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コミュニティ運営のための5つの教訓 | 青木竜太 | TEDxKobeSalon

  • 0:17 - 0:20
    みなさんこんにちは!
    (拍手)
  • 0:20 - 0:24
    ようこそ!
    (拍手)
  • 0:24 - 0:26
    本当に素晴らしいですね
    みなさん笑顔が素敵で
  • 0:26 - 0:29
    さっき 後ろ聞こえてましたからね(笑)
  • 0:29 - 0:31
    ちょっと恥ずかしい気持ちで話しますけど
  • 0:31 - 0:34
    今日ですね 私が今までTEDxを運営してきて
  • 0:34 - 0:38
    学んできたことを共有したいと思います
  • 0:38 - 0:39
    まず質問があります
  • 0:39 - 0:43
    みなさんの中で コミュニティ運営
    したことある方っていますか?
  • 0:43 - 0:46
    コミュニティ運営ってちょっと
    仰々しいかも知れないんですけど
  • 0:46 - 0:48
    友達とか知人で
  • 0:48 - 0:51
    何か一緒に新しいことを
    やり始めようと話したり
  • 0:51 - 0:55
    実際行動を始めたことがある方
    どれぐらいいます?
  • 0:55 - 0:56
    あ 結構いますね
  • 0:56 - 1:00
    じゃあちょっと今日の話しなくていいかも
    しれないですね もしかしたら(笑)
  • 1:00 - 1:04
    そうですね 例えばこう
    色んな人たちが集まっていく中で
  • 1:04 - 1:07
    色んな人たちを集めたいんだけど
    人が集まらないとか
  • 1:07 - 1:10
    なんかお願いしたいんだけど
    行動してくれないとか
  • 1:10 - 1:13
    色んな悩みありませんでした?
  • 1:13 - 1:15
    実は僕もそうでした
  • 1:15 - 1:18
    2009年まで僕は
    プログラマーをしていました
  • 1:18 - 1:20
    今はコミュニティを運営する
  • 1:20 - 1:24
    コミュニティデザイン マネージメント
    という仕事をしています
  • 1:24 - 1:27
    当然ギークな僕が
    コミュニティをまとめてゆく
  • 1:27 - 1:29
    色んな人たちと話していくっていうことは
  • 1:29 - 1:32
    非常に大変で色んな失敗もありました
  • 1:32 - 1:34
    そこから学んできたことを
    今日共有したいなと
  • 1:34 - 1:37
    そんな風に思っています
  • 1:37 - 1:40
    コミュニティって
    一体なんなんでしょうか?
  • 1:40 - 1:42
    みなさん わかります?
  • 1:42 - 1:46
    人のつながりなんですよね
    簡単にいうと
  • 1:46 - 1:48
    色んなつながりがあると思います
  • 1:48 - 1:53
    まずは生まれて家 血筋で
    決定づけられる関係性
  • 1:53 - 1:56
    いわゆる血縁と呼ばれるものですね
  • 1:56 - 2:01
    あと 生まれた土地 育った場所で
    決定づけられる関係性
  • 2:01 - 2:05
    地縁ですね 土地の「地」と書いて
    「縁」と書いて「地縁」です
  • 2:05 - 2:08
    三つ目がですね
    「社縁」と呼ばれる
  • 2:08 - 2:12
    就職した企業によって
    決定づけられる関係性
  • 2:12 - 2:18
    言葉を変えると雇用関係で結ばれる
    コミュニティといっていいかもしれません
  • 2:18 - 2:23
    今日僕がお話したいコミュニティは
  • 2:23 - 2:27
    その話をする前にちょっと一つ
    やりたいことがあります
  • 2:27 - 2:32
    ちょっと 皆さん立って
    いただいていいですか?
  • 2:32 - 2:35
    では お話したことのない隣の人と
    ちょっとペア組んでください
  • 2:35 - 2:37
    ちょっと時間がないのでパッと
  • 2:37 - 2:39
    よろしいですか?(笑)
  • 2:39 - 2:40
    その人たちと
  • 2:40 - 2:44
    自分の好きなこと もの 何でもいいです
  • 2:44 - 2:46
    3つ挙げてみてください
  • 2:46 - 2:48
    いきますよ はい はじめてください
    (話し声)
  • 2:49 - 2:52
    (話し声)(笑い声)
  • 3:12 - 3:15
    (話し声)(笑い声)
  • 3:15 - 3:18
    よろしいですか?大丈夫ですか?
