医師が開示しようとしないこと
-
0:01 - 0:06私は自分の職業に対する反逆者
だと言われました -
0:06 - 0:07首になるべきだと
-
0:07 - 0:10医師免許を取り上げるべきだと
-
0:10 - 0:13自分の国に帰るべきだと言われたのです
-
0:14 - 0:16Eメールは改ざんされ
-
0:16 - 0:19他の医師との
ディスカッションフォーラムでは -
0:19 - 0:24誰かが私のアカウントに「ツイッター爆弾」を
送ったことを手柄にしていました -
0:24 - 0:26さて 事の善悪は分かりませんでしたが
-
0:26 - 0:28その後 返事が来ました
-
0:28 - 0:31「お気の毒さま
本物の爆弾ではありませんでした」 -
0:33 - 0:35自分が他の医師の間で
-
0:35 - 0:38こんな怒りを駆り立てるような事をしたとは
夢にも思いませんでした -
0:38 - 0:41医師になるのは私の夢でした
-
0:41 - 0:42中国で生まれ
-
0:42 - 0:45最初の思い出は
病院の救急に運ばれた事です -
0:45 - 0:49私はひどいぜんそくを患っていたので
ほぼ毎週病院に行きました -
0:49 - 0:53サム先生という方に
いつも診てもらっていました -
0:53 - 0:55その先生は
母と同じくらいの年齢でした -
0:55 - 0:57ワイルドなカーリーヘアーで
-
0:57 - 1:00いつも明るい黄色の
花柄の服を着ていました -
1:00 - 1:02転んで 腕の骨を折ったりしたら
-
1:02 - 1:04「なんで笑わないの
-
1:04 - 1:06だって ここがあなたの冗談骨(上腕骨)よ
分かる?」 -
1:06 - 1:09というようなお医者さんでした
-
1:10 - 1:12ほらね 唸るでしょう
-
1:12 - 1:16でも先生に診てもらうと
いつも気分が良くなるのです -
1:16 - 1:18こんな風に 誰にでも大きくなったら
-
1:18 - 1:20こうなりたいという
子供時代のヒーローがいますよね? -
1:20 - 1:22私はサム先生のようになりたい
と思いました -
1:24 - 1:278歳の時 私は両親と
アメリカに引っ越しました -
1:27 - 1:30私たちの話は典型的な移民の物語です
-
1:30 - 1:34両親はホテルの清掃や皿洗いをしたり
ガソリンスタンドで働きました -
1:34 - 1:36私の夢を叶える為です
-
1:37 - 1:39結局 十分英語を学び
-
1:39 - 1:41私は医科大学に入り
-
1:41 - 1:45癒しと奉仕の誓いを受け入れた日
両親はとても喜んでいました -
1:46 - 1:49しかしある日 全てが変わりました
-
1:49 - 1:52母が電話で
体調が良くないと言ってきたのです -
1:52 - 1:56咳が止まらず 息切れと
疲れを訴えました -
1:56 - 1:59どんな事にも決して
不満を言う人でないのは分かっていました -
1:59 - 2:02母が私に具合が悪いと言うなんて
-
2:02 - 2:04只事ではないとは思いました
-
2:04 - 2:06案の定 母は
-
2:06 - 2:09ステージIVの乳癌だと分かりました
-
2:09 - 2:13その時までに癌は
肺、骨、そして脳に転移していました -
2:14 - 2:16しかし母は強く勇敢で 希望を持っていました
-
2:16 - 2:18手術や放射線治療を受け
-
2:18 - 2:21そして3クール目の
化学療法を受けている時 -
2:21 - 2:23アドレス帳を失くしました
-
2:23 - 2:26母はネットで腫瘍医の
電話番号を調べようとしました -
2:26 - 2:28それは見つかりましたが
他にも見つかったものがあったのです -
2:28 - 2:30いくつかのウェブサイトで 彼が
-
2:30 - 2:33製薬企業に高額で雇われた
スポークスマンとして名前が挙がっていたのです -
2:33 - 2:35実際母に処方したのと同じ
化学療法の投与計画を -
2:35 - 2:39彼が代表して話していました
-
