祖父は ある晩 僕の部屋に入って来ると
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5:58 - 6:00ベッドの脇に座って
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6:00 - 6:02「ジャレット もし行きたかったら
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6:02 - 6:05ウースター美術館の教室に 通うといい」
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6:05 - 6:06ほんとうに嬉しかったのを覚えています
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6:06 - 6:08その後 6年生から高校卒業まで
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6:08 - 6:10週に1回 2回 時には3回
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6:10 - 6:12美術館の教室に通いました
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6:12 - 6:15絵を描くのが好きな仲間に囲まれ
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6:15 - 6:18情熱を共有できる友人たちと過ごしました
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6:18 - 6:21初めて出版された作品は
中学の卒業アルバムの 表紙のデザインでした -
6:21 - 6:24初めて出版された作品は
中学の卒業アルバムの 表紙のデザインでした -
6:24 - 6:27学校のマスコットが
なぜ こんな服を着ているかというと -
6:27 - 6:30当時 ベル・ビヴ・デヴォーやMCハマー
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6:30 - 6:33バニラ・アイスにはまっていたからなんです
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6:33 - 6:37今でも カラオケに行って
「アイス、アイス、ベイビー」なら -
6:37 - 6:40歌詞を見ないで歌えます
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6:40 - 6:43のせないで下さい 歌っちゃいますから
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6:43 - 6:45卒業後は私立の高校に進学しました
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6:45 - 6:47中学まではずっと公立でしたが
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6:47 - 6:50地元の高校で誰かが刺されて殺されたのを
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6:50 - 6:52なぜか祖父はとても気にして
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6:52 - 6:55その学校には行かせたくなかったようです
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6:55 - 6:58私立に行くにあたって 選択肢をくれました
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6:58 - 6:59共学のホーリーネームか
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6:59 - 7:02男子校のセント・ジョンのどちらかです
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7:02 - 7:04さすが祖父です
いかにも僕が選んだような気にさせて -
7:04 - 7:07僕がセイント・ジョンを選ばないだろうと
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7:07 - 7:09はじめから分かっていたのです
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7:09 - 7:10そんなわけでホーリーネームに進学しました
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7:10 - 7:13新しい学校に慣れるのには苦労しました
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7:13 - 7:15スポーツはやらないと お話ししましたが
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7:15 - 7:17この学校はスポーツが盛んだったんです
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7:17 - 7:21でもシラール先生の 美術室が救いでした
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7:21 - 7:24そこで色々な事を学び
大きく成長しました -
7:24 - 7:27毎日 あの教室に行くのが楽しみでした
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7:27 - 7:29どうやって皆と友達になったかというと
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7:29 - 7:33先生達の面白い似顔絵を描いて(笑)
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7:33 - 7:36授業中に回したんです
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7:36 - 7:40高校1年の英語の授業中
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7:40 - 7:42隣に座っていた友達のジョンが
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7:42 - 7:45うっかり大きな声で笑ってしまったんです
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7:45 - 7:47グリーンウッド先生は むっとしました(笑)
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7:47 - 7:51グリーンウッド先生は むっとしました(笑)
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7:51 - 7:54僕が問題の根源だとすぐにつきとめ
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7:54 - 7:58人生初めて廊下に出されました
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7:58 - 8:00「ああ どうしよう
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8:00 - 8:04おじいちゃんに叱られる」
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8:04 - 8:05先生は廊下に出てくると
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8:05 - 8:06「紙を見せろ」と
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8:06 - 8:11「やばい ばれた」と戸惑いながら
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8:11 - 8:14仕方なく描いていた絵を渡しました
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8:14 - 8:17数秒の沈黙の後
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8:17 - 8:20先生が口を開きました
