パーキンソン病・うつ病を消せるかもしれないスイッチ
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0:00 - 0:03まず最初に断っておきたい事があります
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0:03 - 0:06脳神経外科医がみんなブーツを
履いているわけではありませんので -
0:06 - 0:08悪しからず(笑)
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0:08 - 0:10私は脳神経外科医で
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0:10 - 0:14長い歴史を持つ脳神経学の仕事に
携わっています -
0:14 - 0:16今日みなさんにお話しするのは
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0:16 - 0:18あらゆる脳神経回路を
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0:18 - 0:20ダイヤル調節するように調節し
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0:20 - 0:23機能を活性・不活性化したりして
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0:23 - 0:25患者を治療する方法です
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0:25 - 0:29今 言いましたように脳神経外科には
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0:29 - 0:31長い歴史があり 約7千年にもなります
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0:31 - 0:35メソアメリカにも脳神経手術が存在し
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0:35 - 0:39患者を治療していた
脳神経外科医がいました -
0:39 - 0:43彼らは 脳が神経病や精神病に
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0:43 - 0:45関係があることを知っていました
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0:45 - 0:47正確には把握していませんでしたが
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0:47 - 0:50今とあまり変わりませんね(笑)
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0:50 - 0:52しかし彼らの考えは
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0:52 - 0:54神経・精神病の原因は
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0:54 - 0:57悪霊にとり憑かれることで
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1:00 - 1:04神経や精神に問題が生じるので
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1:04 - 1:06治療のためには
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1:06 - 1:10頭蓋骨に穴をあけて悪霊を
追い出さなければならない -
1:11 - 1:13というものでした
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1:13 - 1:15これがその穴です
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1:17 - 1:20時には 患者は
かなり抵抗したようです -
1:20 - 1:22というのも
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1:22 - 1:25複数 開けかけられた
跡があるからです -
1:25 - 1:27いくらか穿孔しすばやく
切り上げたものと考えられます -
1:27 - 1:29一部開けられた穴は1つで
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1:29 - 1:31この手術を受けて
生き延びたのだと分かります -
1:31 - 1:33これが当時のやり方で
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1:33 - 1:33遺跡の中には
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1:33 - 1:36見つかった頭蓋骨の1%に
穴があることもあり -
1:36 - 1:39神経・精神疾患は
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1:39 - 1:447千年前も
かなり よくあった事がわかります -
1:44 - 1:46時代が進むにつれ
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1:46 - 1:49脳の領野別の機能が
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1:49 - 1:50分かってきました
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1:50 - 1:52運動や視覚や
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1:52 - 1:55あるいは記憶や食欲などを
コントロールする領域などに -
1:55 - 1:57脳が割り当てられていて
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1:57 - 2:00物事がうまくいくときは
神経系機能がうまく働き -
2:00 - 2:02すべて正常に機能しています
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2:02 - 2:04しかしときには
物事があまりうまく行かず -
2:04 - 2:06脳神経回路にトラブルが起こり
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2:06 - 2:09誤作用している変異ニューロンが
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2:09 - 2:12問題を引き起こしたり
機能を鈍くしたりして -
2:12 - 2:15正常に機能しないことがあります
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2:15 - 2:17その事により起こる病気は
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2:17 - 2:19変異ニューロンが
脳のどこにあるかによります -
2:19 - 2:22変異ニューロンが
