相対論的な時空の基本:その1-アンドリュー・ポンチェンとトム・ウィンティー
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0:07 - 0:10空間 それは物事の起こる場所
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0:10 - 0:13時間 それは物事の起きる時
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0:13 - 0:14我々は 物のある場所と 物事の―
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0:14 - 0:16起きる時間を測定できます
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0:16 - 0:17しかし現代の物理学では
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0:17 - 0:19「どこ」と「いつ」は実際のところ
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0:19 - 0:22切り離すことのできない
一つの質問となるのです -
0:22 - 0:25宇宙についての
理解が深まると -
0:25 - 0:283次元空間に時間を加えて
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0:28 - 0:30一つの概念 つまり
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0:30 - 0:344次元の「時空」で
置き換える必要があるのです -
0:34 - 0:36これから一連のアニメで
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0:36 - 0:38時空を探検し
これを説明していきましょう -
0:38 - 0:39アニメ?
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0:39 - 0:40まあね
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0:40 - 0:43我々はアニメのようになっていないって?
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0:43 - 0:47勿論なりますよ!
ここから あそこまで行ってみましょう -
0:47 - 0:49わお! どうやってたどり着いたの?
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0:49 - 0:50どれ程 速かったんだろう?
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0:50 - 0:52走った? それとも歩いた?
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0:52 - 0:53真っ直ぐに移動した?
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0:53 - 0:57おっと! それに答えるには
漫画的な物理学を -
0:57 - 1:00物理学的な物理学にして見せないと
いけませんね -
1:00 - 1:02もっと多くのコマが必要になります
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1:02 - 1:05お願い もっとパネルを!
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1:05 - 1:10OK アンドリューの位置は
パネルごとに少しずつ 異なっています -
1:10 - 1:12そう 各パネルには
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1:12 - 1:15各時刻にアンドリューが
どこにいたか記録されていますね -
1:15 - 1:19素晴らしいことです
でも数百のパネルを -
1:19 - 1:20切り出して
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1:20 - 1:23積み重ね
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1:23 - 1:26パラパラ漫画のようにしてみましょう
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1:26 - 1:28パラパラと本をめくると
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1:28 - 1:311秒間に24コマのパネルが
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1:31 - 1:34次から次へと表れてきます
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1:34 - 1:36そらね!アニメだっていったでしょう
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1:36 - 1:39今度は私が歩いているところを
見てもらいましょう -
1:39 - 1:42各パネルを描いて
めくる本を作るのは -
1:42 - 1:46私の動きを記録する
一つの手段ですね -
1:46 - 1:50アニメや映画の仕組みは
こんな感じです -
1:50 - 1:52お分かりのように
私の歩く速さはというと -
1:52 - 1:56フェンスの杭の間を
通り過ぎる時間が2秒で -
1:56 - 1:594m間隔となっているので
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1:59 - 2:00空間を移動した速さを
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2:00 - 2:02計算することができて―
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2:02 - 2:05毎秒2mとなります
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2:05 - 2:08でも本をパラパラしなくても
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2:08 - 2:11パネルから直接計算することだって
できるかもしれません -
2:11 - 2:12めくる絵本の端っこから
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2:12 - 2:15杭とアンドリューを
全てのパネルで見ることができますが -
2:15 - 2:16杭とアンドリューを
全てのパネルで見ることができますが -
2:16 - 2:20パネルごとに彼の位置が
少しずつずれています -
2:20 - 2:23毎秒24コマでめくったときの
アンドリューの動きを -
2:23 - 2:27ただ眺めるだけで
速度を含めて -
2:27 - 2:28アンドリューに起こることを全て
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2:28 - 2:30予測することができます
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2:30 - 2:33パネルをめくる必要は全くないのです
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2:33 - 2:35アンドリューの動きを
