一般市民こそ権力を理解するべきホントの理由
-
0:00 - 0:02私は市民の参政について教えながら
-
0:02 - 0:04これで事業も持っています
-
0:04 - 0:08はい 今居眠りを始めた方
恐れ入りますが -
0:08 - 0:10起きてください
(笑) -
0:10 - 0:12この「市民の参政」という言葉
どうしてこんなに眠気を誘い -
0:12 - 0:15というかもう瞬間的な
睡眠誘発効果が -
0:15 - 0:16あるのでしょうか?
-
0:16 - 0:20思うに
この言葉自体 何かしら -
0:20 - 0:23恐ろしく高潔で
恐ろしく重大で -
0:23 - 0:26恐ろしく退屈な何かを
象徴しているせいでしょう -
0:26 - 0:29ここで私らみたいな人間の出番です
-
0:29 - 0:31オンラインであれ
実際の集会であれ -
0:31 - 0:33どんな手段でもいいから
こういう集まりに顔を出して -
0:33 - 0:36市民の参政意識を
再び高めることが使命なんです -
0:36 - 0:39アメリカ独立革命や
-
0:39 - 0:43公民権運動の真っ只中の時代のようにね
-
0:43 - 0:46市民の目を今一度
政治への参加に向けるためには -
0:46 - 0:50権力について教えることの意義を
明確にすること -
0:50 - 0:53それは市政レベルで
-
0:53 - 0:55行うべきことです
-
0:55 - 0:57これが私が本日お話ししたいことです
-
0:57 - 0:59まずは幾つかの用語を
定義するところから始め -
0:59 - 1:01私たちが直面していると思われる
-
1:01 - 1:03問題の規模についてお伝えし
-
1:03 - 1:05それを解決する場としての
都市の役割を -
1:05 - 1:08ご説明したいと思います
-
1:08 - 1:12ではまず語義から始めます
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1:12 - 1:14「市民の参政」とは 単純に
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1:14 - 1:17自治体内で社会福祉や
-
1:17 - 1:19問題解決に貢献する術のことを指します
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1:19 - 1:21市民権を操ることイコール「参政」にあたり
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1:21 - 1:23ビル・ゲイツの父親の言葉を借りれば
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1:23 - 1:26「生涯 顔を出すこと」です
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1:26 - 1:28これには次の3つの要素が含まれます:
-
1:28 - 1:32価値観の基礎をなすもの
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1:32 - 1:35世界を動かすシステムへの理解
-
1:35 - 1:38目標を追い求め
-
1:38 - 1:39他の人々をそれに巻き込む
-
1:39 - 1:43一連のスキル この3つです
-
1:43 - 1:45ここで「権力」という言葉の定義をします
-
1:45 - 1:47それは一言でいえば
-
1:47 - 1:50他の人に「してもらいたい」ことを
-
1:50 - 1:53「やらせる」能力です
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1:53 - 1:55脅迫的に聞こえるのではないでしょうか
-
1:55 - 1:58権力について話すのは嫌ですよね
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1:58 - 2:03怖い響きがありますし
何だか邪悪なもののように聞こえます -
2:03 - 2:05この言葉自体 使うと
なんだか落ち着きません -
2:05 - 2:08民主主義文化と
民主主義の「神話」によれば -
2:08 - 2:09権力とは人々に宿るものである
-
2:09 - 2:11以上 これでお終いです
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2:11 - 2:13ここに疑問を挟む余地はなく
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2:13 - 2:15改めて調べること自体歓迎されません
-
2:15 - 2:19権力という言葉には
倫理的にネガティブな響きがあり -
