『ニューヨーカー』のマンガの分析
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0:01 - 0:02これからユーモアのつくり方について
お話ししましょう -
0:02 - 0:04これは興味深いことですが
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0:04 - 0:08それに関わる制約や
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0:08 - 0:11なぜユーモアが状況によって笑えたり
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0:11 - 0:13笑えないかについてもお話しします
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0:13 - 0:15さて 私はニューヨークの人間なので
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0:15 - 0:19これは100%面白い
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0:19 - 0:22でも 実際ありえないことです
ユーモアというものは -
0:22 - 0:2575%も面白いと言えば
最高といったところだからです -
0:25 - 0:30100%ユーモアに満足する人などいません
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0:30 - 0:33この人以外は
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0:33 - 0:43(笑い声)
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0:50 - 0:52最初の妻です
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0:52 - 0:54(笑)
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0:54 - 0:57この辺りは 二人うまくいったのですがね
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0:57 - 1:00(笑)
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1:00 - 1:04さて このマンガを見てみましょう
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1:04 - 1:05ここで 重要なのは
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1:05 - 1:08これらのマンガは『ニューヨーカー』のページ上で
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1:08 - 1:09読者の目に入るということです
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1:09 - 1:11このエレガントな書体に囲まれて
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1:11 - 1:15このページ上では
特に問題もないマンガに思えます -
1:15 - 1:17老いることを少々からかったもので
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1:17 - 1:18大方皆が楽しめるものでしょう
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1:18 - 1:21しかし 先ほど言ったように
全員を満足させるのは無理です -
1:21 - 1:24この男性はだめでした
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1:24 - 1:27「また老人ネタのジョークか
笑えるね -
1:27 - 1:28年寄りを馬鹿にして楽しいだろう
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1:28 - 1:32でも 君だっていつか歳をとるんだ
途中で死ななければいいけどね -
1:32 - 1:35(笑)
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1:35 - 1:39『ニューヨーカー』では気をつけないと
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1:39 - 1:41簡単に読者の気分を損ねることになります
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1:41 - 1:44お分かりいただけると思いますが
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1:44 - 1:47これは特殊な環境なんです
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1:47 - 1:49今 ここでは皆さんは私の話を聞いて
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1:49 - 1:53集団ですから 周りの笑い声から
皆笑っているのが分かります -
1:53 - 1:57『ニューヨーカー』の場合
雑誌は様々な読者の手に渡り -
1:57 - 1:58ひとりで読んでいても
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1:58 - 2:02他の誰が何を見て
笑っているかわかりません -
2:02 - 2:05それを考えると
ユーモア解釈に関わる読者の主観が -
2:05 - 2:07実に興味深いものになります
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2:07 - 2:08こちらのマンガを見てみましょう
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2:08 - 2:11「抗ウツ剤についての悲しいデータ」
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2:11 - 2:13(笑)
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2:13 - 2:16本当にこれは悲しいことです
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2:16 - 2:18さて この会場では これを見て
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2:18 - 2:19ほとんど全員が笑っていますね
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2:19 - 2:21皆 面白いと感じたわけです
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2:21 - 2:22一般的には これは笑えるマンガです
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2:22 - 2:26でも オンライン調査の
結果を見てみましょう -
2:26 - 2:28面白いと答えたのは
全体の約85% -
2:28 - 2:31109人が最高評価の10を
10人が1をつけました -
2:31 - 2:33ただ個々の反応を見てください
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2:33 - 2:36「動物大好き!!!!!」
この動物への愛情を見てください -
2:36 - 2:39(笑)
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2:39 - 2:42「動物を虐待したくない
これは面白いとは思えない」 -
2:42 - 2:44この人は2をつけました
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2:44 - 2:49「動物が苦しむのは見たくない―
たとえマンガであっても」 -
2:49 - 2:54このような人には 麻酔インクで印刷
していると伝えます -
2:54 - 2:56他の人々はこれを面白いと思いました
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2:56 - 2:59これがユーモアの分布の本質で
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2:59 - 3:03ユーモアがうまく拡散しないときには
こうなります -
3:03 - 3:05ユーモアは一種の娯楽です
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3:05 - 3:08あらゆる娯楽には
ちょっとしたスリルが伴います -
3:08 - 3:10何か良くないことが起こるかもしれない
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3:10 - 3:13それでも安全策があれば楽しめます
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3:13 - 3:16動物園も同じです 危険です
トラがすぐそこにいるのです -
3:16 - 3:20檻があるから 安心して楽しめますね?