2:39 - 2:41母は驚いて私に電話してきました
-
2:41 - 2:42私は何を信じれば良いのか
分かりませんでした -
2:42 - 2:45おそらく母にとって
それが正しい処方だったのかもしれないし -
2:45 - 2:47そうでなかったのかもしれません
-
2:47 - 2:50母は不安と疑惑を抱くようになりました
-
2:50 - 2:52医学については
-
2:52 - 2:54信頼が必須です
-
2:54 - 2:58信頼が失われると
残るのは不安だけです -
3:00 - 3:02この手の不安には別の側面があります
-
3:02 - 3:05医学生の頃
19歳の患者を診ていました -
3:05 - 3:06彼は寮に自転車で帰る時
-
3:06 - 3:09SUV車にぶつかり 体を強打し
-
3:09 - 3:11車の下敷きになりました
-
3:11 - 3:137本の肋骨を折り
-
3:13 - 3:14大腿骨は粉砕していました
-
3:14 - 3:17腹腔内出血と脳内出血をしていました
-
3:17 - 3:19彼の両親だったとして
-
3:19 - 3:21シアトルから3,200キロの距離を
飛行機で駆けつけ -
3:21 - 3:24昏睡状態の息子に会いに行く事を
想像してみてください -
3:24 - 3:27彼がどんな状態なのか
知りたいですよね? -
3:27 - 3:29両親は回診に同行したいと言いました
-
3:29 - 3:31回診では彼の状態と
治療の計画を話し合います -
3:31 - 3:33それは思うに 筋の通った要求です
-
3:33 - 3:35そして私たちがどれくらい
彼をケアしたのか -
3:35 - 3:37又しようとしているのか
両親に提示する機会でした -
3:37 - 3:40しかし主治医が「ノー」と
言ったのです -
3:40 - 3:42彼はあらゆる理由づけをしました
-
3:42 - 3:44おそらく看護師を
邪魔する事になるでしょう -
3:44 - 3:48多分学生に質問させまいと
したのでしょう -
3:48 - 3:49彼はこうも言いました
-
3:49 - 3:53「親がもしミスを見つけて
訴訟でも起こしたらどうするんだ?」 -
3:54 - 3:57あらゆる弁解の裏に私が見たものは
極度の恐れでした -
3:57 - 3:59医師になる為に 私たちは
-
3:59 - 4:01白衣を身につけ 壁を作り その裏に
-
4:01 - 4:04隠れなければいけないと
分かりました -
4:05 - 4:08医療には 隠れた伝染病があります
-
4:08 - 4:11もちろん 医師を訪れるとき
患者は不安を感じます -
4:11 - 4:14物凄い腹痛で目を覚ましたとします
-
4:14 - 4:15あなたは病院へ行くでしょう
-
4:15 - 4:18見知らぬ場所に横になり
その病院のストレッチャーで運ばれ -
4:18 - 4:20薄っぺらなガウンを着て
-
4:20 - 4:22身も知らない人がやって来て
あなたをつついたり刺激したりします -
4:22 - 4:24これから何をされるか分かりません
-
4:24 - 4:2730分前に頼んだ毛布を持ってきて
もらえるかどうかも分からないのです -
4:28 - 4:30でも不安なのは
患者だけではありません -
4:30 - 4:32医者だって不安なのです
-
4:32 - 4:35私たちは患者に 自分たちの
素性がばれるのが怖いのです -
4:35 - 4:37そして医療についての
全てを暴かれるのが -
4:37 - 4:38では 私たちは どうするのでしょう?
-
4:38 - 4:41私たちは白衣を着て
その後ろに隠れます -
4:41 - 4:43もちろん 沢山隠せば隠すほど
-
4:43 - 4:46何を隠しているのかを
人々はもっと知りたくなります -
4:46 - 4:49不安が増すと 不信と貧弱な医療へと
さらに悪影響が高まります -
4:49 - 4:51私たちは病への不安だけでなく
-
4:51 - 4:54不安という病を抱えているのです
-
4:55 - 4:57患者の要求と医師の行為の間の断絶に
-
4:57 - 5:01橋を架ける事は出来るでしょうか?
