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我々の子孫は別の種になる?

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    多くの良い物語と同様に
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    この話は遠い昔から始まります
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    基本的に何もなかった時です
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    こちらが宇宙の全貌です
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    140億年前のイメージです
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    全てのエネルギーがある一点に集中していました
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    何らかの理由でエネルギーは弾けて
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    ごらんのような状況になりました
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    これが 140億年前です
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    これらは膨張に膨張を続け
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    こういった巨大な銀河となり
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    それは数兆にまで増えていきました
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    そして銀河の中には
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    巨大な塵の雲があります
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    注目して頂きたいのは
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    絵の中央にある
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    小さな三つの突起です
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    この部分を拡大して見ると
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    このような形をしています
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    こちらはたくさんの
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    塵が集まった柱です
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    ちなみに尺度は1.6兆キロです
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    ここには膨大な塵があり
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    塵の塊はお互いに凝縮して
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    原子核融合反応を起こします
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    ご覧頂いているのは
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    星の誕生です
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    ここから生まれ出ている星たちです
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    十分な数の星が誕生すると
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    それは銀河となります
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    ご覧の銀河は特に重要なものです
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    我々の銀河系だからです
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    (笑)
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    この銀河をよく見てみると
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    比較的普通の
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    特に面白くもない星が見えるでしょう
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    ところでここで大体物語の 2/3 です
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    つまりこの星は
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    この時点まで誕生すらしていないわけです
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    次に何が起こるかというと
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    星にならない
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    一定量以上の塵が
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    惑星になります
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    これが 40億年前です
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    その後間もなく
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    残った物質から
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    原始スープができます
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    生命の素です
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    生命は拡大し続け
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    破滅します
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    (笑)
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    奇妙なのは
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    生命は一回や二回どころではなく
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    五回も破滅していることです
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    地球上のほぼ全ての生命は
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    五回ほど破滅しているのです
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    そういった状況を経て
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    物質はさらに複雑さを増し
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    新しいものを作る素材が
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    さらに増えていきます
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    我々の先祖についてですが
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    この物語のほぼ最後
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    99.96% 経過するまで登場しません
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    以上の流れで 人類の誕生について
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    二つの理論があります
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    第一の理論はこうです
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    「母なるものがそう決めたから」
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    この理論では
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    我々の存在があらゆる創造物の中で
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    唯一重要なものです
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    何十兆の銀河
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    そして惑星の誕生理由は
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    ご覧の彼女や
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    彼を創造するためでした
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    これが宇宙の目的でした
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    そして全ては終わり
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    以上となります
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    (笑)
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    皆さんは疑問に思うかも知れません
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    こんなの些か傲慢すぎやしないかと
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    そうですね 特に我々も
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    絶滅しかけたことを考えるとそう思えます
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    その時は2千人しか残っていませんでした
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    日照りがもう数週間続いていたら
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    こちらの偉人たちは現れなかったでしょう
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    アインシュタイン ゲイツ フェインマン ベゾス ペレ
    アンダーソン コルベール シュタイン ガガ  ジッサーニ...
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    (笑・拍手)
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    第一の理論が駄目ならば
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    第二の理論を考えなくてはなりませんね
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    第二の理論 我々はアップグレードできるのか?
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    (笑)
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    なぜこんなことを考えるのでしょうか?
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    それはこれまで人類が少なくとも 29回
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    アップグレードしてきたからです
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    既にアップグレードしていたのです
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    何度も 何度も
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    その証拠は何度も発見されています
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    これは昨年見つかりましたし
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    これは先月発見されました
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    こういったことから
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    次のような疑問も出るでしょう
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    なぜ人類の種はひとつだけなのか?
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    アフリカ アジア 南極で
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    全く同じ鳥が見つかったら
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    おかしくはないでしょうか?
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    しかも同じ時代 同じ地球上に
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    ヒトの他に少なくとも8種の
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    異なる人類がいたのです
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    つまり通常では
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    ヒト一種だけではなく
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    異なる何種かの
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    人類が存在するのが普通なのです
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    またここから
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    次の疑問が浮かぶでしょう
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    他の何かを創造したいとしたら
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    どの程度変異させたら良いのか?
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    スバンテ・ペーボが答えを出しました
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    ヒトとネアンデルタール人の
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    遺伝子上の違いは 0.004% です
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    ひとつの種と別の種の
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    違いはこれだけの大きさです
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    現代の政治討論の質を裏付けるものです
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    (笑)
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    ただこの点に注目してみると
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    興味深いのは
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    変異の小ささと発生箇所です
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    ヒトとネアンデルタール人の違いは
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    精子と精巣
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    匂いと皮膚です
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    そしてこれらが
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    種の間で違いのある遺伝子です
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    わずかな違いが大きな変化につながっています
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    こうしているうちにも
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    我々は変異し続けています
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    約1万年前 黒海で
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    一つの遺伝子に変異が起こり
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    碧眼が生まれました
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    そしてこれは遺伝し続けています
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    そんな中
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    我々は今年 ヒトゲノムの
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    最初の1万個を同定するでしょう
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    ゲノム配列解析が安価になったおかげです
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    この作業が終わったら
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    違いが見つけられるでしょう
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    ちなみに この議論をする用意は我々にはありません
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    これまで この科学分野は誤って利用されてきました
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    1920年代 人々の間には大きな
    違いがあると考えていました
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    その一部はフランシス・ガルトンの研究に起因します
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    彼はダーウィンのいとこでした
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    しかしアメリカ カーネギー工科大学
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    スタンフォード大学 アメリカ神経学会などが
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    学説を推し進めました
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    誤って広く利用されるようになったのです
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    実際 誤った知識のために
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    恐ろしい人種差別が起こりました
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    そして 1940年代以降は人類に違いはなく
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    皆同じだと言い続けてきたのです
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    今年の末にその真実が分かるでしょう
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    またその中で
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    調べ始めたのは 例えば
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    超一流遺伝子を持っているか
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    どうしてそれが大事なのでしょう?
