リズムを視覚化する別の方法 - ジョン・ヴァーニー
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0:07 - 0:10私たちは普通 リズムを
音楽の一要素として考えますが -
0:10 - 0:13実は私たちを取り巻く世界の
至るところにリズムはあるのです -
0:13 - 0:15打ち寄せる波の音から
私たちの心臓の鼓動まで -
0:15 - 0:19リズムは本質的に 時の流れの中で
規則的に繰り返す出来事なのです -
0:19 - 0:22時計が時を刻む音さえも
ある種のリズムだと言えます -
0:22 - 0:23しかし 音楽のリズムとなると
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0:23 - 0:27ひとつの拍が一定の間隔で
刻まれるだけでは十分ではありません -
0:27 - 0:31少なくとも別の音で刻まれる
対の拍が必要です -
0:31 - 0:35これは強勢が置かれない弱拍でも
強勢の置かれた裏拍でも構いません -
0:35 - 0:38こうした拍の種類を
区別して表す方法はいくつかあります -
0:38 - 0:43高音と低音のドラムを使ったり
長い拍と短い拍を使うのです -
0:43 - 0:47どれが主な拍として聞こえるかには
これといった決まりはなく -
0:47 - 0:52かの有名なルビンの壺の絵のように
文化的な知覚によって反対にもなります -
0:52 - 0:56標準的な記譜法では
リズムは五線譜に記されますが -
0:56 - 0:58他にも記す方法はあります
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0:58 - 0:59時を刻む時計を思い出してみてください
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0:59 - 1:02時計の丸い文字盤が
直線的な時の流れを表せるように -
1:02 - 1:05リズムの流れも円で表すことができます
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1:05 - 1:09連続性のある円形は
リズムを視覚化する上で -
1:09 - 1:13ページ上を往復する直線的な譜面よりも
直観的でわかりやすい方法なのです -
1:13 - 1:16拍は円周上の様々な場所に
配置することができます -
1:16 - 1:20主拍は青い点
弱拍はオレンジの点 -
1:20 - 1:22副次的な拍は白い点です
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1:22 - 1:30これが主拍と 対の弱拍からなる
基本的な2拍子です -
1:30 - 1:38あるいは主拍と弱拍
副次的な拍からなる3拍子 -
1:38 - 1:42拍のあいだの間隔は
2か3の倍数の -
1:42 - 1:45補助的な拍に分けることができます
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1:45 - 1:47同心円を用いて
複数のパターンを重ねることで -
1:47 - 1:50より複雑なリズムを作れます
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1:50 - 1:54たとえば 基本的な2拍子を
弱拍と組み合わせて -
1:54 - 1:574拍子にすることができます
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1:57 - 2:01これは世界中で人気のある多くのジャンルの
バックボーンになっています -
2:01 - 2:04ロックや
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2:04 - 2:07カントリーや
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2:07 - 2:11ジャズから
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2:11 - 2:13レゲエや
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2:13 - 2:15クンビアまで様々です
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2:15 - 2:22あるいは2拍子を3拍子と
組み合わせることもできます -
2:22 - 2:26ひとつの主拍を除いて
内側の輪を回してみると -
2:26 - 2:324分の3拍子のように感じられる
リズムになります -
2:32 - 2:39これはスーフィー教の旋舞の音楽や
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2:39 - 2:42ラテンアメリカで見られる
様々なリズム -
2:42 - 2:49たとえばホローポの基礎であり
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2:49 - 3:00バッハの有名なシャコンヌの
リズムでもあるのです -
3:00 - 3:05ここで ルビンの壺を思い出して
弱拍を主拍だと思って聞いてみると -
3:05 - 3:078分の6拍子のようになります
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3:07 - 3:11チャカレーラや
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3:11 - 3:14クエッカなどのジャンルや
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3:14 - 3:20ペルシャ音楽などに見られるものです
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3:20 - 3:23いわゆるエイト・ビートには
3重の同心円があり -
3:23 - 3:37それぞれのリズムが
別々の楽器で演奏されます -
3:37 - 3:39一番外側にもうひとつ
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3:39 - 3:42さらに別のリズムの層を加えると
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3:42 - 3:56主拍が強調されるとともに
正確さが増します -
3:56 - 3:59さて このリズムの組み合わせと
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3:59 - 4:01基本の2拍子以外を
すべて取り除いてみましょう -
4:01 - 4:07このリズム構成は
キューバのシンキージョや -
4:07 - 4:12プエルトリコのボンバ
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4:12 - 4:19ルーマニア北部の音楽などに
見られます -
4:19 - 4:22外側の円を反時計回りに
90度回してみると -
4:22 - 4:31中東の音楽や
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4:31 - 4:37ブラジルのショーロや
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4:37 - 4:44アルゼンチンのタンゴに見られる
パターンが得られます -
4:44 - 4:48これらすべての例で
基本的な2拍子が通底しているものの -
4:48 - 4:52アレンジの仕方や文化的背景に応じて
様々な表現になります -
4:52 - 4:55「ホイール・メソッド」は単に
複雑なリズムを視覚化するための -
4:55 - 4:58巧みな方法であるだけではありません
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4:58 - 5:00直線的な五線譜という制限から
解放されるので -
5:00 - 5:03リズムを時間という観点から
視覚化することができ -
5:03 - 5:07円を回すだけで 世界中の音楽に
出会うことができるのです
- Title:
- リズムを視覚化する別の方法 - ジョン・ヴァーニー
- Speaker:
- John Varney
- Description:
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標準的な記譜法では、リズムは五線譜に記されます。しかし、他にもリズムを視覚化するための、より直観的でわかりやすい方法があります。ジョン・ヴァーニーが、「ホイール・メソッド」というリズムを描く方法について説明し、この方法を使って世界各地の音楽を巡る旅へと私たちを誘います。
講師:ジョン・ヴァーニー
アニメーション:TED-Ed
*このビデオの教材:http://ed.ted.com/lessons/a-different-way-to-visualize-rhythm-john-varney - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:23
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii accepted Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for A different way to visualize rhythm |