2:19 - 2:21本質的に策謀家的に聞こえ
-
2:21 - 2:24本質的に邪悪な物に思えてしまう
-
2:24 - 2:28しかし実のところ 権力は
本質的に善でも悪でもない -
2:28 - 2:31炎や物理が 本質的に
善でも悪でもないのと同じです -
2:31 - 2:33ありのままのものなのです
-
2:33 - 2:34そして権力は
-
2:34 - 2:36あらゆる形での政府の運営を
-
2:36 - 2:39左右するものです
民主主義 独裁政治にかかわらずね -
2:39 - 2:43そして今日我々が直面する
特にアメリカで顕著なのですが -
2:43 - 2:44世界中に共通する問題とは
-
2:44 - 2:47余りにも多くの市民が権力について
恐ろしく無知である -
2:47 - 2:49ということです
-
2:49 - 2:52権力とは何なのか
誰が持っているのか -
2:52 - 2:54どの様に働き
どう流れるのか -
2:54 - 2:57目に見える部分はどこか
見えない部分はどこか -
2:57 - 3:00なぜ 権力を掌握する人がいて
なぜ その力が肥大するのか -
3:00 - 3:04そしてこの権力に関する無知識
その結果として -
3:04 - 3:06市民生活における力の動かし方を理解する
-
3:06 - 3:09一握りの人間や
-
3:09 - 3:10法案が法律になる仕組み
-
3:10 - 3:12などを知っていたり
-
3:12 - 3:16友人関係が助成金に変わる仕組み とか
-
3:16 - 3:20偏見が政策に変わる仕組み とか
-
3:20 - 3:23スローガンが社会運動に変わる
仕組み とか -
3:23 - 3:25そういうことを理解している人達が
-
3:25 - 3:26不当に肥大化した力を
振りかざし -
3:26 - 3:28大多数の人々の無知から
-
3:28 - 3:31生み出された空白を
-
3:31 - 3:33利用して 自分達の利益を
追及している -
3:35 - 3:39だからこそ 今すぐに
権力という概念について -
3:39 - 3:43きちんと理解し
民主化することが -
3:43 - 3:45根本的に重要なのです
-
3:45 - 3:49今この瞬間 大変わくわくすると
同時に難しいなとも感じます -
3:49 - 3:51何のことかというと
-
3:51 - 3:54この権力についての無知は
-
3:54 - 3:57あまりに世に蔓延しており
-
3:57 - 4:00結果として
知識・理解・影響力が -
4:00 - 4:04一極集中してしまっています
-
4:04 - 4:07ほら ちょっと考えてみてください
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4:07 - 4:10人脈がどうやって助成金になるかって?
-
4:10 - 4:11それはもうスムーズに です
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4:11 - 4:14政府高官が天下って
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4:14 - 4:16民間の利害に関わるロビイストに
-
4:16 - 4:18なることにして
-
4:18 - 4:21自分が今持つ人間関係から
-
4:21 - 4:23新たな職務への元手を引き出す
というように -
4:23 - 4:26どうやって偏見が政策になるかって?
-
4:26 - 4:29水面下で皆が知らないうちに ですよ
例えば -
4:29 - 4:32ただの職務質問の仕組みがいつの間にか
-
4:32 - 4:35高級官僚に数字ゲーム化されたりね
-
4:35 - 4:38どうやってスローガンを
社会運動にするかって? -
4:38 - 4:42ネットで一気に拡散させます
例えば近年の「ティーパーティー」運動 -
4:42 - 4:45「俺を踏みつけるな」と書かれた
ガラガラヘビの旗の出所は -
4:45 - 4:46アメリカ独立革命です
-
4:46 - 4:48一方では 社会運動家の一団が
-
4:48 - 4:51一時 紙面を騒がせた
「ウォールストリート占拠」運動 -
4:51 - 4:53ネット上の画像等を通じて
-
4:53 - 4:56世界規模の運動に発展したりね
-
4:56 - 4:59でも問題なのは
ほとんどの人は本当のところ -
4:59 - 5:02こんな現実
興味ないし 知りたくもない -
5:02 - 5:05市民の権力についての無学無知は
-
5:05 - 5:07自分自身の意思によるものなんです
-
5:07 - 5:09例えば
政治そのものを汚いと考える -
5:09 - 5:12新世紀世代の若者達がいる
-
5:12 - 5:13彼らは政治とは一切関わりたくない
-
5:13 - 5:14政治には参加しないで
-
5:14 - 5:17それよりボランティア活動なんかが
