医学の未来ですか?アプリがありますよ
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0:01 - 0:02数年ほど前
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0:02 - 0:05ロングビーチの TED Conference に
参加したときに -
0:05 - 0:07ハリエットと出会いました
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0:07 - 0:10ネット上で会ったのはもっと前です
皆さんが想像している形ではありませんよ -
0:10 - 0:13私たちは初のオンライン個人向け
遺伝子会社の創始者の -
0:13 - 0:16リンダ・アヴェイという
共通の知人を介して紹介されました -
0:16 - 0:18私たちはリンダに遺伝子情報を
提供しているため -
0:18 - 0:20彼女は ハリエットと私が
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0:20 - 0:24二人とも珍しいミトコンドリア DNA タイプ
ハプロタイプ K1a1b1a を -
0:24 - 0:26有する遠戚だと分かったのです
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0:26 - 0:29実は雪男のオジーとも
同じ血筋です -
0:29 - 0:31オジーとハリエットと私の三人ですね
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0:31 - 0:34フェイスブックグループも作りました
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0:34 - 0:35どうぞ参加してください
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0:36 - 0:39翌年TEDでハリエットと出会った時 彼女は
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0:39 - 0:42私たちのハプロタイプ T シャツを
オーダーしました -
0:42 - 0:43(笑)
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0:43 - 0:44さて この話が何だと言うのでしょう?
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0:44 - 0:47これが健康の未来と
どう関係があるのでしょう? -
0:47 - 0:49私がハリエットと出会った経緯こそ
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0:49 - 0:52急速に発展している分野を超えた技術が
-
0:52 - 0:55今後の私たちの生活に与える影響の
一例だと思ったからです -
0:55 - 0:56低価格遺伝子分析から
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0:56 - 0:58強力な生物情報学の利用
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0:58 - 1:01そしてインターネットや
ソーシャルネットワークとの繋がりなどです -
1:02 - 1:03本日お話ししたいことは
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1:03 - 1:05急発展技術のご紹介です
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1:05 - 1:07私たちはよく線形で考えます
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1:07 - 1:10ですが 例えば考えてみてください
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1:10 - 1:12蓮の葉を毎日半分に割きます
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1:12 - 1:152, 4, 8, 16 --
15日後には 32,000 枚です -
1:15 - 1:17一月でどれくらいになると思いますか?
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1:17 - 1:1810億です
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1:18 - 1:20このように指数関数的に考えていくと
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1:20 - 1:23身の回りの技術が
どれだけ激動しているか分かるのです -
1:23 - 1:27医師そしてイノベーターとしてお話しさせて頂くと
これらの技術を最大限活用することで -
1:27 - 1:29健康や医療の未来に
-
1:29 - 1:31大きな影響を与えることができ
-
1:31 - 1:34今日の医療における
重要な問題を扱えるのです -
1:34 - 1:37例えば高額医療や高齢化
-
1:37 - 1:40上手く活用できていない情報
-
1:40 - 1:42医療供給の断片化
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1:42 - 1:45そして難しいことの多い
イノベーションの受け入れ方です -
1:45 - 1:49私たちが出来ることはこの曲線を
左へ移動させることです -
1:49 - 1:52私たちはほとんどのお金を
人生の最後 20% に費やします -
1:52 - 1:55もしそのお金を
医療システムの医師や自分の -
1:55 - 1:56動機付けに使えれば
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1:56 - 1:59曲線を左へ移し 自身の健康を向上させ
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1:59 - 2:00技術利用を増やせるのでは?