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3:20 - 3:21こんな動物園はつまらない
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3:21 - 3:24(笑)
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3:24 - 3:28動物愛好家には良い動物園ですが
行ってもおもしろくありません -
3:28 - 3:30でも これはもっとひどい
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3:30 - 3:34(笑)
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3:34 - 3:38『ニューヨーカー』の環境で
ユーモアを扱う時 -
3:38 - 3:41トラをどこに置くか
考える必要があります -
3:41 - 3:42危険をどこに仕組み
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3:42 - 3:44どうやってコントロールするか?
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3:44 - 3:49私の仕事は毎週
1000枚のマンガを審査することです -
3:49 - 3:53『ニューヨーカー』に載せられるのは
16枚か17枚 -
3:53 - 3:55でも 全部で1000もあるのです
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3:55 - 3:57もちろん沢山のマンガを
ボツにしなくてはなりません -
3:57 - 4:01雑誌から記事を減らしたら
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4:01 - 4:03もっとマンガを載せられるのですが
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4:03 - 4:06(笑)
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4:06 - 4:11しかし それは大きな損失になるでしょう
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4:11 - 4:15耐えられはしますが 大きな損失です
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4:15 - 4:18毎週 新しい漫画家が作品を送ってきます
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4:18 - 4:20本誌に投稿を続ける漫画家は
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4:20 - 4:23週に10から15のアイデアを送ってきますが
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4:23 - 4:26そのほとんどがボツになります
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4:26 - 4:29それが創造活動というものです
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4:29 - 4:32多くの人が去り 一部が残ります
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4:32 - 4:34マット・ディフィーはその一人です
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4:34 - 4:36これは彼の作品です
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4:36 - 4:41(笑)
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4:41 - 4:44ドリュー・ダーナビッチ
「会計士の即興コメディー」 -
4:44 - 4:46「さあ ここで聴衆のみなさんには
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4:46 - 4:51適当な数字を叫んでもらいましょう」
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4:51 - 4:56ポール・ノス「彼は良さそうだ
もう少しイスラエル寄りなら良いのだが」 -
4:56 - 5:00(笑)
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5:00 - 5:02ボツになる苦しみはよくわかります
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5:02 - 5:07心理学の勉強をあきらめ―
正確には学校から追い出されて -
5:07 - 5:10マンガ家になろうと決めたとき
自然な流れでしたが -
5:10 - 5:151974から1977年の間に
2000枚のマンガを『ニューヨーカー』に送り -
5:15 - 5:20全部ボツにされました
こんなボツの通知を 何枚も受け取りましたが― -
5:20 - 5:24(残念ながら 採用となりませんでした
投稿ありがとうございました) -
5:24 - 5:25(残念ながら 採用となりませんでした
投稿ありがとうございました) -
5:25 - 5:271977年に突然こんなのを受け取ったのです
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5:27 - 5:30(おぃ!採用だぜ まじで あんたのマンガが
あの『ニューヨーカー』に載るんだぜ) -
5:30 - 5:33(笑)
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5:33 - 5:35もちろん実際は違いますが
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5:35 - 5:40気持ちとしてはこのような感じです
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5:40 - 5:42もちろん 『ニューヨーカー』のユーモアとも違います
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5:42 - 5:44『ニューヨーカー』のユーモアとは?