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    超一流遺伝子を持たない人が
    酸素補給なしに8千メートル級の山に
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    登頂した例がないからです
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    もっと具体的に言えば
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    例えば 577R 遺伝子はどうでしょう?
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    調査したところ体力系種目の
    オリンピック男子選手は
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    この遺伝子の変異体を最低一つ有しています
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    それが真実ならば
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    ロンドンオリンピックに対する
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    非常に複雑な疑問が浮かび上がります
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    選択肢は三つです
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    オリンピックを変異者の
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    ショーケースにしたいか
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    (笑)
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    二つ目
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    ゴルフやセーリングのようにやりましょう
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    遺伝子の差に応じて
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    スタート時にハンデを付けるのです
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    三つ目
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    自然発生するこの遺伝子を
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    両親から受け継いでいない場合には
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    アップグレードする権利を与えましょう
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    以上三つです
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    もしこういった違いが
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    メダリストと非メダリストの違いならば
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    我々の研究が進むと同時に
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    人類には変わろうとする願望があります
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    外見 行動 そして身体機能も
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    外見 行動 そして身体機能も
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    アメリカでは今日 1020万件もの
    形成手術が行われています
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    ただし今日確立されつつある技術に比べれば
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    今日の矯正 消去 増大 拡張技術などは
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    今日の矯正 消去 増大 拡張技術などは
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    ただの児戯となるでしょう
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    TED でトニー・アタラの研究を見たでしょうか
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    インクジェットカートリッジに細胞を詰めて
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    立体印刷をして
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    皮膚や臓器
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    その他多くの部位が作れます
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    そしてテクノロジーが進み
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    同様な大発見 大発明が繰り返されます
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    2000年 ヒトゲノム配列
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    何も進展がないように見えます
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    何かが起きるまでは
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    もしかしたら今が激動の一瞬かもしれません
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    そんな中 2000年に
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    この二人や公的事業が
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    ヒトゲノム配列解析を行いました
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    それからしばらく音沙汰なく
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    昨年中国である実験結果が発表されました
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    このマウスから皮膚の細胞を採取し
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    四つの化学物質を投与し
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    幹細胞へと変え
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    その幹細胞から
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    マウスを丸ごと一匹コピーを作り出しました
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    これは一大事です
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    なぜならこれが意味するのは
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    細胞を一つ採取し それが
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    多分化能な幹細胞だとします
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    たとえて言えばスキーヤーが山頂にいて
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    二人のスキーヤーが二つの多分化能幹細胞となり
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    4 8 16 へと分裂し
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    16 分裂以降は
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    多くなり過ぎなので
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    細胞は分化を始めます
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    一方はある斜面を下り
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    もう一方は別の斜面を下ります
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    降りる方向が決まると
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    こちらは骨になり
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    別の道を下った細胞は血小板になり
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    こちらはマクロファージとなり
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    こちらは T 細胞となります
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    一度降ると 登るのは
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    とても難しいです
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    もちろんスキーリフトがあれば別です
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    この四つの化学物質の役割は
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    あらゆる細胞を
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    山頂まで戻し
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    再分化できるようにします
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    この点について考えてみると
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    これは潜在的に
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    あらゆる生物の
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    あらゆる 一つの細胞からでも
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    完全なコピーが作れるということです
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    これは大変なことです
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    マウス細胞だけでなく
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    ヒトの皮膚細胞から
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    ヒト幹細胞を作れるからです
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    彼らは10月に
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    皮膚細胞から幹細胞を用意し
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    肝臓細胞を作りました
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    理論的には
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    細胞一つからどの臓器も作れるということです
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    それでは二つ目の実験です
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    身体をコピーできるならば
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    頭の中もコピーしたいと考えるかも知れません
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    一年半ほど前に TED で
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    皆さんが聞いたトークの一つに
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    エド・ボイデンがありました
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    専門的な素晴らしい発表をしてくれました
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    MIT の教授です
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    彼の講演の趣旨は
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    マウスの脳細胞に
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    レトロウィルスを注入し
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    それらを光るプロテインで
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    タグ付けします
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    そうするとマウスが見て 感じて 触れて
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    覚えて 愛しているときの
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    脳の回路が分かります
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    光ファイバーケーブルを使って
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    同じ回路を活性化させることができます
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    ちなみにこれを実施するにあたり
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    二色の光を使うことができます
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    つまりその情報を二進数の情報として
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    コンピュータにダウンロードできるのです
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    行き着く先は何でしょう?
