[Script Info] Title: [Events] Format: Layer, Start, End, Style, Name, MarginL, MarginR, MarginV, Effect, Text Dialogue: 0,0:00:05.97,0:00:08.20,Default,,0000,0000,0000,,マハトマ・ガンジーはかつてこう言いました Dialogue: 0,0:00:08.20,0:00:11.84,Default,,0000,0000,0000,,「世界には2種類の力が存在する Dialogue: 0,0:00:11.84,0:00:15.12,Default,,0000,0000,0000,,罰への恐れから生まれるものと Dialogue: 0,0:00:15.12,0:00:17.88,Default,,0000,0000,0000,,愛の行いからもたらされるものだ」 Dialogue: 0,0:00:17.88,0:00:20.48,Default,,0000,0000,0000,,彼は 愛こそが変革への力となること Dialogue: 0,0:00:20.48,0:00:24.71,Default,,0000,0000,0000,,罰への恐れから生まれる力は弱々しく Dialogue: 0,0:00:24.71,0:00:28.80,Default,,0000,0000,0000,,長続きしないし \N人の心を むしばんでしまうものだが Dialogue: 0,0:00:28.80,0:00:32.16,Default,,0000,0000,0000,,愛の行いから生まれた力は Dialogue: 0,0:00:32.16,0:00:35.08,Default,,0000,0000,0000,,その1,000倍も効果があるうえに Dialogue: 0,0:00:35.08,0:00:39.28,Default,,0000,0000,0000,,永遠に続くものだと信じていたのです Dialogue: 0,0:00:39.28,0:00:43.43,Default,,0000,0000,0000,,父が 自転車の乗り方を\N初めて教えてくれたときに Dialogue: 0,0:00:43.43,0:00:47.60,Default,,0000,0000,0000,,私はその「愛の力」を感じました Dialogue: 0,0:00:47.60,0:00:49.40,Default,,0000,0000,0000,,彼の愛は 「忍耐」という形でした Dialogue: 0,0:00:49.40,0:00:56.25,Default,,0000,0000,0000,,父が私の横をゆっくりと走りながら \N自転車を支えたり 安定させたり 押したり Dialogue: 0,0:00:56.25,0:01:01.34,Default,,0000,0000,0000,,私の中にあると知っていたものを信じるよう \Nはげましてくれたことを 思い出します Dialogue: 0,0:01:02.49,0:01:04.68,Default,,0000,0000,0000,,100回は失敗したはずです Dialogue: 0,0:01:06.15,0:01:09.96,Default,,0000,0000,0000,,しかし とうとう\N魔法のような瞬間が訪れました Dialogue: 0,0:01:09.96,0:01:13.40,Default,,0000,0000,0000,,初めてまっすぐに走れたのです Dialogue: 0,0:01:13.40,0:01:15.59,Default,,0000,0000,0000,,幼い子供だった私は Dialogue: 0,0:01:15.59,0:01:21.96,Default,,0000,0000,0000,,近所の空中を飛んでいるように\N感じたことを憶えています Dialogue: 0,0:01:21.96,0:01:27.64,Default,,0000,0000,0000,,そしてそのひととき \N子供心に重くのしかかっていた Dialogue: 0,0:01:27.64,0:01:31.08,Default,,0000,0000,0000,,子供には理解できない\Nさまざまなものごとが― Dialogue: 0,0:01:31.08,0:01:34.08,Default,,0000,0000,0000,,夜遅くの両親のいさかいや Dialogue: 0,0:01:34.08,0:01:37.72,Default,,0000,0000,0000,,破たんしかかっていた結婚生活 Dialogue: 0,0:01:37.72,0:01:39.52,Default,,0000,0000,0000,,母の身体を徐々に蝕みつつあった病気も Dialogue: 0,0:01:39.52,0:01:42.97,Default,,0000,0000,0000,,その午後には 全てが \N消え去ったたように感じました Dialogue: 