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2:00 - 2:03私のお気に入りの急成長技術は
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2:03 - 2:04皆さんのポケットにあるものです
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2:04 - 2:07考えてみてください
これは本当に驚くべき進歩です -
2:07 - 2:09これは iPhone 4 ですが
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2:09 - 2:12iPhone 8 では一体何が
出来るでしょうか -
2:12 - 2:14私の洞察はこうです
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2:14 - 2:17私はシリコンバレーに拠点を構える
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2:17 - 2:19シンギュラリティ大学の医学分野の
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2:19 - 2:21トラックシェアーを務めています
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2:21 - 2:23毎年夏に世界中から
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2:23 - 2:25100名ほどの極めて有能な生徒を集めて
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2:25 - 2:28医学 バイオテクノロジー 人工知能
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2:28 - 2:31ロボット学 ナノテクノロジー 宇宙学などから
急成長技術を勉強し -
2:31 - 2:33大きな問題の解決の為に
-
2:33 - 2:35それらを分野を越えて訓練し
力を増せるか考えます -
2:35 - 2:377日間の特別プログラムもあります
-
2:37 - 2:39来月予定しているのは
Future Med です -
2:39 - 2:43分野を超えた訓練と
新技術の医学応用のためのプログラムです -
2:43 - 2:45さきほど携帯電話について触れましたが
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2:45 - 2:48携帯電話には2万以上のアプリが存在します
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2:48 - 2:50例えばイギリス発のアプリで
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2:50 - 2:52iPhone に接続した小さなチップを
尿につけて -
2:52 - 2:54性病の診断ができます
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2:54 - 2:56私も試そうか迷っています
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2:56 - 2:58電話と診断機器を合わせたアプリは
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2:58 - 3:00他にも色々あります
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3:00 - 3:02例えば iPhone で血糖を測り
-
3:02 - 3:04そのデータを医師に送ります
-
3:04 - 3:07すると医師もあなたも
糖尿病患者の血糖の状態が -
3:07 - 3:08よく分かります
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3:08 - 3:11急成長技術と医療の関わりを
見ていきましょう -
3:11 - 3:13まずは速さの話から
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3:13 - 3:15ムーアの法則から自明ですが
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3:15 - 3:17コンピュータはどんどん速くなっており
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3:17 - 3:19それによって私たちはより強力なことが
出来るようになっています -
3:19 - 3:21コンピュータは人間の能力に近づいてきており
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3:21 - 3:23多くの領域で既に超えています
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3:23 - 3:27その処理速度を最も活かせると思うのは
画像処理です -
3:27 - 3:29非常に高い解像度で体内を
リアルタイムで見られる -
3:29 - 3:31現在の処理能力には
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3:31 - 3:32目を見張るものがあります
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3:32 - 3:35私たちは PET スキャン
CT スキャン 分子診断などの -
3:35 - 3:38結果をレイヤー表示し
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3:38 - 3:40複数の視点からさまざまなものを観察できます
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3:40 - 3:44こちらは今日 最も解像度の高い
MRI スキャンを実施した -
3:44 - 3:47TEDMED の主事
マークのスキャン画像です -
3:47 - 3:49現在私たちはかつて無い手法と精度で
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3:49 - 3:51脳内を見ることが出来ます
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3:51 - 3:53基本的に再構築ができるようになり
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3:53 - 3:57また 今後恐らく脳の
再設計や逆解析が可能となり -
3:57 - 4:00病理 疾患 治療などが
もっとよく理解できるようになるでしょう -
4:00 - 4:03私たちは脳内を
リアルタイム fMRI で観察できます -
4:03 - 4:07そういったプロセスや繋がりを
理解することで -
4:07 - 4:10治療や瞑想の効果を理解し
-
4:10 - 4:12個別化され より効果のある
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4:12 - 4:14向精神薬などが作れるようになります
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4:14 - 4:17こういった用途のスキャナは
より小さく安価で -
4:17 - 4:18ポータブルになってきています
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4:18 - 4:21それによるデータの増大は
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4:21 - 4:23新たな問題となってきています
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4:23 - 4:26今日のスキャンでは
20 ギガバイト使いました -
4:26 - 4:29数年の内には1回のスキャンが
1 テラバイトになります -
4:29 - 4:31この情報をどう利用しましょうか?
