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海兵隊員から俳優への旅路

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    私はカリフォルニア州にある
    キャンプ・ペンドルトンの
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    第1海兵連隊 第1大隊
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    武器中隊 第81小隊に所属する
    海兵隊員でした
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    行くぞ!
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    聴衆:行くぞ!
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    (笑)
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    9・11テロ事件の数か月後に
    入隊しました
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    あの時 ほとんどの
    アメリカ国民が感じたように
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    愛国心と報復の
    感情でいっぱいになって
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    何かしたいと強く望みました
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    自分は何もできなかったという
    事実と相まってのことです
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    その時 私は17才で
    夏に高校を卒業したところで
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    実家の奥部屋に
    家賃を払って住んでいました
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    そこは私が育った
    ノースインディアナにある
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    ミシャワカという小さな町です
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    興味がおありでしたら
    後でつづりを教えましょう
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    (笑)
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    ミシャワカには良いものが多くありますが
    文化の中心地ではありません
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    だから 唯一の
    演劇や映画との接点は
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    高校の時 自分が演じた劇と
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    今は亡きレンタルビデオ屋だけでした
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    (笑)
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    私は演技に
    真剣に取り組んでいて
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    高校3年で ジュリアード音楽院の
    オーデションを受けましたが
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    不合格でした
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    大学進学は自分向きではないと考え
    他には受験しませんでした
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    賢明な判断でした
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    「出たとこ勝負 LA進出」も
    やってみました
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    これはよく耳にしたことがある話で
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    俳優たちが
    7ドル程を手にLAに引っ越して
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    仕事をみつけて
    成功するというものです
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    テキサス州アマリロまで
    辿り着いたところで車が故障しました
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    修理で持ち金を全て使い果たし
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    やっとサンタモニカに到着
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    LAにさえ近づけず
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    48時間滞在して
    ただビーチを散歩して
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    車で家に帰りました
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    こうして私の俳優への道は
    幕を閉じました
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    (笑)
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    17才、ミシャワカ
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    実家、家賃
    掃除機のセールス
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    テレマーケティング
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    地元4-Hクラブの催事会場での芝刈り
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    これが2001年9月に至るまでの
    私の生活でした
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    だから9・11テロ事件の後
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    どうしようもない義務感を感じ
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    全てに ただ腹を立てました
    それは自分自身
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    両親、政府に対してでした
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    自信が持てず
    立派な仕事にも就けず
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    おんぼろミニ冷蔵庫を持って
    カリフォルニアまで往復しただけ
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    海兵隊に入隊して良かった
    海兵隊員になれて嬉しかった
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    私の人生で
    誇れることの1つです
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    武器を撃つのは格好いいし
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    高価な軍用車両の運転や
    爆破するのは気持ち良かった
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    でも 海兵隊で
    一番気に入ったのは
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    入隊した時には
    考えてもいなかったもの—
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    そこにいた人々でした
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    風変わりな奴ら—
    アメリカの縮図のような
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    様々な人格を持った
    人々の集まりでした
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    表面上は 自分と共通点が
    あったわけではありません
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    時が経つにつれて
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    私を軍へと導いた
    政治的 個人的な―
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    虚勢は全て消え失せ
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    私にとって 海兵隊は
    友を意味するようになりました
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    その後 入隊して数年が経ち
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    イラクに展開する数か月前に
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    私はマウンテンバイクの事故で
    胸骨を脱臼し
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    治療のために部隊を離れました
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    軍にいたことがないと
    理解し難いかもしれませんが
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    イラクやアフガニスタンに
    派兵しないと言われたことに
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    私はひどく打ちのめされました
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    軍の病院から担架で運び出され
    そして私の無事を確かめる為
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    所属部隊の全員が待っていたのを
    鮮明に覚えています
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    突然 私はまた
    民間人に戻りました
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    演技に再挑戦したいという思いに
    気づいていました
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    理由は
    また私らしいのですが
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    軍に比べたら一般社会での問題は
    何でも些細だと思ったからです
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    だって 本当に現状に対して
    不平を言えますか?
