「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity
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0:26 - 0:28はじめに 皆さまに質問があります
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0:28 - 0:32あなたの想いは 何ですか?
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0:32 - 0:382015年の秋 私はアメリカに行って
ある政府派遣事業の一員として -
0:38 - 0:42東北の復興について話す機会がありました
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0:42 - 0:44被災地が いまだに大変な状況であること
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0:44 - 0:48しかし 同時に
たくさんの個人の人々が東北に訪れて -
0:48 - 0:53東北で活動をして 東北に貢献している
ということを紹介しました -
0:54 - 0:57最初の日に —
プログラムの最初の日に -
0:57 - 1:00私はある大学に行って
その講演をした後 -
1:00 - 1:04聴衆から一人の女性が
私の元に来てくれました -
1:04 - 1:09その女性は 長年アメリカに住んでいる
日本人の方でした -
1:09 - 1:12そしてその方に
次のように言われました -
1:13 - 1:17「あなたのスピーチは 本当にひどかった
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1:17 - 1:20あなたは 東北出身でもないんでしょう?
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1:20 - 1:23被災地に訪れたことがあるの?
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1:23 - 1:28今のスピーチを被災者の方が聞いたら
とても悲しむと思うわ -
1:28 - 1:32被災地が いまだに
あんなに大変な状況なのに -
1:32 - 1:35あなたのスピーチは
あまりにもポジティブで前向き過ぎた -
1:36 - 1:42今のスピーチ 一度録音して
被災者の方々に聞かせてみなさい -
1:42 - 1:46きっと皆さん 気分悪くされるわよ」
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1:47 - 1:51私はこれを聞いて
あまりにも予想外なコメントで -
1:51 - 1:54ついショックを受けてしまいました
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1:54 - 1:59私は何度も被災地を訪れ
被災者の方々ともお話をしましたし -
2:00 - 2:05実際に 東北の人々とも
一緒に行動をしていたつもりです -
2:06 - 2:09それでも 疑われてしまうということは
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2:09 - 2:13自分の中でどこか疑わしい要素が
あるのではないかと -
2:14 - 2:18疑わしい要素があるとしたら
それはきっと -
2:18 - 2:21自分が東北出身ではない
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2:21 - 2:26東北ではなく 別のところから来た
ただの「よそ者」である -
2:26 - 2:29その事実が疑わしいのではないかと
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2:29 - 2:35こんなよそ者がなぜ
東北について語る権利などあるのか? -
2:36 - 2:40そう言われているような気がして
とても悲しくなりました -
2:42 - 2:46ではなぜ私は東北について
話していたのでしょうか? -
2:47 - 2:52私は大阪生まれで
5歳から11歳半をアメリカで過ごしました -
2:53 - 2:55アメリカで過ごしていた当初から
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2:55 - 2:59自分は日本人だっていう
強いアイデンティティーの意識を持っていて -
2:59 - 3:01周りのアメリカ人の友達にも
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3:01 - 3:06日本がどれほど魅力的で素晴らしい国かについて
いつも話していました -
3:08 - 3:13しかし アメリカから帰国して
日本の小学校に転校した時に初めて -
3:13 - 3:17「あ もしかしたら 私はよそ者かも?」
と思ったことがありました -
3:17 - 3:21それは 日本の小学校での
給食の時間でした -
3:24 - 3:28アメリカではこのような
紙パックの牛乳を飲みます -
3:28 - 3:30カフェテリアに行って
ランチの時間に -
3:30 - 3:32皆んな 自分の好きな食べ物を
取るんですけど -
3:32 - 3:35このような紙パックの牛乳が置いてあります
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3:36 - 3:39日本の小学校で
給食の時間になった時に -
3:39 - 3:42私が渡されたのは
この画面にある牛乳びん — -
3:42 - 3:44ガラスのやつです
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3:44 - 3:48私はこのガラスの牛乳びんの
開け方が分かりませんでした -
3:48 - 3:51色々と試行錯誤して
このガラスの牛乳びんを開けようとして -
3:51 - 3:57やっと開いたと思ったら
牛乳がドバッと 外に出てしまいました -
3:57 - 4:00「あれ?どうなったんだろう?」
と思ったんですけど -
4:00 - 4:04周りで見ていたクラスメートが
それを見て 皆んな 指をさして -
4:05 - 4:10「ああ あなたは アメリカ人だから
そんなことも出来ないんだ」と言われました -
4:10 - 4:15当時の私は小学校6年生でしたが
すごく悲しかったことを覚えています -
4:16 - 4:21「私は 日本人なのに
なんでアメリカ人って呼ばれたんだろう?」と -
4:23 - 4:27幼少時代を 日本ではなく
アメリカで過ごしたことで -
4:27 - 4:29やっぱりどこか 自分の言動が
-
4:29 - 4:32周りとはちょっと違って
見えてしまうことがあります -
4:32 - 4:36そしてその違いっていうのは
やっぱりどうしても目立ってしまって -
4:36 - 4:37その目立つ度に
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4:37 - 4:41「ああ あなた 帰国子女だからね」
という風に言われます -
4:41 - 4:44それ自体は 仕方ないと思うんですけれども
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4:44 - 4:46やはりどうしても 自分の中で