0,0:01:44.44,0:01:49.12,Default,,0000,0000,0000,,それからまもなく\N私は私だけの「儀式」をするようになりました Dialogue: 0,0:01:49.12,0:01:50.95,Default,,0000,0000,0000,,それは毎日放課後に始まります Dialogue: 0,0:01:50.95,0:01:53.04,Default,,0000,0000,0000,,自転車のところに急いで帰ると Dialogue: 0,0:01:53.04,0:01:56.51,Default,,0000,0000,0000,,ラックから取り出して 近所を横切り Dialogue: 0,0:01:56.51,0:01:57.96,Default,,0000,0000,0000,,フェンスの下をくぐって向こう側へと Dialogue: 0,0:01:57.96,0:02:02.32,Default,,0000,0000,0000,,そして サンフランシスコ・ベイ地区の\N東部にある Dialogue: 0,0:02:02.32,0:02:06.68,Default,,0000,0000,0000,,荒れ地の真ん中に向かって 走り出すのです Dialogue: 0,0:02:06.68,0:02:09.56,Default,,0000,0000,0000,,私はそこで慰めを見つけました Dialogue: 0,0:02:09.56,0:02:15.48,Default,,0000,0000,0000,,泥道でペダルをこぎ \N森や木々の間を走り抜ける Dialogue: 0,0:02:15.48,0:02:19.60,Default,,0000,0000,0000,,そんな単純な行動の中に\N何かがあったからです Dialogue: 0,0:02:19.60,0:02:23.41,Default,,0000,0000,0000,,そのうえ ゴムと鉄でできた\Nこれまた単純な機械に Dialogue: 0,0:02:23.41,0:02:26.44,Default,,0000,0000,0000,,私を本来の自分に戻してくれる\N何かがあったからです Dialogue: 0,0:02:26.44,0:02:29.89,Default,,0000,0000,0000,,そこでは 私は自由だったのです Dialogue: 0,0:02:31.40,0:02:34.24,Default,,0000,0000,0000,,しかしその後 私の人生は一変しました\Nそういうものです Dialogue: 0,0:02:34.24,0:02:37.40,Default,,0000,0000,0000,,2年たたないうちに \N両親はひどい口論を繰り返しました Dialogue: 0,0:02:37.40,0:02:43.10,Default,,0000,0000,0000,,父は家を出ていってしまい\N私は自転車に興味をなくしました Dialogue: 0,0:02:44.44,0:02:49.28,Default,,0000,0000,0000,,そして 自転車がガレージのどこか片隅で \N埃をかぶって眠っているころ Dialogue: 0,0:02:49.28,0:02:52.44,Default,,0000,0000,0000,,母は辛い離婚のさなかに亡くなりました Dialogue: 0,0:02:53.96,0:02:58.32,Default,,0000,0000,0000,,言うまでもありませんが \N若くして世間に放り出された私は Dialogue: 0,0:02:58.32,0:03:01.81,Default,,0000,0000,0000,,人生の最初の10年を 怒り 苦しみながら Dialogue: 0,0:03:01.81,0:03:06.28,Default,,0000,0000,0000,,自分自身や他人を傷つけて 過ごしました Dialogue: 0,0:03:06.28,0:03:10.16,Default,,0000,0000,0000,,愛の力など どこにも見つかりませんでした Dialogue: 0,0:03:10.16,0:03:13.88,Default,,0000,0000,0000,,でも その時 父が戻ってきたのです Dialogue: 0,0:03:13.88,0:03:17.04,Default,,0000,0000,0000,,父は私に言いました 「俺には分かるよ Dialogue: 0,0:03:18.88,0:03:21.84,Default,,0000,0000,0000,,俺も その痛みを感じたんだ Dialogue: 0,0:03:21.84,0:03:23.44,Default,,0000,0000,0000,,だから 誰かに話さなきゃならなかった Dialogue: 0,0:03:23.44,0:03:26.45,Default,,0000,0000,0000,,お前も 同じように\N考えたらいいんじゃないかな」 Dialogue: 