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    「暑いよ
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    誰かエアコンを
    つければいいのに」
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    「コーヒーを買う行列が
    長すぎだ」
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    私は海兵隊員でした
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    生きのびる術を知っていました
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    ニューヨークで
    俳優になりたかったのです
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    もし上手くいかなかったら
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    セントラルパークに住み着き
    パン屋の裏でごみ箱を漁っていたでしょう
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    (笑)
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    ジュリアード音楽院を再受験して
    今度は幸運にも
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    合格しましたが
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    驚いたのは
    軍人から民間人になることが
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    とても困難なことでした
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    私は比較的 健康だったので
    心身の傷を抱えて 民間人になることなど
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    想像すらできません
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    でもとにかく大変なことでした
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    理由の1つは自分が
    演劇学校にいたことです
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    正当化できないと思ったのは
    発声や話し方の授業に行って
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    部屋の後ろに向けて
    架空の「気」を放つ練習や
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    演技の授業で 自分自身を産む姿を
    練習していることでした
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    (笑)
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    だって 海外で 仲間達が
    私抜きで兵役に就いていたのですから
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    さらに 軍で学んだことを
    一般人の環境で
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    応用する方法が
    分からなかったことも一因です
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    それは現実的にも
    感情的にもです
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    現実的には
    仕事に就く必要がありました
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    私は海兵隊の歩兵であり
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    機関銃や迫撃砲を
    撃っていました
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    一般社会ではこうした技術を
    生かせる場所はそんなに多くはありません
  • 3:58 - 3:58
    (笑)
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    感情的な面では
    意味を見出すことに苦労しました
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    軍では全てのことに
    意味がありました
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    伝統に根ざしていたり
    実用的な目的があったり
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    全てのことに意味がありました
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    戦地ではたばこを吸えません
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    敵に居場所を
    知られないようにする為です
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    顔には触れないのは
    自分の健康と衛生状態を
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    維持する為です
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    国旗掲揚の時には
    顔をこう向けます
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    自分よりも先に
    進撃した仲間に敬意を表すためです
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    こんな風に歩き 話す事にも
    意味があります
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    軍服は隅々まで整えられています
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    こうした規律に
    どのくらい忠実かで
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    どんな海兵隊員なのか
    よく分りました
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    軍での階級は
    経歴と自分が得た信望を
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    表していました
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    一般社会では階級はありません
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    ここでは単に1人の人間で
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    自分の価値を繰り返し
    証明しなければならない気がしました
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    私が軍服を着ていた時に
    民間人から受けていた敬意は
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    退役と共になくなりました
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    そこには連帯感が
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    無いように感じました
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    一方 軍では
    こうした連帯感を感じていました
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    一般社会では
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    親友達と共に生きるか死ぬかの状況に置かれ
    あなたを見捨てたりしないと
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    友が絶えず気持ちを示してくれることが
    どれ程あるでしょうか?