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4:31 - 4:32個人的な話にしましょう
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4:32 - 4:3550 歳も過ぎればそろそろ大腸内視鏡の
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4:35 - 4:37スクリーニング検査を受ける頃です
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4:37 - 4:39どうしたらあのスコープを
入れずに済むでしょう? -
4:39 - 4:42現在ではヴァーチャル大腸鏡検査
というものがあります -
4:42 - 4:43見比べてください 放射線医師ならば
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4:43 - 4:46このように患者の結腸を観察できます
-
4:46 - 4:49そのデータを人工知能で増幅すると
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4:49 - 4:51このように病変を発見できます
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4:51 - 4:53放射線技術に人工知能を組み合わせることで
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4:53 - 4:55以前は見逃していたかもしれない
病変を発見できます -
4:55 - 4:57この結果は 大腸鏡検査を
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4:57 - 4:59受けようという気持ちを高めるかもしれません
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4:59 - 5:01こちらはパラダイムシフトの例です
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5:01 - 5:04私たちはバイオ医学 IT 無線
更に携帯を統合した -
5:04 - 5:07デジタル医学の時代へと
進んでいます -
5:07 - 5:11私の聴診器もデジタルで
もちろんその為のアプリがあります -
5:11 - 5:14明らかにトライコーダーの時代へと
移行しつつあります -
5:14 - 5:16携帯式超音波は
-
5:16 - 5:19聴診器より優れており
取って代わってきています -
5:19 - 5:20これらの価格は
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5:20 - 5:23当初は数10万ドルしたものが
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5:23 - 5:25今や5千ドルほどで手のひらサイズの
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5:25 - 5:28強力な診断器機が手に入るのです
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5:28 - 5:31更にこれをデジタル医療記録と
組み合わせます -
5:31 - 5:33アメリカではまだ 20% 以下ですが
-
5:33 - 5:36オランダではたしか 80% を
超えていたと思います -
5:36 - 5:39医療記録の電子データへの
移行が進んでおり -
5:39 - 5:40それが利用できるようになれば
-
5:40 - 5:43その情報をクラウドソーシング
できるようになります -
5:43 - 5:45医師として 私はどこにいても
携帯器機を通して -
5:45 - 5:47患者のデータを参照できます
-
5:47 - 5:50また現在は iPad
更には iPad2 がある時代です -
5:50 - 5:51つい先月
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5:51 - 5:53初の FDA 認可アプリを用いて
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5:53 - 5:57放射線科医師がこのような機器を使って
読影することが承認されました -
5:57 - 5:59私を含め今日の医師は
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5:59 - 6:01こういった機器に全面的に頼っています
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6:01 - 6:03ご覧になったかもしれませんが先月
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6:03 - 6:06IBM のワトソンが
ジェパディの王者二人に勝利しました -
6:06 - 6:08想像してください あと数年で
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6:08 - 6:10クラウドベースの情報を活用し始め
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6:10 - 6:14人工知能医師が登場し 脳をネットと連結し
-
6:14 - 6:18かつてない水準で
判断や診断をするようになります -
6:18 - 6:21既に 多くの場合
医師に直接見てもらう必要はありません -
6:21 - 6:24直接診察する必要があるのは
来院者の 20% 程度です -
6:24 - 6:26今は仮想通院の時代であり
-
6:26 - 6:29例えばスカイプを利用した
American Well 社のシステムや -
6:29 - 6:32シスコ社が開発した
非常に複雑な受診システムがあります -
6:32 - 6:35医療提供者との関わり方は
変わってきています -
6:35 - 6:38仮想通院は携帯機器でも拡張されてきています
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6:38 - 6:41こちらは私の友人のジェシカが送ってくれた
頭の裂傷の画像です -
6:41 - 6:43彼女を救急室へ送らずに済み
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6:43 - 6:44こうして診断が出来ます
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6:44 - 6:47あるいはゲーム技術の利用もできます
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6:47 - 6:48例えばマイクロソフトのキネクトで