  • 3:18 - 3:24
    じゃあ皆さん座っていただいて
    いいですか?
  • 3:24 - 3:32
    この中で同じようなこと 共通の好きなこと
    関心事があったっていうペア いますか?
  • 3:32 - 3:35
    お?お?いますね
  • 3:35 - 3:39
    今日お話する対象は コミュニティは
    そういうものです
  • 3:39 - 3:43
    「知識」の「知」と書いて「縁」と書いて
    「知縁」と呼びます
  • 3:43 - 3:47
    これは 知的好奇心で集まる
    もしくは関心事で集まる
  • 3:47 - 3:50
    共感で集まるコミュニティのことを指します
  • 3:50 - 3:52
    このコミュニティっていうのは
  • 3:52 - 3:55
    みんなで知恵を出し合って
    目的に向かって
  • 3:55 - 3:58
    何かを行動していったり
    することもあります
  • 3:58 - 4:01
    あとはですね ボランティアで
    活動するのが多いんですね
  • 4:01 - 4:05
    大きな 社縁とか地縁とか血縁と違うのは
  • 4:05 - 4:07
    全くもって強制力がない
  • 4:07 - 4:10
    そんなコミュニティを
    どうマネージメントしていくのか
  • 4:10 - 4:13
    僕は色んな失敗を通じて
    学んできたつもりです
  • 4:13 - 4:16
    では その5つの学びを
    共有していきたいなと思います
  • 4:16 - 4:20
    まず1つ目は
  • 4:20 - 4:22
    ごめんなさいね
  • 4:22 - 4:25
    「楽しいが行動原理」です
  • 4:25 - 4:29
    僕は2009年にTEDxTokyoという
    活動を始めたんですけども
  • 4:29 - 4:33
    それまでコミュニティで活動したことは
    一切ありませんでした
  • 4:33 - 4:36
    どんなものか全く想像できなかったんです
  • 4:36 - 4:39
    あるとき 打ち合わせに行ったんですね
  • 4:39 - 4:41
    もう僕のイメージと全く違ったんです
  • 4:41 - 4:43
    最初僕のイメージしたものは
  • 4:43 - 4:46
    もうなんかみんな堅いスーツ着て
    こう座って喧々諤々になって
  • 4:46 - 4:48
    真面目な話ばっかりずっとしてるのかと
    思ってたら全然違ってて
  • 4:48 - 4:53
    それは大きなライブ会場の2階に
    隠れ家みたいなカフェがあるんですけど
  • 4:53 - 4:57
    そこに集まって
    アメリカ人 フランス人 インド人
  • 4:57 - 5:00
    デザイナー プログラマー
    もう色んなコンサルタント マーケッター
  • 5:00 - 5:03
    色んな人たちが集まって
    色んな話をしているんですよ
  • 5:03 - 5:05
    本題は全然行かないんですよね
  • 5:05 - 5:07
    もう1時間のミーティングで40分くらい
    どうしようもない話をしてるんですけど
  • 5:07 - 5:09
    (笑)
    それがすごい面白い
  • 5:09 - 5:11
    例えば恋愛話もしたりするんですね
  • 5:11 - 5:14
    「あの人好きになったんですよ」
    「あ もういいよ その話は」みたいな(笑)
  • 5:14 - 5:17
    あと海外の今戦争が起きてる事情とか
    色んな話をするんですよね
  • 5:17 - 5:20
    もう本当 知的な交流が
    すごく行われてるんですね
  • 5:20 - 5:22
    僕はすごく興奮したんです
  • 5:22 - 5:24
    「This is so cool!」って
    その時感じたんですね
  • 5:24 - 5:27
    こんな世界があったなんて
    僕は全然知らなかったんです
  • 5:27 - 5:29
    TEDxの活動を通じて
  • 5:29 - 5:32
    他のコミュニティにも
    遊びに行くようになったんですよ
  • 5:32 - 5:36
    そこで もちろんこう
    TEDxのように面白いコミュニティもあれば
  • 5:36 - 5:39
    まったく こう
    暗いコミュニティもあったんですね
  • 5:39 - 5:42
    その暗いコミュニティ
    幾つかこう見てゆくと
  • 5:42 - 5:45
    共通点が見えたんですよね
  • 5:45 - 5:47
    まぁ 人が集まっていないんですけど
  • 5:47 - 5:51
    みなさんね 顔を見ると分かるんですよ
  • 5:51 - 5:53
    すごくつまらなさそうなんですね
  • 5:53 - 5:57
    まぁ 座ってて 僕が最初にイメージ
    してたものと一緒ですね
  • 5:57 - 6:01
    いわゆる企業のあの
    蛍光灯さんさんとした中で
  • 6:01 - 6:05
    座って なんか 結論の出ない会議を
    延々としているような感じ?