したいだけ -
5:17 - 5:19IT系オタクの中には
権力の偏りや乱用を -
5:19 - 5:21解決する万能薬は
-
5:21 - 5:23単にもっとデータを集めて
-
5:23 - 5:26情報の透明性を上げることだと
-
5:26 - 5:28信じている人もいるし
-
5:28 - 5:30左翼系は
権力というものは -
5:30 - 5:32企業に宿るものだと考え
-
5:32 - 5:34右翼系は
-
5:34 - 5:36政府に宿ると考え
-
5:36 - 5:40両派とも 自分で勝手に憤って
現実が見えていない -
5:40 - 5:43能天気な人は
良いことが起きるものだと信じ -
5:43 - 5:47皮肉屋は
悪いことが起きるものだと信じ -
5:47 - 5:49幸運な人 不幸な人 どっちも
-
5:49 - 5:53自分に与えられているものは
まあ分相応であって -
5:53 - 5:57予め決定されたり 継承された力という
他の要素によって -
5:57 - 6:00著しく変わりうるものとは
-
6:00 - 6:03思っていない
-
6:03 - 6:07一般市民の生活に充満しつつある
この運命論的な考え方が -
6:07 - 6:09私たちの
特に今日のアメリカにおける -
6:09 - 6:11うんざりするほど低いレベルの
-
6:11 - 6:14公民知識 市民関与
市政参加 政治意識 -
6:14 - 6:17の根源となっています
-
6:17 - 6:19政治の実務そのものは
-
6:19 - 6:23専門家の集団に
効率よく下請けされていますしね -
6:23 - 6:25たとえば金融系の人
福祉系の人 -
6:25 - 6:27情報系の人
調査系の人なんかにです -
6:27 - 6:30残りの一般人の私たちは
自分が素人だからと -
6:30 - 6:32何でも鵜呑みにするしかない
-
6:32 - 6:35これでは
世の中の仕組みを知ろうとする -
6:35 - 6:36意欲も削がれます
-
6:36 - 6:38だから
政治には関わらないという道を選ぶ -
6:42 - 6:45我々は今こそ この問題 こういった課題に
-
6:45 - 6:48真っ向から取り組むべきです
-
6:48 - 6:49もし 皆さん自身
-
6:49 - 6:52こういった不関与や故意の無知などに
心当たりがあれば -
6:52 - 6:55それこそが 先ほどお話しした
-
6:55 - 6:58機会・富・力の一極集中
-
6:58 - 7:01市民間に存在する深刻な不平等の
-
7:01 - 7:04原因であり 当然の結果なのです
-
7:04 - 7:07だからこそ 今の時代
力について人々を教育する意味で -
7:07 - 7:11市民の参政を見直すことが
非常に重要なのです -
7:11 - 7:14これがここまで重要になったことは
-
7:14 - 7:19我々の生涯今まで
一度もなかったのではないでしょうか -
7:19 - 7:21人々が権力について学ばないなら
-
7:21 - 7:22人々は目覚めることもない
-
7:22 - 7:24そして人々が目覚めなければ
-
7:24 - 7:27皆取り残されるだけです
-
7:27 - 7:31さて
権力を駆使する技術の一つは -
7:31 - 7:34目を覚まし声を上げることですが
-
7:34 - 7:36同時に 人々が
意思決定を実行できるような -
7:36 - 7:40舞台を持つことでもあります
-
7:40 - 7:42「市民の参政」を突き詰めれば
「誰が決めるのか」 -
7:42 - 7:44という簡単な命題で表現できます
-
7:44 - 7:46皆さんは これを
市政参加という形で -
7:46 - 7:48表に出て実行するべきです
-
7:48 - 7:51これが 今日 私が言いたい
3つ目のポイントに繋がります -
7:51 - 7:54それは単純に
この権力の行使を行うのに -
7:54 - 7:57都市という舞台以上にふさわしい場所は
今の時代において -
7:57 - 8:00他にないということです
-
8:00 - 8:02皆さんが住んでいる都市
-
8:02 - 8:04ご出身の街について
考えてみてください -
8:04 - 8:07皆さんの街の日常で起こる
問題について考えてみてください -
8:07 - 8:08小さなことでもいい
-
8:08 - 8:11どこに街灯を設置すべきだとかね
-
8:11 - 8:12少し規模を上げれば
-
8:12 - 8:16地域の図書館の開館時間の
延長や短縮を提案したり -
8:16 - 8:18もっと大規模なものでいえば
-
8:18 - 8:21荒れた水辺地区を
-
8:21 - 8:23高速道路や緑道に変えるべきだ とか
-
8:23 - 8:25地元で営業している全ての企業が
-
8:25 - 8:29生活できる最低限の賃金を保障すべきだとか
-
8:29 - 8:32自分の街で変わって欲しいことを