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6:48 - 6:51診断ができるように改造します
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6:51 - 6:54100ドルの簡単な動作感知機能を用いて
脳卒中の診断ができるようにします -
6:54 - 6:57現在私たちはロボットを介して
患者を訪問することが出来ます -
6:57 - 6:59こちらは RP7 です
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6:59 - 7:02私が血液科専門医ならば
別の診療所や病院を訪ねることが出来ます -
7:02 - 7:04家庭にある器具を使って
機能を高めることが -
7:04 - 7:05出来るようになるでしょう
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7:05 - 7:07無線の体重計が既にあります
-
7:07 - 7:09皆さんは体重計に乗り結果をツイートし
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7:09 - 7:11友達に体重を監視してもらえます
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7:11 - 7:13無線血圧計もあります
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7:13 - 7:15あらゆる技術が組み合わされています
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7:15 - 7:18この煩雑な機器を着用せずとも
パッチを貼れば済みます -
7:18 - 7:20右はスタンフォードの同僚が
開発した iRhythm で -
7:20 - 7:23既存の技術をより安価に
より効率的に提供する -
7:23 - 7:25代替品です
-
7:25 - 7:28さて 現在は個人を数量化する時代です
-
7:28 - 7:31消費者は百ドルほどでこの
FitBit のようなものが買えます -
7:31 - 7:33歩数を計り 消費カロリーを算出できます
-
7:33 - 7:35これらの情報を毎日取れます
-
7:35 - 7:38またそれを友人や医師と共有できます
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7:38 - 7:41腕時計で心拍を測れ
Zeo 社の睡眠モニタにもなります -
7:41 - 7:43自身の健康情報を知り
レバレッジを可能にする -
7:43 - 7:45道具が一式存在しているのです
-
7:45 - 7:47自分の健康に関するさまざまな情報を
統合することで -
7:47 - 7:50私たち自身の病理 健康について
-
7:50 - 7:52より深い洞察が得られるでしょう
-
7:52 - 7:55また今日では心拍を計測できる
鏡もあります -
7:55 - 7:57この先 私たちを四六時中モニタする
-
7:57 - 8:00ウェアラブルデバイスが衣服に
組み込まれるでしょう -
8:00 - 8:03例えば車載テレマティクスの様に
赤信号が点灯するかもしれませんが -
8:03 - 8:06「エンジン要確認」ではなく
「身体要確認」信号となるでしょう -
8:06 - 8:08その時には 医師を受診します
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8:08 - 8:09おそらく数年後 鏡を覗くと
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8:09 - 8:12それが皆さんを診断しているでしょう
-
8:12 - 8:13(笑)
-
8:13 - 8:15家にお子さんがいる皆さん
-
8:15 - 8:18無線おむつはいかがでしょう
-
8:18 - 8:19(笑)
-
8:19 - 8:21あなたが必要とする以上の情報です
-
8:21 - 8:23でも 今後こういったものが出てきます
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8:23 - 8:26さて 沢山の新技術や
コネクティビティがありますが -
8:26 - 8:28そのうちいくつかの技術によって
-
8:28 - 8:31私たち医者は患者にもっと近づけるでしょう
-
8:31 - 8:34時間ももっと取れるでしょう
そして治療薬の重要要素である触れ合いが -
8:34 - 8:36技術の拡張により実現するでしょう
-
8:36 - 8:38患者側の拡張について話してきましたが
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8:38 - 8:40では医者側の拡張はどうでしょう?
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8:40 - 8:42現在外科医は超越した技術支援により
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8:42 - 8:45患者の体内に入り
ロボット手術で多くのことが可能であり -
8:45 - 8:49ほんの五年前には不可能だったことが
可能となっています -
8:49 - 8:52更にこれも拡張現実などの技術によって
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8:52 - 8:53強化されています
-
8:53 - 8:56従って医師はレンズを通して
患者の内部を観察し -
8:56 - 8:58腫瘍や血管の位置が分かります
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8:58 - 9:01これは意志決定支援と統合できます
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9:01 - 9:04例えばニューヨークの医師が
アムステルダムの医師を支援できます -
9:04 - 9:08また私たちは NOTES と呼ばれる
無傷手術の時代に向かっています -
9:08 - 9:10この手法で ロボット内視鏡を用いて
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9:10 - 9:12胃を通して
胆嚢を取り出すことが出来ます -
9:12 - 9:14傷一つ付けず ロボットで出来ます
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9:14 - 9:17NOTES と呼ばれる手法は
基本的に無傷手術で -
9:17 - 9:20ロボットを用いたものとなります
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9:20 - 9:22では他の要素の制御はどうでしょう?
