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金管楽器の音が出る仕組み - アル・キャノン

  • 0:09 - 0:13
    トランペットの澄んだ高音
  • 0:13 - 0:17
    チューバの内蔵が震えるような低音
    「ウン・パ・パ」
  • 0:17 - 0:21
    トロンボーンはどうやって
    ジャズ風の音を出せるのでしょう?
  • 0:21 - 0:25
    答えはこれらの楽器が
    何で作られているかではなく
  • 0:25 - 0:27
    奏者の肺から
  • 0:27 - 0:31
    楽器のベルに吹き込まれる
    息の伝わり方にあります
  • 0:31 - 0:36
    他の音と同じく 音楽は空気を伝わる
    振動で構成されています
  • 0:36 - 0:40
    楽器は振動のさせ方によって
    分類されます
  • 0:40 - 0:42
    打楽器は打って音を出し
  • 0:42 - 0:45
    弦楽器は弦を引いたり
    弾いたりすると音が鳴り
  • 0:45 - 0:50
    木管楽器はリードなど尖った先端部に
    息を吹き込んで発音します
  • 0:50 - 0:51
    ですが金管楽器は違います
  • 0:51 - 0:55
    奏者の口から直接
    振動を伝えるのです
  • 0:55 - 1:01
    金管楽器の奏者がまず習得すべきは
    深い呼吸です
  • 1:01 - 1:06
    空気を余すことなく
    吸い込みー
  • 1:06 - 1:09
    肺がいっぱいになったら
    口から吹き出します
  • 1:09 - 1:13
    ただ ここで真反対の動きがあります
  • 1:13 - 1:17
    奏者は上下の唇を
    固く閉じようとすると同時に
  • 1:17 - 1:21
    息を吹き出して
    口をこじ開けようとします
  • 1:21 - 1:24
    口からの空気は
    唇の筋肉の抵抗にあい
  • 1:24 - 1:27
    唇の中央に アパチュアという
    通り穴を作ります
  • 1:27 - 1:32
    振動を作ることをバズィングといいます
  • 1:32 - 1:35
    マウスピースを咥えて
    唇を振動させると
  • 1:35 - 1:38
    バズィングによる音が少し洗練され
  • 1:38 - 1:41
    ある周波数での振動を強めます
  • 1:41 - 1:43
    マウスピースが装着される
  • 1:43 - 1:46
    楽器の違いにより
    話は面白くなっていきます
  • 1:46 - 1:49
    管は金管楽器において本質的な部分です
  • 1:49 - 1:53
    ここで吹き込まれた柱状の空気が
    共鳴します
  • 1:53 - 1:55
    音波がこの空気柱を通過する時
  • 1:55 - 2:00
    倍音列として知られる音程だけが
    産み出されます
  • 2:00 - 2:03
    低音部分では各音の間隔が
    広くなっていますが
  • 2:03 - 2:06
    高音では間隔が狭くなっていきます
  • 2:06 - 2:09
    奏者は音の高さを
    変えることができます
  • 2:09 - 2:15
    唇の閉じ方や
    空気の量やスピードを変化させるのです
  • 2:15 - 2:18
    ゆっくりと暖かい息を 溜息をつくように
    吹き込むと低音になり
  • 2:18 - 2:24
    早く冷たい息を勢いよく
    吹き込むと高音になります
  • 2:24 - 2:28
    ですが 1つの倍音列にはギャップがあり
    その間の音は出せません
  • 2:28 - 2:30
    金管楽器は融通が利き
  • 2:30 - 2:34
    多様な倍音列に対応できます
  • 2:34 - 2:37
    トランペットなどは
    バルブを下げるとー
  • 2:37 - 2:41
    空気が通る管を長くできます
  • 2:41 - 2:46
    トロンボーンの場合は
    スライド管を伸ばします
  • 2:46 - 2:49
    管を長くすると
    振動する気柱が延伸し
  • 2:49 - 2:54
    振動数が低くなり
    低音が出るのです
  • 2:54 - 2:57
    これが
    金管楽器で一番大きいチューバが
  • 2:57 - 3:01
    最も低い音が出せる理由です
  • 3:01 - 3:05
    楽器の長さを変えると
    倍音列も変わる一方で
  • 3:05 - 3:08
    奏者が息の吹き込み方や
    唇の使い方を少し変えるだけで
  • 3:08 - 3:11
    倍音列の範囲で
    様々な音が出せます
  • 3:11 - 3:16
    最終的に音は先端の広がっている部分
    ベルから出されます
  • 3:16 - 3:20
    深い呼吸や唇の振動が
  • 3:20 - 3:24
    力強い 管楽器らしい音色へと
    変化するのです
  • 3:24 - 3:28
    奏者が各過程―
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    肺から
  • 3:29 - 3:30
  • 3:30 - 3:31
    マウスピース そして
  • 3:31 - 3:35
    楽器自体を巧みに操ることにより
    様々に素晴らしい音色を生み出すのです
  • 3:35 - 3:39
    これは世界中の音楽のジャンルで
    言えることです
  • 3:39 - 3:42
    自然の共鳴を
  • 3:42 - 3:44
    柔軟に かつコントロールしながら
    利用することで
  • 3:44 - 3:48
    金管楽器は
    人間の創造性と物理学の融合の
  • 3:48 - 3:51
    良き例となるでしょう
Title:
金管楽器の音が出る仕組み - アル・キャノン
Description:

トランペットの澄んだ高音、チューバの内臓が震えるような「ウン・パ・パ」という低音は、どのように出るのでしょうか?そしてトロンボーンのジャズ風の音はどのように出るのでしょう?アル・キャノンは、金管楽器の材質ではなく、奏者の肺から楽器のベルに至るまでの空気の流れにその答えがあることを説明します。

レッスン: アル・キャノン
アニメーション: TED-Ed
*このレッスンのビデオ: http://ed.ted.com/lessons/how-brass-instruments-work-al-cannon

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
04:12
  • LCの方へ。

    タスクを戻した時に誤作動で、レビュワーが翻訳者でもあるYamaguchiさんになっています。内容は合意できていますので、承認レビューじいクレジットの修正をお願い致します

    鈴木

Japanese subtitles

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