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5:44 - 5:491977年にマンガが『ニューヨーカー』に
掲載されるようになり -
5:49 - 5:521980年には おそれおおくも
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5:52 - 5:54『ニューヨーカー』と契約を結びました
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5:54 - 5:58中身はぼかしてあります
皆さんには関係ありませんからね -
5:58 - 6:011980年にもらった契約書です
「マンコフ様 -
6:01 - 6:04この度は―なんとかかんとか―
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6:04 - 6:07アイデアスケッチについて
契約を結びます」 -
6:07 - 6:10この「アイデアスケッチ」ですが
契約のどこにも -
6:10 - 6:12「マンガ」という言葉は見当たりません
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6:12 - 6:18実は「アイデアスケッチ」なしに
『ニューヨーカー』のマンガはありえません -
6:18 - 6:21では アイデアスケッチとは何でしょうか?
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6:21 - 6:24それは見る人に考えさせるものです
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6:24 - 6:27これはマンガとは違います
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6:27 - 6:30マンガ家の思考に
あなたの考えが合わさって -
6:30 - 6:32初めてマンガになるのです
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6:32 - 6:38(笑)
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6:38 - 6:43これを見れば私のいうマンガが
どういうものかわかるでしょう -
6:43 - 6:49「世界は不公平だ
この世界は正しいとも言える
この世界はすばらしい」 -
6:49 - 6:51これは「レミングの考え」です (笑)
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6:51 - 6:58これは「レミングの考え」です (笑)
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6:58 - 7:01『ニューヨーカー』と私はコメントをつけました
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7:01 - 7:05マンガはその意味に曖昧さを残しているものです
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7:05 - 7:07このマンガの意味は?
レミングについてのものか? -
7:07 - 7:10いいえ 私たちについてです
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7:10 - 7:13例えば 宗教についての私の基本的な考えは
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7:13 - 7:17宗教間の紛争や論争は全て
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7:17 - 7:20誰の空想上の友達が一番か
という争いだと思うのです -
7:20 - 7:25(笑)
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7:25 - 7:27これが私の最も有名なマンガです
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7:27 - 7:31「いいえ 木曜日はだめです
どうでしょう―いっそ会わないというのは?」 -
7:31 - 7:34何千回もコピーされました 勝手にね
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7:34 - 7:36女性の下着にまで
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7:36 - 7:43「どうでしょう―いっそ会わないというのは?」
この部分だけでしたが -
7:43 - 7:46これらは全く違う形のユーモアに見えますが
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7:46 - 7:49実は非常に似通っています
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7:49 - 7:53どちらも私たちの期待を裏切ります
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7:53 - 7:57どちらもストーリーが予期せぬ展開をします
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7:57 - 7:59不一致と対比があるのです
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7:59 - 8:02「木曜日はだめです どうでしょう―
いっそ会わないというのは?」の中では -
8:02 - 8:05慇懃さと無礼さが同じ文の中に
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8:05 - 8:07同居しています
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8:07 - 8:10これがユーモアのしくみです
相容れない2つのものを -
8:10 - 8:14まぜあわせるという認識の相乗効果で
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8:14 - 8:17一時的に読者の頭の中に存在させるのです
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8:17 - 8:19彼は慇懃であり無礼なのです
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8:19 - 8:23ここには『ニューヨーカー』の誠実さと
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8:23 - 8:25言葉の失礼さがあります
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8:25 - 8:27これがユーモアのしくみです
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8:27 - 8:29私はユーモアアナリストだといえますね
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8:29 - 8:33E.B.ホワイトは ユーモアの分析は
カエルの解剖のようなものだと言いました -
8:33 - 8:35あまり意味のない事をやって
カエルを殺すだけです -
8:35 - 8:40私も何匹かは殺しますが
大量虐殺はしません -
8:40 - 8:42でも結果として ―
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8:42 - 8:44この絵を見てください
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8:44 - 8:46笑う観客
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8:46 - 8:48大勢の人と しゃれた男が上にいますね
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8:48 - 8:51全員が笑っています 全員
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8:51 - 8:53たった一人を除いて
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8:53 - 8:58この男です 誰なのか? 批判者です
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8:58 - 9:00ユーモアを批判する人です
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9:00 - 9:04私はこの立場にいなければならないのです
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9:04 - 9:07『ニューヨーカー』にいると危ないのがこれです
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9:07 - 9:12この男のようになってしまうのです
