イヌが糖尿病について教えてくれたこと -- ダンカン C. ファーガソン
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0:06 - 0:10糖尿病は先進国の
人々を苦しめてきました -
0:10 - 0:15全世界で4億の人が
この病気で苦しんでいるとされ -
0:15 - 0:1820年内に更に50%増えると
予想されているのです -
0:18 - 0:22その初期症状は喉の渇きや多尿で
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0:22 - 0:27これは紀元前1500年のエジプトで
既に確認されていました -
0:27 - 0:29糖尿病とは「(飲んだ水が)通過する」
という意味で -
0:29 - 0:35紀元前250年 ギリシャの医師
メンフィスのアポロニウスが名付けました -
0:35 - 0:381型糖尿病と2型糖尿病は
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0:38 - 0:41それぞれ若者と肥満に
結びついていますが -
0:41 - 0:43これらは別の状態であると
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0:43 - 0:465世紀にインドの医師によって
確認されていました -
0:46 - 0:51このようによく知られた病気でしたが
ヒトが糖尿病と診断されると -
0:51 - 0:5520世紀初頭までは
死刑宣告に等しく -
0:55 - 0:57病気の原因はわからないままでした
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0:57 - 1:01その状況を打開したのは
長年の人間の友でした: -
1:01 - 1:07つまりイヌです 何千年も前に
ハイイロオオカミから飼いならされたのです -
1:07 - 1:111890年にドイツの科学者の
フォン・メーリングとミンコフスキーは -
1:11 - 1:13イヌの膵臓を切除すると
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1:13 - 1:16糖尿病の兆候を示す事を
実証しました -
1:16 - 1:20これで膵臓が糖尿病の中心的な
存在だとわかったのです -
1:20 - 1:25しかし1920年まで
その仕組みは謎のままでした -
1:25 - 1:28カナダの若き外科医
フレデリック・バンティングと -
1:28 - 1:32教え子のチャールズ・ベストが
ドイツでの発見を推し進めたのです -
1:32 - 1:35トロント大学のマクラウド教授の下で
研究を行い -
1:35 - 1:39膵臓が血糖値を調整していることを
確かめたのです -
1:39 - 1:43膵臓組織からの
抽出物を注射する事で -
1:43 - 1:46糖尿病のイヌの治療に成功しました
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1:46 - 1:501922年までに
生化学者のジェームズ・コリップと研究者が -
1:50 - 1:53同様の抽出物を
ウシの膵臓から得て -
1:53 - 1:5614歳の糖尿病の少年を皮切りに
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1:56 - 1:58さらに6人の糖尿病患者を
治療したのです -
1:58 - 2:02現在インスリンとして知られる
この抽出物の製造過程は -
2:02 - 2:05医薬品会社に引き継がれて
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2:05 - 2:08様々な種類の注射用インスリンとして
実を結びました -
2:08 - 2:10バンティングとマクラウドは
その発見で -
2:10 - 2:13ノーベル生理学・医学賞を
1923年に受賞しました -
2:13 - 2:15しかしバンティングはチャールズ・ベストの
イヌの初期研究の助力に対して -
2:16 - 2:19栄誉を分かち合うことを選びました
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2:19 - 2:24動物に対する医学実験は
賛否両論ですが -
2:24 - 2:28少なくともこのケースではヒトのためだけに
イヌを犠牲にしたわけではありません -
2:28 - 2:33千頭あたり2頭のイヌが
糖尿病を患っており -
2:33 - 2:35これは20歳未満のヒトと同じ割合です
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2:35 - 2:38多く場合 イヌは1型糖尿病ですが
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2:38 - 2:40これは免疫システムが
膵臓を破壊することにより -
2:40 - 2:43子供達に発症するタイプに似ています
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2:43 - 2:45また 遺伝学のおかげで
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2:45 - 2:49イヌの病気はヒトの病気と
多くの共通点が見つかりました -
2:49 - 2:52それで獣医は今度は逆に
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2:52 - 2:57インスリンを使用して人の最良の友を
60年以上治療することに成功しました -
2:57 - 3:00イヌの飼い主は
糖尿病の対処法として -
3:00 - 3:03日に2度のインスリン注射と
食事療法 -
3:03 - 3:05定期的な血液検査
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3:05 - 3:09これはヒトと同じくブドウ糖を
家庭でモニターする方法です -
3:09 - 3:12通常は精製されたブタのインスリンが
イヌに使われてきましたが -
3:12 - 3:15効き目のないイヌもいたため
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3:15 - 3:18獣医はヒトインスリンを用いて
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3:18 - 3:20イヌにも人からの恩恵を与えたのです
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3:20 - 3:23いつの時代もイヌは
人の役に立ってきました -
3:23 - 3:26イヌの貢献による医学的発見は
数えきれない程の人命を救ってきましたが -
3:26 - 3:29人に関する医学知識が
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3:29 - 3:31イヌを救うのにも役立つことは
せめてもの償いです
- Title:
- イヌが糖尿病について教えてくれたこと -- ダンカン C. ファーガソン
- Description:
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糖尿病の歴史は古代ギリシャにまで遡ります。しかし、その治療法が確立したのは比較的最近の事で、人の最良の友のおかげでした。イヌは 生理学的特徴をヒトと共有していたため、 インスリンの発見を通じて数えきれないほどの人命を救ってきました。ダンカン C. ファーガソンは、イヌの偉大な貢献と私達が得ることのできた医学的恩恵の話を披露します。
レッスン: ダンカン C. ファーガソン アニメーション: Augenblick Studios.
このレッスンの全編はこちら: http://ed.ted.com/lessons/what-did-dogs-teach-humans-about-diabetes-duncan-c-ferguson - Video Language:
- English
- Team:
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- Project:
- TED-Ed
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- 03:48
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What did dogs teach humans about diabetes? - Duncan C. Ferguson | ||
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Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for What did dogs teach humans about diabetes? - Duncan C. Ferguson | ||
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