心理学について10のウソを暴く|ベン・アンブリッジ|TEDxYouth@Manchester
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0:10 - 0:12知能指数IQのことを
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0:12 - 0:13聞いたことがありますね
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0:13 - 0:15では Psy-Qはどうですか?
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0:15 - 0:17やる気を出す方法を
どれだけ知っていますか? -
0:17 - 0:20どれだけ 他人と自分の行動を
予測するのに -
0:20 - 0:21長けていますか?
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0:21 - 0:25心理学についてのあなたの知識は
どれぐらい間違っているでしょう? -
0:25 - 0:28心理学のウソのトップ10を順に調べて
この問いに答えていきます -
0:28 - 0:31多分 この心理学の理論を
聞いたことがあるでしょう -
0:31 - 0:34男と女は全然 違う
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0:34 - 0:37『男は火星人 女は金星人』
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0:37 - 0:39実際 男女は
どれほど違っていますか? -
0:39 - 0:42それを明らかにするためには
まず実際に男女が違う事柄を -
0:42 - 0:43グラフに示し
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0:43 - 0:47心理学的な性差を
同じ尺度で見てみましょう -
0:47 - 0:48性差が如実に表れることの
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0:48 - 0:51ひとつは 投球の飛距離です
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0:51 - 0:53男性のデータは
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0:53 - 0:55こんな正規分布の曲線を描きます
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0:55 - 0:57とても遠くまで投げられる男性も
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0:57 - 0:58まったく短い男性も共に少なく
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0:58 - 1:00平均のあたりが一番多いです
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1:00 - 1:02女性も同様の分布を示しますが
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1:02 - 1:04実は 大きな違いがあります
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1:04 - 1:07男性の飛距離の平均は
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1:07 - 1:09約98%の女性より長いのです
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1:09 - 1:11では 同様に心理学的性差を
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1:11 - 1:14同じく標準化された尺度で比べましょう
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1:14 - 1:17どの心理学者も
女性より男性の方が -
1:17 - 1:18地図を読むなどの
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1:18 - 1:21空間認識能力が高いなどと述べます
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1:21 - 1:24それは 本当ですが
どの程度の差か見てみましょう -
1:24 - 1:27カーブは接近し
ほぼ重なっています -
1:27 - 1:30実は 平均的な女性は
33%の男性よりも高いスコアです -
1:30 - 1:33ちなみに これが 50%なら
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1:33 - 1:35男女の差は全くないということです
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1:35 - 1:39これと 次にお見せするものは
心理学の見出した― -
1:39 - 1:42最大の性差として
覚えておいても -
1:42 - 1:43損はないでしょう
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1:43 - 1:44次の例はこれです
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1:44 - 1:47どの心理学者も
語学や文法に関して 男性より -
1:47 - 1:48女性の方が優れていると言います
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1:48 - 1:51こちらは文法テストの成績を
標準化したものです -
1:51 - 1:53女性と男性です
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1:53 - 1:56女性の平均が男性よりも
高いですが 線は接近しています -
1:56 - 1:59男性の33%は
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1:59 - 2:00平均女性より高く
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2:00 - 2:02ここでも 50%だったら
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2:02 - 2:04男女の違いはないという意味です
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2:05 - 2:07これは火星(マーズ)と
金星の差ではなく -
2:07 - 2:10お菓子のマーズと
スニッカーズ程度の差です -
2:10 - 2:11基本的に同じようなもので
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2:11 - 2:14ナッツの量がわずかに違うだけです
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2:14 - 2:16どちらもあまり差はありません
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2:16 - 2:18ウォーミングアップは済んだので
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2:18 - 2:21有名なロールシャッハテストで
心理分析しましょう -
2:21 - 2:25みなさん これが 2匹のクマや
2人の人間か 何かに見えますね -
2:25 - 2:27何をしているところでしょう?
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2:27 - 2:29挨拶しているように見える人は
手を挙げてください -
2:30 - 2:31あまりいませんね
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2:31 - 2:34ハイタッチしてるように見える人は?