運動系の回路にある時は -
2:22 - 2:24運動系の機能不全に陥り
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2:24 - 2:26パーキンソン病のようなものに罹ります
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2:26 - 2:30心的状態を制御する回路に
機能不全がある場合は -
2:30 - 2:32うつ病のようなものに罹ります
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2:32 - 2:36また記憶と認知機能を
制御する回路にある場合は -
2:36 - 2:38アルツハイマー病の
ようなものに罹ります -
2:38 - 2:41そこで我々ができることは
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2:41 - 2:43正確に障害のある箇所を突き止め
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2:43 - 2:46脳神経回路に介入して
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2:46 - 2:50機能を調整することです
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2:50 - 2:52これはちょうどラジオのダイヤルで
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2:52 - 2:55調節して正しい局を選ぶようなものです
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2:55 - 2:57ジャズであれ オペラであれ
一度正しい局を選択すれば — -
2:57 - 3:00神経学的には 運動であったり
心的状態であったりですが— -
3:00 - 3:01そこにダイヤルを設置し
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3:01 - 3:04もうひとつのボタンを
使用して音量を調整し -
3:04 - 3:06強めたり弱めたりできます
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3:06 - 3:07それで 次にお話することは
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3:07 - 3:10電極が埋め込まれた脳神経回路の
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3:10 - 3:14領野の機能を強めたり弱めたりして
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3:14 - 3:16患者の脳機能を調節する
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3:16 - 3:20脳深部刺激療法の装置についてです
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3:20 - 3:24脳に このように電極を埋め込みます
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3:24 - 3:2710セント硬貨サイズの穴を
昔同様 頭蓋骨に開け -
3:27 - 3:30電極を挿入し
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3:30 - 3:32配線は完全に皮膚の下に埋めんで
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3:32 - 3:34胸のペースメーカーまで導きます
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3:34 - 3:36ちょうどテレビのリモコンのようにして
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3:39 - 3:42ターゲットとなる領域に
送る電力を -
3:42 - 3:43リモコンで調整し
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3:43 - 3:46強めたり弱めたり
つけたり消したりできます -
3:46 - 3:49現在 世界のおよそ10 万人の患者が
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3:49 - 3:51脳深部刺激療法を受けています
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3:51 - 3:52症例をお見せしましょう
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3:52 - 3:55脳深部刺激療法を用いて 運動障害や
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3:55 - 3:59気分障害・認知症疾患を治療した例です
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3:59 - 4:02電極が埋め込まれた脳内の状態です
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4:02 - 4:05頭蓋骨を通って電極が
脳に入っているのが見えます -
4:05 - 4:07こうして脳のあらゆる場所に
配置できます -
4:07 - 4:09私がよく言う事ですが
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4:09 - 4:12どんなニューロンも
神経外科医から隠れることはできません -
4:12 - 4:15なぜなら脳内 何処でも
確実に安全に届くからです -
4:15 - 4:17最初にお見せするのは
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4:17 - 4:19パーキンソン病患者の例です
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4:19 - 4:21この女性はパーキンソン病を患っており
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4:21 - 4:23脳には電極が埋め込まれてあります
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4:23 - 4:25彼女の様子をお見せしましょう
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4:25 - 4:28電極がオフのとき
パーキンソン病の症状があります -
4:28 - 4:30電極をオンにします
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4:30 - 4:33このような感じです
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4:33 - 4:36電極は今オフで震えが見られます
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4:36 - 4:39医師:大丈夫
患者:できないわ -
4:39 - 4:42医師:私の指に触れられる?