想像してください -
8:32 - 8:35そして
どうしたらそれが達成できるか -
8:35 - 8:39どうしたら実現できるだろうかと
考えてみてください -
8:39 - 8:41街の現状において行使されている
-
8:41 - 8:44あらゆる形での権力を並べてみてください
-
8:44 - 8:49お金はもちろん
人々についても -
8:49 - 8:54アイデアや情報
間違った情報 -
8:54 - 8:57武力の脅威
社会規範の力 -
8:57 - 8:59これら全部が
権力として動いています -
8:59 - 9:01今度は
この様々な形の権力を -
9:01 - 9:05駆使する方法や あるいは無効化する方法を
考えてみて下さい -
9:05 - 9:09『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てくる
-
9:09 - 9:11王国をどうこうする っていう話とは
違いますよ -
9:11 - 9:13地球上のあらゆる場所で
-
9:13 - 9:16発生している問題です
-
9:16 - 9:18ちょっとここで
最近のニュースから -
9:18 - 9:202つのストーリーを
お話ししましょう -
9:20 - 9:21コロラド州のボルダー市で
-
9:21 - 9:25割と最近のことですが
民間の電力会社を市営化する案が -
9:25 - 9:28有権者の投票で承認されました
-
9:28 - 9:30Xcelという電「力」会社ですが
-
9:30 - 9:33これを公営化して
-
9:33 - 9:34利益は追求せず
-
9:34 - 9:38地球環境を意識した経営をしよう
という計画です -
9:38 - 9:40この決定にXcelは反撃します
-
9:40 - 9:42投票制度を利用して
-
9:42 - 9:44この市営化計画を中止または無効化する
-
9:44 - 9:46住民投票を求めました
-
9:46 - 9:49この計画を推進してきた
ボルダ―の市民活動家たちは -
9:49 - 9:51電力をめぐって
-
9:51 - 9:54文字通り権力闘争を
することとなりました -
9:54 - 9:58タスカルーサ市にある
アラバマ州立大学には -
9:58 - 10:00「ザ・マシーン」という
-
10:00 - 10:04ある意味恐ろしい名前の
学内組織があります -
10:04 - 10:08大部分は白人の女子学生クラブと
男子社交クラブの -
10:08 - 10:09メンバーからなっています
-
10:09 - 10:11「ザ・マシーン」は何十年もの間
-
10:11 - 10:13学内選挙を牛耳ってきました
-
10:13 - 10:16ところが最近この「ザ・マシーン」が
-
10:16 - 10:17実際の市の行政に
-
10:17 - 10:19手を出し始め
-
10:19 - 10:20最近社会に出たばかりの
-
10:20 - 10:22組織の旧メンバーであり
-
10:22 - 10:24若く 営利主義の候補者を
-
10:24 - 10:28タスカルーサ市の教育委員に
当選させようと選挙を操作しました -
10:28 - 10:31これらは新聞の見出しから
ほぼランダムに取り上げた -
10:31 - 10:33たった2つの例に過ぎませんが
-
10:33 - 10:37こういった事は日々何千と起こっています
-
10:37 - 10:38皆さんは 今話した
-
10:38 - 10:40ボルダーやタスカルーサでの活動を
-
10:40 - 10:42好む好まないにかかわらず
-
10:42 - 10:44この関係者の「権力知能」や
-
10:44 - 10:49そのスキルに感心せずにはいられないでしょう
-
10:49 - 10:51彼らが駆使している能力を
認めざるをえなくなり -
10:51 - 10:53目を背けていられなくなるはず
-
10:53 - 10:56この人たちは
市民権の行使における -
10:56 - 10:57根本的な命題 つまり
-
10:57 - 11:02何が目的でどんな情勢にあるのか
どんな戦略や戦術を使うべきか -
11:02 - 11:04誰が敵で 誰が味方なのか
などといった -
11:04 - 11:07ポイントを理解していますからね
-
11:07 - 11:08ではここで 皆さん自身の街の
-
11:08 - 11:12問題点や可能性について
-
11:12 - 11:14課題点や解決したいこと
-
11:14 - 11:16新しく始めたいことなどについて
-
11:16 - 11:18もう一度考えてみてください
-
11:18 - 11:20そして自問してください
-
11:20 - 11:24今言った 権力に関する根本的ポイントを
掴む力が自分にあるかどうか -
11:24 - 11:27ご自身で分かっているものだけでも
-
11:27 - 11:30実践してみるというのはどうでしょう?
