脳の自己修復は可能になるのか?― ラリッサ・ペトロワ
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0:07 - 0:09私たちの脳が再起動できたり
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0:09 - 0:14損傷した脳細胞を新しく改善された組織で
アップグレードできると考えてみてください -
0:14 - 0:17SFのように聞こえるかもしれませんが
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0:17 - 0:21科学者が今まさに研究している
将来 実現する可能性があることなのです -
0:21 - 0:25いつか ヒトの脳が
自己修復できる日が来るのでしょうか? -
0:25 - 0:28発育期の脳の胚細胞が
新しいニューロンを作ることは -
0:28 - 0:30よく知られています
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0:30 - 0:34ニューロンは脳組織を作る微小な単位です
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0:34 - 0:39新しく作られたニューロンは
成長途上の脳の様々な場所に移動し -
0:39 - 0:43それぞれ異なる構造に自らを組織化します
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0:43 - 0:44しかし最近まで
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0:44 - 0:50細胞の生成は 生後 成長初期を過ぎると
突然停止すると考えられ -
0:50 - 0:53アルツハイマー病や
パーキンソン病などの神経疾患 -
0:53 - 0:55また 脳卒中などの損傷からは
回復できないと -
0:55 - 1:00結論付けられていました
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1:00 - 1:02しかし最近のいくつかの発見により
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1:02 - 1:07成人の脳でも 少なくとも
特化された機能を持つ3部位では -
1:07 - 1:09新しい細胞を作り続けることが確認されました
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1:09 - 1:12ニューロン新生として知られる
このプロセスでは -
1:12 - 1:16神経幹細胞や前駆細胞といった
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1:16 - 1:18特定の脳細胞が
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1:18 - 1:22新しいニューロンを作成したり
古いニューロンを交換したりしています -
1:22 - 1:25ニューロン新生が確認されている
3つの部位は -
1:25 - 1:29学習と記憶をつかさどる歯状回
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1:29 - 1:34鼻と脳の間の連携のために
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1:34 - 1:37嗅球にニューロンを供給する脳室下帯
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1:37 - 1:40そして運動の管理を助ける線条体です
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1:40 - 1:44科学者はこれらの部位でニューロン新生が
どのような役割をしているのか -
1:44 - 1:48他の部位にはない機能を
なぜその部位が持っているのか -
1:48 - 1:52いまだに十分理解できていませんが
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1:52 - 1:57成人の脳でもニューロン新生の機構が
あると言う事だけで -
1:57 - 2:00驚くべき可能性が広がります
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2:00 - 2:05この機構を脳の損傷の治癒に
利用できないでしょうか -
2:05 - 2:08まるで新しい皮膚が傷口をふさぐように
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2:08 - 2:12または骨折した骨が
再びお互いつながるようにです -
2:12 - 2:14現時点では
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2:14 - 2:18標的のタンパク質と それを模倣する小分子を
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2:18 - 2:20脳に注入し
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2:20 - 2:23神経幹細胞と前駆細胞に
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2:23 - 2:27この3つの部位で
ニューロン新生を促進させる事が出来ます -
2:27 - 2:29細胞の死滅を少なくし
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2:29 - 2:31細胞をもっと効率的に再生するには
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2:31 - 2:33この技術はまだ改良が必要です
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2:33 - 2:36しかし研究では
前述の3カ所で生まれた前駆細胞は -
2:36 - 2:40損傷が発生した場所に移動し
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2:40 - 2:43新生ニューロンになることが
確認されています -
2:43 - 2:45次に期待が持てるアプローチは
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2:45 - 2:48研究所で培養された
健康なヒトの神経幹細胞を -
2:48 - 2:52人工皮膚と同じように
損傷した組織に -
2:52 - 2:54移植する方法です
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2:54 - 2:56現在 科学者は
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2:56 - 3:01移植されたドナーの細胞が
分裂し 分化し -
3:01 - 3:06損傷した脳で確かに新しいニューロンとなるのか
検証しています -
3:06 - 3:07さらに科学者は
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3:07 - 3:10アストロサイトやオリゴデントロサイト等の
他の脳細胞にも -
3:10 - 3:14神経幹細胞と同じく
ニューロンを生成するように -
3:14 - 3:19教えられる可能性があることも
発見しています -
3:19 - 3:23では 数十年後には脳は自己修復が
可能になっているのでしょうか? -
3:23 - 3:25確実なことは言えませんが
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3:25 - 3:29それは再生医療の大きなゴールの1つです
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3:29 - 3:32ヒト脳の1千億のニューロン
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3:32 - 3:38この生物学的な膨大なマザーボード配線は
未だに良く解明されていませんが -
3:38 - 3:44ニューロン新生の研究により
再起動のスイッチに近づいています
- Title:
- 脳の自己修復は可能になるのか?― ラリッサ・ペトロワ
- Speaker:
- Ralitsa Petrova
- Description:
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脳が再起動できたり、損傷した脳細胞を新しく改善された組織でアップグレードできることを想像してみてください。SFのように聞こえるかもしれません。しかし、科学者達は今まさにそれに取り組んでおり、将来実現する可能性があるのです。ラリッサ・ペトロワはニューロン新生の科学について詳しく解説し、またそれがアルツハイマー病やパーキンソン病などの回復にどのように利用できるのかを説明します。
レッスン: ラリッサ・ペトロワ
アニメーション: Artrake Studio
*このレッスンのビデオ: http://ed.ted.com/lessons/could-your-brain-repair-itself-ralitsa-petrova - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:00
Emi Kamiya approved Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee accepted Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for Could your brain repair itself? |