  • 6:05 - 6:07
    (笑)あんなのが行われてるわけですよ
  • 6:07 - 6:10
    メンバー そのオーガナイザーと
    話したら その人すごく悩んでて
  • 6:10 - 6:12
    「僕のビジョンと
    このコミュニティのビジョンとを
  • 6:12 - 6:15
    活動をすごく共感してくれるんだ」と
  • 6:15 - 6:16
    「でもなかなか人が集まらない」
  • 6:16 - 6:18
    そのとき 僕は気付いたんですね
  • 6:18 - 6:21
    こういうコミュニティの場合には
    楽しさってのはすごく重要
  • 6:21 - 6:26
    知的な好奇心をくすぐる何かっていうのを
    そこで意図的にデザインしていかないと
  • 6:26 - 6:28
    人ってどんどん離れていってしまうんですね
  • 6:28 - 6:32
    非常に こう 離れやすいコミュニティに
    なってくると注意が必要
  • 6:32 - 6:36
    なので最初から 例えば新しい人を
    定期的に入れるとか
  • 6:36 - 6:39
    例えばテーマでも
    みんなが興味あるものを入れたりとか
  • 6:39 - 6:41
    そういったことを意図的に
    デザインすることが
  • 6:41 - 6:45
    求められてくるなと僕は思いました
  • 6:45 - 6:46
    で 2つ目はですね
  • 6:46 - 6:49
    「アンコントロールのデザイン」です
  • 6:49 - 6:52
    先ほど言った通り
    様々な人たちが来るんですね
  • 6:52 - 6:55
    なのでライフスタイルも違えば
  • 6:55 - 6:58
    仕事の忙しさもまったく違うんですよ
  • 6:58 - 7:01
    中には 休みの日が
    全然違うと言う人もいたりするので
  • 7:01 - 7:04
    一堂に会することがなかなか難しい
  • 7:04 - 7:06
    その中ですね
  • 7:06 - 7:07
    ある仲間が
  • 7:07 - 7:11
    当時その大きな企業で経営企画室を
    やっていた仲間がいたんですけども
  • 7:11 - 7:13
    彼は会場チームということを
    やっていたんですね
  • 7:13 - 7:16
    彼はまあ 普段から
    忙しかったんですけれども
  • 7:16 - 7:19
    なかなか会場が決まらなくて
  • 7:19 - 7:22
    もうイベントも近づいてきて
    みんなだんだん焦ってきてる
  • 7:22 - 7:25
    で 緊急会議をしようっていうことで
  • 7:25 - 7:29
    関係者集めて15人ぐらい集まって
    打ち合わせすることになったんですよ
  • 7:29 - 7:32
    その1時間前にですね
    彼から電話がかかってきたんですね
  • 7:32 - 7:37
    「どうやら中期経営計画が最初から
    練り直さなければいけない」っていうので
  • 7:37 - 7:38
    「今から行けなくなってしまった」っていう
  • 7:38 - 7:42
    「おーい ここみんな集めたのお前のためだ」
    という感じ(笑)
  • 7:42 - 7:45
    とにかく集まれない そのときこう ちょっと
    僕はどうしようかな?と思ったんですね
  • 7:45 - 7:48
    まぁ 正直にみんなに話してみようと
    思ったんですよ
  • 7:48 - 7:49
    で みんなに話したんですね
  • 7:49 - 7:53
    みんなも忙しい中こうなんとか
    タイミングを合わせてきてくれたので
  • 7:53 - 7:55
    もしかしたら怒るかもしれないなと
    思ったんですけれど
  • 7:55 - 7:57
    全然そんなことなかったんですね
  • 7:57 - 8:01
    「あいいよ いいよ じゃあ
    今話せること決めていこうよ」
  • 8:01 - 8:03
    そこでこうみんなでいろいろな
    ブレストして行きながら
  • 8:03 - 8:06
    結果的に登壇者も
    そこで決まったりしたんですよ
  • 8:06 - 8:08
    僕がそこで感じたのは
  • 8:08 - 8:10
    あらかじめ決めて
    何かをしようと思っても
  • 8:10 - 8:12
    なかなかこう人が集まらないわけですよ
  • 8:12 - 8:15
    こういうコミュニティって
    みんな違うから ライフスタイルが
  • 8:15 - 8:17
    なのでそこでできることを
    そのメンバーで出し合って