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2:34 - 2:37では 戦ってるように見える人?
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2:37 - 2:38あまりいないですね
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2:38 - 2:41さて 挨拶やハイタッチに見える人は
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2:41 - 2:43フレンドリーな人ですね
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2:43 - 2:45戦っているように見える人は
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2:45 - 2:47ちょっときつく我が強いタイプ
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2:47 - 2:49要は「仲良しタイプか攻撃タイプか」です
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2:49 - 2:51こちらは?
もう 手は挙げなくていいので -
2:51 - 2:53何が見えたか 123で
叫んでください -
2:53 - 2:55123
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2:55 - 2:57(叫ぶ観客)
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2:57 - 2:59ハムスターか
ハムスターと言った人は? -
2:59 - 3:01非常にやっかいですね
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3:01 - 3:02ハムスターと言ったのは
あの人ですね -
3:02 - 3:05何か2本脚の動物がいて
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3:05 - 3:08その鏡像が見えるはずです
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3:08 - 3:11そうでなければ あなたは
現在進行中の複雑な問題を -
3:11 - 3:12抱えていることを意味します
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3:12 - 3:14いろいろとね
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3:14 - 3:17しかし もちろん
そんな意味なんてないんです -
3:17 - 3:19ロールシャッハテストは
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3:19 - 3:22基本的に性格診断ができるわけでなく
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3:22 - 3:24近代心理学では使われていません
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3:24 - 3:26実は 最近の研究では
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3:26 - 3:29ロールシャッハテストを使って
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3:29 - 3:31性格診断を試みたところ
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3:31 - 3:33あきらかに健康だと思われる参加者の
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3:33 - 3:36約6分の1が統合失調症だと
診断されました -
3:37 - 3:40このテストがうまくできなかった人は
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3:40 - 3:42視覚型の人間ではないかもしれません
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3:42 - 3:44では 次の質問へ行きましょう
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3:44 - 3:46ケーキを作るときに
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3:46 - 3:48今度は挙手してください―
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3:48 - 3:51(a) 写真付きのレシピ本がいい人は?
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3:52 - 3:53何人かいますね
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3:53 - 3:55(b) 友人に聞いて作る人は?
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3:55 - 3:58(c) ぶっつけ本番でやってみる人?
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3:59 - 4:00大勢いますね
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4:00 - 4:02(a) を選んだ人は
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4:02 - 4:04視覚学習者です
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4:04 - 4:06情報を見て学ぶのが
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4:06 - 4:08一番得意です
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4:08 - 4:10(b) を選んだ人は
聴覚学習者です -
4:10 - 4:14情報を聞いて学ぶのが一番得意です
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4:14 - 4:15(c) を選んだ人は
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4:15 - 4:17身体感覚学習者です
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4:17 - 4:19その場で手や身体を使って
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4:19 - 4:20学ぶのが一番得意です
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4:20 - 4:23多分 お気づきのとおり
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4:23 - 4:26これはまるごとウソ理論です
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4:26 - 4:27学習スタイルなんて
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4:27 - 4:29でっち上げで
科学的根拠は ありません -
4:29 - 4:33厳密な対照実験をした結果
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4:33 - 4:35得意な学習スタイルの教材を与えても
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4:35 - 4:37苦手な学習スタイルの教材を与えても
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4:37 - 4:39記憶した情報量に
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4:39 - 4:41まったく違いがなかったのです
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4:41 - 4:43少し考えてみれば
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4:43 - 4:45もっともなことなのですが
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4:45 - 4:47どの教材の形式が最良かというのは
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4:47 - 4:49学習者の問題ではなく
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4:49 - 4:51学習内容の問題なのです
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4:51 - 4:53例えば 車の運転を
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4:53 - 4:56実技なしの講義だけで
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4:56 - 4:57習得できますか?
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4:57 - 4:59連立方程式を紙に書かずに
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4:59 - 5:02暗算のみで解けますか?
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5:02 - 5:05身体感覚学習者なら
創作ダンスで -
5:05 - 5:07建築士試験に備えられますか?