0,0:03:28.88,0:03:32.46,Default,,0000,0000,0000,,6か月後 \N私は心理療法士の前に座っていました Dialogue: 0,0:03:33.94,0:03:36.72,Default,,0000,0000,0000,,「僕は気が狂ってると思うんです」 と\N彼女に言いました Dialogue: 0,0:03:36.72,0:03:39.21,Default,,0000,0000,0000,,私は 彼女が全てを委ねさせると\N思ったのですが Dialogue: 0,0:03:39.21,0:03:42.40,Default,,0000,0000,0000,,その代わりに彼女は \N暖かく 同情するような眼で私を見つめ Dialogue: 0,0:03:42.40,0:03:46.76,Default,,0000,0000,0000,,「リック ほんとに狂ってる人達ほど\N必死に Dialogue: 0,0:03:46.76,0:03:50.84,Default,,0000,0000,0000,,狂ってないと納得させようとするものよ」と\N言ったのです Dialogue: 0,0:03:51.89,0:03:55.04,Default,,0000,0000,0000,,それが私の回復への始まりでした Dialogue: 0,0:03:55.04,0:03:57.88,Default,,0000,0000,0000,,それからの3年間\N私は自分自身を深く見つめました Dialogue: 0,0:03:57.88,0:04:01.78,Default,,0000,0000,0000,,時には 見たくなかったものを\N見ることもありました Dialogue: 0,0:04:03.02,0:04:06.82,Default,,0000,0000,0000,,しかし その3年間が過ぎると 人々が Dialogue: 0,0:04:06.82,0:04:10.80,Default,,0000,0000,0000,,気づきの瞬間 あるいは\N「転換点」と呼ぶものが訪れ Dialogue: 0,0:04:10.80,0:04:16.96,Default,,0000,0000,0000,,自分自身に 人生で最も大切な問いかけを\Nすることができたのです Dialogue: 0,0:04:16.96,0:04:19.89,Default,,0000,0000,0000,,お前が死ぬ前の望みは何だ? Dialogue: 0,0:04:19.89,0:04:22.24,Default,,0000,0000,0000,,お前の夢は何なんだ? Dialogue: 0,0:04:22.24,0:04:25.52,Default,,0000,0000,0000,,私は新聞のカメラマンとして\N14年間働きました Dialogue: 0,0:04:25.52,0:04:30.35,Default,,0000,0000,0000,,一つ確かに分かったのは キャリアはもはや\N飢えを満たしてくれないことでした Dialogue: 0,0:04:31.52,0:04:34.24,Default,,0000,0000,0000,,私にはもっと大きな夢がありました Dialogue: 0,0:04:34.24,0:04:37.92,Default,,0000,0000,0000,,世界中を自転車で旅してまわることを\Nずっと夢見ていたんです Dialogue: 0,0:04:37.92,0:04:40.64,Default,,0000,0000,0000,,そして2年後 Dialogue: 0,0:04:40.64,0:04:43.100,Default,,0000,0000,0000,,私はゴールデンゲイト・ブリッジの上で\N自転車にまたがり Dialogue: 0,0:04:44.00,0:04:50.16,Default,,0000,0000,0000,,家族や友人たちに別れを告げて\Nアメリカ横断を始めました Dialogue: 0,0:04:52.80,0:04:57.24,Default,,0000,0000,0000,,アメリカを6400キロも走り回り\Nヨーロッパに渡りました Dialogue: 0,0:04:57.24,0:05:02.12,Default,,0000,0000,0000,,歴史的な寒さに見舞われた冬のヨーロッパで\N8か月の間過ごしました Dialogue: 0,0:05:03.48,0:05:08.56,Default,,0000,0000,0000,,そこから南に下ってギリシャからトルコへ Dialogue: 0,0:05:08.56,0:05:10.80,Default,,0000,0000,0000,,イランではビザの発給を拒否されました Dialogue: 0,0:05:10.80,0:05:15.100,Default,,0000,0000,0000,,そこで私はウズベキスタンからキルギスタン\Nそして中国へ Dialogue: 