「When (達成した時)」の力を信じて|ダーネル・ワシントン|TEDxSanQuentinn
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0:06 - 0:09次に紹介するのは
自らの行いを模範に 人を導く人です -
0:10 - 0:12彼は 周りの全ての人が教育を受け
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0:12 - 0:14幸せになることに情熱を注いでいます
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0:14 - 0:19みなさんにご紹介します
私の友人ダーネル・”モー”・ワシントンです -
0:19 - 0:22(拍手)
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0:23 - 0:26本日は リーダーになることについて
話したいと思います -
0:26 - 0:28良いリーダーになるには
良いモティベーターになることが必要です -
0:29 - 0:33相手を信じていると伝え
やる気を起こさせるより良い方法はありません -
0:33 - 0:37こう言ってドーニーズ叔父さんは
私を信じていることを伝えてくれました -
0:37 - 0:40「もし」でも「ベストを尽くせ」でもなく
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0:40 - 0:43「卒業するときには 好きなものを
なんでも買ってやるぞ」と -
0:43 - 0:47その言葉に挑発され 自分にも他の人に
おいても 教育の価値を実感しました -
0:47 - 0:49私は強い結びつきの家庭に育ち
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0:49 - 0:51家族と沢山の大切な時間を
一緒に過ごしました -
0:51 - 0:54特に 親密だったのが
2人の従兄弟、ドワイトとデイモン -
0:54 - 0:57自分に兄弟がなく 二人共年下でした
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0:57 - 1:01私が叔父に言われたように 彼らにも
学校に行き 努力するよう励ましました -
1:02 - 1:05叔父がバイクで学校へ
送ってくれた日のことは忘れられません -
1:05 - 1:07その日はスクールバスに乗り遅れました
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1:07 - 1:09学校へ出発する前
叔父はこう言いました -
1:09 - 1:12「卒業した時
好きなものをなんでも買ってやるぞ」 -
1:12 - 1:16私がカノーガ・パーク高校の一年生
だった頃です -
1:16 - 1:20ところが 高校一年生を終える前に
ドーニーズ叔父さんは殺されました -
1:21 - 1:25ドーニーズ叔父さんが殺されても
私は勉強に集中することができました -
1:25 - 1:28叔父さんの誇りになりたかったからです
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1:28 - 1:31カノーガ・パーク高校では
バスケットボールをやり 楽しみました -
1:31 - 1:35みんなの努力と献身が実り
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1:35 - 1:39ロサンゼルス・スポーツ・アリーナで
開催された高校選手権に参加できました -
1:39 - 1:41二度と忘れられない素晴らしい経験でした
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1:41 - 1:44私はチームのベストディフェンス選手に
選ばれただけではなく -
1:44 - 1:48卒業クラスのプロムプリンスと
ベストダンサーにも選ばれました -
1:48 - 1:51(喝采)(拍手)
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1:53 - 1:56ドーニーズは僕の成果を
きっと誇りに思ってくれたはずです -
1:56 - 1:58高校を卒業して
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1:58 - 2:01西ロサンゼルス・シティ・カレッジに
進学しました -
2:01 - 2:04悲惨なことに
大学1年の1学期目に -
2:04 - 2:0815歳の従兄弟 ドワイトも殺されました
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2:09 - 2:13友達と道を歩いているところに
車が近づいてきて -
2:13 - 2:16誰なのか確かめようと
ドワイトが車をのぞくと -
2:16 - 2:18中にいたギャングメンバーの1人が
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2:18 - 2:21散弾銃を取り出し
彼の額を撃ちました -
2:23 - 2:26私は彼の死体を確認し
どれほど残忍な撃たれ方をしたのか見ると -
2:26 - 2:31傷つき 激怒に取り憑かれ
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2:31 - 2:3515歳の従兄弟がそんなふうに誰かに
顔を真正面から撃たれるなんてと考え -
2:35 - 2:38大学の勉強に集中できなくなりました
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2:38 - 2:40復讐することしか考えられませんでした
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2:40 - 2:44結局大学は中退し
ギャング仲間に加わりました -
2:44 - 2:48コミュニティーや自分の家族
自分さえも破壊していることを気に止めず -
2:48 - 2:51ギャング活動を何年も続けた後