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8:20 - 8:23「君 、才能があるぞ」(笑)
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8:23 - 8:26「実にうまい 学校の新聞が
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8:26 - 8:28漫画家を探しているんだ
君がなったらいい -
8:28 - 8:32でも 僕の授業中に絵を描くのは やめてくれ」
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8:32 - 8:34両親にもばれずに済み
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8:34 - 8:37怒られも しませんでした
ケイシー先生に紹介されました -
8:37 - 8:39学校新聞の顧問です
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8:39 - 8:43そこで卒業するまで
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8:43 - 8:46学校新聞のイラストを担当しました
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8:46 - 8:48テーマはとても複雑なもの
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8:48 - 8:51例えば 上級生は意地悪だとか
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8:51 - 8:54新入生はダサイとか
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8:54 - 8:59プロム行くのに
なんてお金がかかるのか… 等です -
8:59 - 9:03校長先生の風刺もしました
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9:03 - 9:07連載ものも やりました
主人公はウェスリーが -
9:07 - 9:10どうしようもない恋に落ちる話ですが
これは僕ではないと -
9:10 - 9:12断言したのを覚えています
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9:12 - 9:16でも 今言ってしまうと
実は僕自身の話だったんです -
9:16 - 9:18でも本当に楽しかった
いろんな話を書いて -
9:18 - 9:19好きな事を思い付いて
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9:19 - 9:22それが学校の新聞に載り
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9:22 - 9:24会った事もない人たちが
読んでいるんです -
9:24 - 9:27自分の考えを 印刷されたページで
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9:27 - 9:30伝えられるなんて
考えただけでも わくわくしました -
9:30 - 9:3314歳の誕生日に祖父と祖母が
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9:33 - 9:35最高のプレゼントをくれました
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9:35 - 9:40製図台で 今でも使っています
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9:40 - 9:4120年たった今でも
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9:41 - 9:46毎日その机に向かって
仕事をしているのです -
9:46 - 9:4814歳の誕生日の夜に
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9:48 - 9:52この机をもらって
皆で中華料理を食べました -
9:52 - 9:56フォーチュンクッキーの中の紙には
こんな運勢が書いてありました -
9:56 - 9:58「仕事で成功するでしょう」
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9:58 - 10:01この紙を机の左上に
テープで貼りました -
10:01 - 10:03ほら 今でもここにあるでしょう
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10:03 - 10:07祖父母には何かをねだった事はありません
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10:07 - 10:09実はふたつだけ…
偉大なるハムスターのラスティー -
10:09 - 10:13小学校4年生の時買ってもらって
長い良い人生を生きました -
10:13 - 10:16(笑)
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10:16 - 10:19それから ビデオカメラ
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10:19 - 10:22どうしても欲しかったんです
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10:22 - 10:24クリスマスプレゼントに欲しいと
何回も頼んだ結果 -
10:24 - 10:27中古のビデオカメラを買ってもらいました
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10:27 - 10:30それでアニメーションを作り始め
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10:30 - 10:33自分で演出して
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10:33 - 10:35高校にいる間ずっと
自作のアニメーションを作ったものです -
10:35 - 10:38高校2年の時 英語の先生を説得して
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10:38 - 10:41スティープン・キングの『ミザリー』の
感想文を書く代わりに -
10:41 - 10:46短いアニメーションを作りました(笑)
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10:46 - 10:48漫画も沢山描きました
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10:48 - 10:52漫画を よく描いていた頃
ウースター美術館で -
10:52 - 10:57ある先生から人生で
最も大切な事を習いました -
10:57 - 10:59マーク・リンチという素晴らしい先生で
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10:59 - 11:02今でも親しくしてします
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11:02 - 11:04僕は14歳か15歳
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11:04 - 11:07漫画教室の半分ぐらいが経った頃
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11:07 - 11:09わくわくしながら授業に行きました
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11:09 - 11:12マーベル風コミックの描き方 という本を持って行ったんです
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11:12 - 11:15スーパーヒーローの描き方や
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11:15 - 11:17女の人、筋肉の描き方
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11:17 - 11:19エックスマンでもスパイダーマンでも
それらしく描く方法が載っていました -
11:19 - 11:22エックスマンでもスパイダーマンでも
それらしく描く方法が載っていました -