-
5:01 - 5:03不安という病に打ち勝つ事は
出来るでしょうか? -
5:04 - 5:05違う形で質問をしてみましょう
-
5:05 - 5:09隠す事が答えでないなら
逆の事をしてみてはどうでしょう? -
5:09 - 5:13仮に 医師が自分の患者に全てを
さらけ出すとしたら どうなるでしょう? -
5:15 - 5:17昨年の秋 研究を行い
皆が医療について -
5:17 - 5:20何を知りたがっているのかを
調査しました -
5:20 - 5:23病院にいる患者だけではなく
健常者も対象に -
5:23 - 5:24調査を行おうと思いました
-
5:24 - 5:272人の医学生
スハビ・ターカーとローラ・ジョーンズです -
5:27 - 5:30文字通り街頭で調査を行いました
-
5:30 - 5:33彼らは銀行、コーヒーショップ、
シニアセンター -
5:33 - 5:36中華料理店、駅へ行きました
-
5:37 - 5:39何が分かったのでしょう
-
5:39 - 5:40こう尋ねてみました
-
5:40 - 5:42「あなたは医療について
何が知りたいですか?」 -
5:42 - 5:46皆は自分の担当医について
知りたいと答えました -
5:46 - 5:48なぜなら 自分と担当医の間で
-
5:48 - 5:52個人的なやり取りをする事によって
医療が理解出来るからです -
5:52 - 5:55「医師の何について知りたいですか?」
と尋ねると -
5:55 - 5:573つの違った答が返ってきました
-
5:57 - 5:59自分の担当医が
有能で医療を行う資格を持っているか -
5:59 - 6:02知りたいと答える人たちもいますし
-
6:02 - 6:04担当医に偏見がなく
誰がお金を支払うかではなく -
6:04 - 6:07根拠と科学に基づく決定を
しているかどうかを確かめたいと -
6:07 - 6:09答える人たちもいます
-
6:10 - 6:11私たちにとって驚きなのは
-
6:11 - 6:15多くの人たちが担当医について
別の何かを知りたがっている事です -
6:15 - 6:1728歳の法学部の学生ジョナサンは
-
6:17 - 6:22LGBTQの患者が満足出来る
-
6:22 - 6:25LGBT専門の医師を
見つけたいと言っています -
6:25 - 6:2632歳の会計士 セレナは
-
6:26 - 6:30殊に女性の生殖に関する健康や
権利について -
6:30 - 6:33担当医が自分と価値観を共有することが
大事だと言っています -
6:34 - 6:36ハードウェア店の店主
59歳のフランクは -
6:36 - 6:38医者にかかることすら嫌がり
-
6:38 - 6:42予防が第一と信じる医師を
探してはいますが -
6:42 - 6:45代替治療で満足しています
-
6:45 - 6:47次から次へと回答者は
私たちに訴えました -
6:47 - 6:51医師と患者の関係は
深く親密なものです -
6:51 - 6:53自分の体を医師に見せ
-
6:53 - 6:55自分の深い秘密を
打ち明けるのですから -
6:55 - 6:58患者はまず 医師の価値感を
理解したいのです -
6:58 - 7:01医師が あらゆる患者を
診なければならないからと言って -
7:01 - 7:03患者があらゆる医師を
訪れる必要があるという訳ではありません -
7:03 - 7:05情報に基づく選択が出来るように
-
7:05 - 7:07皆 自分の担当医の事
を まず知りたがります -
7:09 - 7:11その結果
私はある組織活動を始めました -
7:11 - 7:12”Who's My Doctor? ” という
-
7:12 - 7:15医療における全面的な透明性を
呼びかける活動です -
7:15 - 7:18賛同した医師は自発的に
-
7:18 - 7:19公のウエブサイト上で
-
7:19 - 7:22どこの医科大を卒業したか
専門は何か -
7:22 - 7:23といった情報だけではなく
-
7:23 - 7:25利益相反も全て公にします
-
7:25 - 7:27製薬企業との関係や
-
7:27 - 7:30そこから いくら貰っているのか等
-
7:30 - 7:33政府のサンシャイン条項を
越えるものです -
7:33 - 7:34報奨金などの動機づけは問題です
-
7:34 - 7:37腰痛で医者にかかるなら
-
7:37 - 7:40脊柱手術をするのにその医者が
5000ドル支払われるのか -