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    一方 演劇学校では
  • 4:58 - 5:01
    (笑)
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    本当に初めて
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    脚本家、登場人物、芝居の中に
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    軍とは関係ないけれど
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    軍の経験を何らかの形で
    表現しているものを見つけました
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    それは以前の私には
    表現できないものでした
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    そして自分が
    攻撃的でなくなるのを感じました
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    初めて感情を
    言葉で表せるようになって
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    それがとても有益な道具だと
    分ったからです
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    軍で過ごした時間を
    振り返る時に
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    真っ先に考えるのは
    型通りの訓練や
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    規律やつらさではありません
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    それよりも こじんまりとした
    親密な人間関係や
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    楽しかったことを考えます
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    家族が恋しくて
    無断外出する友や
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    離婚した友
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    共に悲嘆にくれたこと
    祝ったこと
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    その全てが軍の中にありました
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    友人がそうした状況と
    闘うのを目にし
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    彼らや私には
    不安が募ってくるものの
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    そういった感情を表せない状況を
    経験してきました
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    軍と演劇界は
    実際にはとても似ています
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    1人ではできない大きな目標を
    チームとして達成しようとします
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    個人の問題ではないのです
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    自分の役割があり チーム内での
    役目を理解する必要があります
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    どのチームにも
    リーダーや指揮官がいて
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    彼らは見事に振舞うこともあれば
    そうでないこともあります
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    短時間で見知らぬ人と親密に
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    ならざるを得ません
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    それは自制心と
    自己管理が必要です
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    私はある空間を作り出せたら
    素晴らしいと思いました
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    そこは 軍と一般市民という
    一見異なる2つの集団を結び付け
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    人々に娯楽を提供し
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    また 彼らの職業に対する視点から
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    典型的な強制された
    お楽しみイベントよりは
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    もう少し示唆に富んだ空間です
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    私は軍にいた時に命令を受け
    「ボランティア」でイベントに参加したんです
  • 6:26 - 6:27
    (笑)
  • 6:27 - 6:29
    善意だけど
    ちょっと嫌なイベントで
  • 6:29 - 6:32
    「サンディエゴ・チャージャーズの
    チアリーダーとデート権獲得」みたいな
  • 6:32 - 6:34
    ポップカルチャーの
    クイズに答えて
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    正解したらデートできる
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    パレードデッキを
    一緒に歩けるんです
  • 6:38 - 6:41
    既婚で妊娠中の
    チアリーダーとね
  • 6:41 - 6:42
    (笑)
  • 6:42 - 6:44
    チアリーダーに
    敵意はありませんよ 好きです
  • 6:44 - 6:47
    要するに 恩着せがましくない
    とっつきやすい登場人物を通して
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    演劇を上演できたら
    なんて素晴らしいだろうということです
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    だから非営利団体 「AITAF」
    (軍隊のための芸術)を設立しました
  • 6:54 - 6:55
    そこで試そうとしたことは
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    一見似ていない この2つの集団を
    結び付けようとすることです
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    アメリカの現代劇の中から
    演劇か一人芝居を選んでいます
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    軍人客と同様に
    年齢や人種が多様な劇で
  • 7:06 - 7:08
    舞台でよく鍛えられた
    素晴らしい俳優と
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    素晴らしい作品で固めて
