水中の圧力が体に与える影響 - ニオーシャ・S・カーシフ
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0:07 - 0:10魚が水面上にリールで巻き上げられる時
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0:10 - 0:12膨らんで見えることがあります
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0:12 - 0:14目玉が眼窩から膨れ出し
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0:14 - 0:17内臓も口から飛び出しています
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0:17 - 0:19まるで風船が膨らんだようです
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0:19 - 0:23この種の肉体的損傷は
圧力の急激な変化によって引き起こされ -
0:23 - 0:25気圧外傷と呼ばれます
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0:25 - 0:30水圧は海の中では 10m深くなるごとに
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0:30 - 0:341平方センチ当たり1キロ増加します
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0:34 - 0:36キンメダイの場合
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0:36 - 0:39水深500メートルまで潜れますので
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0:39 - 0:431平方センチ当たり50キロ以上の
水圧がかかります -
0:43 - 0:48ホッキョクグマが25セント貨に
乗っているのと同じです -
0:48 - 0:50ボイルの気体の法則では
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0:50 - 0:54気体の体積は圧力に反比例します
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0:54 - 0:58そのためキンメダイの浮き袋や
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0:58 - 1:00人間の肺などの 気体で充満した空間は
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1:00 - 1:02深く潜れば縮み
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1:02 - 1:05浮上すれば膨らみます
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1:05 - 1:09魚は漁師の針にかかった後
急に水面までリールで巻き上げられるので -
1:09 - 1:13浮き袋の中の空気は膨張を始めます
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1:13 - 1:17その急激な膨張が魚の内臓を口から押し出し
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1:17 - 1:22増加した内圧が
目玉を眼窩から押し出すのです -
1:22 - 1:25眼球突出と呼ばれる状態です
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1:25 - 1:30時には キンメダイの目は 角膜気腫で
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1:30 - 1:32角膜内に生じた微小な気泡により
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1:32 - 1:36結晶化して見えることがあります
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1:36 - 1:41幸運にも スキューバダイバーは
体内の浮き袋を心配する必要はありません -
1:41 - 1:45ダイバーは上昇する時に吐く息で
肺の中の圧力を調整することができます -
1:45 - 1:49しかし 水中で作用する別の物理法則には
注意しなければなりません -
1:49 - 1:53ヘンリーの法則によれば
液体中に溶解する気体の量は -
1:53 - 1:57その分圧に比例します
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1:57 - 2:01ダイバーが吸い込む気体には
78%の窒素が含まれています -
2:01 - 2:03海の中の高圧下では
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2:03 - 2:05潜水用タンクから送られる気体中の窒素は
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2:05 - 2:11ダイバーの体内組織に
地上よりも多く溶解します -
2:11 - 2:13もしダイバーの浮上が早すぎると
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2:13 - 2:16多量に溶解した窒素が溶液から出てきて
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2:16 - 2:20組織、血液や関節で微小気泡を作り
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2:20 - 2:24減圧症 もしくは潜函病として知られる
症状を起こします -
2:24 - 2:29ソーダから二酸化炭素の泡が出てくるのと
似たような状態です -
2:29 - 2:32気体は圧力が下がると溶液から出てきます
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2:32 - 2:35しかしダイバーの場合
気泡はすさまじい痛みを引き起こし -
2:35 - 2:37時には死に至ることもあります
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2:37 - 2:41ダイバーはゆっくりと上昇することで
潜函病の犠牲になることを避け -
2:41 - 2:45途中で減圧停止と呼ぶ休憩を取ります
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2:45 - 2:48すると 気体が体の組織から出てきて
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2:48 - 2:51呼吸によって排出される
時間が得られます -
2:51 - 2:53ダイバーに減圧が必要であるのと同様
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2:53 - 2:56魚の場合 海に戻して
再び圧力を与えることで -
2:56 - 3:00回復が得られます
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3:00 - 3:03しかし それはただ魚を船上から
投げればよいというものではありません -
3:03 - 3:05膨張した体は浮かぶので
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3:05 - 3:09空腹のアシカにさらわれるか
カモメにつつかれてしまうでしょう -
3:09 - 3:10魚の腹に針で穴をあけて
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3:10 - 3:14空気を逃がすことにより
魚が自力で泳いで -
3:14 - 3:17潜れるようになるなどという
俗説もあります -
3:17 - 3:20しかし そこは穴をあけてはいけない
一つだけの風船です -
3:20 - 3:22魚を元のすみかに適切に戻すために
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3:22 - 3:25漁師は代わりに降下装置を使い
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3:25 - 3:30魚を釣り糸で降下させ
適切な深さで逃がすことができます -
3:30 - 3:33家に近づき水圧が上がるに従って
気体の体積は減少するので -
3:33 - 3:36目玉は眼窩に収まって回復し
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3:36 - 3:39内臓ももとの場所に収まることができます
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3:39 - 3:41魚は生きて未来を迎え
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3:41 - 3:47再び自由に泳ぎ 食べ 繁殖し
個体数を増やすことができるのです
- Title:
- 水中の圧力が体に与える影響 - ニオーシャ・S・カーシフ
- Description:
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なぜ魚が内臓を吐き出すことがあるのでしょう?また 何がスキューバダイバーの関節に痛みを伴う微小気泡を発生させるのでしょう? ニオーシャ・S・カーシフ は気圧外傷の基礎を詳述し、人間も魚も同じように海の中で物理法則の影響を受けることを明らかにします。
レッスン : ニオーシャ・S・カーシフ
アニメーション: The Moving Company Animation Studio.*このレッスンのビデオ: http://ed.ted.com/lessons/the-effects-of-underwater-pressure-on-the-body-neosha-s-kashef
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:03
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef | ||
Takamitsu Hirono edited Japanese subtitles for The effects of underwater pressure on the body - Neosha S Kashef |