無理ですね -
5:07 - 5:09大切なのは 学習内容に教材形式を
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5:09 - 5:12合わせることであり
学習者に合わせることでは -
5:12 - 5:13ありません
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5:14 - 5:16GCSE(中等教育終了一般試験)で
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5:16 - 5:18みなさん 優秀な成績だったでしょうね
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5:18 - 5:20もし 期待通りの成績じゃなくても
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5:20 - 5:23学習スタイルのせいに
するわけにはいきません -
5:23 - 5:26では 遺伝子のせいには
できるんでしょうか -
5:26 - 5:28最近の
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5:28 - 5:30ユニヴァーシティ・カレッジ・
ロンドンの研究で -
5:30 - 5:32それぞれの生徒とGCSE結果に
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5:32 - 5:36遺伝子という因子は
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5:36 - 5:3858%関係するとのことです
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5:38 - 5:40ずいぶん細かい数字が出てきましたが
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5:40 - 5:41なぜ分かるのでしょうか?
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5:41 - 5:44遺伝子と環境の相対的寄与を
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5:44 - 5:46確認したいなら
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5:46 - 5:48双子の研究をすればよいのです
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5:48 - 5:52一卵性双生児は
環境も遺伝子も -
5:52 - 5:54100%同じです
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5:54 - 5:57一方で 二卵性双生児は
環境は100%同じですが -
5:57 - 5:59兄弟姉妹と同様に
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5:59 - 6:01遺伝子は50%だけ同じです
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6:01 - 6:06ですから GCSE結果が
一卵性双生児間と二卵性双生児間で -
6:06 - 6:07どれだけ近いか比較し
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6:07 - 6:09適切に計算すれば
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6:09 - 6:13GCSE成績の違いが
どの程度 環境由来で -
6:13 - 6:15どの程度 遺伝子由来かわかります
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6:15 - 6:18その結果 約58%が遺伝子由来でした
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6:21 - 6:25これは あなたと先生の努力が
無駄だと言っているのではありません -
6:25 - 6:28GCSEが期待通りの結果じゃなかったら
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6:28 - 6:31非難すべきは 常に両親か
少なくともその遺伝子ですね -
6:31 - 6:33自分が左脳タイプだからだとか
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6:33 - 6:36右脳タイプだからと
いうべきではありません -
6:36 - 6:38これもウソ理論だからです
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6:38 - 6:41この理論は 左脳は論理的で
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6:41 - 6:43計算が得意であり
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6:43 - 6:45右脳は より創造力があるので
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6:45 - 6:47音楽が得意というものです
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6:47 - 6:50しかし ヒトの行動は
普通の会話であったとしても -
6:50 - 6:52脳の大部分が伝達しあう
必要があるので -
6:52 - 6:56これもウソ理論です
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6:56 - 6:59それでも このウソ理論が
今でも残っているのは -
6:59 - 7:01わずかに真実が含まれているからです
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7:01 - 7:03これと関連した理論として
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7:03 - 7:07右利きの人よりも
左利きの人の方が 創造力があるのは -
7:07 - 7:11脳が反対側の手を
司っているからというものがあります -
7:11 - 7:12左利きの人は
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7:12 - 7:14右脳が左脳よりも
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7:14 - 7:16わずかに活性化されているから
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7:16 - 7:18右脳の方が創造的だという発想です
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7:18 - 7:20しかし 左利きの人の方が
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7:20 - 7:23右利きの人より
創造的だというのはウソです -
7:23 - 7:25真実は 両利きの人
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7:25 - 7:27つまり異なる作業に応じて
両手とも使う人の方が -
7:27 - 7:31片手のみを使う人よりも
創造力に富むというものです -
7:31 - 7:34両利きであるということは
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7:34 - 7:36両側の脳が伝達し合っているから
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7:36 - 7:40創造力があって柔軟な思考を
持っているのです -
7:40 - 7:42左利きの方が
創造力があるというウソ理論は -
7:42 - 7:45右利きの両利きよりも
-
7:45 - 7:47左利きの両利きの方が
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7:47 - 7:48多いからです
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7:48 - 7:51だから 左利きは
創造的なのだとなるものの -
7:51 - 7:52大差はありません
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7:52 - 7:55それに関して 多分
聞いたことがあるのは -
7:55 - 7:57脳は10%しか
使われていないという理論ですが -
7:57 - 7:59それも 完全にウソです
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7:59 - 8:01ほぼすべての行動で
普段の行動でさえ -
8:01 - 8:04ヒトは脳の大部分を使っています
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8:04 - 8:07もちろん ほとんどの人が
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8:07 - 8:09知力を使い切っていないというのは
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8:09 - 8:12本当のことです
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8:12 - 8:15では 知力を向上させる方法は?