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4:42 - 4:45医師:少し良くなった
患者:そちら側の方がいいわ -
4:45 - 4:47電極をオンにします
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4:49 - 4:51今オンになりました
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4:55 - 4:58このように直ちに効果が現れます
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4:58 - 5:01震えの有無の違いは—
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5:01 - 5:04(拍手)
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5:05 - 5:09震えの有無の違いは
視床下核における -
5:09 - 5:132万5千個のニューロンの
誤作動と関係しています -
5:13 - 5:16問題のニューロンを見つけ出し
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5:16 - 5:17「いい加減にして」
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5:17 - 5:19「やめて欲しい」と
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5:19 - 5:20電気で制御します
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5:20 - 5:23電気を使い
ニューロンの興奮具合を見て -
5:23 - 5:27誤作動をブロックし
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5:27 - 5:30変異ニューロンの
活動を抑制しているのです -
5:30 - 5:33我々はこの手法を
他の疾患にも使い始めました -
5:33 - 5:35興味深い問題について
お伝えしましょう -
5:35 - 5:38ジストニアのケースに
遭遇した事があります -
5:38 - 5:40ジストニアは子供たちを襲う病気です
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5:40 - 5:43遺伝性疾患で ねじれを引き起こし
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5:43 - 5:46徐々により酷いねじれになり
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5:46 - 5:48体が痛くなるまでよじれ
息が出来なくなり -
5:48 - 5:50尿路感染症を起こし 死に至ります
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5:50 - 5:531997年に
この少年を診るよう依頼されました -
5:53 - 5:57彼は他に問題はなかったのですが
遺伝的ジストニアがありました -
5:57 - 5:58家族には8人子どもがいて
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5:58 - 6:02そのうち5人にジストニアがありました
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6:02 - 6:04その少年です
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6:04 - 6:08少年は9歳で
6歳まで健常児でしたが -
6:08 - 6:13最初に右足がねじれ始め
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6:13 - 6:18左足 右腕 そして左腕
さらに体幹と進みました -
6:18 - 6:19彼が到着した時には
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6:19 - 6:22発症から1〜2年経っていて
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6:22 - 6:24もはや歩くことも立つこともできず
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6:24 - 6:28身体不自由になっていました
この病気によく見られる進行です -
6:28 - 6:32悪化するにつれ次第にねじれて
身体不自由になり -
6:32 - 6:34子どもたちの多くは生き残れません
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6:36 - 6:39彼は 今話した5人の子の1人です
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6:39 - 6:43このように腹這いで
動き回るしかありませんでした -
6:43 - 6:44どんな薬も効き目がありませんでした
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6:44 - 6:47この少年に何をすべきか分からず
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6:47 - 6:49どんな手術をすべきか
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6:49 - 6:51脳内のどこを治療標的にしたら
良いかも分かりませんでした -
6:51 - 6:54しかしパーキンソン病に
おける成果にもとづいて -
6:54 - 6:56抑制を試みようと判断しました
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6:56 - 7:00パーキンソン病で抑制した
脳内の同じ箇所を抑制し -
7:00 - 7:02どうなるか見てみようと
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7:02 - 7:04回復を期待して 手術をしました
-
7:04 - 7:07回復を期待して 手術をしました
-
7:08 - 7:12これが 現在の彼です
イスラエルに戻っています -
7:12 - 7:15術後3ヵ月の彼です
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7:16 - 7:19(拍手)
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7:25 - 7:26この成果を元に
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7:26 - 7:29この手術が現在
世界中で行われています -
7:29 - 7:30何百人という子どもたちが
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7:30 - 7:34このような手術で助けられています
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7:34 - 7:36この少年は今大学生になり
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7:36 - 7:38ごく普通の生活を送っています
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7:38 - 7:41これはジストニアの子の
運動と歩行を回復するために -
7:41 - 7:43今までの経歴の中で行った手術の中で
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7:43 - 7:45最も満足のいく術例の1つです
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7:45 - 7:49(拍手)
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7:52 - 7:54我々はこの技術を
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7:54 - 7:57運動回路の制御だけでなく
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7:57 - 7:59他の回路にも使えるのではと考え
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7:59 - 8:00次に
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8:00 - 8:02気分を司る回路の制御をするため
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8:03 - 8:05うつ病に取り組むことに決めました
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8:05 - 8:08うつ病が蔓延しているのも
選んだ理由です -
8:08 - 8:10ご存知のように
うつ病に対する治療法は -
8:10 - 8:12薬や心理療法と多くあり
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8:12 - 8:14電気けいれん療法までもあります
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8:14 - 8:16しかし何百万人もの
