数年ほど前 ロングビーチの TED Conference に 参加したときに ハリエットと出会いました ネット上で会ったのはもっと前です 皆さんが想像している形ではありませんよ 私たちは初のオンライン個人向け 遺伝子会社の創始者の リンダ・アヴェイという 共通の知人を介して紹介されました 私たちはリンダに遺伝子情報を 提供しているため 彼女は ハリエットと私が 二人とも珍しいミトコンドリア DNA タイプ ハプロタイプ K1a1b1a を 有する遠戚だと分かったのです 実は雪男のオジーとも 同じ血筋です オジーとハリエットと私の三人ですね フェイスブックグループも作りました どうぞ参加してください 翌年TEDでハリエットと出会った時 彼女は 私たちのハプロタイプ T シャツを オーダーしました (笑) さて この話が何だと言うのでしょう? これが健康の未来と どう関係があるのでしょう? 私がハリエットと出会った経緯こそ 急速に発展している分野を超えた技術が 今後の私たちの生活に与える影響の 一例だと思ったからです 低価格遺伝子分析から 強力な生物情報学の利用 そしてインターネットや ソーシャルネットワークとの繋がりなどです 本日お話ししたいことは 急発展技術のご紹介です 私たちはよく線形で考えます ですが 例えば考えてみてください 蓮の葉を毎日半分に割きます 2, 4, 8, 16 -- 15日後には 32,000 枚です 一月でどれくらいになると思いますか? 10億です このように指数関数的に考えていくと 身の回りの技術が どれだけ激動しているか分かるのです 医師そしてイノベーターとしてお話しさせて頂くと これらの技術を最大限活用することで 健康や医療の未来に 大きな影響を与えることができ 今日の医療における 重要な問題を扱えるのです 例えば高額医療や高齢化 上手く活用できていない情報 医療供給の断片化 そして難しいことの多い イノベーションの受け入れ方です 私たちが出来ることはこの曲線を 左へ移動させることです 私たちはほとんどのお金を 人生の最後 20% に費やします もしそのお金を 医療システムの医師や自分の 動機付けに使えれば 曲線を左へ移し 自身の健康を向上させ 技術利用を増やせるのでは? 私のお気に入りの急成長技術は 皆さんのポケットにあるものです 考えてみてください これは本当に驚くべき進歩です これは iPhone 4 ですが iPhone 8 では一体何が 出来るでしょうか 私の洞察はこうです 私はシリコンバレーに拠点を構える シンギュラリティ大学の医学分野の トラックシェアーを務めています 毎年夏に世界中から 100名ほどの極めて有能な生徒を集めて 医学 バイオテクノロジー 人工知能 ロボット学 ナノテクノロジー 宇宙学などから 急成長技術を勉強し 大きな問題の解決の為に それらを分野を越えて訓練し 力を増せるか考えます 7日間の特別プログラムもあります 来月予定しているのは Future Med です 分野を超えた訓練と 新技術の医学応用のためのプログラムです さきほど携帯電話について触れましたが 携帯電話には2万以上のアプリが存在します 例えばイギリス発のアプリで iPhone に接続した小さなチップを 尿につけて 性病の診断ができます 私も試そうか迷っています 電話と診断機器を合わせたアプリは 他にも色々あります 例えば iPhone で血糖を測り そのデータを医師に送ります すると医師もあなたも 糖尿病患者の血糖の状態が よく分かります 急成長技術と医療の関わりを 見ていきましょう まずは速さの話から ムーアの法則から自明ですが コンピュータはどんどん速くなっており それによって私たちはより強力なことが 出来るようになっています コンピュータは人間の能力に近づいてきており 多くの領域で既に超えています その処理速度を最も活かせると思うのは 画像処理です 非常に高い解像度で体内を リアルタイムで見られる 現在の処理能力には 目を見張るものがあります 私たちは PET スキャン CT スキャン 分子診断などの 結果をレイヤー表示し 複数の視点からさまざまなものを観察できます こちらは今日 