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4:46 - 4:49自分のアイデンティティーに対する
葛藤がありました -
4:50 - 4:55私は日本人なのに
なんでこの母国であるはずの日本で -
4:55 - 5:00ちょっと違う人 —
「よそ者」のように見られるのかなと -
5:00 - 5:02ずっと疑問に思っていました
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5:03 - 5:09それでも 私は日本が大好きで
日本に貢献したいとずっと思い続けました -
5:12 - 5:16大学に進学しまして
その時に東京に行ったんですけれども -
5:17 - 5:21上京して しばらく経ってから
震災が起きました -
5:22 - 5:26そして 震災を機に
私は東北での活動に関わり始めました -
5:27 - 5:31その東北での活動で
様々な人に出会いました -
5:32 - 5:35もちろん 中には東北出身の方もいましたが
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5:35 - 5:37他の地域から来ている人 —
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5:37 - 5:40例えば東京だとか
たまにアメリカとか -
5:40 - 5:43ヨーロッパとか
オーストラリアとかの海外 — -
5:43 - 5:46アジアですとか
様々なところから -
5:46 - 5:50わざわざ東北に来て
東北で貢献したい — -
5:50 - 5:53そしてその活動している方々に出会いました
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5:53 - 5:57そんな方々がいる東北地方に
私は非常に刺激を受け -
5:57 - 6:01そんな東北地方に恋をしてしまいました
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6:02 - 6:04よく地域活性化論で
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6:04 - 6:09「若者 よそ者 馬鹿者が地域を盛り上げる」
という風に -
6:09 - 6:14確かにまあ 「よそ者」などのアクターは
地域活性化にとても重要かも知れません -
6:14 - 6:17で 実際にこのようなアクターを
地域に誘致しようと -
6:17 - 6:21全国各地で このような取り組みが
行われています -
6:23 - 6:28しかし 皆さまご存知の通り
現在日本は 東京一極集中 -
6:28 - 6:33そして少子化によって 人口減少に
悩まされている地域がたくさんあります -
6:34 - 6:36全国ランキングを見てみますと
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6:36 - 6:41人口減少率が最も高い都道府県の
上位にあるのは 例えば -
6:41 - 6:46秋田県 福島県 青森県 山形県 岩手県など
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6:46 - 6:50結構東北地方の県も
上位にあって目立っています -
6:51 - 6:56このように
人口減少に悩まされている地域がある中 -
6:57 - 7:01たくさんの自治体が
この人口減少に歯止めをかけようと -
7:01 - 7:04いろんな取り組みを実施しています
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7:04 - 7:10そして 一つ その中に実施されているのは
移住者を呼ぶことです -
7:10 - 7:17移住者 — 外からその地域に移住される方
そういう方々を誘致して 人口を増やそうと -
7:17 - 7:23そのような取り組みが 政府でも
地方創生の政策の一環として推奨されていて -
7:23 - 7:28各自治体に そのような取り組みを
するようにと促しています -
7:32 - 7:37人口の社会増 つまり
転入者が増えてきている地域の一つとして -
7:37 - 7:39徳島県神山町があります
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7:41 - 7:42そしてこのような —
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7:42 - 7:45徳島県神山町のような
移住者が大変増えている地域では -
7:46 - 7:50移住者がメインとなって運営している
カフェですとかイベントですとか -
7:50 - 7:54コミュニティスペースですとか
そういったものが たくさん立ち上がっていて -
7:54 - 7:57地域が盛り上がってきています
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7:57 - 8:03他にも 外からどんどん
地域を訪れている所の例としまして -
8:03 - 8:05岡山県倉敷市
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8:05 - 8:07福岡県糸島市
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8:07 - 8:09島根県海士(あま)町などがあります
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8:09 - 8:12そしてこれらの地域は 全部
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8:12 - 8:16とても魅力的な地域として
今 注目を浴びています -
8:18 - 8:21確かに このような外からの人 —
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8:21 - 8:25「よそ者」は
地域にとても重要かも知れません -
8:26 - 8:30しかし よそ者だから大事と
私は言いたいわけではありません -
8:31 - 8:34よそ者だから価値がある
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8:34 - 8:36帰国子女だからちょっと違う
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8:36 - 8:39留学生だから 新しい視点を持っている
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8:39 - 8:41日本人だから そのような行動をする —
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8:41 - 8:44私は こういう理由づけは
ちょっと違うと思います -
8:46 - 8:51誰かの立場によって その人の
貢献度合いや価値が変わるわけではありません -
8:51 - 8:54大事なのは その人の「想い」
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8:55 - 8:58その人が その地域に
どんな愛情があるのか -
8:59 - 9:01自分の活動の裏に
どのような願いがあるのか -