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9:22 - 9:24両麻痺などの障害がある患者にとっては
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9:24 - 9:27脳コンピュータインターフェース(BCI)
というものがあります -
9:27 - 9:29四肢完全麻痺患者の前頭葉運動野に
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9:29 - 9:31チップを取り付けると
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9:31 - 9:33カーソルや車いす
-
9:33 - 9:35最終的にはロボット義肢の
制御が可能になります -
9:35 - 9:37こういった機器は小型化し続けており
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9:37 - 9:39今後どんどん患者に導入されるでしょう
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9:39 - 9:41まだ臨床試験中ですが
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9:41 - 9:43バイオニック義肢を
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9:43 - 9:44活用するところを想像してください
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9:44 - 9:47ディーン・ケイメンらによって作られた
DEKA アームには -
9:47 - 9:49稼働部位が 17 箇所あり
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9:49 - 9:51四肢喪失した方に
-
9:51 - 9:54かつてない高水準の
器用度を提供することが出来ます -
9:55 - 9:58私たちはウェアラブルロボットの時代に
突入しているのです -
9:58 - 10:00例えば脳卒中経験者なら
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10:00 - 10:02このような拡張四肢を利用できます
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10:02 - 10:05対麻痺患者でしたら
バークリーバイオニックスの方達が -
10:05 - 10:06eLEGS というものを開発しました
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10:06 - 10:08先週撮影したものです
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10:08 - 10:11対麻痺患者が外部骨格を装着して
実際に歩いている場面です -
10:11 - 10:13これを付けないと
完全に車いす生活となります -
10:13 - 10:15現在はウェアラブルロボット時代の初期です
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10:16 - 10:18以上のような技術を使うことで
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10:18 - 10:20障害者の定義を変えて
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10:20 - 10:23ときには超能力者とします
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10:23 - 10:26こちらは子供の頃に両下肢を無くした
エイミー・マリンズと -
10:26 - 10:28登山事故で両下肢を無くした
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10:28 - 10:30MIT 教授のヒュー・ハーです
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10:30 - 10:34二人とも義肢を用いて健常者より
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10:34 - 10:37早く登り 移動し 違う泳ぎができます
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10:37 - 10:39他の急成長事項です
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10:39 - 10:42明らかに肥満は誤った方向へ急成長しており
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10:42 - 10:44それにかかる費用も膨大です
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10:44 - 10:47医学の傾向は小型化への変化です
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10:47 - 10:50例えば映画「ミクロの決死圏」の世界を
現実にした -
10:50 - 10:53iPill というものがあります
この統合機器を飲み込めば -
10:53 - 10:55消化器系を移動して画像を撮り
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10:55 - 10:57診断や治療を支援できます
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10:57 - 10:59体内を自律移動する
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10:59 - 11:02より小さなロボットも実現するでしょう
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11:02 - 11:04それによって外科医には出来ないことを
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11:04 - 11:06より非侵襲的に行えるようになります
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11:06 - 11:08消化器内で自己構成してから機能するものも
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11:08 - 11:10登場してくるでしょう
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11:10 - 11:13心臓関係ではペースメーカーが小型化し
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11:13 - 11:14植え込みがずっと簡単になっています
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11:14 - 11:17従って介入循環器医の訓練が不要となります
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11:17 - 11:20またこれらは携帯機器などで
遠隔モニタされるので -
11:20 - 11:23自由に出歩いても遠隔モニタできます
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11:23 - 11:24これらも更に小型化してきています
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11:24 - 11:28こちらは 1 セント硬貨より小さい
Medtronic 社の試作品です -
11:28 - 11:31人工網膜は目の裏にご覧のアレイを設置し
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11:31 - 11:32盲目の人にも視力を提供します
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11:32 - 11:35これもまだ初期段階のものですが
進歩し続けており -
11:35 - 11:37革命的な技術になるでしょう
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11:37 - 11:38正常な視力を持つ人たちには
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11:38 - 11:41補助コンタクトレンズなどいかがでしょう?
