WEBVTT 00:00:00.790 --> 00:00:03.395 23年前 00:00:03.395 --> 00:00:06.150 私が19の時 00:00:06.150 --> 00:00:09.451 私は人を撃ち そして殺してしまいました 00:00:09.451 --> 00:00:11.594 私は若い麻薬密売人で 00:00:11.594 --> 00:00:13.963 短気で 00:00:13.963 --> 00:00:18.018 セミオートを持っていました 00:00:18.018 --> 00:00:20.789 しかし 私の物語はそこで終わらず 00:00:20.789 --> 00:00:24.930 実は そこから始まったのです 00:00:24.930 --> 00:00:27.105 それからの23年間は 00:00:27.105 --> 00:00:30.827 感謝と謝罪と償いの 00:00:30.827 --> 00:00:34.310 物語でした 00:00:34.310 --> 00:00:35.733 それは皆さんが想像したり 00:00:35.733 --> 00:00:39.027 考えるような形では起きていません 00:00:39.027 --> 00:00:40.485 それらは私の人生に 00:00:40.485 --> 00:00:42.628 私にとって特に意外な形で 00:00:42.628 --> 00:00:44.263 もたらされました 00:00:44.263 --> 00:00:47.404 多くの皆さんのように 00:00:47.404 --> 00:00:49.978 私は優等生名簿に載る 奨学金をもらっていた生徒で 00:00:49.978 --> 00:00:51.321 私は優等生名簿に載る 奨学金をもらっていた生徒で 00:00:51.321 --> 00:00:53.925 夢は医者になることでした 00:00:53.925 --> 00:00:56.556 しかし 私の両親が分かれ 00:00:56.556 --> 00:00:58.730 そして離婚してから 00:00:58.730 --> 00:01:02.567 全てが間違った方向に進みました 00:01:02.567 --> 00:01:05.417 実際に起こったことは結構 単純です 00:01:05.417 --> 00:01:07.865 17歳の時 00:01:07.865 --> 00:01:09.510 3度撃たれました 00:01:09.510 --> 00:01:14.135 私の住んでいた デトロイトのブロックの片隅で 00:01:14.135 --> 00:01:16.830 友人が急いで病院に運んでくれて 00:01:16.830 --> 00:01:20.054 医者が弾丸を引き抜き 00:01:20.054 --> 00:01:21.845 傷を縫いました 00:01:21.845 --> 00:01:26.216 そして私が撃たれた場所に そのまま私を送り戻したのです 00:01:26.216 --> 00:01:28.971 この苦しい体験の中で 00:01:28.971 --> 00:01:31.031 私を抱きしめてくれたり 00:01:31.031 --> 00:01:33.401 話を聞いてくれたり 00:01:33.401 --> 00:01:36.341 大丈夫だと言ってくれる 人はいませんでした 00:01:36.341 --> 00:01:39.265 私が毎日 恐怖におびえ 00:01:39.265 --> 00:01:41.878 猜疑的になり 00:01:41.878 --> 00:01:44.871 撃たれることに過剰に反応すると 00:01:44.871 --> 00:01:47.249 教えてくれる人はいませんでした 00:01:47.249 --> 00:01:50.070 私がそのうち 00:01:50.070 --> 00:01:54.127 引き鉄を引くであろうことを 教えてくれる人はいませんでした 00:01:54.127 --> 00:01:56.801 14ヶ月後の 00:01:56.801 --> 00:01:59.411 午前2時 00:01:59.411 --> 00:02:01.047 私は銃を撃ち 00:02:01.047 --> 00:02:04.900 人を死に至らしめました 00:02:04.900 --> 00:02:06.810 私が牢に入った時 00:02:06.810 --> 00:02:12.317 私は憎しみに満ち 怒っていて 傷ついていました 00:02:12.317 --> 00:02:15.287 私は責任から逃げていて 00:02:15.287 --> 00:02:17.339 親から社会のシステムにまで 00:02:17.339 --> 00:02:20.312 責任を押し付けていました 00:02:20.312 --> 00:02:22.524 私は撃った時の判断を正当化しました 00:02:22.524 --> 00:02:24.963 なぜなら私が育った地域では 00:02:24.963 --> 00:02:26.589 撃つ人になる方が 00:02:26.589 --> 00:02:29.901 撃たれる人になるよりマシだからです 00:02:29.901 --> 00:02:33.223 冷たい独房にいながら 00:02:33.223 --> 00:02:34.870 