最も解像度の高い MRI スキャンを実施した TEDMED の主事 マークのスキャン画像です 現在私たちはかつて無い手法と精度で 脳内を見ることが出来ます 基本的に再構築ができるようになり また 今後恐らく脳の 再設計や逆解析が可能となり 病理 疾患 治療などが もっとよく理解できるようになるでしょう 私たちは脳内を リアルタイム fMRI で観察できます そういったプロセスや繋がりを 理解することで 治療や瞑想の効果を理解し 個別化され より効果のある 向精神薬などが作れるようになります こういった用途のスキャナは より小さく安価で ポータブルになってきています それによるデータの増大は 新たな問題となってきています 今日のスキャンでは 20 ギガバイト使いました 数年の内には1回のスキャンが 1 テラバイトになります この情報をどう利用しましょうか? 個人的な話にしましょう 50 歳も過ぎればそろそろ大腸内視鏡の スクリーニング検査を受ける頃です どうしたらあのスコープを 入れずに済むでしょう? 現在ではヴァーチャル大腸鏡検査 というものがあります 見比べてください 放射線医師ならば このように患者の結腸を観察できます そのデータを人工知能で増幅すると このように病変を発見できます 放射線技術に人工知能を組み合わせることで 以前は見逃していたかもしれない 病変を発見できます この結果は 大腸鏡検査を 受けようという気持ちを高めるかもしれません こちらはパラダイムシフトの例です 私たちはバイオ医学 IT 無線 更に携帯を統合した デジタル医学の時代へと 進んでいます 私の聴診器もデジタルで もちろんその為のアプリがあります 明らかにトライコーダーの時代へと 移行しつつあります 携帯式超音波は 聴診器より優れており 取って代わってきています これらの価格は 当初は数10万ドルしたものが 今や5千ドルほどで手のひらサイズの 強力な診断器機が手に入るのです 更にこれをデジタル医療記録と 組み合わせます アメリカではまだ 20% 以下ですが オランダではたしか 80% を 超えていたと思います 医療記録の電子データへの 移行が進んでおり それが利用できるようになれば その情報をクラウドソーシング できるようになります 医師として 私はどこにいても 携帯器機を通して 患者のデータを参照できます また現在は iPad 更には iPad2 がある時代です つい先月 初の FDA 認可アプリを用いて 放射線科医師がこのような機器を使って 読影することが承認されました 私を含め今日の医師は こういった機器に全面的に頼っています ご覧になったかもしれませんが先月 IBM のワトソンが ジェパディの王者二人に勝利しました 想像してください あと数年で クラウドベースの情報を活用し始め 人工知能医師が登場し 脳をネットと連結し かつてない水準で 判断や診断をするようになります 既に 多くの場合 医師に直接見てもらう必要はありません 直接診察する必要があるのは 来院者の 20% 程度です 今は仮想通院の時代であり 例えばスカイプを利用した American Well 社のシステムや シスコ社が開発した 非常に複雑な受診システムがあります 医療提供者との関わり方は 変わってきています 仮想通院は携帯機器でも拡張されてきています こちらは私の友人のジェシカが送ってくれた 頭の裂傷の画像です 彼女を救急室へ送らずに済み こうして診断が出来ます あるいはゲーム技術の利用もできます 例えばマイクロソフトのキネクトで 診断ができるように改造します 100ドルの簡単な動作感知機能を用いて 脳卒中の診断ができるようにします 現在私たちはロボットを介して 患者を訪問することが出来ます こちらは RP7 です 私が血液科専門医ならば 別の診療所や病院を訪ねることが出来ます 家庭にある器具を使って 機能を高めることが 出来るようになるでしょう 無線の体重計が既にあります 皆さんは体重計に乗り結果をツイートし 友達に体重を監視してもらえます 無線血圧計もあります あらゆる技術が組み合わされています この煩雑な機器を着用せずとも パッチを貼れば済みます 