  • 8:17 - 8:20
    考えてゆくっていうことは
    非常に重要だなと
  • 8:20 - 8:22
    いくらどんなにがんばって考えても
  • 8:22 - 8:24
    他の人のスケジュールとか生き方とかは
  • 8:24 - 8:25
    コントロールできないんです
  • 8:25 - 8:29
    なので その状況変化に対応するように
  • 8:29 - 8:32
    自分たちもその場その場で
    対応していくというのが
  • 8:32 - 8:35
    非常に求められてくるな
    と思いました
  • 8:35 - 8:39
    3つ目 「関り合いのマッチング」です
  • 8:39 - 8:43
    僕は2011年にTEDxKidsっていう
  • 8:43 - 8:45
    TEDxのフォーマットでも
    子供向けにやるものを
  • 8:45 - 8:47
    やり始めたんですけども
  • 8:47 - 8:49
    そこでもいろいろなボランティアを募集して
  • 8:49 - 8:51
    一緒に活動していました
  • 8:51 - 8:56
    ある時友人の紹介で
    ある女性がやってきたんですね
  • 8:56 - 8:59
    その女性はいつも通り
    みんなで和気あいあいと
  • 8:59 - 9:00
    話しているんですけど
  • 9:00 - 9:02
    たまにこう なんかこう
  • 9:02 - 9:05
    机の上にのってずっと
    見つめているんですよね みんなのことを
  • 9:05 - 9:07
    「何してんだろう?」と思ってね
  • 9:07 - 9:09
    で 話しかけにいくんですよ
  • 9:09 - 9:11
    そしたら
    「どんなことをしたらいいいんだろうな?
  • 9:11 - 9:12
    って私悩んでいるんです」
  • 9:12 - 9:14
    って言ったんですね
  • 9:14 - 9:15
    じゃどんなことしたらいいんだろう?って
  • 9:15 - 9:17
    私なりにいろいろ考えて
  • 9:17 - 9:21
    そこで「こういう仕事があるよ
    こういう作業があるよ」
  • 9:21 - 9:23
    って言おうと思ったんですね
  • 9:23 - 9:25
    でも僕はそこでぐっと堪えたんですよ
  • 9:25 - 9:27
    実はそのTEDxKidsを始める前に
  • 9:27 - 9:31
    僕っていろんな人に作業をお願い
    しちゃってたことがよくあったんですね
  • 9:31 - 9:33
    で 作業をお願いしちゃうと
  • 9:33 - 9:36
    それは自分の仕事を
    その人に分け与えているだけで
  • 9:36 - 9:38
    その人の仕事じゃないんですよ
  • 9:38 - 9:40
    分け与えられた仕事っていうのは
  • 9:40 - 9:45
    つまりこう 自分で積極的にやりたいと
    思っているような仕事ではないので
  • 9:45 - 9:47
    それがたくさん来ちゃうと
    みんなやめてっちゃうんですよね
  • 9:47 - 9:49
    僕もそんな失敗あったので
  • 9:49 - 9:51
    そこをぐっとこらえたんです
  • 9:51 - 9:54
    彼女も同じようなことを
    3週間ぐらいずっとやってたんですよね
  • 9:54 - 9:58
    とあるときに
    もう一回話したんですね
  • 9:58 - 10:01
    僕はお願いすることは
    いつもしないんですけど
  • 10:01 - 10:03
    「こういう仕事があるよ 」
    「こういう仕事があるよ」
  • 10:03 - 10:07
    「こういう仕事があるよ」って
    投げかけるようにしてるんです
  • 10:07 - 10:09
    そうするときに 彼女が
  • 10:09 - 10:13
    「私 会社でいつも部屋にこもって
  • 10:13 - 10:17
    ずっと同じような人たちと
    同じようなことばかり話してるんです」と
  • 10:17 - 10:22
    「大学生の時はNPOで色んな人たちと
    会って未来ついて語り合ってたんです」と
  • 10:22 - 10:26
    それと「人と一杯コミュニケーションが
    とりたいんです」って言ったんですね
  • 10:26 - 10:28
    参加者チーム
    っていうのがありますね
  • 10:28 - 10:30
    さきほどパティシパントチームって
    言ったと思うんですけど
  • 10:30 - 10:31
    まさにそれなんですけども