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    制作費用をできるだけ抑えて
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    セットも衣装もライトもなく
    ただ朗読するものです
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    ひたすら言葉に重きを置き
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    舞台劇はどんなセットでも
    可能だと見せるのです
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    それは影響力のあるもので
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    全く見知らぬ人と
    限られた空間にいて
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    自分達の人間性というものを
    思い起こさせます
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    自己表現は
    肩に担いだライフルと同様に
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    価値ある道具なのです
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    頭字語を別の頭字語で表すことに
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    誇りを持つ軍のような組織では
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    集団体験を話す段になると
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    どうしたら良いか
    分からなくなってしまうのです
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    新たな自己表現の手段を
    身に付けようと思えば
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    国を守ろうとする集団よりも
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    優れた人たちを
    思い浮かべることができません
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    私たちは全米各地や
    世界中を訪れました
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    メリーランド州ベセスダの
    ウォルターリード米軍医療センターから
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    キャンプ・ペンドルトン
    クウェートのキャンプ・アリフジャン
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    ババリア駐留米軍
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    ニューヨークの
    大小のブロードウェイ劇場まで行きました
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    出演する俳優達が
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    文化を紹介する担い手となり
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    彼らは
    人々の目に触れる機会を得ました
  • 8:04 - 8:06
    軍人たちにとっても全く同じです
  • 8:06 - 8:08
    こうした活動を
    過去6年間行ってきましたが
  • 8:08 - 8:10
    演技には多くの側面があると
    いつも思い起こされます
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    演劇は手工業であり 政治活動であり
    ビジネスであり
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    あなたにピッタリ当てはまる
    あらゆるものになるのです
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    しかしサービス業でもあります
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    もう少し言うべきことがあります
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    この最高のサービス業に ―
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    それは私にとって軍を意味しますが―
    私がお役に立てるのならば
  • 8:24 - 8:26
    それ以上に
    素晴らしいことはありません
  • 8:26 - 8:27
    どうもありがとうございました
  • 8:27 - 8:32
    (拍手)
  • 8:32 - 8:36
    我々はマルコ・ラミレスの
    作品を上演します
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    『I am not Batman
    (俺はバットマンじゃない)』です
  • 8:38 - 8:41
    素晴らしい俳優で
    私の良き友人でもあるジェシー・ペレスが
  • 8:41 - 8:42
    朗読をします
  • 8:42 - 8:45
    私が数時間前に会ったばかりの
    マット・ジョンソンも出演します
  • 8:45 - 8:47
    彼らは初共演です
  • 8:47 - 8:48
    とにかく見てみましょう
  • 8:48 - 8:50
    ジェシー・ぺレスと
    マット・ジョンソンです
  • 8:50 - 8:53
    (拍手)
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    ジェシー・ペレス: 真夜中に
  • 9:03 - 9:05
    狂ったように空が輝く
    放射能を放つ赤色だ
  • 9:05 - 9:07
    目を細めれば
    多分 月が見えるだろう
  • 9:07 - 9:10
    厚く立ち込めた 煙草の煙と
    飛行機の排ガスの向こうだ
  • 9:10 - 9:11
    それは町全体を覆いつくして
  • 9:11 - 9:13
    まるで天使を招き入れない
    蚊帳のようだ
  • 9:13 - 9:14
    (ドラムの音)
  • 9:14 - 9:16
    高く見上げると
  • 9:16 - 9:20
    87階建てのビルの端に立つ
    俺が見えるはず
  • 9:20 - 9:23
    そこにはガーゴイルと
    壊れた時計塔があって
  • 9:23 - 9:26
    多分 百年ほどの間
    止まったままでいる
  • 9:26 - 9:28
    そこにいるのが俺だ
  • 9:28 - 9:29
    (ドラムの音)
  • 9:29 - 9:30
    俺はクソなバットマンだ
  • 9:30 - 9:31
    (ドラムの音)
  • 9:31 - 9:34
    バットモービルとバットラング
  • 9:34 - 9:36
    バットケイブもまあ本物だ
  • 9:36 - 9:38
    あと必要なのは掃除用具入れか
  • 9:38 - 9:40
    奥部屋か非常階段だ
  • 9:40 - 9:43
    ダニーのお古のジーンズは
    なくなっちまった
  • 9:43 - 9:45
    ネイビーブルーのポロシャツ
  • 9:45 - 9:48
    何か俺に良く似合っているけど
    尻の辺りに穴が開いてるんだ
  • 9:48 - 9:50
    アートゥロの裏にある
    金網塀に引っ掛けたから
  • 9:50 - 9:52
    でも大したことじゃない
    裾はズボンに入れるからだ
  • 9:52 - 9:54
    それでまあオーケーだ
  • 9:54 - 9:57
    そのポロシャツ
    それもなくなった!