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9:12 - 9:15マット・ディフィー作の短編ビデオがあります
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9:15 - 9:19大げさにするとこんな感じになります
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9:19 - 9:22ボブ・マンコフ「あーだめだ」
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9:22 - 9:24うえぇ
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9:24 - 9:33おぉ うーん 面白すぎる
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9:33 - 9:37普段ならいいけど 今イライラしているんだ
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9:37 - 9:40ひとりで楽しむとするか たぶんね
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9:40 - 9:44だめ これも だめ
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9:44 - 9:47やりすぎ 出来が悪すぎ
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9:47 - 9:49絵はいいが面白さが足りない
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9:49 - 9:53だめ だめ
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9:53 - 9:56ありえない 全くだめだ
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9:56 - 9:59(音楽)
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9:59 - 10:05だめ だめ だめ だめ だめ [4時間後]
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10:05 - 10:09おや これはいいぞ 何持ってきたんだ?
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10:09 - 10:11同僚「ライ麦パンのハムチーズサンド?」
ボブ・マンコフ「いいや」 -
10:11 - 10:14同僚「そうか パストラミサンド?」
ボブ「いいや」 -
10:14 - 10:16同僚「スモークターキーとベーコンサンド?」
ボブ「いいや」 -
10:16 - 10:18同僚「ファラフェル?」
ボブ「ちょっと見せてくれ」 -
10:18 - 10:20あぁ いや
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10:20 - 10:21同僚「グリルチーズサンド?」
ボブ「いいや」 -
10:21 - 10:22同僚「BLTか?」
ボブ「ちがう」 -
10:22 - 10:25同僚「ハムとモッツァレラとアップルマスタードサンド?」
ボブ「いいや」 -
10:25 - 10:27同僚「インゲンサラダ?」
ボブ「いいや」 -
10:27 - 10:30(音楽)
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10:30 - 10:32だめ だめ
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10:32 - 10:35全くだめ [ランチから数時間後]
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10:35 - 10:44(サイレン)
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10:57 - 10:59だめだ さっさと行ってくれ
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10:59 - 11:01(笑)
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11:01 - 11:04私の仕事を誇張したものですが
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11:04 - 11:07確かにたくさんのマンガをボツにします
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11:07 - 11:10数が多すぎて
「ボツコレクション」なる本が多く出るほどです -
11:10 - 11:15「ボツコレクション」は 『ニューヨーカー』には
少々そぐわないタイプのユーモアです -
11:15 - 11:17歩道のホームレスにお気づきでしょうか
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11:17 - 11:21飲んだくれて 腹話術の人形が吐いています
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11:21 - 11:24これは『ニューヨーカー』の
ユーモアにはならないでしょうね -
11:24 - 11:27実はこれは 本誌の漫画家
マット・ディフィーの編集したものです -
11:27 - 11:31ボツコレクションのユーモアをいくつかご紹介しましょう
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11:31 - 11:34「子どもが欲しいんだ」
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11:34 - 11:39(笑)
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11:39 - 11:43興味深い―ためらいのある笑いですね
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11:43 - 11:46良識に反した笑いです
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11:46 - 11:49(笑)
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11:49 - 11:53「何もシリません お助けを」
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11:53 - 11:55(笑)
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11:55 - 11:59この本が意図する
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11:59 - 12:02「『ニューヨーカー』では
絶対お目にかかれないマンガ」 -
12:02 - 12:04という意味ではこのユーモアは完璧です
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12:04 - 12:06ご説明しましょう
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12:06 - 12:08ユーモアのコンセプトには
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12:08 - 12:10無害な違反という考えがあります
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12:10 - 12:12つまり 何かが面白くあるためには
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12:12 - 12:15間違ってはいるが 許されることが必要です
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12:15 - 12:18完全に間違っている場合には
「それはだめだ」と私たちは言うでしょう -
12:18 - 12:22完全に許されるものには
何がおかしいのか?ということになりますね -
12:22 - 12:27「木曜日はだめです どうでしょう」は無害です
でも「いっそ会わないというのは?」は失礼です -
12:27 - 12:30ありえない組み合わせなのですが
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12:30 - 12:32この場面においては
これで良いと感じるわけです -
12:32 - 12:36このコレクションの中では
「何もシリません お助けを」 -
12:36 - 12:38これは許される違反です
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12:38 - 12:42でも これをニューヨーカーに載せるとなると...