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2:51 - 2:55私は逮捕され 告発され
一級殺人で有罪判決を受け -
2:55 - 2:58懲役35年ないし終身刑を宣告されました
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2:58 - 3:02入所した初日に この人生を
立て直すと自分に言い聞かせました -
3:02 - 3:06幼少期から教会と共に育ったこともあり
教会に行き始めました -
3:06 - 3:09コーコラン州立刑務所では監視が
一番厳しい施設に入れられたので -
3:09 - 3:11他にすることもなかったわけです
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3:11 - 3:15問題に巻き込まれないよう努力したおかげで
私の監視レベルは下がり -
3:15 - 3:18監視が緩められた刑務所に
移動することができました -
3:18 - 3:22初めは サン・ルイ・オビスポにある
カリフォルニア・メンズ・コロニーに行き -
3:22 - 3:25そこから今の
サン・クエンティン州立刑務所に移りました -
3:25 - 3:28警備レベルの低い刑務所には
セルフヘルプ活動のグループも多く -
3:28 - 3:32できる限りグループの活動に参加し
自分が抱えていた問題に取り組みました -
3:33 - 3:35例えば「犯罪者とギャング団員からの
更生会」の活動です -
3:35 - 3:39このグループの集会で ある青年を取り上げた
ビデオを見たのを覚えていますが -
3:39 - 3:43被害者の母親が 息子がいかに
優しい人柄だったか語るのを聞き -
3:45 - 3:49青年はひどく動揺してました 母親の息子は
ライバルギャングのメンバーでした -
3:49 - 3:52その時点で彼は 自分の犯した犯罪の
影響の大きさを理解してはいませんでしたが -
3:52 - 3:56ある日 牢獄の裏窓から何気なく外を見ると
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3:57 - 3:59そこに墓地がありました
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3:59 - 4:02その時彼は気づいたのです
自分の殺害した青年が -
4:02 - 4:05彼の窓の真下に埋葬されており
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4:05 - 4:08青年の母親が毎週日曜日に
息子の墓を訪れていたのです -
4:09 - 4:12その瞬間 私の心が開き
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4:12 - 4:15今まで生きてきた自分の破壊的な生活は
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4:15 - 4:19自分が傷つけた相手や
相手の家族 コミュニティーにも -
4:19 - 4:22長期的な影響を及ぼしていると気づきました
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4:22 - 4:26当事者一同で犯罪を考える
「Restorative Justice (修復的司法)」にも参加し -
4:26 - 4:29被害者や残された家族が回復への道をたどる
生の話を聞くことによって -
4:29 - 4:32犯罪の影響について深く学びました
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4:32 - 4:36カリフォルニア・メンズ・コロニーに服役中
昔の友人にばったり遭遇しました -
4:36 - 4:38私が犯罪の道を離れた時 13歳だった彼は
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4:38 - 4:4221歳になっており
懲役15年ないし終身の刑を服役中でした -
4:42 - 4:45じきに 仮釈放の審査を
受けると聞いたので -
4:45 - 4:47高校の卒業証書かGEDの証明書が
あるかと尋ねました -
4:47 - 4:51彼は 卒業証書は無いけど
GED取得のクラスに在籍中だと言いました -
4:51 - 4:55そこで私はロバートに
GEDテストに合格したときには -
4:55 - 4:56自分の給料をあげると伝えました
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4:56 - 5:00建物内の荷物運びの仕事で
私は20ドルの月給をもらっていました -
5:00 - 5:03それからロバートはGEDテストに
合格したので -
5:03 - 5:06食堂で20ドル相当の食べ物を購入し
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5:06 - 5:08彼のことをとても誇りに思っていると
伝えました -
5:08 - 5:10そうすることが叔父への恩返しとなり
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5:10 - 5:12周りの人へ良い影響を与えられると思いました
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5:12 - 5:15そこでそれから数日後
トレーニング室に行き -
5:15 - 5:17その場にいた若い連中にこう言いました
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5:17 - 5:19「高校卒業証書かGEDを持っていなくて
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5:19 - 5:23GEDクラスに登録したヤツには
俺の20ドルの給料をあげるぞ」と -
5:24 - 5:28「モー 冗談だろ?」と皆が言うことに
「本当さ」と返事しました -
5:28 - 5:30そして彼らの多くが受講登録し