  • 9:57 - 10:00
    俺はその まあ
    変身したんだ
  • 10:00 - 10:01
    (ドラムの音)
  • 10:01 - 10:05
    口答えしたって ベルトをはずして
    バットマンを鞭うつ奴はいない
  • 10:05 - 10:06
    (ドラムの音)
  • 10:06 - 10:07
    返事をしなくても
  • 10:07 - 10:10
    誰もバットマンを地味だとか
  • 10:10 - 10:11
    馬鹿だとか
  • 10:11 - 10:12
    痩せっぽち呼ばわりしない
  • 10:13 - 10:16
    誰もバットマンの兄弟を
    イースタンタクシーからクビにしない
  • 10:16 - 10:18
    減給すらしていないからだ
  • 10:18 - 10:20
    得るのは尊敬だけだ
  • 10:20 - 10:22
    怖くて尊敬しているような
    ものではなく
  • 10:22 - 10:25
    ただ まあ 尊敬からの尊敬だ
  • 10:25 - 10:26
    (笑)
  • 10:26 - 10:27
    誰も恐れてなんていないんだ
  • 10:27 - 10:29
    バットマンは誰も貶めたり
    傷つけないから
  • 10:29 - 10:30
    (ドラムの音)
  • 10:30 - 10:32
    決して
    (ドラムの音2回)
  • 10:32 - 10:34
    バットマンは皆
    本当に人助けをしたがっているから
  • 10:34 - 10:36
    いつかお婆ちゃんの
    請求書を払ってくれるかも
  • 10:36 - 10:37
    そして悔いなく死ぬ
  • 10:37 - 10:39
    もしかしたら まあ
    本当にすごく有名になる
  • 10:40 - 10:40
    (笑)
  • 10:40 - 10:42
    あぁ それからジョーカーを倒す
  • 10:42 - 10:43
    (ドラムの連打)
  • 10:43 - 10:46
    今夜 いつもの晩のように
    俺は独りぼっち
  • 10:46 - 10:48
    じっと見て 待っている
  • 10:48 - 10:49
    鷲のように
  • 10:49 - 10:51
    もしくは
  • 10:51 - 10:52
    いいや そうだ 鷲のように
  • 10:52 - 10:53
    (笑)
  • 10:53 - 10:56
    俺の肩マントは風にはためく
    とっても長いからだ
  • 10:56 - 10:58
    尖った耳もつけたし
  • 10:58 - 11:01
    顔の半分を覆う
    あのマスクも付けた
  • 11:01 - 11:04
    まあ防弾具も胸に装着したから
    誰も俺を痛めつけられない
  • 11:04 - 11:06
    誰も 誰も!
  • 11:06 - 11:08
    バットマンと
  • 11:08 - 11:09
    正義を引き裂けない
  • 11:09 - 11:11
    (ドラムの音)
    (笑)
  • 11:11 - 11:12
    ここから
  • 11:12 - 11:14
    全てが聞こえる
  • 11:14 - 11:15
    (沈黙)
  • 11:15 - 11:16
    この町のどこかで
  • 11:16 - 11:20
    老婆がごみ箱から
    捨てられていた発砲スチロールを拾って
  • 11:20 - 11:23
    誰かが吐き出した
    セサミチキンを
  • 11:23 - 11:24
    口にしている
  • 11:24 - 11:27
    どこかにダサい髪型で
    黒い実験着を着た博士がいて
  • 11:27 - 11:29
    いつか人間を
    本当に絶滅させてしまうような
  • 11:29 - 11:32
    病気に対する治療法を
    見つけようとしている
  • 11:32 - 11:33
    それからどこかに
    1人の男がいる
  • 11:33 - 11:35
    管理人の服を着た男は
  • 11:35 - 11:37
    酔ってフラフラとよろめきながら
    家に帰っている
  • 11:37 - 11:41
    給料の半分を ねじりキャップの
    1.2L入りの瓶ビールに
  • 11:41 - 11:44
    残り半分は彼女の家への
    4時間の訪問のために使った後だ
  • 11:44 - 11:46
    その家は 街灯が
    全て撃ち抜かれた通りにある
  • 11:46 - 11:49
    この町の暗がりで
    何気なくやってしまう奴らの仕業だ
  • 11:49 - 11:51
    管理人の男から半ブロック先に