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8:15 - 8:17モーツァルトを
聞くことなのかもしれません -
8:17 - 8:20モーツァルト効果を耳にしたことは?
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8:20 - 8:22モーツァルトを聞くと賢くなり
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8:22 - 8:26IQテストの成績が上がるという理論です
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8:26 - 8:28このウソ理論の面白いところもまた
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8:28 - 8:30わずかな真実を含んでいることです
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8:30 - 8:31元々の研究結果は
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8:31 - 8:34静かに座っていた被験者よりも
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8:34 - 8:37モーツァルトを数分間 聞いた後の方が
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8:37 - 8:39IQテストの結果が
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8:39 - 8:42高かったというものです
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8:43 - 8:46しかし その後の研究で
モーツァルト好きの人たちと -
8:46 - 8:48スティーブン・キングの
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8:48 - 8:50ホラー小説ファンを
集めた研究があります -
8:50 - 8:54被験者たちに
音楽か怖い話を聞かせました -
8:54 - 8:57モーツァルト好きは
モーツァルトを聞いた後の方が -
8:57 - 9:00怖い話を聞いた後よりも
IQテストの成績がよく -
9:00 - 9:03一方 ホラー好きは
スティーブン・キングを聞いた後の方が -
9:03 - 9:04モーツァルト鑑賞後より
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9:04 - 9:07IQテスト結果の向上が
大きかったのです -
9:07 - 9:10つまり 真相は
自分が好きなものを聞くと -
9:10 - 9:12テンションが上がって
限られた範囲の課題に対して -
9:12 - 9:14一時的にIQが上昇するのです
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9:14 - 9:17モーツァルトを聞こうが
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9:17 - 9:18スティーブン・キングを聞こうが
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9:18 - 9:21長期的に知能を上げることを
示唆していません -
9:22 - 9:25他にも モーツァルトのウソ理論には
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9:25 - 9:30モーツァルトを聞くと賢くなるだけでなく
健康になるというものもあります -
9:30 - 9:32残念ながら これはウソのようです
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9:32 - 9:35ほぼ毎日モーツァルトを聞いていたー
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9:35 - 9:36モーツァルト本人が
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9:36 - 9:40淋病と天然痘と関節炎に苦しんでいて
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9:40 - 9:43最期は梅毒で
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9:43 - 9:44亡くなったのですから
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9:45 - 9:48このことから モーツァルトは
性交渉相手をもう少し慎重に -
9:48 - 9:49選ぶべきだったことが示唆されます
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9:50 - 9:52でも 相手をどうやって選びますか?
