もしも分子が人間だったら? — ジョージ・ザイダン&チャールズ・モートン
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0:08 - 0:10通りを歩いている人と人同士が
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0:10 - 0:12ぶつかったとします
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0:12 - 0:14普通 大して気にせず
そのまま歩き続けるものです -
0:14 - 0:17これが 時に
分子にも起こるのです -
0:17 - 0:19ぶつかって跳ね返って
それでおしまいです -
0:19 - 0:21でも もし人同士がぶつかって
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0:22 - 0:23その衝突の最中に
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0:23 - 0:25一人の腕が切断されて
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0:25 - 0:27もう一人の人の顔に
くっついたとしたら? -
0:28 - 0:29かなり奇妙な話ですよね
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0:30 - 0:32でも 分子同士に起こる—
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0:32 - 0:34様々な反応の中には
今みたいなのもあるのです -
0:35 - 0:372つの分子が結合して1つになったり
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0:37 - 0:391つの分子が分裂して2つになったり
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0:39 - 0:41分子の一部が入れ替わったり
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0:42 - 0:44こういった変化は「化学反応」といって
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0:44 - 0:46私たちの身の回りで起きていることです
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0:46 - 0:48例えば 花火が爆発したり
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0:48 - 0:49鉄が錆びたり
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0:49 - 0:50牛乳が腐ったり
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0:50 - 0:52人が産まれ
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0:52 - 0:52歳をとって
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0:52 - 0:53死んで
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0:53 - 0:54土に還ったりなどです
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0:55 - 0:58でも 化学反応は
デタラメに起こるものではなく -
0:58 - 1:00すべて法則に従っているのです
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1:00 - 1:02まず 分子がぶつかり合う際
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1:02 - 1:04特定の方向を向いていること
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1:04 - 1:06次に 十分な勢いをつけてぶつかること
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1:06 - 1:08つまり十分なエネルギーが必要なのです
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1:08 - 1:09さて 化学反応は
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1:09 - 1:12単に一方向にしか起こらないものだと
思っていませんか -
1:13 - 1:14そういう場合もあります
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1:14 - 1:16例えば 燃えたり 爆発したら
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1:16 - 1:17元には戻りません
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1:18 - 1:21でも たいていの化学反応は
双方向で起きるのです -
1:21 - 1:23つまり「順方向」と「逆方向」です
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1:24 - 1:26顔に腕がくっついた男の子が
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1:26 - 1:28片腕のない女の子にぶつかって
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1:28 - 1:30腕が元の場所に戻るというのも
不可能ではないのです -
1:31 - 1:32では 少しズームアウトしましょう
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1:32 - 1:35例えば 道を歩いている人が千人いて
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1:35 - 1:38全員 手足が正常に
くっついている状態だとします -
1:38 - 1:40始めは 衝突が起きるたび
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1:40 - 1:44Aさんの腕がBさんの顔に
転移する可能性があります -
1:44 - 1:45だから 最初は
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1:45 - 1:48腕が顔にくっついてしまう人や
腕をなくしてしまう人が -
1:48 - 1:49どんどん増えます
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1:49 - 1:52しかし 顔に腕のついた人や
腕なしの人の -
1:52 - 1:54数が増えていくにつれ
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1:54 - 1:57こういった人同士が
衝突する可能性が増えます -
1:57 - 1:59そんな人同士がぶつかった場合
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1:59 - 2:00なんと
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2:00 - 2:03普通の肢体を持つ人々が
再生されるのです -
2:03 - 2:06さて 「順方向」で手足が転移する
1秒ごとの数は -
2:06 - 2:08最初は多く
だんだん減ります -
2:08 - 2:10そして「逆方向」で手足が転移する
1秒ごとの数は -
2:10 - 2:13最初はゼロですが
だんだん増えます -
2:13 - 2:14最終的には合流して
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2:14 - 2:15一致します
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2:15 - 2:16こうなったとき
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2:16 - 2:20それぞれの状態の人たちの数の
変動が止まります -
2:20 - 2:22引き続きぶつかり合い 手足の転移が
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2:22 - 2:23続いていてもです
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2:24 - 2:27ここで それぞれの状態にある
人々の数の比は何でしょうか -
2:27 - 2:281対1だと思いますよね
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2:28 - 2:30間違いです いや 合っているかも
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2:30 - 2:31場合によります
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2:31 - 2:3250対50かもしれないし
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2:32 - 2:3460対40もありえますし
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2:34 - 2:3415対85だったり
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2:34 - 2:36何でもありです
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2:36 - 2:39私たち科学者は
実際に自分の手を汚して— -
2:39 - 2:41とは言え ラボの中なので
そんなに汚れませんが— -
2:41 - 2:43実際の分子の割合を割り出さなければ
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2:43 - 2:45いけないわけです
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2:45 - 2:47手足の転移という出来事それぞれは
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2:47 - 2:50当人たちにとっては
おおごとですが -
2:50 - 2:51ズームアウトして見れば
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2:51 - 2:53個体数は変わっていませんよね
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2:53 - 2:56これは平衡状態と呼ばれます
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2:56 - 2:58化学反応に限らず
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2:59 - 3:00「遺伝子プール」や
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3:00 - 3:02高速道路の車の流れでも
同じパターンが起こります -
3:03 - 3:059千キロ上空から見れば
静止しているようでも -
3:05 - 3:07地上では とんでもないことが
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3:07 - 3:08たくさん起こっていて
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3:08 - 3:10ズームインして見ないと
分からないのです
- Title:
- もしも分子が人間だったら? — ジョージ・ザイダン&チャールズ・モートン
- Description:
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分子と分子が衝突すると、化学反応が起こり、大幅に分子構造が変わることがあります。それはまるで、あなたの顔に新しく腕がくっつくようなものなのです! ジョージ・ザイダンとチャールズ・モートンが、分子の集まりを人で溢れる通りに、分子の衝突をフツーの人々の手足が入れ替わってしまう様子に例え、面白おかしく説明します。
講師:ジョージ・ザイダン&チャールズ・モートン、アニメーション:Neighbor
*このビデオの教材 : http://ed.ted.com/lessons/chemical-reactions-zaidan-and-morton - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 03:25
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for If molecules were people... - George Zaidan and Charles Morton | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for If molecules were people... - George Zaidan and Charles Morton | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for If molecules were people... - George Zaidan and Charles Morton | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for If molecules were people... - George Zaidan and Charles Morton | ||
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