0,0:05:16.00,0:05:21.18,Default,,0000,0000,0000,,標高5400メートルのチベット高原を抜け\Nインドに下り Dialogue: 0,0:05:23.08,0:05:25.08,Default,,0000,0000,0000,,ネパール、そしてバングラデシュ Dialogue: 0,0:05:27.08,0:05:29.88,Default,,0000,0000,0000,,私はそこで 自転車のサドルの上から Dialogue: 0,0:05:29.88,0:05:32.34,Default,,0000,0000,0000,,違う何かを見始めたのです Dialogue: 0,0:05:32.34,0:05:36.15,Default,,0000,0000,0000,,それは 以前には見たことがないような\N苦しみでした Dialogue: 0,0:05:37.48,0:05:40.92,Default,,0000,0000,0000,,私がふたつ目の愛の力を学んだのは\Nその時でした Dialogue: 0,0:05:40.92,0:05:44.97,Default,,0000,0000,0000,,ひとつ目が自分自身をケアすることなら\Nふたつ目は Dialogue: 0,0:05:44.97,0:05:48.95,Default,,0000,0000,0000,,それを周りに反映させ\N他の人たちに尽くすことです Dialogue: 0,0:05:50.68,0:05:53.32,Default,,0000,0000,0000,,私は 自転車に乗っていない時間\Nボランティアを始めました Dialogue: 0,0:05:53.32,0:05:55.79,Default,,0000,0000,0000,,最初の頃 もっとも辛かったのは Dialogue: 0,0:05:55.79,0:05:58.88,Default,,0000,0000,0000,,タイのホスピスで 死人や \N死につつある人の世話をすることでした Dialogue: 0,0:06:01.28,0:06:05.25,Default,,0000,0000,0000,,その後 ラオスで不発弾の解体作業を Dialogue: 0,0:06:05.25,0:06:08.61,Default,,0000,0000,0000,,この人たちと一緒に行いました Dialogue: 0,0:06:08.61,0:06:13.04,Default,,0000,0000,0000,,不発弾を解体して \N犠牲者が出ないようにする作業です Dialogue: 0,0:06:13.04,0:06:18.20,Default,,0000,0000,0000,,その後はベトナムで 地雷の被害者たちの\Nリハビリに携わりました Dialogue: 0,0:06:19.45,0:06:23.10,Default,,0000,0000,0000,,そしてカンボジアでは 貧しい子供たちに\N英語を教えました Dialogue: 0,0:06:24.87,0:06:26.53,Default,,0000,0000,0000,,しかし 私が今日ここにいるのは Dialogue: 0,0:06:26.53,0:06:29.84,Default,,0000,0000,0000,,その直後に起きた出来事について\Nお話しするためなのです Dialogue: 0,0:06:29.84,0:06:33.04,Default,,0000,0000,0000,,私は自転車でタイを南に旅していました Dialogue: 0,0:06:33.04,0:06:38.68,Default,,0000,0000,0000,,そして イランのマシャードからやってきた\Nこのイラン人の紳士と出会ったのです Dialogue: 0,0:06:38.68,0:06:40.76,Default,,0000,0000,0000,,私たちは しばらくの間\Nメールでやりとりをしました Dialogue: 0,0:06:40.76,0:06:42.79,Default,,0000,0000,0000,,彼は モハメド・タヤランという名前でした Dialogue: 0,0:06:42.79,0:06:45.75,Default,,0000,0000,0000,,彼は私をマレーシアのペナンに招きました Dialogue: 0,0:06:46.59,0:06:50.60,Default,,0000,0000,0000,,じきに 私は彼と座って\Nコーヒーやランチをしていました Dialogue: 0,0:06:50.60,0:06:53.12,Default,,0000,0000,0000,,自転車で一緒にマレーシアを旅することになり Dialogue: 0,0:06:53.12,0:06:59.28,Default,,0000,0000,0000,,世界最古の熱帯雨林の一つである\Nマレーシア中部を縦断しました Dialogue: 0,0:06:59.28,0:07:03.12,Default,,0000,0000,0000,,並んで自転車を走らせながら\N私は彼の人生について尋ねました