11:22 - 11:25それを見た先生の顔から
血の気が引くのがわかりました -
11:25 - 11:26僕の顔を見てこう言いました
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11:26 - 11:29「この本から習ったことは全部忘れなさい」
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11:29 - 11:33僕が戸惑っていると
「君はいいものを持っている -
11:33 - 11:37自分のスタイルを認め
他人の描き方を真似するな -
11:37 - 11:39自分のスタイルを貫いて 磨きをかけるんだ
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11:39 - 11:42君は本当に才能があるんだから」と
教えてくれました -
11:42 - 11:45十代の後半は誰でも
気にならない事が色々あるものですが -
11:45 - 11:4917年間 ヨーヨーの様に
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11:49 - 11:51僕の人生に出入りを 繰り返す母や
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11:51 - 11:55顔も知らない父を持ち
本当にムシャクシャしていました -
11:55 - 11:5717歳の時 初めて父に会い
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11:57 - 12:01同時に弟や妹がいる事を知りました
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12:01 - 12:03父に初めて会ったその日に
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12:03 - 12:06ロードアイランド・デザイン学校から
不合格の通知を受け取りました -
12:06 - 12:10唯一 行きたいと思っていた
大学だったんです -
12:10 - 12:12そんな時 キャンプ・サンシャインで
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12:12 - 12:15一週間ボランティアとして働き
すばらしい子供たちに出会いました -
12:15 - 12:18白血病の子供たちで
エリックという子が僕の人生を変えました -
12:18 - 12:20エリックは6歳になる前に
亡くなりましたが -
12:20 - 12:23今でも僕の心の中に生きています
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12:23 - 12:27この経験と美術のシラール先生が
持ってきた絵本がきっかけで -
12:27 - 12:28この経験と美術のシラール先生が
持ってきた絵本がきっかけで -
12:28 - 12:30「子供の絵本を作ろう!」と
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12:30 - 12:35子供向けの本を書き始めたのです
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12:35 - 12:36高校を卒業する年でした
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12:36 - 12:39後に ロードアイランド・デザイン学校 に合格し
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12:39 - 12:412年生から編入し
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12:41 - 12:45ものを書く事について
受けられる授業は全て受けました -
12:45 - 12:49在学中に巨大なオレンジナメクジの話を書きました
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12:49 - 12:51ある子と友達になりたかったのに
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12:51 - 12:52のろいので 駄目だった話です
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12:52 - 12:55出版社 十数社に本を送ったのですが
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12:55 - 12:58どの会社からも断られました
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12:58 - 13:01その頃 ホール・イン・ザ・ウォール・
ギャング・キャンプという -
13:01 - 13:04重病の子供のためのキャンプでも働いていて
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13:04 - 13:07その子たちが僕の本のファンでした
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13:07 - 13:11僕の作品を読み聞かせすると
喜んで聞いてくれたんです -
13:11 - 13:14RISDを卒業し
祖父母も喜んでくれました -
13:14 - 13:17ボストンに引越し 作業場を整えました
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13:17 - 13:19スタジオを構え 出版されるよう努力しました
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13:19 - 13:22本を送ったり 編集者や美術監督者に
何百枚も絵葉書を送りました -
13:22 - 13:25本を送ったり 編集者や美術監督者に
何百枚も絵葉書を送りました -
13:25 - 13:26でも返事は返ってきませんでした
-
13:26 - 13:28祖父からは毎週電話がかかってきて
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13:28 - 13:32「ジャレット どうだい
仕事は見つかったかい?」と訊かれます -
13:32 - 13:35大学教育に 多額の投資をしてくれたので
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13:35 - 13:37心配して当然です
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13:37 - 13:41「仕事はあるよ 絵本を書いているんだ」
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13:41 - 13:44「でも 誰か金を払ってくれるのかい」
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13:44 - 13:46「まだ いないけれど そのうち
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13:46 - 13:47きっといつか成功するよ」
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13:47 - 13:51週末にはホール・イン・ザ・ウォールで働きました
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13:51 - 13:54起業にお金が必要だったんです
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13:54 - 13:58キャンプには たいへん落ち着きのない子がいて
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13:58 - 14:00「おサル君」とあだ名をつけました
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14:00 - 14:04帰宅後『おやすみ、おサル君』
という 本を書き -
14:04 - 14:07これが最後と決め
出版社に絵葉書を送りました -
14:07 - 14:11すると ランダムハウスの編集者から
メールが届きました -
14:11 - 14:15タイトルに「ステキな作品ですね!」
びっくりマークつきです -
14:15 - 14:16「ジャレット様 絵葉書受け取りました
-
14:16 - 14:19イラストが気に入ったので
あなたのウエブページを見てみました -
14:19 - 14:23お話も書くんですか?
