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膵臓の役割とは？- エマ・ブライス

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    肋骨の裏側に
    ある臓器の１つ 膵臓
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    健康を指導する個人コーチ
    の様な働きをする臓器です
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    人体の血糖値を調整し
    膵液を分泌します
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    膵液は摂取した食物から
    栄養を抽出し
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    人体を最善の状態に保つ
    働きがあります
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    食べた物を分解するには
    胃のちょうど裏側にあるので
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    膵臓の居場所としては
    まさに最適です
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    膵臓は 水と
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    炭酸水素ナトリウム
    そして消化酵素からなる
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    特殊な溶液を分泌して
    消化を補助します
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    炭酸水素ナトリウムは
    胃の持つ酸性を中和し
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    消化酵素の働きを
    助ける効果があります
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    リパーゼが脂肪を
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    プロテアーゼが
    タンパク質を分解します
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    アミラーゼは炭水化物を分解し
    エネルギー源となる糖を生成します
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    こうやって作られた栄養は
    ほとんどが血流に吸収され
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    人体に栄養補給をするわけです
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    こういった作業のかたわらで
    膵臓にはもう１つ大事な働きがあります
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    血液中に含まれる糖の
    調整をするという仕事です
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    それは ランゲルハンス島という
    特殊な細胞で生成されるホルモン
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    インスリンやグルカゴンにより行われます
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    血糖値が高すぎても低すぎても
    生死に関わるので
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    膵臓は常にスタンバイ状態です
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    お腹一杯食べたときは
    血中に糖分が溢れますので
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    膵臓がインスリンを分泌し
    それを平常に戻そうとします
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    余分な糖は細胞に送り込まれ
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    そこでエネルギーとして消費されるか
    蓄えられて 後で使われます
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    インスリンは また肝臓での
    糖の生産を抑止する働きもします
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    その反対に血糖値が低すぎると
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    膵臓がグルカゴンと呼ばれる
    ホルモンを分泌し
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    体細胞や肝臓に命令を出します
    すると
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    貯蓄された糖が血中に放出されます
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    この インスリンとグルカゴンの相互作用で
    体内血糖値のバランスが保たれるわけです
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    しかし膵臓に問題があると
    このようにはいかなくなり
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    健康的なバランスが崩れます
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    病気で弱った膵臓は
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    インスリン生産力が衰え
    全く機能しなくなることもあります
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    糖尿病として知られる
    疾病の始まりです
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    インスリンの正常な分泌がないと
    糖は血管内に徐々に蓄積され
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    しまいには血管が硬化
    心臓発作や
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    腎不全
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    脳卒中の原因となります
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    このインスリンの欠乏は
    細胞の成長と機能に必要な
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    エネルギー源となる
    糖の欠乏を意味しています
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    糖尿病を持つ人々には また
    グルカゴン過剰分泌がみられ
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    これによって さらに
    糖が体内に充満してしまいます
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    つまり 膵臓という体内の健康コーチなしでは
    血糖値の制御ができない状態になり
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    体に必要な栄養素が
    消化できなくなります
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    ただ どんなコーチでも
    同じことですが
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    健康を保つためには
    コーチとしての膵臓だけに頼らず
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    私たち自身も意識して健康管理に
    関わって行かなければなりません
Title:
膵臓の役割とは？- エマ・ブライス
Description:

肋骨の裏側にある臓器の一つ、膵臓のお話をしましょう。私達の健康指導をする個人コーチの様な働きをするこの臓器は、血糖値をコントールし、膵液分泌により、摂取した食物から栄養を抽出するなどして、人の健康を最善な状態に保ちます。こうした肝臓の仕組みを、エマ・ブライスが説明します。

レッスン：エマ・ブライス
アニメーション：Tremendousness
教材ビデオ：http://ed.ted.com/lessons/what-does-the-pancreas-do-emma-bryce
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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
03:21

Japanese subtitles

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