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9:52 - 9:57ここで 社会学者が広げた
ウソ理論を取り上げるべきでしょう -
9:57 - 10:00それは 恋愛対象の好みは
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10:00 - 10:01文化的に作られたものであり
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10:01 - 10:03文化的特性があるというものですが
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10:03 - 10:05実際これを裏付けるデータはありません
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10:05 - 10:09アメリカ人からズールー人に至るまで
世界の37のさまざまな文化で -
10:09 - 10:11恋愛相手に求めるものを
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10:11 - 10:13調査した有名な研究があります
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10:13 - 10:15世界中のどの文化でも
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10:15 - 10:19女性よりも男性の方が
相手の肉体的な魅力に -
10:19 - 10:20価値を置いていて
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10:20 - 10:22どの文化でも
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10:22 - 10:24男性より女性の方が
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10:24 - 10:26野心や経済力を重要視していました
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10:26 - 10:28どの文化でも
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10:28 - 10:30男性は自分より若い女性を好み
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10:30 - 10:33その平均は2.66歳だったと思います
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10:33 - 10:35どの文化でも
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10:35 - 10:37女性は自分より年上を好みました
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10:37 - 10:40その平均は3.42歳です
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10:40 - 10:44だから 「誰もがシュガー・ダディが
欲しいの」というわけです -
10:45 - 10:47では パートナー獲得から
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10:47 - 10:50バスケやサッカーなど
スポーツの得点へ話題を変えます -
10:50 - 10:52アメリカで「ホットハンドの連続」
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10:52 - 10:55イングランドで
「パープルパッチ」と言われるー -
10:55 - 10:57ノーミスで絶好調の状態というのは
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10:57 - 10:58シュートを成功させた選手に
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10:58 - 11:00注目してるだけです
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11:00 - 11:04実は 成功と失敗のパターンを
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11:04 - 11:05統計分析すると
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11:05 - 11:08結局は 常に ほぼ不規則です
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11:08 - 11:10不規則なのにパターンがあると
脳が錯覚するのです -
11:10 - 11:12コインを投げて
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11:12 - 11:15表と裏が不規則に出ているのに
何かを見いだします -
11:15 - 11:18脳は 何もないところから
パターンを見いだしたがるのです -
11:18 - 11:21このように連続した結果を見ると
そこに意味を付け -
11:21 - 11:23「あの選手 今日は調子がいい」となります
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11:23 - 11:25不規則に成功と失敗を繰り返しても
-
11:25 - 11:29同様にパターンを発見してしまうのです
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11:30 - 11:33例外は PK戦です
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11:33 - 11:36サッカーのPK戦に
注目した最近の研究では -
11:36 - 11:39PK戦の成績が悪いある国の代表選手ー
-
11:39 - 11:41例えば イングランドの選手は
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11:41 - 11:43成績が良い 他の国の選手よりも
-
11:43 - 11:47すぐにシュートをする傾向にあり
-
11:47 - 11:51おそらく その結果として
失敗する可能性が高いのです -
11:51 - 11:52そこで 疑問が湧きます
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11:52 - 11:55成績を上げる方法はないだろうか
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11:55 - 11:57失敗したら罰を与えて
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11:57 - 11:59成績が上がるかを
-
11:59 - 12:01試したらどうだろう?
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12:01 - 12:05罰を与えれば成績向上効果があるという
アイデアをテストしているつもりの -
12:05 - 12:07被験者が登場するのが
-
12:07 - 12:09有名なミルグラムによる
学習と罰の実験です -
12:09 - 12:13心理学の学生なら
多分 聞いたことがあるでしょう -
12:14 - 12:16被験者はパートナーが問題を間違えた時に
-
12:16 - 12:20相手に致死量にあたる電気ショックを
与えることを -
12:20 - 12:22いとわずに行ったという話です
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12:22 - 12:25白衣を着た人が そう指示したからです
-
12:25 - 12:27でも この話には 3つウソがあります
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12:27 - 12:301つ目 決定的に違うのは
当時の実験用白衣は -
12:30 - 12:32実は灰色でした
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12:33 - 12:372つ目 被験者は
実験前と実験中に -
12:37 - 12:39被験者が不安を口にする度に
-
12:39 - 12:42電気ショックは痛いが
命に関わることはなく -
12:42 - 12:45後遺症は残らないという
説明を受けていました -
12:45 - 12:473つ目に 被験者は
研究者から指示されただけでは -
12:47 - 12:50電気ショックを与えませんでした
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12:50 - 12:52実験後のインタビューで