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2:35 - 2:38パラパラ漫画の線で表したものは
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2:38 - 2:40時空図として知られ
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2:40 - 2:42これで場所と時間が分かるのです
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2:42 - 2:45アンドリューの動きを表す線を
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2:45 - 2:48彼の世界線といいます
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2:48 - 2:50私が歩くのではなく ジョギングすると
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2:50 - 2:54杭の間を1秒ごとに
通り抜けることができるでしょう -
2:54 - 2:56彼はアスリートでは…ありませんね
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2:56 - 2:59それはさておき この新しいパラパラ漫画を
最初から見てみましょう -
2:59 - 3:02前と同じように
解析することができます -
3:02 - 3:04ジョギングするアンドリューの
世界線は -
3:04 - 3:05彼が歩いた時の世界線よりも
より傾いています -
3:05 - 3:08彼が歩いた時の世界線よりも
より傾いています -
3:08 - 3:11パネルをめくらなくても
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3:11 - 3:142倍の速度で動いていることが
分かります -
3:14 - 3:17でも ここからがちょっと難しい話
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3:17 - 3:20物理学では 他人の立場から
見てみるのが良いのです -
3:20 - 3:22結局 物理学の法則は
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3:22 - 3:24誰にとっても同じであるべきです
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3:24 - 3:26さもなければ 誰も法則なんかに
従いません -
3:26 - 3:29もう一度 漫画のことを
考えてみましょう -
3:29 - 3:32ジョギングするアンドリューを追って
カメラ撮影をします -
3:32 - 3:35塀の杭が近づいては
彼の後ろに通り過ぎていきます -
3:35 - 3:38同じパラパラ漫画を眺めるだけでよく
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3:38 - 3:40パネルを描きなおす必要はありません
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3:40 - 3:43とり出したフレームを
単に少しだけ傾け -
3:43 - 3:45アンドリューの傾いた世界線が
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3:45 - 3:48完全に垂直になるようにします
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3:48 - 3:51なぜかって?
めくってみましょう -
3:51 - 3:54そうです 私は静止した状態で
パネルの中央の -
3:54 - 3:56一点でジョギングしているのです
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3:56 - 3:58パラパラ漫画の線は
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3:58 - 4:00私の世界線は
まっすぐ上に伸びています -
4:00 - 4:03杭は私の後ろを通り過ぎていますね
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4:03 - 4:06今や 杭たちの世界線が
傾いているのです -
4:06 - 4:09このようにパネルを配置し直すことは
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4:09 - 4:12ガリレイ変換として知られていて
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4:12 - 4:16これで物理現象を他人の視点から
解析し直すことになるのです -
4:16 - 4:19この場合 私のことですね
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4:19 - 4:22結局のところ 特に観測者が
様々な速度で動いているとき -
4:22 - 4:25別の視点に立ってみることは
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4:25 - 4:27いつだって良いことなのです
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4:27 - 4:31あまりにも速度が速くなければですが
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4:31 - 4:33宇宙線が光速で動いていると
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4:33 - 4:38あなたの視点をパラパラ漫画で
表わそうとすると失敗します -
4:38 - 4:40そうならないようにするには
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4:40 - 4:42パネルを積み重ねていくのではなく
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4:42 - 4:45一緒にして くっつけなければ
なりません -
4:45 - 4:48固定された時空が必要となるのです
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4:48 - 4:51これについては次回のアニメで説明しましょう
- Title:
- 相対論的な時空の基本:その1-アンドリュー・ポンチェンとトム・ウィンティー
- Description:
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空間は物事の起こる場所で、時間は物事の起きる時です。でも宇宙を正しく理解しようとすると、この2つの概念は一緒にして考えなければならないことがあります。3回にわたる講義の第1回では、時空について、陽気なアンドリュー・ポンチェンとトム・ウィンティーが、空間と時間の基本をまずは別々に取り扱い、次にパラパラ漫画を用いてこの2つの概念を一緒にして見せていきます。
講師:アンドリュー・ポンチェンとトム・ウィンティー
アニメーション: Giant Animation Studios
*このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/the-fundamentals-of-space-time-part-1-andrew-pontzen-and-tom-whyntie - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:06
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