  • 10:31 - 10:33
    参加者の人たちと
  • 10:33 - 10:37
    対話を通じてその人たちの体験をデザイン
    していくということがあります
  • 10:37 - 10:38
    それを 話したんですね
  • 10:38 - 10:42
    彼女がもう喜んで来るかなと
    思ったんですけど来なくてね
  • 10:42 - 10:44
    「また考えます」って
    ―残念
  • 10:44 - 10:46
    一週間後 メールで 一文で
  • 10:46 - 10:48
    「私やります」って書いてあったんですね
  • 10:48 - 10:50
    そのあとの彼女の動きは物凄かったです
  • 10:50 - 10:53
    そのあと自分で何が必要か
    タスクを全部洗い出して
  • 10:53 - 10:57
    参加者の人たちと
    メールも頻繁にやりとりして
  • 10:57 - 11:02
    当時僕 TEDxKidsを始めたのが
    初めてだったので
  • 11:02 - 11:03
    すごく忙しくて
  • 11:03 - 11:06
    あんまり色んなことに
    目が向かなかったんですけども
  • 11:06 - 11:07
    彼女がいたお陰で
  • 11:07 - 11:09
    その辺は全部任せることができたんです
  • 11:09 - 11:12
    もし僕があそこで堪えずに
    お願いしていたら
  • 11:12 - 11:14
    きっとこうはならなかったと
    思うんですよね
  • 11:14 - 11:19
    そうやって人が色を塗れる
    スペースを用意してあげて
  • 11:19 - 11:24
    そこで自ら色を[塗ることを]
    後押ししてあげることが
  • 11:24 - 11:27
    非常に大事だなあと
    僕はそこで感じました
  • 11:29 - 11:33
    「リーダーシップは地位ではなく行動」です
  • 11:33 - 11:36
    先ほどから何度もお話しているように
  • 11:36 - 11:38
    色んな人たちがくるんですね
  • 11:38 - 11:40
    その人たちの中では本当にやる気があって
  • 11:40 - 11:42
    「私がリーダーやりたいです!」
    「僕がリーダーやりたいです!」
  • 11:42 - 11:44
    という人もでてきます
  • 11:44 - 11:46
    ただ その中の
  • 11:46 - 11:48
    僕の経験上なんですが
  • 11:48 - 11:53
    半分ぐらいは リーダーになっただけで
    その後何もしなくなったんですよね
  • 11:53 - 11:55
    フェイスブックのタイトルをみると
    なんかディレクターになってるけど
  • 11:55 - 11:59
    あんた何かしてるっけ?みたいな
    ―よくあるんです
  • 11:59 - 12:02
    そこからですね
    僕はそういう相談が来る時
  • 12:02 - 12:04
    こう言うようになったんですね
  • 12:04 - 12:10
    「みんなの前で活動して
    自分のこと証明して下さい」と
  • 12:10 - 12:14
    「そうすればみんなが認めて結果的に
    あなたがリーダーになります」と
  • 12:14 - 12:16
    そういう風に言って
    ちゃんと行動した人たちは
  • 12:16 - 12:18
    本当にうまいチームを
    作り上げていくんですよね
  • 12:18 - 12:20
    なのでポジションを与えるんじゃなくて
  • 12:20 - 12:25
    その人の行動を喚起させるということが
    非常に重要だなと思いました
  • 12:25 - 12:29
    例えばみんなどっかのコミュニティに
    所属していて なんか活動していて
  • 12:30 - 12:32
    全く知らない人がリーダーですと言われても
  • 12:32 - 12:34
    なんだかよくわからないじゃないですか
  • 12:34 - 12:36
    その人が一生懸命活動して
  • 12:36 - 12:39
    誰よりもそのことに対して
    真剣に行動していれば
  • 12:39 - 12:42
    みんな人って認めてくると思うんですよね
  • 12:42 - 12:44
    僕 それが非常に重要だなと
  • 12:44 - 12:48
    経験から感じました
  • 12:48 - 12:50
    5つ目がですね
  • 12:50 - 12:51
    「休憩のデザイン」です
  • 12:51 - 12:52
