眼鏡はどうやって視力を矯正するの?―アンドリュー・バストーラス、クレア・ギルバート
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0:07 - 0:09約2千年前
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0:09 - 0:14ローマの哲学者セネカは
本の文字をコップの水越しに見ました -
0:14 - 0:19すると突然 文字が変形し
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0:19 - 0:22魔法のようにクッキリしたのです
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0:22 - 0:25千年も後のことになりますが
それと同じ原理による -
0:25 - 0:30最初の眼鏡が作成されました
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0:30 - 0:34今では 屈折異常により視力が低下した
何億もの人が -
0:34 - 0:37眼鏡のお世話になっています
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0:37 - 0:41それがどういうことか理解するための
キーワードは「屈折」です -
0:41 - 0:44屈折とは 透明な物体
たとえばガラスや -
0:44 - 0:45水
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0:45 - 0:50または眼球内を 光が通過する時に
方向を変える特性です -
0:50 - 0:52眼球には2つの主たる屈折面があります
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0:52 - 0:55角膜と水晶体(レンズ)です
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0:55 - 0:57この2つの面は協力して働き
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0:57 - 1:02網膜に正確に焦点が結ぶよう
光を屈折させます -
1:02 - 1:06網膜とは 眼の後ろ側にある
光を感じる細胞の層のことで -
1:06 - 1:09脳と共に働いて
視覚を作りだします -
1:09 - 1:11しかし多くの人が
屈折異常になります -
1:11 - 1:14屈折異常は
目が発達する子供の時や -
1:14 - 1:17目が老化する高齢期に起きます
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1:17 - 1:20角膜と水晶体がうまく働かないと
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1:20 - 1:24屈折した光が
網膜の前や後ろで焦点を結び -
1:24 - 1:27像がぼやけて見えます
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1:27 - 1:30屈折異常のある人でも
色や -
1:30 - 1:31動き
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1:31 - 1:32光は見えますが
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1:32 - 1:36見ているものの細部にピントが合いません
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1:36 - 1:39屈折異常はその人の目の状態によって
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1:39 - 1:41異なる形で現れます
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1:41 - 1:44光が屈折しすぎる場合もあれば
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1:44 - 1:46屈折が足りない場合もあります
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1:46 - 1:49焦点が網膜より前にあることを
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1:49 - 1:51近視といいます
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1:51 - 1:53近くのものははっきり見えますが
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1:53 - 1:56遠くのものはぼやけて見えます
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1:56 - 1:58逆に焦点が網膜より後ろにあることを
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1:58 - 2:02遠視といいます
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2:02 - 2:05近くのものにはピントが合わず
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2:05 - 2:08遠くのものははっきり見えます
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2:08 - 2:12中には角膜が球状でない人もいて
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2:12 - 2:14乱視の原因になります
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2:14 - 2:18近い遠いにかかわらず
全てのものが -
2:18 - 2:20ぼやけて見える状態です
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2:20 - 2:23歳をとるにつれて
目は新たな課題に直面します -
2:23 - 2:26若い時は水晶体が柔軟で
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2:26 - 2:30ピントを合わせるために
形を変えることができ -
2:30 - 2:32これは遠近調整機能と呼ばれます
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2:32 - 2:37これで 遠くのものから近くのものを見る時に
ピントが合った状態を保つことができます -
2:37 - 2:40ところが歳をとると
水晶体の柔軟性が落ち -
2:40 - 2:44近くのものを見たい時に
水晶体が形を変えられなくなるのです -
2:44 - 2:46これが老眼で
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2:46 - 2:5140歳ごろから始まります
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2:51 - 2:52近視
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2:52 - 2:53遠視
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2:53 - 2:54乱視
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2:54 - 2:55老眼
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2:55 - 2:58どれも屈折異常です
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2:58 - 3:02現代では眼鏡やコンタクトレンズで
光の屈折を補正し -
3:02 - 3:07焦点が正確に網膜に合うようにすれば
これらの異常は全て矯正できます -
3:07 - 3:10手術による視力矯正も可能です
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3:10 - 3:13レーザーで角膜の形を変え
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3:13 - 3:16屈折の仕方を変化させます
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3:16 - 3:18しかし今でも 最も一般的なのは眼鏡です
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3:18 - 3:20丁寧に加工されたレンズが
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3:20 - 3:23光を網膜の適切な位置に導くことで
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3:23 - 3:27良い視力を取り戻します
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3:27 - 3:30セネカの発見や 眼鏡の原型の誕生以来
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3:30 - 3:32長い年月が過ぎました
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3:32 - 3:36エドワード・スカーレットという
イギリスの眼鏡商が 1727年に -
3:36 - 3:39つるを耳にかけて固定する
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3:39 - 3:43近代的な眼鏡を発明しました
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3:43 - 3:46現在の眼鏡は当時のデザインを
真似たものですが -
3:46 - 3:50より精密で個性的なものになっています
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3:50 - 3:55眼鏡は 個々の視力を引き出すために
1人1人に合わせて調整されます -
3:55 - 4:01もしあなたが近視 遠視
もしくはその両方で困っている -
4:01 - 4:025億人の1人なら
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4:02 - 4:06目の前にあるはずの
全く新しい世界を見せてくれる眼鏡が -
4:06 - 4:08あなたを待っています
- Title:
- 眼鏡はどうやって視力を矯正するの?―アンドリュー・バストーラス、クレア・ギルバート
- Description:
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現在では、眼鏡をかけることで視力に問題のある何億もの人たちが、物をはっきり見ることができるようになっています。でも、どうやって?アンドリュー・バストーラスとクレア・ギルバートは、「屈折」について解説することでその問いに分かりやすく答えます。屈折とは、光がガラスや、水、眼球のような透明な物体を通過する時に方向を変える特性のことです。
講師:アンドリュー・バストーラス、クレア・ギルバート
アニメーション:アンドリュー・フォースター*このビデオの教材:http://ed.ted.com/lessons/how-do-glasses-help-us-see-andrew-bastawrous-and-clare-gilbert
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:24
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for How do glasses help us see? - Andrew Bastawrous and Clare Gilbert | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for How do glasses help us see? - Andrew Bastawrous and Clare Gilbert | ||
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