ジョン・マエダ 「アート、テクノロジー、デザインから創造的リーダーが学べること」
-
0:00 - 0:03この場でお話できて
大変光栄です -
0:03 - 0:0680カ国以上の人が
集まっています -
0:06 - 0:08そのような聴衆を前に
話すのは -
0:08 - 0:09私には目新しい体験です
-
0:09 - 0:11どの国の学校でも
保護者面談は -
0:11 - 0:14やっているのではと
思いますが -
0:14 - 0:16ご存知ですか?
-
0:16 - 0:18親としてではなく
自分が子供だった頃 -
0:18 - 0:21親が学校に来て
先生と話すのは -
0:21 - 0:23何か決まり悪いものでした
-
0:23 - 0:273年生の時に
父が来たことがありました -
0:27 - 0:30普段は仕事を
離れることのない人で -
0:30 - 0:34労働者階級の
移民の典型です -
0:34 - 0:37それが学校での息子の様子を見ようと
やってきたわけです -
0:37 - 0:39先生は父に言いました
-
0:39 - 0:41「ジョンは数学と美術が
よくできますよ」と -
0:41 - 0:44父はしきりに
うなずいていました -
0:44 - 0:46次の日 豆腐を買いにきた
お得意さんに -
0:46 - 0:50父が話すのを耳にしました
「うちのジョンはね 数学がよくできるんですよ」 -
0:50 - 0:53(笑)
-
0:53 - 0:55このことはずっと 私の中で
引っかかっていました -
0:55 - 0:58なぜ美術は言わなかったんだろう?
なぜ美術はだめなのか? -
0:58 - 1:02私の生涯に渡る
疑問となりましたが -
1:02 - 1:05数学が出来るということで
コンピュータを買ってもらえて -
1:05 - 1:08それはそれで良かったのでした
これを覚えている人いますか? -
1:08 - 1:10私の最初のコンピュータです
-
1:10 - 1:14Apple II を持っていた人?
たくさんいますね 素晴らしい (拍手) -
1:14 - 1:17ご存知のように Apple II は
何もできませんでした (笑) -
1:17 - 1:19電源を入れると
タイプした字が緑色で表示され -
1:19 - 1:21たいがいは間違ってると
言われます -
1:21 - 1:23それが私達の知る
コンピュータでした -
1:23 - 1:25そのようなコンピュータに
親しんだ私は -
1:25 - 1:30父の夢だった
MITに入りました -
1:30 - 1:33MITでコンピュータの
あらゆる部分について学び -
1:33 - 1:37その後 美術学校に移りました
コンピュータから逃れるために -
1:37 - 1:39そしてコンピュータを
思考のための— -
1:39 - 1:41精神的空間と
見なすようになりました -
1:41 - 1:44私はパフォーマンスアートから
影響を受けて -
1:44 - 1:4820年前のことになりますが
人間が演ずるコンピュータを作りました -
1:48 - 1:51『人力コンピュータ実験』
という名前です -
1:51 - 1:55電源やマウスドライバや
メモリなんかがあって -
1:55 - 1:59これはかつての日本の首都の
京都でやったんですが -
1:59 - 2:01部屋を2つに仕切って
-
2:01 - 2:03このコンピュータを
オンにすると -
2:03 - 2:06助手達が巨大な
段ボール製のフロッピーを -
2:06 - 2:09コンピュータに
差し込みます -
2:09 - 2:14フロッピードライブ役の人が
それを身に付けます (笑) -
2:14 - 2:16彼女はフロッピーの
最初のセクタを見つけると -
2:16 - 2:21データを取り出して
バスに渡します -
2:21 - 2:25バスはデータを
せっせと— -
2:25 - 2:28メモリや CPUや
VRAMへと運びます -
2:28 - 2:33実際に動くコンピュータです
ちなみに これがバスです (笑) -
2:33 - 2:36見た目は速そうです
これは座標を示す— -
2:36 - 2:38マウスドライバ (笑)
-
2:38 - 2:39速く動いているように
見えますが -
2:39 - 2:43実際にはすごく遅い
コンピュータです -
2:43 - 2:47本物のコンピュータに比べて
これがいかに遅いか認識して -
2:47 - 2:51コンピュータやテクノロジーへの
興味を深めました -
2:51 - 2:54今日は4つのことを
お話しします -
2:54 - 2:57はじめの3つは
テクノロジー デザイン アートに -
2:57 - 3:01私がどう興味を惹かれてきたか
-
3:01 - 3:04これらが どう重なり合うか
ということ -