9:03 - 9:05この想いが大事だと思います
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9:07 - 9:10好きだから貢献したい
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9:10 - 9:11自分の活動だとか
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9:11 - 9:13その地域の人々だとか
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9:13 - 9:15その地域全体だとか
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9:15 - 9:18何かしらその地域にいることが
すごく好きで -
9:18 - 9:22その地域にいたいから
貢献したいと思える -
9:22 - 9:26私はこのような想いを
持たれている方々がいる東北地方に -
9:27 - 9:29すごくインスピレーションを受けまして
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9:29 - 9:32そんな東北地方が大好きになりました
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9:33 - 9:36東北で出会った 一人の女性がいます
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9:37 - 9:39イタリア人の女性です
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9:39 - 9:44この方は 当時はスペインのバルセロナに
住んでいたのですけれども -
9:44 - 9:49震災の後 自分の貯金を崩して
年に何度も東北地方を訪れて -
9:49 - 9:55東北の人々と話して勉強をし
自分の活動を始めました -
9:55 - 10:01現在この方はお子様を連れて
岩手県遠野市に移住して -
10:01 - 10:03活動を続けておられます
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10:04 - 10:09私はこのような強い想いを持たれて
それを行動に移されている方々に出会い -
10:10 - 10:15私もそのような人になりたいと思って
自分の想いを形にしようと思いました -
10:16 - 10:19そして 東北に
何度も訪れるようになりました -
10:20 - 10:23例えば 会津若松市
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10:25 - 10:29会津の文化
そして会津の人々に出会って -
10:30 - 10:33私はこんなに良い所があるなんて
知らなかったと -
10:34 - 10:36本当にその時は思いました
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10:37 - 10:41そして 会津が本当に好きになって
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10:41 - 10:44毎年訪れるほど
すごく好きになりました -
10:45 - 10:49会津の魅力をもっといろんな人に
知ってもらいたいと思い -
10:49 - 10:55私はある日 大学院の留学生の友達を
皆んな連れて行って -
10:55 - 10:57会津の地元の方々と連携をして
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10:57 - 11:02会津漆器と食文化を
楽しむツアーを企画しました -
11:03 - 11:09また 別の機会で
アジアからのデザイナーを誘致して -
11:09 - 11:14東北の地元の企業の事業主さんと一緒に
コラボレーションをして -
11:14 - 11:19新しいコミュニケーションデザインを
築き上げようというプログラム — -
11:19 - 11:22このプログラムの通訳としても参加しました
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11:23 - 11:27普段だったら出会うこともない
このアジアのデザイナーたちと -
11:27 - 11:31東北の地元企業の事業主さんが
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11:31 - 11:37一緒に1〜2週間ぐらい過ごして
そして一緒に -
11:37 - 11:41新しいコミュニケーションデザインを
つくっていく — -
11:41 - 11:45このような機会に
私は携わることができました -
11:45 - 11:48そしてあとは 冒頭にもお伝えした通り
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11:48 - 11:54政府の派遣事業による
アメリカでの東北の復興についての講演 -
11:54 - 11:59これらすべて 私の東北に対する
想いから生まれたものです -
11:59 - 12:01それだけではありません
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12:02 - 12:04私は東北での経験を通じて
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12:04 - 12:07他の地方の魅力も知りたいと
思うようになりました -
12:08 - 12:11そして 他の地方の魅力を知って
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12:11 - 12:14その魅力をどんどん
世界へと発信して行きたい -
12:15 - 12:17「地方からの外交」
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12:17 - 12:19発信という意味での外交 —
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12:19 - 12:22これが 現在の私の
ライフワークとなっています -
12:24 - 12:29地方からの外交を
人材育成という観点から追求するため -
12:29 - 12:32私は現在 福岡に住んでいて
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12:32 - 12:35福岡での英語塾に勤めています
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12:39 - 12:42福岡の子どもたちが
英語学習を通じて -
12:42 - 12:45英語が好きになり
自分の英語力に自信を持って -
12:45 - 12:49全国 そして世界へと
羽ばたけるような人材になってもらいたい -
12:49 - 12:52そんな願いで 今 働いています
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12:53 - 12:56驚くことに
この子どもたちは -
12:56 - 12:58英語を好きになっていくだけではなく