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11:41 - 11:43BlueTooth や WiFi を介して
あなたの眼に映像を送ります -
11:43 - 11:45(笑)
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11:45 - 11:47食生活に問題を抱えているなら
-
11:47 - 11:49摂取カロリーが分かるように
-
11:49 - 11:52データを表示したら良いかもしれません
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11:52 - 11:55病理医が携帯電話を使って
-
11:55 - 11:57顕微鏡レベルの診断を行い
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11:57 - 12:00そのデータをクラウド上に集積して
診断の改善を図ってはどうでしょう? -
12:00 - 12:02事実 臨床検査医学の領域は
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12:02 - 12:04一新されています
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12:04 - 12:06今ではスタンフォードの
スティーブ・クエイクによって開発された -
12:06 - 12:08こちらのチップでは
マイクロ流体技術が使われています -
12:08 - 12:10これは検査室テクニシャンの仕事
すべてを代替できます -
12:10 - 12:13それをチップに搭載することで
数千種類の検査項目を -
12:13 - 12:15世界中の治療現場どこでも実施可能にします
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12:15 - 12:18遠隔地や発展途上地域にとって
このチップは -
12:18 - 12:22テクノロジーを提供するものとなり
以前1000ドルした検査を 1 セントででき -
12:22 - 12:23治療現場で実施できるようにします
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12:23 - 12:26さらに小型化が進みますと
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12:26 - 12:28私たちはナノ医学の時代に突入しています
-
12:28 - 12:29機器を微小化することで
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12:30 - 12:32赤血球をデザインしたり
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12:32 - 12:35免疫系をモニタできる
マイクロロボットを作ったり -
12:35 - 12:38動脈から血栓を取り除けるようになります
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12:38 - 12:40急激な低価格化の話に移りましょう
-
12:40 - 12:43医学の時代を考えるときには
あまり引き合いに出されませんが -
12:43 - 12:463400ドルしていた10MB のハードディスクも
今では劇的に安くなりました -
12:46 - 12:48ゲノムの分野では
-
12:48 - 12:52最初に登場した10年前は
塩基配列決定に10億ドルかかりました -
12:52 - 12:55多分来年には実質1000ドルになります
-
12:55 - 12:572年以内には100ドルまで下がるでしょう
-
12:57 - 12:59100ドルになったら
ゲノムで何が出来るでしょう? -
12:59 - 13:01無数のゲノム解析が実施可能になります
-
13:01 - 13:04その情報をクラウドソーシングし始めると
興味深くなってきます -
13:04 - 13:06私たちは真の個別化医学の時代に突入します
-
13:06 - 13:09特定の個人には効果のないベストセラー薬を
-
13:09 - 13:12誰にでも同じように処方している
現状とは異なり -
13:12 - 13:15個人に最適な薬を
正しいタイミングで投与できるようになります -
13:15 - 13:18これらの手法を使おうと
たくさんの会社が動き出しています -
13:18 - 13:2123andMe より簡単な例をお見せします
-
13:21 - 13:23データによると 盲目の一種である
-
13:23 - 13:26黄斑変性症になる私のリスクは
ほぼ通常人並みです -
13:26 - 13:29この同一のデータを deCODEme へ
アップロードすると -
13:29 - 13:33例えば 2型糖尿病のリスクは
通常の2倍であることが分かります -
13:33 - 13:36お昼のデザートの量に
気を配るようになるかもしれません -
13:36 - 13:38データが私の行動を変えるかもしれません
-
13:38 - 13:40私の薬理遺伝学の知識を使うと
-
13:40 - 13:43自分の遺伝子の薬物代謝への影響
薬の作用や服用量が -
13:43 - 13:45重要になってきます
-
13:45 - 13:47そういった情報が個人で得られるようになれば
-
13:47 - 13:50より良い 薬の選択と服用量が
分かるようになります -
13:50 - 13:53遺伝子だけではなく
私たちの習慣や環境といった -
13:53 - 13:55さまざまな要因が大事なのです
-
13:55 - 13:58最後に医師が皆さんの居住歴を
尋ねたのはいつですか? -
13:58 - 14:00地理医学と言って
住んでいた場所や曝されてきた環境は -
14:00 - 14:02皆さんの健康に劇的な影響を
与える可能性があります -
14:02 - 14:04私たちはその情報を取得することができます
-
14:04 - 14:06ジェノミクス プロテオミクス
そして環境のデータは -
14:06 - 14:08全てバラバラに私たちや
医師に流れてきています -
14:08 - 14:10それをどう管理しますか?