-
11:30 - 11:34これは難題ではありますが
好機会でもあります -
11:34 - 11:37我々は今
グローバリゼーションに反し -
11:37 - 11:40あるいは グローバリゼーションの
お陰かもしれませんが -
11:40 - 11:42市民権というものがすべて
今までにないほど -
11:42 - 11:44深く 強く地域に根差す
-
11:44 - 11:46そういう時代に生きています
-
11:46 - 11:48事実 今の時代における権力は
-
11:48 - 11:51今までにない速さで
都市に流れ込んでいます -
11:51 - 11:52ここアメリカでは 中央政府が
-
11:52 - 11:55党派政治にがんじがらめという状態です
-
11:55 - 11:58ここで
市民の構想力や革新そして独創性が -
11:58 - 12:01地域社会の生態系から頭をもたげ
-
12:01 - 12:03より広い外の世界に拡がりつつあります
-
12:03 - 12:06そしてこの大いなる革新
-
12:06 - 12:09ローカリズムの大波が
-
12:09 - 12:13各地に届きつつある現状は
-
12:13 - 12:15人々が食事したり 仕事したり
-
12:15 - 12:17分かち合ったり 買い物したり
移動したり という -
12:17 - 12:19日常の様子を見れば
分かるはず -
12:19 - 12:22これは
昔尊ばれた教区社会などとは違うし -
12:22 - 12:25偏狭な地域主義への後退なんかでもない
-
12:25 - 12:28新興の現象です
-
12:28 - 12:32現代のローカリズムは
激しくネットワーク化しています -
12:32 - 12:33例えば
-
12:33 - 12:35自転車を使う人にもっと優しい
街づくりのための戦略 -
12:35 - 12:37これがコペンハーゲンからニューヨーク
-
12:37 - 12:40オースティン ボストン シアトルへと
-
12:40 - 12:45あっという間に広がったときの様子を
考えてみてください -
12:45 - 12:49試験的に予算作成を
一般参加で行った都市がありましたね -
12:49 - 12:50一般市民でも市の予算を
-
12:50 - 12:53組み立てたり 予算配分を
-
12:53 - 12:56決定する機会が与えられました
-
12:56 - 12:59ブラジルのポルトアレグレで始まった
この試みが -
12:59 - 13:04ここニューヨークやシカゴの一部の区にまで
広まっています -
13:04 - 13:06ローマからロサンゼルスまで
他様々な都市に住む -
13:06 - 13:08移民の労働者達は
-
13:08 - 13:11ストライキの実施を計画しています
-
13:11 - 13:13移民がいなければその街が
-
13:13 - 13:16どんな状態になってしまうか
住民に気づかせるためです -
13:16 - 13:18中国では 全土で
-
13:18 - 13:21新公民運動のメンバーが
-
13:21 - 13:22政府内の賄賂や汚職と戦おうと
-
13:22 - 13:25組織化し 活発に運動を始めています
-
13:25 - 13:27当局の怒りを買いながらも
一方で -
13:27 - 13:29世界中の反汚職活動家達の
-
13:29 - 13:32注目も集めています
-
13:32 - 13:34私自身の出身地であるシアトルは
-
13:34 - 13:37今世界各地で増大中の都市連合に加盟し
-
13:37 - 13:38京都議定書の
-
13:38 - 13:40CO2削減目標達成のため
-
13:40 - 13:42活動しています
-
13:42 - 13:44これらの都市は皆
-
13:44 - 13:47政府や国家中枢を介さずに連携しています
-
13:47 - 13:50参加都市の市民達は
一致団結して -
13:50 - 13:51ネットワークを作り
-
13:51 - 13:53大きな島国のような
力の集合体となって -
13:53 - 13:56壊れた規制や
独占的支配を飛び超えた -
13:56 - 14:00活動ができるようになっています
-
14:00 - 14:03我々の目下の課題は
この動きを加速させること -
14:03 - 14:05もっともっとたくさんの人々を
-
14:05 - 14:07この流れに引き入れ
巻き込むことです -
14:07 - 14:09私の会社
Citizen Universityで -
14:09 - 14:11ごく普通の人を対象に
「市民力」という -
14:11 - 14:14カリキュラムを開発する
プロジェクトが -
14:14 - 14:17始まった理由がまさにこれです
-
14:17 - 14:19このカリキュラムは
先ほど私が説明した -
14:19 - 14:21価値、システム、スキルという
-
14:21 - 14:24三本の矢を学ぶことから始まります
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14:24 - 14:27ここで
ご聴講の皆さんにご提案です -
14:27 - 14:29このカリキュラムの開発に
ご参加いただきたいのです -
14:29 - 14:32皆さんが体験したり直面してきた
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14:32 - 14:35体験談や経験や課題を集めたら
強大な体系が集合的に -
14:35 - 14:38出来上がるはずです
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14:38 - 14:41特にここにいる皆さんには
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14:41 - 14:43このカリキュラム初期の枠内にある
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14:43 - 14:45簡単な練習課題を試していただきたい
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14:45 - 14:48一つの物語を書いてください
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14:48 - 14:51あなたの街の未来を描いた物語です
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14:51 - 14:54日付を入れます
今日から一年後でも -
14:54 - 14:565年後 10年後でも