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12:52 - 12:54被験者の全員が
この学習と罰の研究は -
12:54 - 12:58永く残る科学的な価値ある目的に
貢献するものであり -
12:58 - 13:00致命的ではなく
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13:00 - 13:04一時的な苦痛は目的ではないと
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13:04 - 13:07固く信じていたのだと言っています
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13:08 - 13:11さて 約12分間 話してきました
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13:11 - 13:13みなさんは 私の話を
静かに聞きながら -
13:13 - 13:16話し方やボディランゲージの
パターンを分析し -
13:16 - 13:19私の話がウソかホントか
シッポをつかもうと -
13:19 - 13:22頑張っていたでしょう
-
13:22 - 13:24もし そうなら 完全に失敗です
-
13:24 - 13:26ボディランゲージと
話し方のパターンから -
13:26 - 13:28ウソが見分けられると
広く信じられていますが -
13:28 - 13:31警察官や探偵なども参加して
何年もかけて行った― -
13:31 - 13:34山ほどの心理テストが示しているのは
-
13:34 - 13:37ボディランゲージと話し方からウソを
見抜く試みは 基本的に -
13:37 - 13:39あてずっぽうと同じです
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13:39 - 13:41興味深いことに 例外が1つあります
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13:41 - 13:43行方不明の親族を探すTV番組です
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13:43 - 13:47その親族が
本当に行方不明になっている場合と -
13:47 - 13:51呼びかけている人が殺した場合とは
非常に簡単に区別できます -
13:53 - 13:57ウソの呼びかけを行うと
頭を振ったり 目をそらしたり -
13:57 - 13:59言い間違える傾向があります
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13:59 - 14:01一方で 本当に呼びかけている人は
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14:01 - 14:03無事に戻ってきてほしいと言い
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14:03 - 14:04悲観的なことは言いません
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14:04 - 14:09例えば「殺された」ではなく
「連れていかれた」と言うでしょう -
14:09 - 14:11そういえば そろそろ
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14:11 - 14:12このトークを切り上げますが
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14:12 - 14:14その前に 心理学におけるウソ理論を
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14:14 - 14:1530秒で
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14:15 - 14:18おさらいしたいと思います
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14:18 - 14:21心理学にまつわる伝説は
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14:21 - 14:25心理学の教科書や 大学の講義をもってしても
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14:25 - 14:28払拭はできないし
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14:28 - 14:29心理学はオモシロ理論を
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14:29 - 14:31集めたものだという誤解です
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14:31 - 14:33どれもが有用そうで
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14:33 - 14:35意味ありげな話です
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14:35 - 14:38しかし それは間違っているということを
この時間で -
14:38 - 14:39伝えたかったのです
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14:39 - 14:42心理学的理論が
何を予測しているかに注目し -
14:42 - 14:44理論をきちんと評価する必要があります
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14:44 - 14:47モーツァルトを聞くと
賢くなるのかどうか -
14:47 - 14:49好ましい学習スタイルで
情報を提供された方が -
14:49 - 14:51うまく学べるのか
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14:51 - 14:55どんなことでも
検証可能な経験的予測です -
14:55 - 14:57私たちが進歩するには
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14:57 - 14:59厳密な対照実験データを用いて
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14:59 - 15:01それらの予測を検証するしかありません
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15:01 - 15:04どの理論が信じられるのか
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15:04 - 15:07どの理論が本日話したような
ウソ理論であるのかを -
15:07 - 15:10見分けるには
そうするしかありません -
15:10 - 15:11ありがとうございました
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15:11 - 15:13(拍手)
- Title:
- 心理学について10のウソを暴く|ベン・アンブリッジ|TEDxYouth@Manchester
- Description:
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あなたの脳についての考えは、実際、どれほど間違っているでしょう? ベン・アンブリッジは心理学で人気のある10のウソ理論の反証を次々と上げ、そして、脳の機能にまつわる驚くべき真相をいくつか明らかにします。
このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 15:23
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Misaki Sato accepted Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Tamami Inoue commented on Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Tamami Inoue edited Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester | ||
Tamami Inoue edited Japanese subtitles for The top 10 myths of psychology | Ben Ambridge | TEDxYouth@Manchester |
Tamami Inoue
日本語訳を翻訳したイノウエです。
この動画は、レビュー者が既にMisakiSatoさんに決まっておりますので、よろしくお願いいたします。