    本当に永くやっているとですね
  • 12:52 - 12:56
    メンバーのライフステージって
    変わって行くんですよ
  • 12:56 - 12:58
    結婚したり 子供が生まれたり
  • 12:58 - 13:02
    もしくは転職したり
    新しいプロジェクトを立ち上げたり
  • 13:02 - 13:04
    いろいろ忙しい
  • 13:04 - 13:05
    その忙しさが変わってくるんですね
  • 13:05 - 13:07
    で 前のように活動が
    できなくなってくるんです
  • 13:07 - 13:12
    でも ずっと一緒にやってると仲間意識
    みたいなのが芽生えてきちゃって
  • 13:12 - 13:15
    なかなか言い出しづらかったり
    するんですよね
  • 13:15 - 13:16
    こうなんかしがらみみたいに囚われて
  • 13:16 - 13:19
    「なんか本当は忙しいんだけど
    まあでも誘われたから行かなきゃ」
  • 13:19 - 13:23
    みたいな感じで行くと だんだんその人の
    アウトプットの質も悪くなってくるし
  • 13:23 - 13:26
    なかなかこう 周りにも
    変な影響が出てきてしまうので
  • 13:26 - 13:30
    私は毎年 「次の年 何しますか?」
    っていうときに
  • 13:30 - 13:32
    必ず相談するようにしているんですね
  • 13:32 - 13:36
    もし 今 こういう何かが
    始まっているんであれば
  • 13:36 - 13:39
    もしかしたら一回休憩した方が
    いいかもしれません
  • 13:39 - 13:41
    という風に相談するようにしています
  • 13:41 - 13:46
    それで 僕はコミュニティの構成を
    何層かに分けているんですね
  • 13:46 - 13:48
    コアチームというのは
    いわゆる企画をするチームです
  • 13:48 - 13:51
    ここには本当にコミットできる人
  • 13:51 - 13:53
    僕はアクティビティ率と
    呼んでるんですけど
  • 13:53 - 13:56
    それが
    80%か90%くらい高い人たちしか
  • 13:56 - 13:58
    入らないようにしています
  • 13:58 - 14:01
    それは 入る前にみなさんに言っています
  • 14:01 - 14:04
    で 少しでもそういう風に
    活動ができなくなったら
  • 14:04 - 14:07
    次の比較的ゆるいといいますか
  • 14:07 - 14:09
    そこまでコミットしなくてもいい
  • 14:09 - 14:10
    コミュニティに入って
    もらうようにしています
  • 14:10 - 14:15
    そうすることによって
    その人も自分の心地いい関係性を保ちながら
  • 14:15 - 14:19
    例えば何かソーシャルメディアをシェアして
    欲しいときにシェアしてくれたりとか
  • 14:19 - 14:20
    もしくは忙しさが
  • 14:20 - 14:23
    その仕事がだんだん終わってきて
  • 14:23 - 14:27
    次の年はまた活動したいっていう人も
    出てきたりするんですね
  • 14:27 - 14:32
    その人たちにとって
    居心地のいいコミット感をできる層を
  • 14:32 - 14:38
    ちゃんと作っていってあげるっていうことが
    非常に重要だなと思いました
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    最後にですね
  • 14:40 - 14:42
    色んな人たちに
  • 14:42 - 14:45
    「青木さん コミュニティ運営
    しているときに どういうところを
  • 14:45 - 14:48
    最も大切にしていますか?」
    って言われるんですね
  • 14:48 - 14:50
    僕はいつもこう答えています
  • 14:50 - 14:52
    「コミュニティの温度です」
  • 14:52 - 14:55
    どれだけその暖かさが
    みんなに伝わってくるか
  • 14:55 - 14:58
    これを僕はよく
    焚き火に喩えるんですけど
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    この中で焚き火をやったことある方
    います?いますよね
  • 15:01 - 15:03
    火つけたことある方?