私は絶望と 00:02:34.870 --> 00:02:38.257 愛のなさと見捨てられた気分を 感じていました 00:02:38.257 --> 00:02:42.135 誰も私に関心がないと感じていました 00:02:42.135 --> 00:02:44.154 私はこの監禁状態に 00:02:44.154 --> 00:02:47.165 敵意を持って反応しました 00:02:47.165 --> 00:02:48.303 そして どんどんと 00:02:48.303 --> 00:02:50.618 トラブルの深みにハマっていきました 00:02:50.618 --> 00:02:53.398 闇取引の店を構え 00:02:53.398 --> 00:02:56.117 高利貸しをし 00:02:56.117 --> 00:02:58.183 違法に刑務所に持ち込まれた 00:02:58.183 --> 00:03:00.044 麻薬を売っていました 00:03:00.044 --> 00:03:01.614 実は あのころの私は 00:03:01.614 --> 00:03:04.295 ミシガン更生施設の看守曰く 00:03:04.295 --> 00:03:07.132 「最悪中の最悪」でした 00:03:07.132 --> 00:03:09.457 これらの活動により 00:03:09.457 --> 00:03:12.149 私は独房監禁に送られました 00:03:12.149 --> 00:03:14.578 私の投獄期間中 00:03:14.578 --> 00:03:17.790 7年半もの間です 00:03:17.790 --> 00:03:19.459 私が思うに 独房監禁は 00:03:19.459 --> 00:03:21.399 人が入れる場所の中で 00:03:21.399 --> 00:03:24.298 最も非人道的で野蛮な所です 00:03:24.298 --> 00:03:27.189 そして私はそこに入りました 00:03:27.189 --> 00:03:30.700 ある日 私が牢の中を歩き回っている時 00:03:30.700 --> 00:03:35.217 看守がやってきて 手紙を届けてくれました 00:03:35.217 --> 00:03:36.954 いくつかの手紙を読んで 00:03:36.954 --> 00:03:38.868 息子のクニャっとした字が 00:03:38.868 --> 00:03:41.930 書いてある手紙に行き着きました 00:03:41.930 --> 00:03:45.272 息子から受け取る手紙はいつであっても 00:03:45.272 --> 00:03:48.029 世界で最も暗い場所に射す 一筋の光でした 00:03:48.029 --> 00:03:51.844 そして あの日 あの手紙を開いたら 00:03:51.844 --> 00:03:54.950 大文字で書いた彼の文字がありました 00:03:54.950 --> 00:03:58.205 「お母さんになんで刑務所にいるかきいたよ 00:03:58.205 --> 00:04:00.899 殺人だって」 00:04:00.899 --> 00:04:03.218 彼はいいます 「お父さん 殺しちゃダメ」 00:04:03.218 --> 00:04:08.265 「イエスは見てるよ 彼に祈って」 00:04:08.265 --> 00:04:10.100 その時 私は信心深くなく 00:04:10.100 --> 00:04:11.807 今も信心深くはないのですが 00:04:11.807 --> 00:04:14.291 息子の言葉には 00:04:14.291 --> 00:04:17.053 何か深いものを感じました 00:04:17.063 --> 00:04:18.685 自分の人生について 今まで 00:04:18.685 --> 00:04:20.621 考えなかったことを考えさせられました 00:04:20.621 --> 00:04:22.557 私は人生で初めて 00:04:22.557 --> 00:04:24.529 自分の息子に殺人犯として 00:04:24.529 --> 00:04:28.195 見られるという事実について 思い当ったのです 00:04:28.195 --> 00:04:30.249 私は寝台に腰掛け 00:04:30.249 --> 00:04:32.268 プラトンで読んだ一節を 00:04:32.268 --> 00:04:34.865 思い出していました 00:04:34.865 --> 00:04:36.840 ソクラテスが「弁明」で述べた 00:04:36.840 --> 00:04:41.111 「吟味されざる生に 生きる価値なし」 00:04:41.111 --> 00:04:46.943 そこが 人生の転換の 出発点でした 00:04:46.943 --> 00:04:49.863 しかし それは容易ではありませんでした 00:04:51.920 --> 00:04:53.764 私が一つ気が付いたのは 00:04:53.764 --> 00:04:55.921 これは転換の一部なのですが 00:04:55.921 --> 00:04:59.663 4つの鍵となるものが あるということです 00:04:59.670 --> 00:05:01.967 まず一つ目は 00:05:01.977 --> 