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12:58 - 13:00英語を好きになる過程を通じて
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13:00 - 13:04どんどん自分の夢を
具体的に持てるようになっています -
13:06 - 13:12例えば 全く英語に関心のなかった子が
海外留学を目指してみたいとか -
13:12 - 13:16海外に住んでみたい
英語を使った仕事に就いてみたいなど -
13:16 - 13:21日々そのような成長が見られて
私自身もすごく驚いています -
13:21 - 13:26このように何か一つを
小さいことでも良いんですけど -
13:26 - 13:29何か一つを徐々に好きになっていくと
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13:29 - 13:31その好きという気持ちがだんだん
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13:31 - 13:35より大きな そして
より具体的な夢へとなっていきます -
13:37 - 13:41好きという気持ちが
自分の想いを育ててくれて -
13:41 - 13:44自分の想いが徐々に夢へとなる
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13:44 - 13:48そして自分の夢が
他の誰かの想いを強めてくれて -
13:48 - 13:51その人の想いがその人の夢へとなる
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13:51 - 13:54この 想いの連鎖こそが
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13:54 - 13:57社会に大きなインパクトを
与えるのではないかと思います -
13:58 - 14:01よそ者だとか何者だとか
そういったことではなく -
14:02 - 14:05結局大事なのは その想い —
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14:05 - 14:07その人の想いだと思います
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14:08 - 14:10私は東北のおかげで
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14:10 - 14:12地方に目を向けることができました
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14:12 - 14:16そして 東北のおかげで
自分の世界も広がり -
14:16 - 14:22そして自分の夢も
具体的に描けるようになりました -
14:23 - 14:28結局のところ
人は 自分の立場とか -
14:28 - 14:31アイデンティティーとか
レッテルとかではなくて -
14:31 - 14:38自分の想い 自分の何かを好きという気持ちが
どのような夢へと向かっているのか? -
14:38 - 14:41その想いのベクトルが大事です
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14:43 - 14:48冒頭でもお伝えした通り
私は政府派遣事業でアメリカで -
14:48 - 14:51東北の復興事業について
講演していました -
14:51 - 14:58そしてそのプログラムは一週間
様々な有識者の許で講演をしていきました -
14:58 - 15:02正直 初日に言われたコメントが
非常にグサッと刺さっていて -
15:02 - 15:04とても 気にはなっていました
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15:04 - 15:09しかし それでも 私は
「新しい東北の創造」 — -
15:10 - 15:13このテーマについて
もっといろいろな人に知ってもらいたいと思い -
15:14 - 15:15同じ講演をしました
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15:16 - 15:20プログラムの最終日
私はハーバード大学で -
15:20 - 15:24日本に関心のある方々に
その講演をしていました -
15:24 - 15:27そして 講演が終わったあと
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15:27 - 15:31聴衆から 一人の日本人の男性が
私の元に来てくれました -
15:32 - 15:34そしてこのように話してくれました
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15:37 - 15:39「私は岩手県出身です
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15:40 - 15:45あなたの今のスピーチを聞いて
とても暖かい気持ちになりました -
15:46 - 15:51東北について こんな風に語ってくれる人が
いるなんて 知らなかったです -
15:53 - 15:57本当に 東北について話してくれて
ありがとうございます」 -
16:00 - 16:04好きという気持ちが
自分の想いを強めてくれて -
16:04 - 16:07自分の想いが自分の夢へとなる
-
16:07 - 16:12そして自分の想いと夢が
他の誰かの想いを育ててくれて -
16:12 - 16:14その人の想いがその人の夢へとなる
-
16:14 - 16:17この想いの連鎖こそ
-
16:17 - 16:21地域社会 そして世界を大きく変えていくと
私は信じています -
16:22 - 16:23ありがとうございました
-
16:23 - 16:25(拍手)
- Title:
- 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity
- Description:
-
「日本の地方と海外をつなげたい」ーそう思うきっかけとなったのは大学時代に訪れた東北地方である。幼少時代をアメリカで過ごした経験から日本と世界の関わりに関心を抱くが、震災後に東北地方で出会った方々の想いそして東北の伝統文化や自然に魅了され、その魅力を全国そして世界へ伝えたいと思い始める。東京大学大学院では地方への移住政策について研究し、自身も東京からのIターンを決意する。現在、福岡で子どもたちに英語学習を通じてインスピレーションを与える傍ら、東北をはじめとする各地で翻訳や通訳に取り組む。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 16:38
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Reiko Bovee accepted Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Reiko Bovee edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity | ||
Hiroko Kawano edited Japanese subtitles for 「よそ者」の私が地域のためにできること | 飯田麻衣 | TEDxTohokuUniversity |