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8:16 - 8:18うつ病患者の10〜20%には
そういう治療は効きません -
8:18 - 8:22そんな患者こそを
助けたいと思っています -
8:22 - 8:24うつ病患者を助けるために
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8:24 - 8:26使えるかどうか見てみましょう
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8:26 - 8:28まず最初に
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8:28 - 8:29うつ病患者と健常者の脳で
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8:29 - 8:31何が異なるか比較しました
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8:31 - 8:35具体的に脳の血流を見るため
PET 画像を撮りました -
8:35 - 8:37うつ病患者と健常者を比較して
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8:37 - 8:39気づいたのは
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8:39 - 8:40脳のある領野で
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8:40 - 8:42機能が停止していることです
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8:42 - 8:45まさにブルー(憂うつ)の箇所です
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8:45 - 8:46その青い箇所が
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8:46 - 8:49動機、 意欲、 意思決定に
関与している領野です -
8:49 - 8:52実際 重度なうつ状態になると
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8:52 - 8:55それらの領野の機能が損なわれ
動機と意欲に欠けることになります -
8:55 - 8:57他に分かった事は
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8:57 - 8:59過活動であった領野
領野25です -
8:59 - 9:01赤で見られます
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9:01 - 9:04領野25は悲哀の中枢です
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9:04 - 9:07人を悲しませた場合
たとえば私があなたに -
9:07 - 9:09死ぬ前に最後に見た親や
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9:09 - 9:10友人を思い出させた場合
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9:10 - 9:12脳のこの領野が点灯します
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9:12 - 9:13脳の悲哀の中枢です
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9:13 - 9:17うつ病患者はここが活動過剰なので
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9:17 - 9:19悲哀の領野は赤くなっています
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9:19 - 9:21ここが最大限に活動する一方で
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9:21 - 9:25意欲と動機に関与する
脳の他の領野は停止します -
9:25 - 9:28そこで悲哀の領野に電極を配置し
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9:28 - 9:29サーモスタットを下げて温度調節するように
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9:29 - 9:32活動を抑えることができないだろうか
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9:32 - 9:34その結果どうなるだろうかと考え
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9:34 - 9:37うつ病患者に電極を埋め込みました
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9:37 - 9:40これはエモリー大学の私の同僚
ヘレン・メイバーグとの共同研究結果です -
9:40 - 9:42領野25に電極を配置しました
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9:42 - 9:44一番上のスキャン画像が手術前です
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9:44 - 9:46領野25
悲哀の領野は過活動の赤で -
9:46 - 9:48前頭葉が青で停止しています
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9:48 - 9:51そして術後3ヵ月
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9:51 - 9:541日24 時間 6ヵ月の継続的な刺激を与え
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9:54 - 9:55完全な逆転が実現しました
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9:55 - 9:58領野25を抑制することができ
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9:58 - 10:00より正常であるレベルにまで
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10:00 - 10:02再び脳の前頭葉を
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10:02 - 10:04戻すことができました
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10:04 - 10:06このように重度のうつ病患者において
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10:06 - 10:08非常に著しい成果が見られています
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10:08 - 10:11現在は第3相臨床試験中で
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10:11 - 10:14重度のうつ病の患者を治療するために
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10:14 - 10:16安全かつ有効であると分かれば
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10:16 - 10:20これが新しい治療になるかもしれません
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10:20 - 10:22脳深部刺激療法は
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10:22 - 10:25運動系の治療に使えることを
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10:25 - 10:27パーキンソン病とジストニアの症例で示し
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10:27 - 10:29心的回路の治療に使えることを
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10:29 - 10:31うつ病の症例で示しました
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10:31 - 10:33ではより賢くなるために
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10:33 - 10:36脳深部刺激療法を
使えないでしょうか? -
10:36 - 10:38(笑)
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10:38 - 10:40興味ありませんか?
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10:40 - 10:41(拍手)
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10:43 - 10:46もちろんできますよね?