7:40 - 7:44理学療法士に紹介するのに
25ドル支払われているのか -
7:44 - 7:48何を勧めても同額を支払われているのか
知りたいですよね -
7:49 - 7:51さらに一歩進んで
-
7:51 - 7:54女性やLGBTの医療 代替医療
-
7:54 - 7:56予防医療 終末期医療に関して
-
7:56 - 7:59私たちの価値感を加えます
-
7:59 - 8:03私たちは患者の皆さんに
尽くす事を誓います -
8:03 - 8:05患者には医師がどんな人であるのか
知る権利があります -
8:05 - 8:08私たちは情報を透明化することによって
不安が和らぐと信じています -
8:10 - 8:12医師の中には賛同する人も
しない人もいると思います -
8:12 - 8:17大衆の大きな抵抗に
遭うとは思いません -
8:17 - 8:20”Who's My Doctor?” の
開始1週間以内に -
8:20 - 8:21医療新聞のパブリックフォーラムや
-
8:21 - 8:23いくつものオンラインでの
医師のコミュニティに -
8:23 - 8:26この話題に関して
何千もの投稿が来ました -
8:27 - 8:28これがその一部です
-
8:28 - 8:31ポートランドに住む
消化器科医からのものです -
8:31 - 8:34「私は12年の人生を
奴隷となって捧げてきました -
8:34 - 8:36借金と住宅ローンで借りた金があります
-
8:36 - 8:39製薬企業からの昼食でしのいで
患者さんと接しています」 -
8:40 - 8:42誰にとっても厳しい時代
なのかもしれませんが -
8:42 - 8:44年収3万5千ドルで4人家族を養っている患者に
-
8:44 - 8:47無料のランチが必要だと
-
8:47 - 8:49言ってごらんなさい
-
8:51 - 8:53シャーロットの
整形外科医からのものです -
8:53 - 8:58「収入の出所を明かにするのは
プライバシーの侵害だと思います -
8:58 - 9:00患者は自分たちの収入を
明らかにはしませんよね」 -
9:01 - 9:04でも患者の収入源は
医師の健康には影響しないでしょう -
9:06 - 9:08ニューヨークシティーの
精神科医からのものです -
9:08 - 9:11「そのうち猫か犬のどちらが好きか
-
9:11 - 9:13車のモデルやトイレットペーパーは
どれを使っているか -
9:13 - 9:15明らかにすることが必要になるでしょう」
-
9:15 - 9:18トヨタやクリネックスをどう思うかは
-
9:18 - 9:20患者の健康に影響しないでしょう
-
9:20 - 9:22しかし 女性の選択権
-
9:22 - 9:26予防医学 終末期医療に関する価値観は
大きく影響します -
9:27 - 9:29気にいったのは
カンザスシティの循環器科医です -
9:29 - 9:32「政府に義務付けられたものがまた増える?
-
9:32 - 9:35ウェン先生は
祖国に帰らなきゃならないだろう」 -
9:37 - 9:38さて 2つの良い知らせがあります
-
9:38 - 9:42まず1つ目はこれが 強制ではなく
任意であるという事 -
9:42 - 9:452つ目は私がアメリカ人で
既にここにいるという事です -
9:45 - 9:50(笑)(拍手)
-
9:54 - 9:56一か月のうちに 勤務先の病院に
-
9:56 - 9:58私を解雇しろという電話がいくつもありました
-
9:59 - 10:02公にしていない自宅の住所に手紙が来て
-
10:02 - 10:05医療監査委員会に訴えて
制裁措置をとると脅迫されました -
10:05 - 10:08友人や家族はこの活動を止めるように
私を説得しました -
10:09 - 10:12爆弾の脅迫の後 活動を中止しました
-
10:13 - 10:15しかし 私は患者たちから聞いたのです
-
10:15 - 10:17ソーシャルメディア ツイートチャットを通して
-
10:17 - 10:19その時までに 430万人の目に触れ
-
10:19 - 10:23何千人もの人々が活動を続けるように
-
10:23 - 10:27私を励ましてくれていたと知りました
-
10:27 - 10:28こんな事が書かれていました
-
10:28 - 10:32「医師が 恥じるような事をしているのなら
-
10:32 - 10:33それは してはならないはずだ」
-
10:34 - 10:37「選挙で選ばれた政治家が活動寄付金を
明らかにするのは当然だし -