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14:56 - 14:58一世代後でもいい
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14:58 - 15:02未来から今を振り返った
ケーススタディとして書きます -
15:02 - 15:03自分の街で変わって欲しかったこと
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15:03 - 15:05を書いてください
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15:05 - 15:08当時自分が応援していた運動を振り返り
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15:08 - 15:11どのように変化が起こったか
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15:11 - 15:15その目標が実際に叶ったものとして
描写します -
15:15 - 15:17活動を支持してきた
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15:17 - 15:19同胞市民の価値観と
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15:19 - 15:23周りの人に喚起できた
倫理的目的意識についても書きます -
15:23 - 15:25あなたが経験した
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15:25 - 15:27行政システムや市場との関わり
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15:27 - 15:29福祉施設や 宗教団体
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15:29 - 15:31メディアとの関わりも全て
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15:31 - 15:34一つずつ全て書き記します
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15:34 - 15:38自分が駆使したスキルもすべて
一覧にしましょう -
15:38 - 15:41交渉術や 主張する技術
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15:41 - 15:42問題点を上手く表現する技術
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15:42 - 15:44衝突の中で多様性を導く技術など
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15:44 - 15:46周りの人々を巻き込み
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15:46 - 15:48周りの反対を乗り越えることを
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15:48 - 15:51可能にしたスキル全てです
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15:51 - 15:54この物語を書きながら
同時に何が起こっているかというと -
15:54 - 15:59「力」を読み解く方法
「力」を書き出す方法を -
15:59 - 16:04その過程で
見つけ出しているわけです -
16:04 - 16:06書いたものは共有しましょう
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16:06 - 16:07書いたことを実行しましょう
-
16:07 - 16:11そして実行していることを
周りとも共有しましょう -
16:11 - 16:13皆さんが書いた物語は
-
16:13 - 16:15Citizen Universityの
-
16:15 - 16:18Facebookページで
文字通りシェアしてください -
16:18 - 16:21ここからさらに発展させましょう
今日我々が -
16:21 - 16:22世界のあちこちで同時に
-
16:22 - 16:24同じトピックで開催されている
数々のイベント -
16:24 - 16:27そこでの対話も含まれます
-
16:27 - 16:29そして考えてください
権力について -
16:29 - 16:33お互いの師となり生徒となるには
どうしたらいいか -
16:33 - 16:35そうすることで 皆で力を合わせて
-
16:35 - 16:37再び 市民の参政意欲を
高めることができるはず -
16:37 - 16:40皆で協力し
民主主義を民主化しましょう -
16:40 - 16:43素人でも扱えるものに戻しましょう
-
16:43 - 16:47お互い協力し合って
都市同士のネットワークを作り -
16:47 - 16:50自治政府のための
地球上に発生した中で一番強力な -
16:50 - 16:53集合実験場にしましょう
-
16:53 - 16:56我々には
それを可能にする「力」がありますから -
16:56 - 16:59どうもありがとうございました
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16:59 - 17:02(拍手)
- Title:
- 一般市民こそ権力を理解するべきホントの理由
- Speaker:
- エリック・リュー
- Description:
-
あまりにも多くのアメリカ人が権力について無知である--権力とは何なのか、どう働くのか、そしてなぜ一部の人が権力を握るのか。その結果、権力を理解するごく一部の人間がそれ以外の市民全体に対して不当な支配力を握っているのが現状だ。アメリカ独立革命や公民権運動の時のように今一度市民の参政意欲を高めるべきだ、と専門家エリック・リューが訴える。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 17:19
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power | ||
Claire Ghyselen accepted Japanese subtitles for Why ordinary people need to understand power |