-
14:10 - 14:12私たちは以上の情報全てを統合できる
-
14:12 - 14:15システム医学 システムバイオロジーの時代に
突入しています -
14:15 - 14:17例えば1回のテストで
-
14:17 - 14:201万の血液バイオマーカーの
パターンを調べると -
14:20 - 14:23非常に早期の段階で
病気を検知できるようになります -
14:23 - 14:27これはこの分野の父 P4 医学研究所の
リー・フッドによって提唱されました -
14:27 - 14:30私たちは将来どんな病気に罹るかが
分かるようになります -
14:30 - 14:32予防できるようになり
その方法も個別化されます -
14:32 - 14:35更に重要なことに
各人がより健康に気を付けるようになります -
14:35 - 14:37Patients Like Me といった
ウェブサイトや -
14:37 - 14:40Microsoft HealthVault や
Google Health を通じて -
14:40 - 14:42自身のデータを能動的に利用することは
-
14:42 - 14:44次第に重要になっていきます
-
14:44 - 14:46最後にそのほか劇的に改善されているものについて
お話しします -
14:46 - 14:48私たちは皆 より良い治療を
受けたいと思っています -
14:48 - 14:51高血圧の治療には内服薬が用いられています
-
14:51 - 14:52もし新たな機器を用いて
-
14:52 - 14:55血圧を制御する神経を無力化し
-
14:55 - 14:58一回で高血圧を
治癒出来たらどうでしょう? -
14:58 - 15:00こちらがそれを可能にする機器です
-
15:00 - 15:021、2年で市場に出回るはずです
-
15:02 - 15:04ガンの標的治療はどうでしょう?
-
15:04 - 15:07そうです 私は腫瘍学者で 私たちが投与するのは
大半が毒だと言わざるを得ません -
15:08 - 15:11私たちはスタンフォードなどで
ガン再発の原因である -
15:11 - 15:15ガン幹細胞が発見できることを知りました
-
15:15 - 15:17ガンを雑草に例えると
-
15:17 - 15:19雑草を刈り取ると
一時減ったように見えますが -
15:19 - 15:21大抵元通りになります
-
15:21 - 15:22つまり治療の標的が間違っていたのです
-
15:22 - 15:24ガン幹細胞が残れば
-
15:24 - 15:26腫瘍は数ヶ月から数年で再発します
-
15:26 - 15:29現在 ガン幹細胞を
同定する研究を進めています -
15:29 - 15:32これらの細胞を標的として
長期にわたる治癒を目指します -
15:32 - 15:34私たちは個人化腫瘍学の時代に入ります
-
15:34 - 15:36全てのデータを集約 使用できるようにし
-
15:37 - 15:38腫瘍を分析して
-
15:38 - 15:41患者個人にあった
抗ガン剤の組み合わせを考え出せます -
15:41 - 15:43再生医学のお話しをして
終わりにしたいと思います -
15:43 - 15:45私は幹細胞について
たくさん研究してきました -
15:45 - 15:47胚性幹細胞は特に強力な細胞です
-
15:47 - 15:49また 生体幹細胞も
身体各所に存在します -
15:49 - 15:51私たちはこれらを骨髄移植に利用しています
-
15:51 - 15:54ジェロンがつい昨年
ヒトの胚性幹細胞を用いた -
15:54 - 15:57脊髄損傷治療の最初の試験を実施しました
-
15:57 - 15:59まだ第 I 相試験であり 進展中です
-
15:59 - 16:02私たちは実際 15 年間
生体幹細胞を用いた臨床試験を実施しています -
16:02 - 16:06心血管疾患を中心に
幅広い対象を研究してきました -
16:06 - 16:10私たちは自身の骨髄細胞を取り出し
心筋梗塞患者を治療します -
16:10 - 16:13本人の骨髄由来細胞を用いることで
-
16:13 - 16:16発作後の心機能や生存率に
大幅な向上が見られます -
16:16 - 16:18私は MarrowMiner という