00:05:04.276 私には素晴らしい師がいました 00:05:04.286 --> 00:05:06.159 今 どうやって刑務所で 00:05:06.159 --> 00:05:09.328 良き師を見つけるんだと思ったでしょう 00:05:09.328 --> 00:05:12.193 しかし 私の場合 00:05:12.193 --> 00:05:13.423 死刑を言い渡されていた 00:05:13.423 --> 00:05:15.300 何人かの師は 00:05:15.300 --> 00:05:18.009 人生で巡り会えた中で 最高の人たちでした 00:05:18.009 --> 00:05:21.273 なぜなら 彼らは私に 人生を素直に見つめ直させ 00:05:21.273 --> 00:05:23.098 自分の意思決定に 00:05:23.098 --> 00:05:25.613 挑戦することを強いたからです 00:05:25.613 --> 00:05:29.867 2つ目は文学です 00:05:29.867 --> 00:05:31.610 刑務所に行く前は 00:05:31.610 --> 00:05:33.947 素晴らしい黒人の詩人や作家や 00:05:33.947 --> 00:05:36.888 哲学者がこんなにいたとは 知りませんでした 00:05:36.888 --> 00:05:39.907 そして私はマルコム・Xの 00:05:39.907 --> 00:05:44.074 自叙伝に出会うという 大きな幸運に巡り会いました 00:05:44.074 --> 00:05:48.621 そして それは自分自身に対する 固定概念を全て打ち砕きました 00:05:48.621 --> 00:05:51.062 3つ目は家族です 00:05:51.062 --> 00:05:55.738 19年もの間 私の父は 絶対的な信頼を持って 00:05:55.738 --> 00:05:58.167 私のそばにいてくれました 00:05:58.167 --> 00:05:59.831 父は 私なら人生を好転出来ると 信じていました 00:05:59.831 --> 00:06:02.125 父は 私なら人生を好転出来ると 信じていました 00:06:02.125 --> 00:06:05.018 さらに私は 現在は2歳になる息子 00:06:05.018 --> 00:06:08.452 セイクーの母である 素晴らしい女性に出会いました 00:06:08.452 --> 00:06:10.680 彼女は健康的に私自身を愛する 00:06:10.680 --> 00:06:14.958 術を教えてくれました 00:06:14.958 --> 00:06:17.654 最後は執筆です 00:06:17.654 --> 00:06:19.068 あの息子の手紙を 00:06:19.068 --> 00:06:21.278 受け取ってから 私は 00:06:21.278 --> 00:06:24.079 子供のころと刑務所での体験について 00:06:24.079 --> 00:06:26.872 日記をつけ始めました 00:06:26.872 --> 00:06:30.138 そしてそれは私の心を贖罪に向けて 00:06:30.138 --> 00:06:33.106 開かせてくれたのです 00:06:33.106 --> 00:06:35.188 服役期間の始めの方に 00:06:35.188 --> 00:06:38.995 被害者の親族の一人から 手紙を頂きました 00:06:38.995 --> 00:06:41.840 その手紙に書いていました 00:06:41.840 --> 00:06:43.685 彼女は私を許したと 00:06:43.685 --> 00:06:45.634 なぜなら彼女は 私が幼い子供で 00:06:45.634 --> 00:06:46.971 虐待されていて 00:06:46.971 --> 00:06:48.763 いくつかの苦難を受けて 00:06:48.763 --> 00:06:51.501 一連の判断を誤っただけだと 気づいたからです 00:06:51.501 --> 00:06:53.972 私は自分の人生で初めて 00:06:53.972 --> 00:07:01.701 自分を許すことに心を開けた気がしました 00:07:01.701 --> 00:07:02.945 その体験の後 00:07:02.945 --> 00:07:05.268 起こったことが一つあります 00:07:05.268 --> 00:07:07.156 共に投獄されている人達のことを 00:07:07.156 --> 00:07:09.428 そしてどれだけこの体験を共有したいかを 00:07:09.428 --> 00:07:11.890 考え始めました 00:07:11.890 --> 00:07:13.644 そして彼らと 自分たちの体験について 話し始めました 00:07:13.644 --> 00:07:15.571 そして彼らと 自分たちの体験について 話し始めました 00:07:15.571 --> 00:07:17.053 そして私は 彼らも同じく 00:07:17.053 --> 00:07:20.431 虐待的な環境から来ていることに 打ちのめされました 00:07:20.431 --> 00:07:23.970 彼らのほとんどが 助けと 人生の転換を求めていました 