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なぜ言葉は重要か | リバ・エリオット | TEDxYSE

  • 0:03 - 0:04
    こんにちは
  • 0:04 - 0:06
    聴衆:こんにちは
  • 0:06 - 0:08
    リバ・エリオットと言います
  • 0:08 - 0:11
    リフティング・ボイスという所で働いています
  • 0:12 - 0:16
    若い人達が成長し
    喜びを見つけ変化するために
  • 0:17 - 0:20
    若い人達が意見を持って発信する
    手助けをする組織です
  • 0:21 - 0:24
    仕事は言葉が持っている力を
    伝えることです
  • 0:24 - 0:27
    私は言葉が大きな力を持つことを
    信じています
  • 0:28 - 0:30
    なぜなら 見てください
  • 0:30 - 0:33
    私はここにいて話をしている
  • 0:34 - 0:38
    そしてあなた方
    何百人もの方が
  • 0:38 - 0:40
    私の話を聞いている
  • 0:42 - 0:44
    もう何かが始まっています
  • 0:44 - 0:48
    言葉をいくつか交わしただけです
  • 0:50 - 0:53
    日々の仕事は
    若い人達に関することです
  • 0:53 - 0:56
    楽しくオープンで好奇心旺盛な
    子供達の知性は
  • 0:56 - 0:58
    楽しくオープンで好奇心旺盛な
    子供達の知性は
  • 0:58 - 1:00
    とても役に立つことがわかりました
  • 1:00 - 1:03
    その知性をちょっと借りて
  • 1:03 - 1:05
    みなさんとゲームをしたいと思います
  • 1:06 - 1:08
    わーい!
    (笑)
  • 1:09 - 1:12
    「お話をつくろう」というゲームです
  • 1:12 - 1:14
    これから一緒にお話を作ります
  • 1:14 - 1:16
    何か言葉に関するお話です
  • 1:17 - 1:18
    どんな言葉でも構いません
  • 1:18 - 1:20
    あなたにとって意味のある言葉です
  • 1:20 - 1:22
    いつも言っている言葉
  • 1:24 - 1:25
    子犬?
  • 1:25 - 1:27
    アイスクリーム?
  • 1:27 - 1:29
    好きな言葉を
  • 1:30 - 1:31
    考えてみてください
  • 1:34 - 1:36
    何か浮かびましたか?
  • 1:37 - 1:38
    よかった
  • 1:39 - 1:42
    あなたの選んだその単語は
    言語を表しています
  • 1:42 - 1:47
    今まで話したり聞いたり
    読んだり書いたりした全ての単語
  • 1:47 - 1:52
    小声で話したり大声で叫んだ
    全ての単語
  • 1:53 - 1:57
    それらはすべて
    今あなたの意識の中に在ります
  • 1:59 - 2:01
    その言葉からお話をつくります
  • 2:01 - 2:02
    何が出来るかやってみましょう
  • 2:04 - 2:05
    どんな話にも冒険があって
  • 2:05 - 2:07
    私たちの話も例外ではありません
  • 2:07 - 2:10
    私たちの冒険が始まるところは・・・
    始めからです
  • 2:11 - 2:13
    言語が最初に始まるところ
  • 2:14 - 2:15
    赤ちゃん
  • 2:17 - 2:18
    私の息子です
    (聴衆:感嘆)
  • 2:19 - 2:21
    ありがとう 完璧な反応です
    (笑)
  • 2:24 - 2:26
    オーガストと言って
    2才になります
  • 2:26 - 2:28
    親なら誰でも思うように
  • 2:28 - 2:31
    子供のなかで言語が形作られるのを
    見るのは驚きです
  • 2:32 - 2:36
    生まれたばかりのときオーガストは
    おぎゃー、おぎゃーと言うだけでした
  • 2:37 - 2:38
    子猫のように
  • 2:39 - 2:42
    ただ泣き声をあげるのです
    (笑)
  • 2:42 - 2:43
    そしてあっという間の2年が過ぎて
  • 2:43 - 2:46
    まわりの世界に名前をつけるという
    驚くべき能力を持ちました
  • 2:47 - 2:49
    彼の見るものには名前があり
  • 2:49 - 2:51
    彼がすることには名前があります
  • 2:51 - 2:53
    そして更に驚きなのは
  • 2:53 - 2:55
    彼は言葉を組み合わせて
  • 2:55 - 2:56
    何かが起きるようにできるのです