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10:46 - 10:48そこで我々は
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10:48 - 10:50脳内の記憶回路を
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10:50 - 10:52加速しようと決めました
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10:52 - 10:55活動を加速できるかどうか見るため
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10:55 - 10:58記憶と認知機能を制御する回路に
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10:58 - 11:01電極を配置します
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11:01 - 11:03現在 健常者には行いません
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11:03 - 11:07認知障害がある患者に行います
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11:07 - 11:10我々はアルツハイマー病患者への
治療を選択しました -
11:10 - 11:12認知障害・記憶障害を抱える患者です
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11:12 - 11:14ご存知のように認知障害・記憶障害は
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11:14 - 11:17アルツハイマー病の主な早期症状です
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11:17 - 11:19そこで脳弓と呼ばれる脳の領域の回路内に
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11:19 - 11:21電極を配置しました
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11:21 - 11:24脳弓は記憶が出たり
入ったりする高速道路です -
11:24 - 11:27そこで記憶回路をオンにして
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11:27 - 11:30アルツハイマー病患者に
役立つかどうか -
11:30 - 11:33見ようと電極配置したのです
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11:33 - 11:35ところがアルツハイマー病では
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11:35 - 11:39脳でのブドウ糖消費において
重大な問題が判明しました -
11:39 - 11:42ブドウ糖消費にかけては
脳は少し貪欲です -
11:42 - 11:45脳のブトウ糖消費量は
人体のブトウ糖消費量の20%です -
11:45 - 11:47脳の重量は体重のほんの
2%であるにも拘らず -
11:47 - 11:49その10倍もの割合—
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11:49 - 11:52人体の総ブドウ糖消費量の20 % が
脳によって使用されます -
11:52 - 11:53正常の状態から
-
11:53 - 11:56軽度の認知機能障害の状態に
なるというのは -
11:56 - 11:59アルツハイマーの前兆で
果てはアルツハイマー病になり -
11:59 - 12:01脳のある領野ではブドウ糖消費を止め
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12:01 - 12:03機能が停止してしまうということです
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12:03 - 12:06確かに 回りの赤い領野は
次第に青で覆われて行き -
12:06 - 12:07確かに 回りの赤い領野は
次第に青で覆われて行き -
12:07 - 12:10機能が完全に停止するまで
続いているのが分かります -
12:10 - 12:12機能が完全に停止するまで
続いているのが分かります -
12:13 - 12:15これは停電と似ています
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12:15 - 12:18脳の領野における部分的な停電です
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12:18 - 12:20アルツハイマー病の患者は
-
12:20 - 12:23脳のある部分で電灯が
消えているようなものです -
12:23 - 12:26電灯は永遠に消えるのでしょうか
-
12:26 - 12:28それともまた点灯することが
できるのでしょうか -
12:28 - 12:31脳の領野がブドウ糖を
また使えるようにできるでしょうか -
12:31 - 12:34そこでアルツハイマー病の患者の脳弓に
-
12:34 - 12:37電極を埋め込みオンにして
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12:37 - 12:40脳のブドウ糖消費に何が
起こるか見ました -
12:40 - 12:43一番上が手術前です
-
12:43 - 12:47青はブドウ糖消費が
正常時よりも少ない領野 -
12:47 - 12:49大部分は頭頂葉と側頭葉です
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12:49 - 12:51これらの脳の領野は停止しています
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12:51 - 12:53電灯が消えているようなものです
-
12:53 - 12:56DBS電極を配置し
1ヵ月から1年待ちます -
12:56 - 12:58赤の領野が
-
12:58 - 13:01ブドウ糖消費を増やした領野です
-
13:01 - 13:03ブドウ糖を消費していなかった領野を
-
13:03 - 13:07再びブドウ糖を消費する領野に
することができました -
13:07 - 13:09つまりアルツハイマー病では