機器を開発しました -
16:18 - 16:20侵襲性がずっと少なく 骨髄を採取できます
-
16:20 - 16:23FDA の認可がおりたので
来年以降市場に出てくるでしょう -
16:23 - 16:25素晴らしさが伝えられればよいのですが
-
16:25 - 16:29ドナーの骨髄を 局所麻酔を使った
1回だけの穿刺で採取します -
16:29 - 16:31これまでのように
200回の穿刺ではありません -
16:31 - 16:33ところで幹細胞治療は
どこへ向かっているのでしょう? -
16:33 - 16:34考えてみると
-
16:34 - 16:38皆さんの体の細胞は
全て 胚芽の時と同じ DNA を持っています -
16:38 - 16:40現在私たちは皮膚細胞を再プログラムし
-
16:40 - 16:43多分化能胚性幹細胞のようにできます
-
16:43 - 16:46それを同じ患者の
複数の臓器の治療に利用できます -
16:46 - 16:48その人専用の幹細胞株ができるのです
-
16:48 - 16:51個人用幹細胞バンクの時代が
訪れると思います -
16:51 - 16:55自分の心筋細胞 筋細胞 神経細胞を
-
16:55 - 16:57冷凍保存し 将来
必要になった時に使います -
16:57 - 17:00これを細胞工学と統合します
-
17:00 - 17:04急成長技術を統合し
臓器の3D印刷を実現します -
17:04 - 17:05インクの代わりに細胞を用い
-
17:05 - 17:08基本的に臓器を3Dで再構築するのです
-
17:08 - 17:10以上が 私たちの向かっている方向です
-
17:10 - 17:11まだ 早期段階ではありますが
-
17:11 - 17:14これが急成長技術の統合の
-
17:14 - 17:15例となるでしょう
-
17:15 - 17:17最後に 技術の傾向と
-
17:17 - 17:19その健康と医学への影響を考えると
-
17:19 - 17:22私たちは小型化 脱集中型 個別化へ
-
17:22 - 17:24向って進んでいます
-
17:24 - 17:25それらをまとめ上げ
-
17:25 - 17:28理解し 利用できるか考え始めれば
-
17:28 - 17:32患者に力を与え
医師に能力を与え 健康を高めれば -
17:32 - 17:34病気になるずっと前に
治癒の過程が始められます -
17:34 - 17:38医師としては 初期段階の患者に
来て頂けたら 興奮します -
17:38 - 17:40治癒可能なことが多いからです
-
17:40 - 17:41しかしステージ 3 や 4 のガンなど
-
17:41 - 17:43手遅れなこともあります
-
17:43 - 17:45従って以上の技術を統合することで
-
17:45 - 17:48新たな ステージゼロ医療の時代が
来るでしょう -
17:48 - 17:51ガン専門医として
失業する日を待ち望んでいます -
17:51 - 17:53どうもありがとうございました
-
17:53 - 17:55(拍手)
-
17:55 - 17:57司会: ありがとうございました
-
17:57 - 17:58(拍手)
-
17:58 - 18:00お辞儀
- Title:
- 医学の未来ですか?アプリがありますよ
- Speaker:
- ダニエル・クラフト
- Description:
-
TEDxMaastricht にて、ダニエル・クラフトが今後数年の医学のイノベーションを駆け足で紹介します。新たなツール、診断テスト、アプリなどによってベッドサイドへ直に診断情報が届けられるようになるでしょう。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:01
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Medicine's future? There's an app for that | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Medicine's future? There's an app for that | ||
Keiichi Kudo added a translation |