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5:30 - 5:34テストもみんな同時に合格するように
なったので -
5:34 - 5:38月給20ドルの稼ぎでは賄えず
約束の規定を変えざるを得なくなりました -
5:38 - 5:40(笑)
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5:40 - 5:42そこで代わりに みんなに食事を作ってあげ
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5:42 - 5:461パイント(500 ml)のアイスクリームを
つけることで合意しました -
5:46 - 5:47(笑)
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5:47 - 5:51彼らが 一緒に食事をし お祝いして
どれほど両親や祖父母の誇りと思われているかを -
5:51 - 5:53話すのを見るのが
楽しくて仕方なかったのです -
5:53 - 5:55そして彼らが 目標を達成できた時に見せた
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5:55 - 5:57興奮した顔を見るのは格別な思いでした
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5:57 - 6:01このことで学んだのは
いつ どこにいようと -
6:01 - 6:03他人の人生に影響を与えるのは
さほど難しいことでは無いということ -
6:03 - 6:07僕がカリフォルニア・メンズ・コロニーから
サン・クエンティン州立刑務所に移るまでに -
6:07 - 6:11このような若者が15人ほど
GEDテストに合格しました -
6:11 - 6:15(拍手)(喝采)
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6:18 - 6:19みなさんの中には
「20ドルのおかげでやる気を起こした」と -
6:19 - 6:24思う人もいるかと思うし
確かにそれもあるとも思いますが -
6:24 - 6:28本当のモティベーションは
「When (達成した時)」の一言だったと思います -
6:28 - 6:33叔父さんが 昔僕にも同じように
「卒業した時」と励まし -
6:33 - 6:36「もし」や「ベストを尽くせ」ではなく
「When (達成した時)」と明言したこと -
6:37 - 6:39その一言で叔父が僕を信じていることを
悟ったのと同じように -
6:39 - 6:42彼らもきっと同じように
分かってくれたのだと思い -
6:43 - 6:46過去に犯した間違いにもかかわらず
誰かが信じてくれていること -
6:46 - 6:49そのことが20ドルよりも
はるかに価値あることだったのです -
6:49 - 6:52彼らが自分の得にならずとも
当初の約束を変えることに快く同意したのは -
6:52 - 6:57時間を惜しまずに信じてくれる
誰かに応えたわけです -
6:57 - 7:01そこで本日この場を去る際に
お願いしたいことがあります -
7:01 - 7:05メールでも携帯メッセージでもなく
顔を合わせて座る時間を設け -
7:05 - 7:08大切な誰かの顔を正面から見ながら
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7:08 - 7:10あなたがいかに相手を信じているかを
伝えてあげてください -
7:10 - 7:14そして 相手の喜びと興奮に満ちた顔を
眺めて見て下さい -
7:15 - 7:18最後に このネルソン・マンデラの名言を
ご紹介したいと思います -
7:19 - 7:22「人生で大切なのは
ただ単に生きたという事実ではなく -
7:22 - 7:26他人の人生にいかに影響を
与えたかが -
7:26 - 7:29その人の人生の価値を語る」
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7:29 - 7:31ありがとうございました
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7:31 - 7:35(拍手)
- Title:
- 「When (達成した時)」の力を信じて|ダーネル・ワシントン|TEDxSanQuentinn
- Description:
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ギャングの抗争が多発する地域で育ったダーネル・ワシントンを、大学へ進学する道へと導いたのが、一人の叔父が彼に注いだ信頼の証。ポジティブな信念と「when (達成した時)」の力を借り、その教えを自らも実践し、刑務所内の在監者の人生を一変できる様に働きかけています。
入所するとダーネルは人生の立て直しを決心しました。痛み、傷つきや喪失感だらけの破壊的な生き方を後にし、自分の内面的な葛藤と向き合うと決め、ダーネルは可能な限りのセルフヘルプグループに参加することに努めました。
サン・クウェンティン州立刑務所では、犠牲者、犯罪者と彼らを取り巻くコミューニティーを相互的に癒す目的の「Restorative Justice Roundtable」に興味を持ちました。また、社会正義を考える目的のプログラム「The San Quentin Alliance for C.H.A.N.G.E.」にも参加し、参加者が健全で自立したコミュニティーづくりを支える為の、様々な形の正義について学びました。ダーネルは両方のグループにおいてリーダーとして活動の促進にあたっています。
ダーネルの目標は自分が得た新しい知恵を使い、コミュニティーの活動家でモティベーション・スピーカーとなり、コミューニーティーを教育し、癒しを与えることです
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 07:43
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for The power of "when" | Darnell Washington | TEDxSanQuentin |