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13:09 - 13:12電灯は消えているけれども
家に誰かがいて -
13:12 - 13:13また点灯できるということで
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13:13 - 13:15我々の方法で 脳のこれらの領野に
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13:15 - 13:19機能が戻ることが期待されます
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13:19 - 13:21現在は臨床試験中です
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13:21 - 13:23初期のアルツハイマー病の
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13:23 - 13:2550人の患者に手術を
-
13:25 - 13:27これが安全かつ効果的かどうか
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13:27 - 13:30神経学的機能を改善できるか見るため
行う計画です -
13:30 - 13:32(拍手)
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13:37 - 13:40今日皆さんにお伝えしたいことは
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13:40 - 13:43さまざまな病態にわたって
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13:43 - 13:47正常に作動しない
脳神経回路がありますが -
13:47 - 13:49パーキンソン病であれ
-
13:49 - 13:52うつ病、統合失調症
アルツハイマー病であれ -
13:52 - 13:55どの脳神経回路や領野が
-
13:55 - 13:57臨床徴候と病気の症状に関与しているか
-
13:57 - 14:00理解しようと我々は研究しています
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14:00 - 14:02今や それらの神経回路に
-
14:02 - 14:05到達し電極を埋め込み
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14:05 - 14:08回路の活動を修正することが可能です
-
14:08 - 14:11脳の至る場所で感知される
トラブルを引き起こしているような -
14:11 - 14:14過剰活動の場合は弱めることができ
-
14:14 - 14:17機能が低下している場合は
強めることができます -
14:17 - 14:18そうすることで
-
14:18 - 14:21全体的に脳機能の改善が
可能になるかもしれません -
14:21 - 14:23という事は もちろん
-
14:23 - 14:26病状を改善させられる
かもしれないとういうことです -
14:26 - 14:28まだお話していませんが
電気を使用して -
14:28 - 14:32損傷した領野も修復できるだろう
という事も分かっています -
14:32 - 14:34これは将来に向けて重大なことです
-
14:34 - 14:37活動そのものだけでなく
-
14:37 - 14:39脳機能自体の修復も
可能だという事です -
14:39 - 14:40脳機能自体の修復も
可能だという事です -
14:40 - 14:43この技術の適用は大きく拡がるだろうと
-
14:43 - 14:46予想しています
-
14:46 - 14:49多くの脳疾患に電極が
配置されることでしょう -
14:49 - 14:52最もエキサイティングなことの1つは
-
14:52 - 14:53あらゆる分野
-
14:53 - 14:57技術者
医用画像科学や基礎分野の科学者 -
14:57 - 14:58神経学者、精神科医
-
14:58 - 15:01脳神経外科医
などとの共同作業— -
15:01 - 15:05お互い刺激し合う複数分野との
連携で成り立っているということです -
15:05 - 15:07そして将来
-
15:07 - 15:10時が経つにつれ
さらに多くの悪霊を -
15:10 - 15:13脳から追い払うことができるようになり
-
15:13 - 15:14その結果もちろん
-
15:14 - 15:17より多くの患者を助けることが
できるようになるでしょう -
15:17 - 15:18ありがとうございました
- Title:
- パーキンソン病・うつ病を消せるかもしれないスイッチ
- Speaker:
- アンドレス・ロザーノ
- Description:
-
脳深部刺激療法は、非常に精密な脳神経外科の技術です。脳のいかなる場所にでも電極が配置され、ラジオのダイヤルやサーモスタットを調節するように、誤作動しているニューロンを活性化・不活性化し、脳の不全機能を正常化します。この驚くべき技術により、パーキンソン病患者の震えを即座に止めたり、アルツハイマー病に蝕まれた脳の領野を正常に戻すことが出来ます。
(TEDxCaltech にて撮影) - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:34
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Parkinson's, depression and the switch that might turn them off | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Parkinson's, depression and the switch that might turn them off | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Parkinson's, depression and the switch that might turn them off | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Parkinson's, depression and the switch that might turn them off | ||
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Reiko Bovee accepted Japanese subtitles for Parkinson's, depression and the switch that might turn them off |