3:04 - 3:06あと1つは—
-
3:06 - 3:104年前にRISDの
学長になったので -
3:10 - 3:12リーダーシップを
取り上げます -
3:12 - 3:17この4つの領域を組み合わせようという
実験の話をします -
3:17 - 3:20テクノロジーの話から
始めましょう -
3:20 - 3:22テクノロジーは
素晴らしいものです -
3:22 - 3:25Apple II が登場したての時
本当に何もできませんでした -
3:25 - 3:28文字を表示するだけです
-
3:28 - 3:31しばらくして使えるように
なったのが画像です -
3:31 - 3:34コンピュータで
色付きの華やかな画像が -
3:34 - 3:36使えるようになった時のことを
覚えていますか? -
3:36 - 3:40さらに何年かして CD並の
音が出せるようになりました -
3:40 - 3:42すごいことです
コンピュータで音楽を聞けるんです -
3:42 - 3:46その後CD-ROMで映画を見られる
ようになり 感動しました -
3:46 - 3:48どんなに興奮したか
覚えていますか? -
3:48 - 3:52それからブラウザが現れました
ブラウザは素晴らしいものでしたが -
3:52 - 3:55原始的で
ネットワークは遅く -
3:55 - 3:58最初は文字だけでした
それから画像― -
3:58 - 4:00ネット上の
CD音質の音楽― -
4:00 - 4:04さらにネットで映画も見られるようになり
感心したものです -
4:04 - 4:07それから携帯が現れます
-
4:07 - 4:13文字 画像 音楽 ビデオ
そして今や iPhoneに -
4:13 - 4:17iPad Androidがあって
文字 ビデオ 音楽 ・・・ -
4:17 - 4:19同じパターンですね?
-
4:19 - 4:22私達はループの中に
捕らわれているのかもしれません -
4:22 - 4:25この10年ほど 私は—
-
4:25 - 4:28コンピューティングの
可能性について考えていて -
4:28 - 4:32人が物事を理解する時のデザインの役割
テクノロジーで— -
4:32 - 4:36デザインをどう理解できるか
ということに興味を抱いてきました -
4:36 - 4:40ここで簡単な
デザイン教室をしましょう -
4:40 - 4:43デザイナーは形式と内容の
関係に注目します -
4:43 - 4:46内容というのは
例えば— -
4:46 - 4:49「FEAR」 (恐れ)という言葉
-
4:49 - 4:54ある種の悪い感情を表す
4文字の言葉です -
4:54 - 4:59ヘルベチカ・ライトにした FEAR です
あんまり不安は感じませんね -
4:59 - 5:01ヘルベチカ・ウルトラ・ライトにすると
-
5:01 - 5:05「恐いかって? へっちゃらさ!」
という感じになります (笑) -
5:05 - 5:08同じヘルベチカ・ウルトラ・ライトでも
大きくすると -
5:08 - 5:10こいつはキツいな
という感じになります -
5:10 - 5:12大きさで形式も
変わるのが分かります -
5:12 - 5:17内容が同じでも
違ったように感じられるのです -
5:17 - 5:19書体を変えてみると
-
5:19 - 5:21何だか可笑しくなります
海賊風のフォント― -
5:21 - 5:24ジャック・スパロウ船長用です
「ウォーッ 恐いぞー!」 -
5:24 - 5:27本当に恐い感じはしません
むしろ可笑しな感じがします -
5:27 - 5:31あるいはこうすると
ナイトクラブみたいになります (笑) -
5:31 - 5:34「FEAR に行こうぜ」みたいな (笑)
-
5:34 - 5:37「いかしてるだろ」と (笑)(拍手)
-
5:37 - 5:39内容は同じなんです
-
5:39 - 5:41離れていた文字を
こう押し詰めると -
5:41 - 5:43タイタニック号の
甲板で身を寄た― -
5:43 - 5:46人々のようで
文字が可哀想になり -
5:46 - 5:49同情を誘われます
-
5:49 - 5:51書体をこんな風にすると
-
5:51 - 5:54すごく上品な感じがします
高級レストランの FEAR です -
5:54 - 5:57「僕には一生入れないだろうな」
みたいな (笑) -
5:57 - 6:02すごいバージョンの FEAR です
これが形式と内容です -
6:02 - 6:05内容を1字変えると
-
6:05 - 6:09ずっと良い言葉になります
「FREE」 (自由)です -
6:09 - 6:13FREE は素晴らしい言葉です
どんな風にもできます -
6:13 - 6:16太字の FREE は
マンデラ氏の自由のよう -
6:16 - 6:19そうだ 私は自由になれる!
