宇宙に他の生命体を探すリスクを冒すべきか?- アオマワ・シールズ
-
0:00 - 0:12太陽以外の 恒星の軌道を回る何千もの惑星が
天文学者たちによって発見されました -
0:12 - 0:14それらの惑星の大きさは様々で
-
0:14 - 0:17恒星からの距離も様々です
-
0:17 - 0:20一番近いものでも
何兆キロメートルも離れていて -
0:20 - 0:23高性能な天体望遠鏡で覗いても
一番大きなものでさえ -
0:23 - 0:26ぼんやりした斑点にしかみえません
-
0:26 - 0:29でも もしこういった惑星の中に
地球と似た大きさのものがあって -
0:29 - 0:34親星から 遠すぎず 近すぎずもしない
軌道を回っていて -
0:34 - 0:37岩石からなり 海洋が存在し得る程度に
十分に温暖なら -
0:37 - 0:40生命すら存在するかもしれません
-
0:40 - 0:43天文学者たちは
生命が存在するかもしれない惑星を発見し -
0:43 - 0:46注意深く観測しています
-
0:46 - 0:50これらの遠く離れた世界には生命の元となる
基本的な物質があるのでしょうか? -
0:50 - 0:53さらには 生命、呼吸するものや
文明が存在し得るのでしょうか? -
0:53 - 0:58「宇宙の中で人類だけが生命体なのか?」
この問いに答えられる時が来たのでしょうか? -
0:58 - 0:59でもその前に
-
0:59 - 1:03別の問いかけをすべきかも知れません
-
1:03 - 1:06人類が宇宙で唯一の生物かどうか
知ろうとするべきか否か? -
1:06 - 1:09地球の遥か彼方にある小さな世界の1つに
-
1:09 - 1:12大気に 生命の痕跡を見つけたら
-
1:12 - 1:15そこに住むかも知れない生命体と
コンタクトを試みるべきでしょうか? -
1:15 - 1:17それは賢明なことでしょうか?
-
1:17 - 1:2130年前 NASAは その問いに
イエスの判断を下しました -
1:21 - 1:25ボイジャー1号と2号は
1977年に発射されました -
1:25 - 1:28太陽系にある巨星を探索するためでした
-
1:28 - 1:32両方の宇宙船が運んだ金色の音声記録は
-
1:32 - 1:35タイムカプセルのようなもので
人類の文明について知る -
1:35 - 1:39手がかりやメッセージを
伝えることを意図していました -
1:39 - 1:43金メッキを施した銅製のディスクへの
記録内容はアメリカ人天文学者であり― -
1:43 - 1:47作家でもあるカール・セーガンが率いる
委員会によって選ばれました -
1:47 - 1:49その中には 自然界を写した
-
1:49 - 1:52100枚を超える画像と
様々な音声が記録されていました -
1:52 - 1:53海洋の波の音
-
1:53 - 1:54落雷
-
1:54 - 1:55鳥のさえずり
-
1:55 - 1:57クジラの歌でした
-
1:57 - 2:01ディスクには 様々な時代や文化の
音楽も録音されており -
2:01 - 2:0355ヶ国語での挨拶と
-
2:03 - 2:06合衆国大統領や
国連事務総長からの -
2:06 - 2:08メッセージも入っていました
-
2:08 - 2:11また地図も入っていて
-
2:11 - 2:15それぞれの金のディスクには
太陽系の位置が表示され -
2:15 - 2:1714のパルサーとの位置関係が示されていました
-
2:17 - 2:20パルサー固有の周波数が
正確に示されており -
2:20 - 2:23地球外に知的生命体がいれば
-
2:23 - 2:26それを使って
地球を見つけてもらえるようになっていました -
2:26 - 2:30何年も後に 有名な物理学者
スティーブン・ホーキンス博士が -
2:30 - 2:34エイリアンに 地球の地図を渡すのは
間違った行為だったと言いました -
2:34 - 2:38ホーキンス博士は 地球外生物がいるとしても
-
2:38 - 2:41せいぜい微生物レベルの単純な生命に
すぎないだろうと考える一方で -
2:41 - 2:45もし高度に進化したエイリアンが
地球にやってくれば -
2:45 - 2:49クリストファー・コロンブスの到着が
アメリカの先住民族にもたらしたのと -
2:49 - 2:51同じくらいの大惨事になり得ると
警告しました -
2:51 - 2:54その一方で 金色のディスクは
宇宙の旅を続けています -
2:54 - 3:001990年に 2機のボイジャー宇宙船は
冥王星の軌道を越えました -
3:00 - 3:042012年に ボイジャー1号は
星間空間に突入し -
3:04 - 3:084万年以内に 一番近くの恒星系に
到達するでしょう -
3:08 - 3:12どちらかの宇宙船を
地球外生命体が発見すれば -
3:12 - 3:16金色のディスクに記録された
手がかりを解読し -
3:16 - 3:18いつか地球にやって来るかもしれません
-
3:18 - 3:20そんなことが起こるのは
-
3:20 - 3:24技術的に人類よりも遥かに進歩した
文明が存在する場合だけです -
3:24 - 3:26いつか人類が
星間旅行できるようになった時に -
3:26 - 3:31人類もそうあるべきと願うような
善意をもった生命体であるかもしれません -
3:31 - 3:32逆に 敵意を持っているかも知れません
-
3:32 - 3:38生命が宿る可能性のある惑星を探す旅は
深い闇の中を覗くようなものです -
3:38 - 3:41私たちは彼らに関して
明確な知識は持てそうにありません -
3:41 - 3:43進化の段階や感情の有無
-
3:43 - 3:44気質や意図について
-
3:44 - 3:47人類が初めて出会う生命体について
何もわからないのです -
3:47 - 3:50従って 地球外に注意を向けることは
リスクを伴います -
3:50 - 3:52人類の生命そのものが
リスクにさらされるのです -
3:52 - 3:56でも リスクとして もっと恐れるべきなのは
-
3:56 - 4:01人間を人間たらしめる 私たちの
パイオニア精神を否定することかも知れません -
4:01 - 4:04私たちはみな 生れながら
世界や宇宙に興味津々です -
4:04 - 4:09この好奇心の追求こそ
人類にとって最大の偉業の1つなのです -
4:09 - 4:12科学のフロンティアには
まだ開拓の余地があることでしょう -
4:12 - 4:15その条件とは 情熱と共に
-
4:15 - 4:18人類にとって もう一つの大切な財産である
-
4:18 - 4:20希望を抱くことです
- Title:
- 宇宙に他の生命体を探すリスクを冒すべきか?- アオマワ・シールズ
- Description:
-
天文学者が発見する「生命が存在する可能性のある」惑星の数が増え続けるにつれ、私たちは「人類は宇宙に存在する唯一の存在か?」という問いの答えにかつてない程に近づいているようです。でも、地球外に生命を探すべきでしょうか?これらの星の1つに生命体を発見したとして、そこに住むかもしれない生命とのコンタクトを試みるべきでしょうか?アオマワ・シールズが、好奇心の追求に伴う未知の側面について説明します。
レッスン:アオマワ・シールズ
アニメーション:Boniato Studio
*このビデオの教材:http://ed.ted.com/lessons/should-we-be-looking-for-life-elsewhere-in-the-universe-aomawa-shields - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:36
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for Should we be looking for life elsewhere in the universe? - Aomawa Shields |