-
14:23 - 14:26とても良いイラストで
何かストーリー性がありそうです -
14:26 - 14:30ニューヨークに来る機会があったら
是非ご連絡ください」 -
14:30 - 14:33なんと ランダムハウスの児童書の編集者からです
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14:33 - 14:35翌週 ニューヨークに行く用事が「偶然」あったので(笑)
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14:35 - 14:38翌週 ニューヨークに行く用事が「偶然」あったので(笑)
-
14:38 - 14:41この編集者と会い
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14:41 - 14:44契約書を手にニューヨークから帰ってきました
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14:44 - 14:45『おやすみ、おサル君』は
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14:45 - 14:482001年6月12日に出版されました
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14:48 - 14:54地元の新聞はこのニュースを賞賛し
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14:54 - 14:58地元の本屋は大騒ぎし
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14:58 - 15:00本は売り切れになりました
-
15:00 - 15:04ハッピーな「お通夜」に来たみたい
と友達が言いました -
15:04 - 15:07親族や知人が列に並び
僕に会いに集まっていたからです -
15:07 - 15:10もちろん 死んでなんかいません
本にサインをしていたんです -
15:10 - 15:11祖父母は皆に取り囲まれ
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15:11 - 15:14とてもにこにこ 自慢げでした
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15:14 - 15:18アリッシ先生やシラール先生
ケイシー先生もいました -
15:18 - 15:19アリッシ先生は列に横入りして
先頭まで来ると -
15:19 - 15:22「読み方を教えたのは この私よ」と自慢しました
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15:22 - 15:25その後 すごく嬉しい事がありました
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15:25 - 15:27心に残るファンレターの第一号をもらったんです
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15:27 - 15:30この子は「おサル君」が大好きで
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15:30 - 15:34誕生日に「おサル君」のケーキを頼んだんです
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15:34 - 15:382才にとっては 刺青を入れるくらい
深い意味があるでしょう(笑) -
15:38 - 15:41誕生日なんて1年に1回のものですから
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15:41 - 15:44それも たった2回目の特別なものです
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15:44 - 15:45この写真を見て思いました
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15:45 - 15:47「この出来事を永遠に覚えていてくれるだろう
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15:47 - 15:51家族のアルバムを見るたびに
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15:51 - 15:54いつまでもこの写真があるのだから」
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15:54 - 15:57僕も写真を額に入れて目の前に飾り
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15:57 - 16:00それを見ながら 何冊もの本を執筆しました
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16:00 - 16:02これまで出版した絵本は10冊になりました
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16:02 - 16:06『パンクファーム』 『バッグヘッド』
『紫色の象 オリー』 -
16:06 - 16:08グラフィックノベルの
『 給食のおばさん』シリーズは -
16:08 - 16:109冊目を描き終えたところです
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16:10 - 16:13給食のおばさんが 悪と戦う話です
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16:13 - 16:16低学年用の本
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16:16 - 16:19『カモノハシ警察隊: 鳴いたカエル』も
もうすぐ出版されます -
16:19 - 16:23国中いろいろな学校を訪れ
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16:23 - 16:27沢山の子供に「いい猫だ」と伝えてきました