  • 2:57 - 2:58
    例えば
  • 2:59 - 3:02
    息子は2才にしては低い声です
  • 3:02 - 3:03
    (笑)
  • 3:03 - 3:03
    例えば
  • 3:04 - 3:08
    「お母さん青いボールを投げて」
    (笑)
  • 3:09 - 3:11
    そしてボールが投げられます
  • 3:12 - 3:14
    ほら
    (笑)
  • 3:15 - 3:18
    世界に名前をつけることで
    彼は自分の世界を超越し始めます
  • 3:19 - 3:23
    正しい言葉を正しい順序で言えれば
  • 3:23 - 3:25
    物事を起こすことができます
  • 3:26 - 3:29
    息子が成長したときに
    好きな言葉が何になるか分かりませんが
  • 3:30 - 3:32
    言葉を使って物事を成すという経験の数々が
  • 3:32 - 3:36
    言葉を使って物事を成すという経験の数々が
  • 3:36 - 3:37
    その言葉の拠り所になると想像できます
  • 3:37 - 3:39
    その言葉の拠り所になると想像できます
  • 3:42 - 3:44
    もうひとり
    よちよち歩きの子を知っています
  • 3:45 - 3:46
    この子のために働いています
  • 3:48 - 3:49
    彼女の名前はエリカ
  • 3:50 - 3:52
    息子と同い年ですが
  • 3:53 - 3:55
    この二人は大きく違うところがあります
  • 3:56 - 3:59
    この2才の子は話すことが出来ません
  • 4:02 - 4:03
    音を出したり
  • 4:03 - 4:05
    うめいたりすることはできます
  • 4:06 - 4:08
    身体的な理由で話せないのではない
  • 4:08 - 4:11
    ということを理解するのは重要です
  • 4:12 - 4:14
    認知障害があるわけではありません
  • 4:14 - 4:17
    口に病気があるわけでもありません
  • 4:19 - 4:21
    誰も彼女に十分に気を掛けてあげて
  • 4:21 - 4:23
    話しかけたり話を聞いてあげたり
  • 4:23 - 4:26
    しなかったので話せないのです
  • 4:28 - 4:30
    彼女は自分のまわりの世界に
    名前をつけることができません
  • 4:30 - 4:34
    誰も彼女のためにまわりの世界の名前を
    教えてあげなかったからです
  • 4:35 - 4:37
    息子と違って
  • 4:37 - 4:40
    彼女は言葉では何も起こせません
  • 4:43 - 4:47
    ある日彼女と本を読んでいて
  • 4:47 - 4:51
    彼女の目が輝いたのに気付きました
  • 4:53 - 4:57
    小さな赤ちゃんに服を着せる話の本でした
  • 4:58 - 5:01
    エリカを見ると
  • 5:01 - 5:04
    大きな笑顔が広がって
  • 5:05 - 5:06
    私を見て言いました
  • 5:07 - 5:09
    「くつ!」
  • 5:10 - 5:11
    彼女を見かけると
  • 5:11 - 5:14
    いつも走ってきて
    手を引っ張って
  • 5:14 - 5:16
    私の靴と指差し
    自分の靴を指差し
  • 5:16 - 5:19
    そして「くつ」と言います
    (笑)
  • 5:19 - 5:21
    「くつ・くつ・くつ・くつ」
    (笑)
  • 5:23 - 5:25
    これを繰り返します
  • 5:27 - 5:29
    あなたの言葉を考えてみてください
  • 5:29 - 5:32
    言葉で話をつくりましょう
  • 5:33 - 5:37
    どっちの子供と冒険を始めたいですか
  • 5:39 - 5:40
    ふたりの子供
  • 5:41 - 5:42
    小さなふたりの人間
  • 5:44 - 5:48
    どっちの子供の口で
    あなたの言葉が使われるでしょう
  • 5:50 - 5:52
    誰にでも言葉では表現できない経験があります
  • 5:53 - 5:55
    何かがひらめいた瞬間
  • 5:55 - 5:58
    それを言葉では表現できないことがあります
  • 5:59 - 6:01
    オーガストやエリカを見ていて
  • 6:01 - 6:05
    「愛」という言葉は十分ではありません
  • 6:06 - 6:08
    辛いときにも言葉は
    役に立たないことがあります
  • 6:09 - 6:12
    暴力や薬物中毒の人も知っていますが
  • 6:12 - 6:14
    そんな時何を言えばいいのでしょうか
  • 6:14 - 6:15
    恐れ?
  • 6:16 - 6:17
    失望?