右はスタンフォードの同僚が 開発した iRhythm で 既存の技術をより安価に より効率的に提供する 代替品です さて 現在は個人を数量化する時代です 消費者は百ドルほどでこの FitBit のようなものが買えます 歩数を計り 消費カロリーを算出できます これらの情報を毎日取れます またそれを友人や医師と共有できます 腕時計で心拍を測れ Zeo 社の睡眠モニタにもなります 自身の健康情報を知り レバレッジを可能にする 道具が一式存在しているのです 自分の健康に関するさまざまな情報を 統合することで 私たち自身の病理 健康について より深い洞察が得られるでしょう また今日では心拍を計測できる 鏡もあります この先 私たちを四六時中モニタする ウェアラブルデバイスが衣服に 組み込まれるでしょう 例えば車載テレマティクスの様に 赤信号が点灯するかもしれませんが 「エンジン要確認」ではなく 「身体要確認」信号となるでしょう その時には 医師を受診します おそらく数年後 鏡を覗くと それが皆さんを診断しているでしょう (笑) 家にお子さんがいる皆さん 無線おむつはいかがでしょう (笑) あなたが必要とする以上の情報です でも 今後こういったものが出てきます さて 沢山の新技術や コネクティビティがありますが そのうちいくつかの技術によって 私たち医者は患者にもっと近づけるでしょう 時間ももっと取れるでしょう そして治療薬の重要要素である触れ合いが 技術の拡張により実現するでしょう 患者側の拡張について話してきましたが では医者側の拡張はどうでしょう? 現在外科医は超越した技術支援により 患者の体内に入り ロボット手術で多くのことが可能であり ほんの五年前には不可能だったことが 可能となっています 更にこれも拡張現実などの技術によって 強化されています 従って医師はレンズを通して 患者の内部を観察し 腫瘍や血管の位置が分かります これは意志決定支援と統合できます 例えばニューヨークの医師が アムステルダムの医師を支援できます また私たちは NOTES と呼ばれる 無傷手術の時代に向かっています この手法で ロボット内視鏡を用いて 胃を通して 胆嚢を取り出すことが出来ます 傷一つ付けず ロボットで出来ます NOTES と呼ばれる手法は 基本的に無傷手術で ロボットを用いたものとなります では他の要素の制御はどうでしょう? 両麻痺などの障害がある患者にとっては 脳コンピュータインターフェース(BCI) というものがあります 四肢完全麻痺患者の前頭葉運動野に チップを取り付けると カーソルや車いす 最終的にはロボット義肢の 制御が可能になります こういった機器は小型化し続けており 今後どんどん患者に導入されるでしょう まだ臨床試験中ですが バイオニック義肢を 活用するところを想像してください ディーン・ケイメンらによって作られた DEKA アームには 稼働部位が 17 箇所あり 四肢喪失した方に かつてない高水準の 器用度を提供することが出来ます 私たちはウェアラブルロボットの時代に 突入しているのです 例えば脳卒中経験者なら このような拡張四肢を利用できます 対麻痺患者でしたら バークリーバイオニックスの方達が eLEGS というものを開発しました 先週撮影したものです 対麻痺患者が外部骨格を装着して 実際に歩いている場面です これを付けないと 完全に車いす生活となります 現在はウェアラブルロボット時代の初期です 以上のような技術を使うことで 障害者の定義を変えて ときには超能力者とします こちらは子供の頃に両下肢を無くした エイミー・マリンズと 登山事故で両下肢を無くした MIT 教授のヒュー・ハーです 二人とも義肢を用いて健常者より 早く登り 移動し 違う泳ぎができます 他の急成長事項です 明らかに肥満は誤った方向へ急成長しており それにかかる費用も膨大です 医学の傾向は小型化への変化です 例えば映画「ミクロの決死圏」の世界を 現実にした iPill というものがあります この統合機器を飲み込めば 消化器系を移動して画像を撮り 診断や治療を支援できます 体内を自律移動する より小さなロボットも実現するでしょう