  • 15:03 - 15:05
    もしくはBBQの炭をやったことのある方?
  • 15:05 - 15:08
    なんか結構火をつけるの
    大変じゃないですか 最初?
  • 15:08 - 15:11
    ティッシュとか小枝みたいなのを並べて
  • 15:11 - 15:14
    少し太めの枯れた木を置いて
  • 15:14 - 15:17
    火をつけて なかなか火がつかなければ
  • 15:17 - 15:19
    もう一回何個かやってみるって
    形だと思うんですけど
  • 15:19 - 15:20
    一回火がついてしまうと
  • 15:20 - 15:24
    あとは太い木でもなんでも投入したら
    どんどん燃えてゆくじゃないですか?
  • 15:24 - 15:27
    僕はコミュニティ運営っていうのは
    それと一緒だなと思っているんですよ
  • 15:27 - 15:30
    最初にこのやる気とかの火をつけるのは
    なかなか大変なんですけど
  • 15:30 - 15:33
    一度こうみんなが火点いちゃうと
    もう何にもしなくていい
  • 15:33 - 15:35
    むしろ何にもしないほうがいい
  • 15:35 - 15:39
    たまにこう いろんな風が吹いて
    火が消えそうになるときは
  • 15:39 - 15:41
    まぁちょっとこう
    風あてを用意したりとか
  • 15:41 - 15:43
    もっと燃える木を
    入れてみたりしながら
  • 15:43 - 15:48
    温度を調整していくということが
    非常に大切だなと思ってます
  • 15:48 - 15:52
    一般的にみなさん
    コミュニティっていうのは
  • 15:52 - 15:54
    ずっと続かなければいけない
    ものだと思っている方が
  • 15:54 - 15:56
    もしかしたら多いかもしれません
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    でも 目的を達成したら そこで終わって
    しまっても良いもんなんですね 実は
  • 16:01 - 16:04
    例えば BBQの炭を燃やしていて
  • 16:04 - 16:07
    料理ができたらやめますよね?
  • 16:07 - 16:09
    燃やしててずっと番をしていたらご飯が
    食べられないじゃないですか?(笑)
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    そこで重要なのは
  • 16:11 - 16:14
    みなさん 一緒に
    ご飯を食べることなんですよ
  • 16:14 - 16:16
    なので それは目的を達成したら
  • 16:16 - 16:17
    そこで終わると
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    そこで無理に続けると自分自身が
    苦しくなるしメンバーも苦しくなるんです
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    それが非常に重要な視点かなと
  • 16:23 - 16:26
    僕は思ってます
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    そしてですね 世の中はいろんな課題に
    溢れていると思うんです
  • 16:31 - 16:33
    ビジネスでは解決できない
    ようなものもあるし
  • 16:33 - 16:35
    ビジネスとして捉えられる
    ことができずに
  • 16:35 - 16:39
    なかなか企業が参加できない活動 出来事って
    あると思うんですけども
  • 16:39 - 16:42
    色んな人たちが自分たちの知恵を
    出し合いながら
  • 16:42 - 16:46
    楽しみながら参加できる場が
    たくさんできていけば
  • 16:46 - 16:49
    もしかしたらお金なんか
    必要ないんですよね
  • 16:49 - 16:51
    そういった場が
    たくさん増えていくと
  • 16:51 - 16:54
    色んな課題が解決できて
    くると思いませんか?
  • 16:54 - 16:55
    僕はできてくると思うんですよね
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    そういった世界が もしかしたら
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    子供に自慢できる
    素敵な世界になるんじゃないかなと
  • 17:01 - 17:03
    僕は思っているんですよね
  • 17:03 - 17:05
    本日は ありがとうございました
Title:
コミュニティ運営のための5つの教訓 | 青木竜太 | TEDxKobeSalon
Description:

このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。

TEDxなどのコミュニティ運営を続けてきた青木竜太が、コミュニティ運営の経験や失敗談を通して、コミュニティ運営にとって重要な5つの点を、熱く語っています。

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Video Language:
Japanese
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
17:13

Japanese subtitles

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