-
12:42 - 12:46「T細胞の軍隊:体の免疫反応はガン治癒に有用か?」
-
12:46 - 12:50おやまあ
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12:50 - 12:53こんな難い記事を
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12:53 - 12:57免疫システムの知性あふれる分析を読んでいて
-
12:57 - 13:01ふと目をやると なんと
-
13:01 - 13:06「何もシリません お助けを」ですって?
-
13:06 - 13:11この違反は許されません
うまくいきませんね -
13:11 - 13:14どんな場面でも面白いなどというものはありません
-
13:14 - 13:18全ては状況に左右され
私たちの想定内のものなのです -
13:18 - 13:21ひとつの見方はこうです
-
13:21 - 13:25これは私たちの見方による
動機付けのようなもので -
13:25 - 13:27モチベーションと気分の問題です
-
13:27 - 13:30自分の気分によって
好き嫌いが左右される -
13:30 - 13:32というものです
-
13:32 - 13:36遊び心があるときは刺激を求めます
-
13:36 - 13:40ドキドキさせられることに
楽しみを感じます -
13:40 - 13:42同じものでも真面目なムードでは
不安を招きます -
13:42 - 13:48「ボツコレクション」は間違いなく
この部類のマンガです -
13:48 - 13:50刺激を受けたい時があります
-
13:50 - 13:55違反してはみだしたいのです
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13:55 - 13:59こんな感じ 遊園地のようなものです
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13:59 - 14:08声:いくぞ(歓声)
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14:08 - 14:12彼は笑っています 危険であり安全な場所にいて
-
14:12 - 14:15強い刺激をうけているのです
ジョークはいりません 必要ないのです -
14:15 - 14:19人は刺激され 興奮状態になると
-
14:19 - 14:21何にでも笑い出します
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14:21 - 14:23これは「ボツコレクション」の別のマンガです
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14:23 - 14:28「きつすぎる?」
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14:28 - 14:30これはテロについてのマンガです
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14:30 - 14:33『ニューヨーカー』の雰囲気は独特です
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14:33 - 14:37独自の遊び心もあれば 真面目でもある
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14:37 - 14:40その様な場に載せるマンガは
独特なものになります -
14:40 - 14:43『ニューヨーカー』が9/11直後に出した
マンガをお見せしましょう -
14:43 - 14:47ユーモアにするには非常にデリケートな領域です
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14:47 - 14:49『ニューヨーカー』はどうしたのか?