10:37 - 10:40弁護士が利益相反を公開するのは当然だ
-
10:40 - 10:42ではなぜ医師に義務はないのか?」
-
10:42 - 10:45結局 大勢が書いたり言ったりしていました
-
10:45 - 10:47「医者を選ぶとき何が大事か
-
10:47 - 10:49我々患者に決めさせてくれ」
-
10:50 - 10:52最初の試行で
-
10:52 - 10:55300人を超える医師が
完全な情報の透明化の誓約を行いました -
10:56 - 10:59なんて途方もなく新しい
アイディアなんでしょうね? -
10:59 - 11:02しかし実際 これは
そんな新しい概念では全くありません -
11:02 - 11:04中国の私のヒーロー
サム先生を思い出してください -
11:04 - 11:06まぬけなジョークとワイルドな髪形の
-
11:06 - 11:08そう 彼女は私の先生でしたが
-
11:08 - 11:09通りの向こうのビルに住む
-
11:09 - 11:12私の隣人でもありました
-
11:12 - 11:14私は彼女のお嬢さんと
同じ学校に通っていました -
11:14 - 11:16両親と私は先生を信頼していました
-
11:16 - 11:19なぜなら彼女がどんな人で
何を考えているのか知っていたからです -
11:19 - 11:20先生が私たちから隠れる必要は
何もありませんでした -
11:22 - 11:25わずか1世代前 これは
アメリカでも普通の事でした -
11:25 - 11:29皆知っていましたよね ホームドクターが
2人の10代の男の子の父親で -
11:29 - 11:31数年前 煙草をやめ
-
11:31 - 11:33教会には必ずきちんと行っている
と言っているけれど -
11:33 - 11:35年に2回しか 教会で彼に会う事はなく
一回はイースター -
11:35 - 11:37もう一回は お義母さんが
街に出てきた時だという事だと -
11:38 - 11:40先生がどんな人か皆知っていました
-
11:40 - 11:42何もあなたから隠れる必要はなかったのです
-
11:43 - 11:45しかし不安という病が支配して
-
11:45 - 11:47患者はその結果 苦しみます
-
11:48 - 11:49私は 直に
-
11:50 - 11:52母が8年間
癌と戦った姿を見てきました -
11:53 - 11:54母は計画を立て
-
11:54 - 11:57どのように生きたいか
どのように死にたいかについて -
11:57 - 11:58かなり考えていました
-
11:59 - 12:01事前指示書にサインしていただけでなく
-
12:01 - 12:0512ページにわたる文書を作っていました
どれほど病で苦しんだか -
12:05 - 12:06そして死ぬ時期が近いかについて
-
12:08 - 12:10レジデントだった時のある日
-
12:10 - 12:13母が集中治療室に入ったという
電話を受けました -
12:14 - 12:17病院に駆けつけるまでに
母は挿管され -
12:17 - 12:19人工呼吸器をつけられそうな時でした
-
12:20 - 12:23「これは母の望む事ではありません」
私は言いました 「文書があります」 -
12:24 - 12:27ICUの医師は私の目を見て
-
12:27 - 12:3116歳の妹を指さして言いました
-
12:31 - 12:33「君がこの子ぐらいの頃の事を
覚えてる?」 -
12:33 - 12:36「お母さんなしで生きられたらと
願ったよね?」 -
12:38 - 12:40母の腫瘍医もそこにいて言いました
-
12:40 - 12:42「これがあなたのお母さんだ
-
12:42 - 12:45もしお母さんの為に
全てが出来なかったことを -
12:45 - 12:47死ぬまで自分自身と
本当に向き合えるかい?」 -
12:48 - 12:50母のことは良く分かっていました
-
12:50 - 12:54彼女の指示の意味も
とてもよく理解出来ました -
12:54 - 12:55でも私は医者でした
-
12:57 - 13:02それはこれまで私が下した中で
最も難しい決断でした -
13:02 - 13:04安らかに母を死なせるという事です
-
13:05 - 13:08そして医師たちが私にかけた言葉が
-
13:08 - 13:09毎日毎日よみがえってくるのです
-
13:11 - 13:13私たちは医師の行為と
-