-
6:19 - 6:22細字の FREE は自由に
呼吸できる感じがします -
6:22 - 6:25とてもすがすがしい
文字を離すと -
6:25 - 6:28すごく軽やかに呼吸できる
感じがします -
6:28 - 6:31それに青のグラデーションを付けて
ハトを描き加えたら -
6:31 - 6:34ドン・ドレイパーの
FREE になります (笑) -
6:34 - 6:37形式 内容 デザインというのは
こんな風に働くんです -
6:37 - 6:39とても力があります
魔法のよう -
6:39 - 6:44TEDに出てきた
マジシャンみたいです -
6:44 - 6:46それがデザインの力です
-
6:46 - 6:49私はずっとデザインとテクノロジーの関係に
興味を抱いてきました -
6:49 - 6:51最近では人に見せることのない
-
6:51 - 6:54古い作品をご覧に入れましょう
私のしてきたことが分かるように -
6:54 - 6:57私は90年代に
-
6:57 - 7:00こういう作品を
いろいろ作っていました -
7:00 - 7:03これは音に反応する四角です
-
7:03 - 7:06なぜ作ったのかと聞かれますが
自分でもよく分かりません (笑) -
7:06 - 7:12ただ四角が自分に反応したら
面白いなと思っただけです -
7:12 - 7:17私の子供が小さかった頃
よくこれで遊んでいました -
7:17 - 7:20「あーー」とか言って
-
7:20 - 7:23「お父さん あー あー」
みたいな感じで -
7:23 - 7:25電気屋に行っても
同じようにやって 聞くんです -
7:25 - 7:28「お父さん このパソコン
音に反応しないよ」 -
7:28 - 7:32その頃私は どうしてコンピュータは
音に反応しないんだろうと考えていて -
7:32 - 7:35それで実験として
作ったわけです -
7:35 - 7:38私はこのインタラクティブ・
グラフィックスの領域で -
7:38 - 7:41多くの時間を費やしていましたが
その後やめました -
7:41 - 7:44MITの教え子達が
私よりすごいものを— -
7:44 - 7:46作るようになったので
マウスを置いたんです -
7:46 - 7:491996年に
最後の作品を作りました -
7:49 - 7:53白黒で まったく色はなく
整数の算術だけです -
7:53 - 7:54『タップ・タイプ・ライト』
という題です -
7:54 - 7:58古き良きタイプライターに
捧げたものです -
7:58 - 8:02弁護士の秘書をしていた母が
いつも打っていました -
8:02 - 8:0410種類あります (タイプする音)
-
8:04 - 8:06(タイプする音)
-
8:06 - 8:10シフトを押すと・・・
-
8:10 - 8:1410種類あります
これは文字が回転します -
8:14 - 8:18(タイプする音)
-
8:18 - 8:25文字の輪です (タイプする音)
-
8:25 - 8:2820年前のものなので
ちょっとアレかもしれませんが— -
8:28 - 8:29私は『赤い風船』という
-
8:29 - 8:31フランス映画が好きで—
-
8:31 - 8:34いい映画ですよね?