  • 11:51 - 11:54
    礼儀知らずの
    ろくでなし集団がいて
  • 11:54 - 11:56
    錆びた自転車のチェーンと
    有名ブランド・バットの模造品を持って
  • 11:57 - 11:58
    管理人の男を待ち受けていた
  • 11:58 - 12:00
    もし男から
    1セントも奪えなかったら
  • 12:00 - 12:01
    取れないだろうが
  • 12:01 - 12:05
    奴らの腕が熱くなって
    へし折る歯がなくなるまで
  • 12:05 - 12:07
    男を強打するだろう
  • 12:07 - 12:08
    でも奴らは
    俺の参上を予期していない
  • 12:09 - 12:11
    ダークナイトが
    来るなんて思っちゃいない
  • 12:11 - 12:13
    食料品店で手にしたブランドの
    マカロニ&チーズと
  • 12:14 - 12:16
    刻んだウィンナソーセージで
    満腹のダークナイトなんて
  • 12:16 - 12:17
    (笑)
  • 12:17 - 12:19
    むしろ奴らは俺が存在しない
    と思いたいんだ
  • 12:20 - 12:24
    87階にいる俺には
    ろくでなしの言葉が聞こえる
  • 12:24 - 12:26
    「金をよこせ!」
    そんな風に早口で
  • 12:26 - 12:28
    ただ「金をよこせ!」と
  • 12:28 - 12:31
    管理人の男が酔っ払い言葉で
    何かをつぶやき 青ざめるのが見えた
  • 12:31 - 12:32
    87階で
  • 12:32 - 12:35
    ディッキーズを着た彼が
    吐きそうになっているのが聞こえた
  • 12:35 - 12:38
    だから俺は急降下した
    まあ めちゃくちゃ速くだ
  • 12:38 - 12:40
    俺は暗闇のように
    「ビューッ」という感じで
  • 12:40 - 12:43
    俺は裸電球の1つに
    バットラングを投げた
  • 12:43 - 12:44
    (シンバルの音)
  • 12:44 - 12:46
    奴らは皆こんな感じだ
    「うわ てめえ!
  • 12:46 - 12:48
    電気を消したのは誰だ?」
  • 12:48 - 12:49
    (笑)
  • 12:49 - 12:50
    「あそこにいるのは誰だ?」
    「何?」
  • 12:51 - 12:52
    「老いぼれ 何か分かったら教えろ!」
  • 12:52 - 12:53
    「あれが聞こえたか?」
  • 12:53 - 12:57
    「何を?何も聞こえないぞ
    本当だ バットマンなんていない!」
  • 12:57 - 12:58
    しかしそれから
  • 12:58 - 13:02
    3人のろくでなしのうち
    1人の頭にパンチが当たる ボカッ!
  • 13:02 - 13:05
    2人目は目の前の黒マントに
    闇雲に殴りかかる
  • 13:05 - 13:07
    でも奴の拳がぶち込まれる前に
  • 13:07 - 13:09
    俺はごみ箱の蓋をつかんで
  • 13:09 - 13:10
    腹に直撃だ
  • 13:10 - 13:12
    1人目が
    戻ってきて跳び蹴りしてきたが
  • 13:12 - 13:15
    俺だって柔道や空手の心得がある
    だからこんな具合だ
  • 13:15 - 13:18
    (ドラムの音)
  • 13:18 - 13:20
    もう1回!
  • 13:20 - 13:21
    (ドラムの音)
  • 13:21 - 13:22
    (笑)
  • 13:22 - 13:23
    (ドラムの音)
  • 13:23 - 13:25
    でももっとダメージを
    与える前に
  • 13:25 - 13:27
    突然「カチャカチャ」
    という音がした
  • 13:28 - 13:30
    そして突然
    辺りは静寂に包まれた
  • 13:31 - 13:33
    1人のろくでなしが佇んでいた
  • 13:33 - 13:35
    ピストルを握って
    真上に狙いを定めている
  • 13:35 - 13:37
    イエスを
    人質にしているかのようだ
  • 13:37 - 13:40
    まるで月に穴を開けると
    脅しているかのようでもある
  • 13:40 - 13:42
    頭にパンチを受け
    俺に跳び蹴りをしようとした
  • 13:42 - 13:43
    ろくでなしと
  • 13:43 - 13:46
    腹に一発 食らった
    もう1人のろくでなしとも