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14:49 - 14:53爆弾をもった男が「きつすぎる?」と
いうわけにはいきません -
14:53 - 14:55お見せしなかった別のマンガもあります
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14:55 - 14:59気を悪くする人がいるかと思ったので
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14:59 - 15:03すばらしいサム・グロスのマンガで
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15:03 - 15:07ムハンマドの議論のあとに出されました
ムハンマドは天国にいて -
15:07 - 15:10自爆者がこまぎれになっており
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15:10 - 15:12ムハンマドが自爆者に言うのです
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15:12 - 15:15「きみのペニスを見つけたら乙女が待ってるよ」
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15:15 - 15:19(笑)
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15:19 - 15:23絵にしないほうがいいでしょう
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15:23 - 15:25テロの起きた週はマンガの掲載は
休みました -
15:25 - 15:28ユーモアの出る幕ではなく
実にそうでした -
15:28 - 15:31いつもユーモアが良いわけではありません
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15:31 - 15:35しかし翌週には最初のマンガを載せました
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15:35 - 15:39「二度と笑えるとは思わなかった
あなたの服を見るまでは」 -
15:39 - 15:42これはつまり 生きていれば
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15:42 - 15:44笑うこともあるし 息もする
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15:44 - 15:46存在していくということです
これは別のマンガです -
15:46 - 15:52「3杯目のマティーニを飲まなきゃ
テロリストの勝ちだと気づいたんだ」 -
15:52 - 15:55これらはテロ犯についてではなく
私たちについての話です -
15:55 - 15:58ユーモアが私たちの姿を反映しているのです
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15:58 - 16:01もっとも簡単なユーモアは
正当なものではありますが -
16:01 - 16:05味方が敵をからかうものです
-
16:05 - 16:07傾向性のユーモアといわれます
-
16:07 - 16:11ユーモアの95%はこれです
私たちのものとは違います -
16:11 - 16:13もう1つお見せしましょう
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16:13 - 16:17「イスラム原理主義者の国に住みたいものだね」
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16:17 - 16:21(笑)
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16:26 - 16:30ユーモアにはターゲットが必要です
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16:30 - 16:34興味深いことに
『ニューヨーカー』のターゲットは私たちです -
16:34 - 16:37ターゲットとは読者であり ユーモアの作り手です
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16:37 - 16:39ユーモアは自己の反映で
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16:39 - 16:42自分の思いこみについて考えさせてくれます
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16:42 - 16:46ロズ・チェイストのマンガをご覧ください
男性が死亡記事を読んでいます -
16:46 - 16:48「2歳年下 12歳年上
-
16:48 - 16:513年後輩 ぴったり同い年
-
16:51 - 16:54まさしく同い年」
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16:54 - 16:57これは非常に深いマンガです
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16:57 - 17:02『ニューヨーカー』はある意味で
-
17:02 - 17:05マンガに面白さだけでなく
私たち自身について -
17:05 - 17:08語らせているのです
もうひとつ お見せしましょう -
17:08 - 17:10「健康のためにベジタリアンなったの
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17:10 - 17:13それから道徳的な選択としてね
今はただ人をいらつかせたいからよ」 -
17:13 - 17:19(笑)
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17:19 - 17:22「すみません ―
これちょっとおかしいと思うんです -
17:22 - 17:28わたし以外 絶対指摘できないような
細かいことなんですけど」 -
17:28 - 17:32これは他の誰でもなく
私たちのこだわり ナルシシズム -
17:32 - 17:36欠点やうぬぼれをあらわしています
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17:36 - 17:38『ニューヨーカー』は読者に
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17:38 - 17:41なんらかの知的作業を求めているのです
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17:41 - 17:43ユーモア 芸術 科学の関係について
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17:43 - 17:46アーサー・ケストラーが「創造活動の理論」に
書いたような -
17:46 - 17:49二元結合と呼ぶものを求めているのです
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17:49 - 17:51二元結合と呼ぶものを求めているのです
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17:51 - 17:55違う枠組みからアイデアを組み合わせて
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17:55 - 17:58しかも素早くしないとマンガは理解できません
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17:58 - 18:00違う枠組み同士を0.5秒以内に
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18:00 - 18:02組みあわせられなければ