それによって外科医には出来ないことを より非侵襲的に行えるようになります 消化器内で自己構成してから機能するものも 登場してくるでしょう 心臓関係ではペースメーカーが小型化し 植え込みがずっと簡単になっています 従って介入循環器医の訓練が不要となります またこれらは携帯機器などで 遠隔モニタされるので 自由に出歩いても遠隔モニタできます これらも更に小型化してきています こちらは 1 セント硬貨より小さい Medtronic 社の試作品です 人工網膜は目の裏にご覧のアレイを設置し 盲目の人にも視力を提供します これもまだ初期段階のものですが 進歩し続けており 革命的な技術になるでしょう 正常な視力を持つ人たちには 補助コンタクトレンズなどいかがでしょう? BlueTooth や WiFi を介して あなたの眼に映像を送ります (笑) 食生活に問題を抱えているなら 摂取カロリーが分かるように データを表示したら良いかもしれません 病理医が携帯電話を使って 顕微鏡レベルの診断を行い そのデータをクラウド上に集積して 診断の改善を図ってはどうでしょう? 事実 臨床検査医学の領域は 一新されています 今ではスタンフォードの スティーブ・クエイクによって開発された こちらのチップでは マイクロ流体技術が使われています これは検査室テクニシャンの仕事 すべてを代替できます それをチップに搭載することで 数千種類の検査項目を 世界中の治療現場どこでも実施可能にします 遠隔地や発展途上地域にとって このチップは テクノロジーを提供するものとなり 以前1000ドルした検査を 1 セントででき 治療現場で実施できるようにします さらに小型化が進みますと 私たちはナノ医学の時代に突入しています 機器を微小化することで 赤血球をデザインしたり 免疫系をモニタできる マイクロロボットを作ったり 動脈から血栓を取り除けるようになります 急激な低価格化の話に移りましょう 医学の時代を考えるときには あまり引き合いに出されませんが 3400ドルしていた10MB のハードディスクも 今では劇的に安くなりました ゲノムの分野では 最初に登場した10年前は 塩基配列決定に10億ドルかかりました 多分来年には実質1000ドルになります 2年以内には100ドルまで下がるでしょう 100ドルになったら ゲノムで何が出来るでしょう? 無数のゲノム解析が実施可能になります その情報をクラウドソーシングし始めると 興味深くなってきます 私たちは真の個別化医学の時代に突入します 特定の個人には効果のないベストセラー薬を 誰にでも同じように処方している 現状とは異なり 個人に最適な薬を 正しいタイミングで投与できるようになります これらの手法を使おうと たくさんの会社が動き出しています 23andMe より簡単な例をお見せします データによると 盲目の一種である 黄斑変性症になる私のリスクは ほぼ通常人並みです この同一のデータを deCODEme へ アップロードすると 例えば 2型糖尿病のリスクは 通常の2倍であることが分かります お昼のデザートの量に 気を配るようになるかもしれません データが私の行動を変えるかもしれません 私の薬理遺伝学の知識を使うと 自分の遺伝子の薬物代謝への影響 薬の作用や服用量が 重要になってきます そういった情報が個人で得られるようになれば より良い 薬の選択と服用量が 分かるようになります 遺伝子だけではなく 私たちの習慣や環境といった さまざまな要因が大事なのです 最後に医師が皆さんの居住歴を 尋ねたのはいつですか? 地理医学と言って 住んでいた場所や曝されてきた環境は 皆さんの健康に劇的な影響を 与える可能性があります 私たちはその情報を取得することができます ジェノミクス プロテオミクス そして環境のデータは 全てバラバラに私たちや 医師に流れてきています それをどう管理しますか? 