  • 13:46 - 13:49
    目の前の黒い人影から
    急いで後ずさりした
  • 13:49 - 13:50
    そして酔っ払いの管理人の男は
  • 13:50 - 13:53
    角にうずくまり
    聖アントニウスに祈っていた
  • 13:53 - 13:55
    それしか覚えていなかったから
  • 13:55 - 13:56
    (ドラムの音2回)
  • 13:56 - 13:57
    そして俺がそこにいる
  • 13:57 - 13:59
    目が白く光り
  • 13:59 - 14:01
    肩ガウンが
    風にふんわりと揺れていた
  • 14:01 - 14:02
    (ドラムの音)
  • 14:02 - 14:03
    防弾した胸は波打ち
  • 14:03 - 14:06
    心臓の鼓動はそれを通して
    モールス信号を打つ
  • 14:06 - 14:07
    「かかってこい
  • 14:07 - 14:08
    一度だけだ
  • 14:08 - 14:09
    さあ
  • 14:09 - 14:11
    やってみろ」
  • 14:11 - 14:13
    そしてピストルを持って
    佇んでいた
  • 14:13 - 14:14
    ろくでなしが
  • 14:14 - 14:15
    そう 奴が笑った
  • 14:15 - 14:16
    そして奴は武器を下ろし
  • 14:16 - 14:18
    俺に照準を合わせ
  • 14:18 - 14:19
    月には猶予を与えた
  • 14:19 - 14:22
    奴は 自分が
    特殊急襲部隊だといわんばかりに
  • 14:22 - 14:25
    俺の尖った2本の耳を
    ゴールポストに見立ててその間に狙いを定めた
  • 14:25 - 14:28
    管理人の男は なおも
    聖アントニウスに祈り続けていたが
  • 14:28 - 14:29
    その祈りは届かなかった
  • 14:30 - 14:32
    一瞬
  • 14:32 - 14:33
    予感がした
  • 14:35 - 14:37
    多分 俺は負ける
  • 14:39 - 14:40
    訳がない!
  • 14:40 - 14:41
    (ドラムの音)
  • 14:41 - 14:42
    撃て!撃て!
    ヤァー!
  • 14:42 - 14:43
    「殺さないでくれ!」
  • 14:44 - 14:45
    バキッ!手首が折れる!
    首だ!かき切れ!
  • 14:45 - 14:49
    肌が酸で焼かれるようだ
    「あぁー!」
  • 14:49 - 14:51
    奴は床に倒れた
  • 14:51 - 14:52
    俺は奴を見下ろした
  • 14:52 - 14:54
    今 俺の手には銃がある
  • 14:54 - 14:57
    俺は銃を憎み 銃を持つことを憎む
    バットマンだからだ
  • 14:57 - 14:58
    そして 補足すると
  • 14:58 - 15:01
    バットマンが銃を嫌うのは
    ずっと前に両親が銃で殺されたからだ
  • 15:01 - 15:03
    でもほんの一瞬
  • 15:03 - 15:04
    俺の目が白く光り
  • 15:04 - 15:05
    これを手にした
  • 15:05 - 15:07
    ろくでなしが多分理解できる言葉で
  • 15:07 - 15:09
    話しかけるためだ
  • 15:09 - 15:10
    カチャカチャ!
  • 15:10 - 15:12
    (ドラムの音)
  • 15:12 - 15:14
    奴らが這い出してきた
    有害廃棄物だか
  • 15:14 - 15:18
    化学汚泥のたまりへと
    ろくでなしが姿なしになって失せていった
  • 15:19 - 15:21
    そして俺と管理人だけになった
  • 15:22 - 15:23
    彼を起き上がらせ
  • 15:23 - 15:26
    彼のおでこから
    汗と安い香水を拭ってやった
  • 15:26 - 15:28
    彼は痛めつけないでと懇願した
  • 15:28 - 15:30
    彼の襟を強く掴んで
  • 15:30 - 15:32
    俺の顔に近付けた
  • 15:32 - 15:34
    彼は俺よりも背が高かったが
    肩マントでごまかせた
  • 15:34 - 15:36
    だから俺が彼の目を
    真っ直ぐに見たとき 彼は耳を傾けた
  • 15:36 - 15:38
    俺は一言だけ言った
  • 15:38 - 15:40
    「帰れ」
  • 15:41 - 15:43
    彼は3メートルごとに