面白さはないのです -
18:02 - 18:04これはわかりやすいものです
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18:04 - 18:06違う枠組みです
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18:06 - 18:09「彼女と寝たんでしょ」
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18:09 - 18:15(笑)
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18:15 - 18:17「ラッシー!誰か呼んで!!」
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18:17 - 18:21(笑)
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18:21 - 18:24これは「フレンチアーミーナイフ」
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18:24 - 18:30(笑)
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18:30 - 18:33これはアインシュタインの寝室です
「あなたにとっては一瞬だったのね」 -
18:33 - 18:40(笑)
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18:40 - 18:43ちょっと難しいマンガもあります
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18:43 - 18:47これは解りにくいでしょう
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18:47 - 18:51このマンガの意味を
どれくらいの人がわかるでしょうか -
18:51 - 18:56犬が散歩に行きたいという
サインを出しています -
18:56 - 19:02キャッチャーは
バッターを「歩かせろ」というサインをしています -
19:02 - 19:04毎年マンガ特集をするのはこのためです
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19:04 - 19:07「意味不明 : ニューヨーカーのマンガ IQテスト」
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19:07 - 19:09(笑)
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19:09 - 19:11もうひとつ『ニューヨーカー』が好きなのが
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19:11 - 19:14場違いさです
お見せしたとおり -
19:14 - 19:16ユーモアの基本になるものです
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19:16 - 19:19あまりにも当然で論理的なものは
おもしろくありません -
19:19 - 19:23場違いが機能するのは 観察に基づく
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19:23 - 19:25現実の範囲内のユーモアです
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19:25 - 19:30「上司がいつも あれこれ指示するんだ」
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19:30 - 19:33これはありえることです
現実の範囲内のユーモアです -
19:33 - 19:36ここでは カウボーイが牛に言っています
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19:36 - 19:40「すばらしい あなたの様な方を
あと5000頭くらい欲しいですね」 -
19:40 - 19:44これは理解できます むちゃくちゃですが
ふたつをつなぎあわせることができます -
19:44 - 19:47これはもうナンセンスです
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19:47 - 19:52「ホプキンズ君 困るな
連絡事項はきちんと読んでくれないと」 -
19:52 - 19:57これはちょっと難しいですね
うまくつながりません -
19:57 - 19:59一般的にナンセンスを楽しむ人は
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19:59 - 20:01より抽象的な芸術が好きです
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20:01 - 20:05保守的よりもリベラルなタイプです
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20:05 - 20:08しかし私たち 私にとって
ユーモアをつくる手助けをするとき -
20:08 - 20:11それぞれを比較しても意味はありません
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20:11 - 20:15いろいろあるから面白いんです
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20:15 - 20:20このマンガのキャプションで
今日の話をまとめたいと思います -
20:20 - 20:23『ニューヨーカー』のマンガについて
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20:23 - 20:25うまくまとめていると思います
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20:25 - 20:28「立ち止まって 考えさせられるよな」
-
20:28 - 20:31(笑)
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20:31 - 20:34ニューヨーカーのマンガを見るときには
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20:34 - 20:36立ち止まって
すこし考えてみて頂きたいのです -
20:36 - 20:37ありがとう
-
20:37 - 20:41(拍手)
-
20:41 - 20:43ありがとう(拍手)
- Title:
- 『ニューヨーカー』のマンガの分析
- Speaker:
- ボブ・マンコフ
- Description:
-
『ニューヨーカー』の編集部には毎週1000通のマンガが舞いこみます。その中から採用されるのは17枚ほどしかありません。この爆笑ものの、テンポのよい、深い洞察に満ちた講演で、この雑誌で長年マンガエディターを務める自称「ユーモアアナリスト」のボブ・マンコフが『ニューヨーカー』の「アイデア図」に描かれる笑いを解剖し、何がおもしろく何がそうでないのか、その理由を話します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 20:59
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Akiko Hicks accepted Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for Anatomy of a New Yorker cartoon |
Akiko Hicks
Mary Richhouse様
メッセージを送りましたが、うまく連絡がとれないのでレビュー案を入れておきました。元の訳に戻していただいてもかまいません。タスクはそちらにお渡ししておきます。