  • 6:19 - 6:21
    表現しきれるものではありません
  • 6:22 - 6:24
    あなたも同じような経験を
    したことがあると思います
  • 6:24 - 6:28
    あなたの人生で最も素晴らしいときや
    辛いときを考えたとき
  • 6:28 - 6:31
    圧倒され 言葉でそれを表現するのは
    難しいものです
  • 6:32 - 6:34
    あなたの好きな言葉でも
  • 6:34 - 6:38
    この小さな旅を優しく導いている言葉でも
  • 6:39 - 6:40
    単なるラベルに過ぎません
  • 6:41 - 6:43
    ただの標識です
  • 6:43 - 6:47
    言葉では表せないあなたの経験の方向を
    示すだけです
  • 6:48 - 6:52
    子犬やアイスクリームといったものの
  • 6:55 - 6:56
    そうする理由は何でしょうか
  • 6:56 - 6:59
    なぜ経験にラベルを付けるのでしょうか
  • 7:00 - 7:03
    ある人たちは言語を使うことは
    人間の生来の本能だと言います
  • 7:03 - 7:06
    私がここにいて
    みなさんがそこに座っている
  • 7:06 - 7:10
    賢い大人たち 私たちはみんな
    私の子供達より少しだけ上にいます
  • 7:10 - 7:13
    私たちは物事に名前をつけて
    それを超えようとします
  • 7:14 - 7:18
    文に名前をつけて
    文が流れるに任せます
  • 7:18 - 7:22
    愛は光輝くもの
  • 7:22 - 7:25
    恐れるべきものは恐れ自体のみ
  • 7:27 - 7:30
    私たちは言葉を使って世界を作ります
  • 7:31 - 7:32
    これはとても大事なことで
  • 7:32 - 7:35
    人類の歴史に大きく影響を与えています
  • 7:36 - 7:38
    例えば
  • 7:38 - 7:39
    「文明」
  • 7:40 - 7:43
    「文明」は私たちの使う言葉で築かれました
  • 7:44 - 7:45
    私たちの先祖を考えてみてください
  • 7:46 - 7:47
    彼らはあそこにいて
  • 7:47 - 7:48
    灌漑や
  • 7:48 - 7:50
    交易を発明しました
  • 7:50 - 7:54
    新しくより生き残り易い方法を
  • 7:54 - 7:56
    無から作り出しました
  • 7:57 - 8:01
    彼らの風景と頭の中にあった
    単純な素材から
  • 8:04 - 8:05
    そこには言葉がありました
  • 8:07 - 8:10
    言葉によってアイディアを効率よく
    共有することが出来ました
  • 8:11 - 8:13
    もっと重要なことは
  • 8:13 - 8:16
    言葉によってアイディアが
    抽象的に共有出来たいうことです
  • 8:18 - 8:19
    考えてみてください
  • 8:20 - 8:23
    先祖たちは身振り手振りだけで
  • 8:24 - 8:25
    「年間」
  • 8:25 - 8:27
    「洪水」
  • 8:27 - 8:28
    あるいは「貨幣」
  • 8:30 - 8:32
    あるいは「貨幣」
  • 8:33 - 8:37
    言葉がなければ
    私たちの世界に顕われる純粋なアイディアを
  • 8:37 - 8:39
    扱うことが出来ません
  • 8:39 - 8:42
    それを輝くより良いものに
    することが出来ません
  • 8:43 - 8:46
    これはエリカが住んでいるところです
  • 8:48 - 8:51
    ここから 3マイルほど離れ
  • 8:51 - 8:54
    歩いて1時間ほどの距離です
  • 8:54 - 8:57
    彼女は私たちの家のそばに住んでいます
  • 9:00 - 9:04
    ワシントンDCにいる大人の3分の1は
    日常生活に必要なレベルの読み書きができません
  • 9:06 - 9:08
    どのようにしてアイディアを
    私たちに伝えるのでしょうか
  • 9:08 - 9:13
    どのようにして次の「灌漑」や
    「貨幣」を 伝えるのでしょうか
  • 9:14 - 9:20
    世界を変えるアイディアを具体化するために
    彼らの助けが必要です
  • 9:23 - 9:26
    あなたの人生のどこかに
    若い人との出会いがあると思います
  • 9:27 - 9:28
    自分の子供かも知れません
  • 9:29 - 9:32
    あるいは近所の子供かも
  • 9:33 - 9:36
    時間を作って
  • 9:36 - 9:40
    あなたの言葉がその子にどう
    伝わることを望むか考えてみてください
  • 9:40 - 9:43
    彼が「くつ」といえるように
  • 9:43 - 9:46
    あるいは「ボール」「愛」と
    言えるようにしてください
  • 9:48 - 9:52
    彼が人としての物語を作れるよう
    手助けしてあげて下さい
  • 9:53 - 9:54
    ありがとうございました
  • 9:54 - 9:56
    (拍手)
Title:
なぜ言葉は重要か | リバ・エリオット | TEDxYSE
Description:

リバ・エリオットは、草の根の非営利組織リフティング・ボイス(Lifting Voices)の創設者であり執行責任者です。リフティング・ボイスのビジョンは、若い人たちの語る言葉が、家族や地域そして権力を持つ人を癒し、ひらめきと導きを与えるというもの。ワシントンD.C.の恵まれない地域の若者が抽象的な考え方を身につけるための支援と、彼らの考えから生まれたプロジェクトの価値が正しく評価できるようコミュニティー内のマーケットを作ることを行っています。ご興味のある方はhttp://liftingvoices.org/をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
09:57

Japanese subtitles

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