あれが好きで -
8:34 - 8:37それをモチーフにしました
(タイプする音)(タイプライターのベル音) -
8:37 - 8:41ほのぼのとした感じがします (笑)
-
8:41 - 8:46最後になりますが
バランスです -
8:46 - 8:48タイプしていると
ストレスがたまりますが -
8:48 - 8:51このキーボードで打つと
バランスを取れます -
8:51 - 8:53(笑)
-
8:53 - 8:56Gのキーを打つと元通り
-
8:56 - 8:59Gを打てば大丈夫
-
8:59 - 9:01こんな感じです (拍手)
-
9:01 - 9:04どうも
-
9:04 - 9:0720年前にやったものです
-
9:07 - 9:12私はいつもアートの周辺にいましたが
RISDの学長になって -
9:12 - 9:14アートが中心になりました
-
9:14 - 9:18純粋なアートは
素晴らしいものです -
9:18 - 9:21よく「アートはよく分かりません」
と言う人がいますよね -
9:21 - 9:25それはアートが
効いているということです -
9:25 - 9:27アートは謎めいている
ものなので -
9:27 - 9:30「分からない」なら
想定通りなんです (笑) -
9:30 - 9:33それがアートです
アートは疑問を提起しますが -
9:33 - 9:36その疑問には必ずしも
答えはないんです -
9:36 - 9:38RISDに
エドナ・ローレンス自然研究所という— -
9:38 - 9:41素晴らしい施設があって
8万点の標本があります -
9:41 - 9:45動物とか骨格とか
鉱物とか植物とか -
9:45 - 9:48ロードアイランドでは
動物が車にはねられると -
9:48 - 9:51うちに電話が来て 誰か取りに行って
剥製にするんです -
9:51 - 9:53なぜRISDに
こんな施設があるのかというと -
9:53 - 9:57本物の動物とか
実物を見ることで -
9:57 - 10:00存在を理解し把握する
必要があるからです -
10:00 - 10:02RISDでは画像を元に
描かせることはありません -
10:02 - 10:04「デジタル画像にはできないの?
-
10:04 - 10:08その方が便利でしょう?」
と多くの人が言いますが -
10:08 - 10:11私はこう答えます
「昔のやり方が良いこともあります -
10:11 - 10:15今とは随分違うこともあって
昔のやり方の良い点を -
10:15 - 10:17見極める必要があるんです
-
10:17 - 10:20たとえ新時代になろうとも」
-
10:20 - 10:23仲の良いニューメディア
アーティストに -
10:23 - 10:27長谷川踏太という人がいます
今は東京を拠点にしていますが -
10:27 - 10:29ロンドンにいた頃は
奥さんとよく -
10:29 - 10:32いっしょにゲームをしていました
-
10:32 - 10:34アンティークのお店に行って
-
10:34 - 10:37欲しいアンティークがあると
-
10:37 - 10:40店主に その品の裏にある
ストーリーを聞くんです -
10:40 - 10:41その話が気に入れば
購入します -
10:41 - 10:432人が店でカップを
見つけて尋ねます -
10:43 - 10:45「これのこと聞かせてよ」
-
10:45 - 10:49すると店主が答えます
「古いもんだよ」 (笑) -
10:49 - 10:53「もう少し教えてくれない?」
「うん すごく古い」(笑) -
10:53 - 10:55そういうことを
繰り返すうちに -
10:55 - 10:58アンティークでは 古さに価値が
置かれていると分かりました -
10:58 - 11:00自分はニューメディア・
アートの創作に -
11:00 - 11:03生涯を捧げてきたと
彼は振り返っています -
11:03 - 11:08「あなたの作品 いったい何なんです?」
と聞かれる それがニューメディアです -
11:08 - 11:11でも彼が気付いたのは
古い新しいの問題ではなく -
11:11 - 11:12答えはその間にあるということ
-
11:12 - 11:18「古い」塵や「新しい」雲ではなく
良いものかどうかが大切なのです -
11:18 - 11:23雲と塵を組み合わせることで
何かが起きます -
11:23 - 11:25今日のあらゆる
面白いアートや -
11:25 - 11:27面白いビジネスに
それを見ることが出来ます -
11:27 - 11:31新旧を どう組み合わせ
良いものを作るかに面白さがあります -
11:31 - 11:34アートは問いかけですが
-