  • 15:43 - 15:45
    振り返りながら
    帰っていった
  • 15:45 - 15:48
    俺は彼の通り道に沿って
    ビルからビルへとさっと移動した
  • 15:48 - 15:49
    彼の家を知っていたからだ
  • 15:49 - 15:52
    震える手で鍵を出して
  • 15:52 - 15:54
    彼が住むビルの
    ドアを開けるのを見た
  • 15:54 - 15:55
    彼が玄関に入る前に
  • 15:55 - 15:57
    俺は寝床に戻った
  • 15:58 - 15:59
    そして彼が蛇口を捻って
  • 15:59 - 16:01
    コップにお湯を
    注ぐのが聞こえた
  • 16:02 - 16:04
    そしてコップを流し台に置いた
  • 16:04 - 16:06
    彼の足音が聞こえた
  • 16:06 - 16:09
    俺の部屋に近付くにつれ
    足音がゆっくりになった
  • 16:10 - 16:13
    彼はドアをきしませながら開けた
    まあ とてもゆっくりとだ
  • 16:14 - 16:16
    今まで 入ってきたことはないが
  • 16:16 - 16:17
    入り込んできた
  • 16:18 - 16:19
    (ドラムの音)
  • 16:19 - 16:21
    彼はどこも見つめていなかった
  • 16:21 - 16:23
    彼の顔、夏の歩道の色
  • 16:24 - 16:25
    俺は目覚めたばかりのふりをして
  • 16:25 - 16:28
    こう言った「ああ 父さん どうしたの?」
  • 16:28 - 16:31
    管理人の男は何も言わなかった
  • 16:32 - 16:33
    だが 俺は暗闇の中に見た
  • 16:33 - 16:34
    腕をだらりとして
  • 16:34 - 16:36
    彼の頭が まあ
    俺の方を向いたのが見えた
  • 16:36 - 16:39
    顔と目を俺が見えるように
  • 16:39 - 16:41
    彼は頭を上げた
  • 16:41 - 16:43
    頬は濡れていた
    でも汗じゃなかった
  • 16:44 - 16:45
    ただそこに立って呼吸をしていた
  • 16:46 - 16:48
    俺の目が白く光ったのを
    覚えているかのように
  • 16:48 - 16:51
    俺の防弾した胸を
    覚えているかのように
  • 16:52 - 16:53
    俺の父さんだと
    覚えているかのように
  • 16:58 - 17:01
    長い間 俺は何も言わなかった
  • 17:03 - 17:05
    彼は背を向けて
    ドアノブに手を掛けた
  • 17:05 - 17:06
    こっちを見なかったが
  • 17:06 - 17:09
    一言つぶやいたのが聞こえた
  • 17:10 - 17:12
    「すまなかった」
  • 17:14 - 17:18
    俺は身を乗り出して
    窓を少しだけ開けた
  • 17:19 - 17:20
    高く見上げれば
  • 17:21 - 17:23
    俺がみえるだろう
  • 17:24 - 17:25
    俺のいるところから
  • 17:26 - 17:27
    (シンバルの音)
  • 17:28 - 17:29
    全て聞くことができた
  • 17:32 - 17:40
    (拍手)
  • 17:41 - 17:42
    ありがとうございました
  • 17:42 - 17:49
    (拍手)
Title:
海兵隊員から俳優への旅路
Speaker:
アダム・ドライバー
Description:

アダム・ドライバーは『スターウォーズ フォースの覚醒』に出演して正義と悪の間で繰り広げられた銀河戦争で戦う以前に、アメリカ合衆国海兵隊の第1海兵連隊 第1大隊 武器中隊に所属していました。この攻撃的な気持ちを落ち着かせるようなトークで、彼はどのように海兵隊員になったのか、兵士から民間人への困難な移行期、そして軍で演劇を上演している自身の非営利団体「Arts in the Armed Forces」(軍隊のための演劇)について語ります。「自己表現は肩に担いだライフルと同様に価値のある道具なのです」と彼は言います。ジェシー・ペレスとマット・ジョンソンによるマルコ・ラミレス作『I am not Batman(俺はバットマンじゃない)』の熱のこもった演技があとに続きます。(成人向け表現があります)

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
18:02

Japanese subtitles

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