私たちは以上の情報全てを統合できる システム医学 システムバイオロジーの時代に 突入しています 例えば1回のテストで 1万の血液バイオマーカーの パターンを調べると 非常に早期の段階で 病気を検知できるようになります これはこの分野の父 P4 医学研究所の リー・フッドによって提唱されました 私たちは将来どんな病気に罹るかが 分かるようになります 予防できるようになり その方法も個別化されます 更に重要なことに 各人がより健康に気を付けるようになります Patients Like Me といった ウェブサイトや Microsoft HealthVault や Google Health を通じて 自身のデータを能動的に利用することは 次第に重要になっていきます 最後にそのほか劇的に改善されているものについて お話しします 私たちは皆 より良い治療を 受けたいと思っています 高血圧の治療には内服薬が用いられています もし新たな機器を用いて 血圧を制御する神経を無力化し 一回で高血圧を 治癒出来たらどうでしょう? こちらがそれを可能にする機器です 1、2年で市場に出回るはずです ガンの標的治療はどうでしょう? そうです 私は腫瘍学者で 私たちが投与するのは 大半が毒だと言わざるを得ません 私たちはスタンフォードなどで ガン再発の原因である ガン幹細胞が発見できることを知りました ガンを雑草に例えると 雑草を刈り取ると 一時減ったように見えますが 大抵元通りになります つまり治療の標的が間違っていたのです ガン幹細胞が残れば 腫瘍は数ヶ月から数年で再発します 現在 ガン幹細胞を 同定する研究を進めています これらの細胞を標的として 長期にわたる治癒を目指します 私たちは個人化腫瘍学の時代に入ります 全てのデータを集約 使用できるようにし 腫瘍を分析して 患者個人にあった 抗ガン剤の組み合わせを考え出せます 再生医学のお話しをして 終わりにしたいと思います 私は幹細胞について たくさん研究してきました 胚性幹細胞は特に強力な細胞です また 生体幹細胞も 身体各所に存在します 私たちはこれらを骨髄移植に利用しています ジェロンがつい昨年 ヒトの胚性幹細胞を用いた 脊髄損傷治療の最初の試験を実施しました まだ第 I 相試験であり 進展中です 私たちは実際 15 年間 生体幹細胞を用いた臨床試験を実施しています 心血管疾患を中心に 幅広い対象を研究してきました 私たちは自身の骨髄細胞を取り出し 心筋梗塞患者を治療します 本人の骨髄由来細胞を用いることで 発作後の心機能や生存率に 大幅な向上が見られます 私は MarrowMiner という 機器を開発しました 侵襲性がずっと少なく 骨髄を採取できます FDA の認可がおりたので 来年以降市場に出てくるでしょう 素晴らしさが伝えられればよいのですが ドナーの骨髄を 局所麻酔を使った 1回だけの穿刺で採取します これまでのように 200回の穿刺ではありません ところで幹細胞治療は どこへ向かっているのでしょう? 考えてみると 皆さんの体の細胞は 全て 胚芽の時と同じ DNA を持っています 現在私たちは皮膚細胞を再プログラムし 多分化能胚性幹細胞のようにできます それを同じ患者の 複数の臓器の治療に利用できます その人専用の幹細胞株ができるのです 個人用幹細胞バンクの時代が 訪れると思います 自分の心筋細胞 筋細胞 神経細胞を 冷凍保存し 将来 必要になった時に使います これを細胞工学と統合します 急成長技術を統合し 臓器の3D印刷を実現します インクの代わりに細胞を用い 基本的に臓器を3Dで再構築するのです 以上が 私たちの向かっている方向です まだ 早期段階ではありますが これが急成長技術の統合の 例となるでしょう 最後に 技術の傾向と その健康と医学への影響を考えると 私たちは小型化 脱集中型 個別化へ 向って進んでいます それらをまとめ上げ 理解し 利用できるか考え始めれば 患者に力を与え 医師に能力を与え 健康を高めれば 病気になるずっと前に 治癒の過程が始められます 医師としては 初期段階の患者に 来て頂けたら 興奮します 治癒可能なことが多いからです しかしステージ 3 や 4 のガンなど 手遅れなこともあります 従って以上の技術を統合することで 新たな ステージゼロ医療の時代が 来るでしょう ガン専門医として 失業する日を待ち望んでいます どうもありがとうございました (拍手) 司会: ありがとうございました (拍手) お辞儀