13:13 - 13:17患者の要求の間の断絶に
橋を架けることが出来るのです -
13:18 - 13:21そこまで 辿り着くことが出来ます
以前来たことのある道だからです -
13:21 - 13:23透明化が信頼に結びつくのは
分かっています -
13:23 - 13:26研究によると情報をオープンにする事は
医師にとっての手助けにもなり -
13:26 - 13:28医療記録を公開し
-
13:28 - 13:30医療ミスについて語ろうとする事は
-
13:30 - 13:31患者の信頼を増し
-
13:31 - 13:33健康結果を改善し
-
13:33 - 13:35医療過誤を減らすと言われています
-
13:35 - 13:37この公開 この信頼は
-
13:37 - 13:38伝染病から日常行動が原因となる
疾患モデルへと変化する時代にあって -
13:38 - 13:42より重要なものになります
-
13:42 - 13:45バクテリアは信頼や親密さと
それほど関係ないかもしれません -
13:45 - 13:49ライフスタイルの困難な選択に
人々が取り組む時や -
13:49 - 13:52禁煙などを問題にする時
-
13:52 - 13:55血圧や糖尿病の管理
-
13:55 - 13:57そういったものは
医師の信頼を要します -
13:59 - 14:02これは 透明化を果たした医師たちが
言った言葉です -
14:02 - 14:05デンバーの内科医
ブランドン・コームです -
14:05 - 14:08「情報を透明化する事で
患者さんとの距離が縮まりました -
14:08 - 14:11これは 今まで築いてきた関係の模範です
-
14:11 - 14:13だから私は医療の世界に入ったのです」
-
14:14 - 14:17デンバーの内科医
アロン・スタップルです -
14:17 - 14:20「自分は患者さんに
何も隠し事をしないと言います -
14:20 - 14:22何一つ隠し事をしません
-
14:22 - 14:25これが私です さあ
あなたの事を教えてください -
14:25 - 14:28私たちは一緒なんですよ」
-
14:28 - 14:30ヒューストンの ファミリードクター
メイ・グエンです -
14:30 - 14:34「同僚は私がしている事に
仰天しています -
14:34 - 14:37どうやってそんなに勇敢になったのと
尋ねてきます -
14:37 - 14:39私の答えは『私が勇敢なのではなく
-
14:40 - 14:41それが自分の仕事なのよ』 です」
-
14:43 - 14:45今日 最後の考えをお話しましょう
-
14:46 - 14:50全てをさらけ出すのは怖いことです
-
14:50 - 14:53裸にされ 暴露され
批判を受けやすくなると感じるでしょう -
14:53 - 14:57しかし傷つきやすさ 謙虚さは
-
14:57 - 15:01医療業務にとって驚くべき利点と
なりうるのです -
15:01 - 15:04医師が喜んで台座から降り
-
15:04 - 15:05白衣を脱いで
-
15:05 - 15:09患者に自分をあらわにし
医療のすべてについて語る -
15:09 - 15:12その時不安という病を
私たちは克服し始めるのです -
15:12 - 15:14その時 信頼は確立するのです
-
15:14 - 15:16その時私たちは医療の模範を
-
15:16 - 15:18秘密と隠ぺいから
-
15:18 - 15:20完全にオープンで
患者に従事するものへと -
15:20 - 15:22変えていくのです
-
15:23 - 15:25ありがとう
-
15:25 - 15:29(拍手)
- Title:
- 医師が開示しようとしないこと
- Speaker:
- リアナ・ウェン
- Description:
-
あなたの担当医が、製薬企業の雇われスポークスマンかどうか知りたいと思いませんか?それとも あなたが施してもらいたい治療法と矛盾する信念を医師が持っているでしょうか?現在、少なくともアメリカでは、医師は単にそれを言う必要がありません。内科医リアナ・ウェンは、同僚の医師にそれをオープンにしようと言いました。すると・・・大混乱が起こったのです。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:42
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for What your doctor won’t disclose |