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16:27 - 16:30紙袋をかぶった 本物の
バッグヘッドたちにも会いました -
16:30 - 16:35給食のおばさんは会うと
とても親切にしてくれます -
16:35 - 16:39このように有名になれたこのは
-
16:39 - 16:41子供たちのお陰です
-
16:41 - 16:43『給食のおばさん』シリーズは
-
16:43 - 16:463・4年生向けの本のカテゴリーで
「今年最高の児童書」賞を2回 受賞しました -
16:46 - 16:48賞を取った作品は
-
16:48 - 16:52タイムズ・スクエアの
電光掲示板に映し出されるんです -
16:52 - 16:55『パンクファーム』と『給食のおばさん』は
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16:55 - 16:58映画化が進んでおり
つまり僕は映画プロデューサーです -
16:58 - 17:00あの高校1年のときにもらった
ビデオカメラのお陰です -
17:00 - 17:03あの高校1年のときにもらった
ビデオカメラのお陰です -
17:03 - 17:06『パンクファーム』の誕生会や
-
17:06 - 17:08『パンクファーム』のハロウィーンの仮装や
-
17:08 - 17:10『パンクファーム』の子供部屋
-
17:10 - 17:15こんな部屋で育った子は
将来どうなるのか ちょっと心配ですね -
17:15 - 17:17心に残るファンからの手紙をもらたり
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17:17 - 17:20すごい作品をもらったりします
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17:20 - 17:23一番感動したのは
去年のハロウィーンの事です -
17:23 - 17:25ベルが鳴ってドアを開けると
仮装した子供たちがいました -
17:25 - 17:29僕の絵本のキャラクターに変装して
うれしかったです -
17:29 - 17:33祖父母はすでに他界しましたが
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17:33 - 17:36祖父母を記念する奨学金を
ウースター美術館に設立しました -
17:36 - 17:39難しい状況にある子供達で
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17:39 - 17:42授業を受けるお金もない
子供達のための基金です -
17:42 - 17:44美術館で展示会があり
十年間の作品が展示されました -
17:44 - 17:47誰が見に来てくれたと思います?
アリッシ先生です -
17:47 - 17:49先生に「お元気ですか?」と訊ねると
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17:49 - 17:52「まだ 生きてるわよ」と答えが返ってきました(笑)
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17:52 - 17:59そう まだお元気で なによりです
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17:59 - 18:00でも 何が 人生で最高かというと
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18:00 - 18:02今 一番大切な事は
父親となり -
18:02 - 18:05かわいい娘が二人いるんですけれど
-
18:05 - 18:08創造性を引き出す環境で
子供達を育てることなんです -
18:08 - 18:11家中どこの部屋にも本が置いてあります
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18:11 - 18:13子供部屋の壁には絵を描きました
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18:13 - 18:17庭のテラスに顔を描いて遊んだり
ふとした瞬間に創作意欲がわくものです -
18:17 - 18:20庭のテラスに顔を描いて遊んだり
ふとした瞬間に創作意欲がわくものです -
18:20 - 18:23僕が20年愛用している
あの机で遊ばせたりもするんです -
18:23 - 18:25僕が20年愛用している
あの机で遊ばせたりもするんです -
18:25 - 18:28ありがとうございました(拍手)
- Title:
- ジャレット・J・クロザウスカ「アーティストになった少年の話」
- Speaker:
- Jarrett J. Krosoczka
- Description:
-
ジャレット・J・クロザウスカは 子供時代スポーツをするかわりに、 絵を描くのが大好きでした。絵を描き 物語を作るという 素朴な夢を目指した男の子の話を、面白くおかしく 感動的に語ります。回りの家族や先生に助けられ、皆に愛される児童文学作家になった この話の主人公は 、美術教育の大切さを訴えます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:48
Dimitra Papageorgiou approved Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Kana Tsumoto accepted Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Kana Tsumoto edited Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Kana Tsumoto edited Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for How a boy became an artist | ||
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for How a boy became an artist |