00:07:23.970 --> 00:07:25.710 不幸にも 250万人を 00:07:25.710 --> 00:07:28.928 刑務所に抱える今のシステムは 00:07:28.928 --> 00:07:31.128 更生や転生ではなく 00:07:31.128 --> 00:07:35.420 収納を目的としています 00:07:35.420 --> 00:07:37.311 その時 私は決意しました 00:07:37.311 --> 00:07:39.065 もし刑務所から釈放される時が 00:07:39.065 --> 00:07:41.522 訪れたら 自分の持てる力を全て 00:07:41.522 --> 00:07:45.223 この現状を変えることに注ぎ込むと 00:07:45.223 --> 00:07:47.989 2010年 私は刑務所の外を 00:07:47.989 --> 00:07:51.067 20年ぶりに歩きました 00:07:51.067 --> 00:07:52.655 想像してみてください 00:07:52.655 --> 00:07:55.237 フリントストーンが宇宙家族ジェットソンの 00:07:55.237 --> 00:07:57.620 一話に登場した時を 00:07:57.620 --> 00:08:00.555 私の人生はまさにそんな感じでした 00:08:00.555 --> 00:08:03.870 私は初めて触れたのです インターネットや 00:08:03.870 --> 00:08:05.606 ソーシャルメディア 00:08:05.606 --> 00:08:09.743 「ナイトライダー」に出てくる KITTのようにしゃべる車 00:08:09.743 --> 00:08:11.527 しかし私を最も虜にさせたのは 00:08:11.527 --> 00:08:13.310 電話の技術でした 00:08:13.310 --> 00:08:14.582 投獄された当時 00:08:14.582 --> 00:08:16.357 自動車電話はこんなに大きく 00:08:16.357 --> 00:08:18.958 二人がかりで運んでいました 00:08:18.958 --> 00:08:21.046 なので想像してみてください 私が初めて 00:08:21.046 --> 00:08:23.172 ブラックベリーを持ち 00:08:23.172 --> 00:08:25.123 メールのやり方を覚えているところを 00:08:25.123 --> 00:08:26.790 そして周りの人たちは 00:08:26.790 --> 00:08:28.386 私が分からないことに気付かず 00:08:28.386 --> 00:08:31.080 略語を使っていました 00:08:31.080 --> 00:08:36.110 LOLとかOMGとかLMAOとか 00:08:36.110 --> 00:08:37.852 ついにある日 分かったのです 00:08:37.852 --> 00:08:40.108 友人とのメールのやり取りの中で 00:08:40.108 --> 00:08:44.139 私が彼に何かを依頼すると 彼が「K」と返しました 00:08:44.139 --> 00:08:47.318 私が「Kって何?」と返すと 00:08:47.318 --> 00:08:49.280 「Kはオーケー」と返ってきました 00:08:49.280 --> 00:08:50.279 私の頭の中は 00:08:50.279 --> 00:08:53.297 「まじでKって何なんだ」 00:08:53.297 --> 00:08:55.810 だったので ハテナを返すと 00:08:55.810 --> 00:08:59.481 「K=オーケー」と返ってきました 00:08:59.481 --> 00:09:04.170 なので私は「FU」 と返しました(笑) 00:09:04.170 --> 00:09:05.926 そしたら「なんで罵倒するんだよ」 と返ってきました 00:09:05.926 --> 00:09:07.600 そしたら「なんで罵倒するんだよ」 と返ってきました 00:09:07.600 --> 00:09:10.260 私は「LOL FU」と返しました 00:09:10.260 --> 00:09:11.959 やっと理解した(Finally Understand) の略です (笑) 00:09:11.959 --> 00:09:13.996 やっと理解した(Finally Understand) の略です (笑) 00:09:13.996 --> 00:09:17.261 そして3年間を早送りしてみると 00:09:17.261 --> 00:09:19.135 私はボチボチよくやっていました 00:09:19.135 --> 00:09:21.813 MITメディアラボで特別研究員となり 00:09:21.813 --> 00:09:25.030 BMeという素晴らしい会社で働き 00:09:25.030 --> 00:09:27.360 ミシガン大学で教えています 00:09:27.360 --> 00:09:29.337 しかし 社会に復帰してから 00:09:29.337 --> 00:09:30.800 このような機会に 00:09:30.800 --> 00:09:32.435 恵まれる人々は 00:09:32.435 --> 00:09:35.596 