11:34 - 11:39リーダーシップでも
問いかけは よくします -
11:39 - 11:41今や簡単には
機能しなくなっています -
11:41 - 11:44もはや単純な権威主義の
時代ではありません -
11:44 - 11:48権威主義の例ですが
以前ロシアを旅行して -
11:48 - 11:50サンクトペテルブルクの
史跡に行ったとき -
11:50 - 11:53こんな標識を見ました
「芝生に入るべからず」と -
11:53 - 11:55英語で書いてあって
-
11:55 - 11:57英語を話す人だけに言うのは
不公平だと思いました -
11:57 - 12:00でも その後ロシア人向けの
標識を見つけました -
12:00 - 12:03あらゆることを
禁止する標識です -
12:03 - 12:06「遊泳禁止」「ハイキング禁止」
「何でも禁止」 -
12:06 - 12:12私のお気に入りは 「植物禁止」
なぜ史跡に植物を持ち込むんでしょう? わかりません -
12:12 - 12:14それに「恋愛禁止」 (笑)
-
12:14 - 12:17それが権威主義です
-
12:17 - 12:20構造的にはどうか?
階層構造です -
12:20 - 12:22今日の多くのシステムは
階層構造をしていますが -
12:22 - 12:25それは崩れつつあります
-
12:25 - 12:29木構造のかわりに
グラフ構造になっています -
12:29 - 12:32階層ならぬネットワークです
これは扱いにくいものです -
12:32 - 12:36今日のリーダーは
これまでとは違った -
12:36 - 12:37リーダーシップが
求められていると思います -
12:37 - 12:40これは私が同僚の
ベッキー・ベルモントと -
12:40 - 12:42創造的リーダーシップについて
考察したものです -
12:42 - 12:44リーダーシップについて
アーティストから何を学べるか? -
12:44 - 12:48通常のリーダーは間違いを
避けようとします -
12:48 - 12:52でもクリエイティブな人たちは
間違いから学ぼうとします -
12:52 - 12:56従来のリーダーは
常に正しくあろうとしますが -
12:56 - 13:00創造的なリーダーは
正しいならもうけものと思っています -
13:00 - 13:03今日の複雑で曖昧な世界で
この考え方は大切であり -
13:03 - 13:07アーティストやデザイナーから学べることは
たくさんあると思います -
13:07 - 13:11最近ある企画で
ロンドンに行きました -
13:11 - 13:134日間 砂場に
座ってみないかと -
13:13 - 13:15友人が誘うので
いいねと応じたのです -
13:15 - 13:194日間に渡って
毎日6時間 砂場に座り -
13:19 - 13:22ロンドンの人たちと
6分ずつ会うんです -
13:22 - 13:24大変でした
-
13:24 - 13:28彼らの話に耳を傾け 悩みを聞き
砂に描きながら -
13:28 - 13:30理解しようとするんですが
-
13:30 - 13:32やっていることの意味を
なかなか掴めませんでした -
13:32 - 13:35この1対1の対話を
4日間ずっとやっていて -
13:35 - 13:37学長の仕事に
似ているなと感じました -
13:37 - 13:40「これは自分の仕事と同じだ
会議に次ぐ会議」 -
13:40 - 13:42この体験の終わりに
-
13:42 - 13:45なぜ自分がこれをやったのか
理解しました -
13:45 - 13:49リーダーとして
私達がやっているのは -
13:49 - 13:53ありそうにないもの同士を結び付け
何かが起こるのを望むということです -
13:53 - 13:55あの部屋で私は
ロンドン中の -
13:55 - 13:59沢山の人の繋がりを見つけました
人を繋ぎ合わせるリーダーシップは -
13:59 - 14:02今日における
大きな課題です -
14:02 - 14:04階層にせよ
ネットワークにせよ -
14:04 - 14:06素晴らしいデザイン上の
挑戦です -
14:06 - 14:10私がやっていることの1つは
テクノロジーとリーダーシップを -
14:10 - 14:14アートとデザインの視点で
結び付けるシステムの研究です -
14:14 - 14:15アートとデザインの視点で
結び付けるシステムの研究です -
14:15 - 14:19まだどこでも見せたことのないものを
ご覧に入れましょう -
14:19 - 14:21これは私がPythonで書いた
スケッチアプリです -
14:21 - 14:24Photoshopはご存知ですね?