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    大体想像がつきます
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    自身の記憶をダウンロードし 新しい身体に
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    入力できるようになるでしょう
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    他人の記憶をアップロードすることもできるでしょう
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    これにはいくつかの
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    些細な倫理 政治 道徳上の含意があるでしょう
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    (笑)
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    ちょっと思いついただけです
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    この問題は
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    哲学者 統治者
    経済学者 科学者らにとって
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    哲学者 統治者
    経済学者 科学者らにとって
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    興味深いテーマになりつつあります
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    テクノロジーの発達はとても早いです
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    関連して最後に
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    脳の話をしたいと思います
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    今日の膨大な進化の影響が
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    最初に見つかると思える場所は
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    脳です
  • 12:41 - 12:43
    膨大に増えつつある
  • 12:43 - 12:45
    情報や臓器の可塑性のためです
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    情報や臓器の可塑性のためです
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    証拠はあるのでしょうか?
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    千人あたりの自閉症の割合を見てみましょう
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    2000年は 6.7
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    2002年は 6.4
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    2006年 9.0
    2008年 11.4
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    十年もしないうちに78%の増加です
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    原因はまだ分かりません
  • 13:13 - 13:15
    今 分かっているのは
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    脳が過剰に
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    そして超可塑的に反応しており
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    過敏な人が現れ始めているということです
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    これはほんの一例です
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    異常に賢い人や
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    見たもの全てを記憶できる人
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    共感覚を持つ人
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    精神分裂病の人がいます
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    さまざまな事象があって
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    我々はまだ なぜ どのようにして
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    それらの事象が出現しているのか分かりません
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    一つ考えてみてください
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    我々は脳とデータ処理の急激な進化を
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    目撃しているのではないか?
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    脳が受け取っている情報量を考えると
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    かつては一生涯で受け取っていた情報量を
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    今日の我々は一日で受け取っています
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    これについて
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    主に四つの理論があります
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    他にもたくさんありますが
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    私は適切な答えを持っていません
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    もっと研究が必要なのです
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    一つ目はファーストフードフェチ説です
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    乳児の脳の働きに
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    影響があるか不明ですが
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    肥満や食生活が
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    遺伝子変異に
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    何らかの影響があるという
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    証拠が発見されてきています
  • 14:24 - 14:28
    二つ目はセクシーギーク説です
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    これは極めてレアでしょう
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    (笑)
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    (拍手)
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    ただ何が起きているかというと
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    ギークは
  • 14:45 - 14:47
    プログラミングに強い適性を持ち
  • 14:47 - 14:50
    他の詳細指向なタスク同様
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    高く評価されており
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    地理的に集中しています
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    集まったギークは仲間と出会います
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    つまりそういった環境下における
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    特定の遺伝子を強め合う
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    同類交配説です
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    三つ目は情報過多説です
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    あまりに大量の情報を扱おうとして
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    ある人々は共感覚を持ち
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    全てを記憶しようと太い回路ができています
  • 15:16 - 15:19
    ある人々は過剰反応します
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    ある人々は心理学的に多様な状態
  • 15:23 - 15:24
    多様な反応を引き起こします
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    あるいは四つ目の化学物質説です
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    何にしても これだけの単位で
  • 15:29 - 15:31
    変化が起きているということは
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    測定が間違っているか
  • 15:33 - 15:35
    リアルタイムで進化を引き起こすほどの
  • 15:35 - 15:39
    何かが急速に起こっているということです
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    結論はこうです
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    我々は種として変遷しているのだと
  • 15:44 - 15:46
    私は考えています
  • 15:46 - 15:51
    スティーブ・ガランズと執筆を
    始めた頃は考えていませんでした
  • 15:51 - 15:54
    我々は善かれ悪しかれホモ・エボルティスへと
  • 15:54 - 15:55
    変遷しているのだと思います
  • 15:55 - 15:59
    我々は環境に対して意識的なだけでなく
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    直接的に そして意図的に
  • 16:03 - 16:06
    自身の種 バクテリア 植物 そして動物の
  • 16:06 - 16:10
    進化を制御する存在です
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    そのような大きな変化によって
  • 16:12 - 16:15
    皆さんの孫やひ孫は
  • 16:15 - 16:19
    皆さんとは大きく異なる種となるかもしれません
  • 16:19 - 16:20
    ありがとうございました
  • 16:20 - 16:25
    (拍手)
Title:
我々の子孫は別の種になる?
Speaker:
フアン・エンリケス
Description:

進化の過程では、複数の人類の種 (バージョン) が共存していた事が知られています。私たちは今アップグレードの最中なのでしょうか?TEDxSummit でフアン・エンリケスが時と空間を経てきた私たちの「現在」を紹介し、最新技術が明らかにしつつある現在進行中の急速な進化の証拠を紹介します。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
16:48

Japanese subtitles

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