少ないということには葛藤を覚えました 00:09:35.596 --> 00:09:37.401 私は社会復帰を手助けする 00:09:37.401 --> 00:09:40.085 素晴らしい人々と共に 00:09:40.085 --> 00:09:41.847 働けるという幸運がありました 00:09:41.847 --> 00:09:46.060 その内の一人が私の友人 カルビン・エヴァンズです 00:09:46.060 --> 00:09:49.015 彼は24年間 犯していない罪のために服役していました 00:09:49.015 --> 00:09:52.783 現在45歳で大学に通っています 00:09:52.783 --> 00:09:54.507 私達が話し合ったことの一つが 00:09:54.507 --> 00:09:56.219 私の人生の転換に重要だった 00:09:56.219 --> 00:09:57.839 三つのことです 00:09:57.839 --> 00:09:59.778 一つは認知することです 00:09:59.778 --> 00:10:02.204 私は他人を傷つけたことを認め 00:10:02.204 --> 00:10:05.000 自分も傷ついていたことを 認める必要がありました 00:10:05.000 --> 00:10:07.421 2つ目は謝罪です 00:10:07.421 --> 00:10:09.571 私は被害者の方々に 謝る必要がありました 00:10:09.571 --> 00:10:11.643 たとえ受け入れられる見込みがなくとも 00:10:11.643 --> 00:10:14.395 正しいことをすることが重要でした 00:10:14.395 --> 00:10:17.354 また自分にも謝る必要がありました 00:10:17.354 --> 00:10:20.171 3つ目は償いです 00:10:20.171 --> 00:10:21.854 私にとって償いとは 00:10:21.854 --> 00:10:23.447 コミュニティーに戻り 00:10:23.447 --> 00:10:24.990 私と同じ道を歩みつつある 00:10:24.990 --> 00:10:26.790 若者と向き合うことでした 00:10:26.790 --> 00:10:30.530 それは同時に 自分と向き合うことでもありました 00:10:30.530 --> 00:10:32.294 牢屋にいた経験から 00:10:32.294 --> 00:10:34.475 私が一つ発見したことは 00:10:34.475 --> 00:10:35.691 投獄されている 00:10:35.691 --> 00:10:39.112 人々のほとんどは 救えるということです 00:10:39.112 --> 00:10:40.372 そして事実 00:10:40.372 --> 00:10:42.723 投獄された人々の90%は 00:10:42.723 --> 00:10:45.411 いつか社会に復帰します 00:10:45.411 --> 00:10:47.326 そして私たちはどんな人々が 00:10:47.326 --> 00:10:50.945 社会に復帰するかを 定める役割を持っています 00:10:50.945 --> 00:10:53.556 今の私の願いは 00:10:53.556 --> 00:10:57.209 私たちが大量の投獄者に対して 00:10:57.209 --> 00:10:59.358 もっと共感的な 00:10:59.358 --> 00:11:02.578 アプローチで対処することです 00:11:02.578 --> 00:11:03.722 「鍵をかけたら捨ててしまえ」 はやめましょう 00:11:03.722 --> 00:11:06.037 「鍵をかけたら捨ててしまえ」 はやめましょう 00:11:06.037 --> 00:11:09.960 それが上手くいかないのは すでに証明されています 00:11:09.960 --> 00:11:12.413 私の人生はユニークですが 00:11:12.413 --> 00:11:15.078 そうである必要はありません 00:11:15.078 --> 00:11:17.484 誰でも変わることが出来るのです 00:11:17.484 --> 00:11:20.324 私たちがその余地を作り出してあげれば 00:11:20.324 --> 00:11:22.086 ですので 皆さんにも 00:11:22.086 --> 00:11:23.793 思い描いて欲しいのです 00:11:23.793 --> 00:11:26.133 人々が自分の過去に捕らわれず 00:11:26.133 --> 00:11:29.829 彼らの悪行や間違いが残りの人生の 00:11:29.829 --> 00:11:31.262 全てを決めるようなことがない世界を 00:11:31.262 --> 00:11:34.030 全てを決めるようなことがない世界を 00:11:34.030 --> 00:11:37.221 私は皆でそんな世界が創れると思います 00:11:37.221 --> 00:11:38.924 貴方もまたそうであることを願います 00:11:38.924 --> 00:11:40.690 ありがとうございました 00:11:40.690 --> 00:11:43.773 (拍手)