-
14:24 - 14:28これはPowershopという名です
どういうものかというと -
14:28 - 14:31組織を考えてください
CEOというのは -
14:31 - 14:33頂点ではなく
組織の中心です -
14:33 - 14:36組織には様々な
部門があり -
14:36 - 14:38どこかの領域を見たいと
思うかもしれません -
14:38 - 14:42緑の領域は順調ですが
赤い所はうまくいっていません -
14:42 - 14:44リーダーとして
いかに見 結び合わせ -
14:44 - 14:47実現するか?
この「流通」というのを -
14:47 - 14:50開いてみると
下位部門が出てきます -
14:50 - 14:54このECO部門に所属する人を
見てみましょう -
14:54 - 14:56これが
-
14:56 - 14:58ECO部門の人たちです
-
14:58 - 15:02階層を横断して
恊働したいというとき -
15:02 - 15:05CEOにとって難しいのは
領域をまたがる -
15:05 - 15:08繋がりを見出すことです
研究開発部門を見ると -
15:08 - 15:12この2つの関心領域に
共通する人がいます -
15:12 - 15:15このような人材を取り込むことが
重要でしょう -
15:15 - 15:19その人達と
どんなやり取りをしているのか -
15:19 - 15:22ヘッドアップ表示が欲しいと
思うかもしれません -
15:22 - 15:23何度一緒に
コーヒーを飲んだか? -
15:23 - 15:27電話やメールの頻度は?
-
15:27 - 15:30メールの雰囲気はどうか?
どんな結果が出ているか? -
15:30 - 15:32このようなシステムを使うことで
リーダーは -
15:32 - 15:35ネットワーク内の活動をよりうまく
調整できるかもしれません -
15:35 - 15:38あるいはLuminosoのような技術を
使おうと考えるかもしれません -
15:38 - 15:41テキスト分析をしている
ケンブリッジの会社です -
15:41 - 15:44自分のコミュニケーションには
どんな傾向があるか? -
15:44 - 15:48このようなシステムは重要だと
私は考えています -
15:48 - 15:50リーダーを巡るソーシャルメディアを
狙ったシステムです -
15:50 - 15:54このような視点は
より多くのリーダーが -
15:54 - 15:59アートやデザインの領域に足を踏み入れる
ようになって初めて広がるでしょう -
15:59 - 16:03アートとデザインを通して
新たな考え方や新たなシステムが -
16:03 - 16:04見つかるからです
-
16:04 - 16:06私はこれを考え始めた
ばかりですが -
16:06 - 16:08皆さんにご紹介できて
うれしく思っています -
16:08 - 16:11最後までご静聴いただき
感謝します -
16:11 - 16:15ありがとうございました (拍手)
-
16:15 - 16:20(拍手)
- Title:
- ジョン・マエダ 「アート、テクノロジー、デザインから創造的リーダーが学べること」
- Speaker:
- John Maeda
- Description:
-
RISD (ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン) の学長であるジョン・マエダが、可笑しくも魅惑的な講演をお届けします。アート、デザイン、テクノロジーの領域での生涯に渡る作品群を紹介したあと、締めくくりとして未来における創造的リーダーシップの姿を示します。人間演ずるコンピュータまで登場する初期作品のデモは必見です。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:41
Wataru Narita approved Japanese subtitles for How art, technology and design inform creative leaders | ||
Wataru Narita edited Japanese subtitles for How art, technology and design inform creative leaders | ||
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