Dialogue: 0,0:07:04.48,0:07:06.63,Default,,0000,0000,0000,,彼の話はとても奥深いものでした Dialogue: 0,0:07:07.84,0:07:11.64,Default,,0000,0000,0000,,彼の父親は \N彼がまだ小さい頃に亡くなりました Dialogue: 0,0:07:11.64,0:07:14.64,Default,,0000,0000,0000,,彼は 人生において正しいことをなんでも行い Dialogue: 0,0:07:15.100,0:07:19.52,Default,,0000,0000,0000,,工学の学位を取り 事業でも成功しました Dialogue: 0,0:07:19.52,0:07:21.76,Default,,0000,0000,0000,,しかし ある日山登りをしていた時 Dialogue: 0,0:07:21.76,0:07:26.32,Default,,0000,0000,0000,,彼は それが正しくなかったことに\N気づいたのです Dialogue: 0,0:07:26.32,0:07:32.08,Default,,0000,0000,0000,,それで彼は 旅に出ようと計画を始めました Dialogue: 0,0:07:32.08,0:07:36.06,Default,,0000,0000,0000,,彼も 世界中を自転車で旅してまわることを\N夢見ていました Dialogue: 0,0:07:37.76,0:07:42.68,Default,,0000,0000,0000,,その準備が整うと 彼は英語を学び Dialogue: 0,0:07:44.51,0:07:49.24,Default,,0000,0000,0000,,500ドルをポケットに入れて出発したのです Dialogue: 0,0:07:49.24,0:07:54.14,Default,,0000,0000,0000,,そう その午後私には Dialogue: 0,0:07:54.14,0:07:58.61,Default,,0000,0000,0000,,彼の話すことが\N私自身の物語だと分かったのです Dialogue: 0,0:07:58.61,0:08:01.04,Default,,0000,0000,0000,,それは私の物語だったのです Dialogue: 0,0:08:01.04,0:08:04.74,Default,,0000,0000,0000,,私は思いました ここにいる\Nみんながお前の敵だと言うこの男は Dialogue: 0,0:08:04.74,0:08:09.71,Default,,0000,0000,0000,,実際のところ 故郷にいる\N私のたくさんの友人たちよりも Dialogue: 0,0:08:09.71,0:08:12.51,Default,,0000,0000,0000,,自分と共通する部分が多いんだと Dialogue: 0,0:08:15.08,0:08:17.02,Default,,0000,0000,0000,,私たちの旅が終わった後 Dialogue: 0,0:08:17.02,0:08:20.45,Default,,0000,0000,0000,,マレーシアの西の海岸に穴を掘りました Dialogue: 0,0:08:20.45,0:08:22.64,Default,,0000,0000,0000,,彼は 世界中に木を植えて回っていたのです Dialogue: 0,0:08:22.64,0:08:25.76,Default,,0000,0000,0000,,私たちは 平和の証に\N一緒に木を植えることにしました Dialogue: 0,0:08:25.76,0:08:28.58,Default,,0000,0000,0000,,その木は今でもありますし\N私たちそれぞれの祖国 Dialogue: 0,0:08:28.58,0:08:30.94,Default,,0000,0000,0000,,アメリカとイランの平和の証として\N育ち続けています Dialogue: 0,0:08:32.12,0:08:33.46,Default,,0000,0000,0000,,(拍手) Dialogue: 0,0:08:42.12,0:08:47.72,Default,,0000,0000,0000,,モハメッドに別れを告げる時\N彼に「愛している」と言いました Dialogue: 0,0:08:47.72,0:08:54.44,Default,,0000,0000,0000,,私たちの祖国が\N戦時下のようなレトリックを Dialogue: 0,0:08:54.44,0:08:58.52,Default,,0000,0000,0000,,突きつけ合っているのが悲しくて\N私は泣き出してしまいました Dialogue: 0,0:08:58.52,0:09:00.61,Default,,0000,0000,0000,,彼らの振る舞いは 愛の力によるものではなく Dialogue: 0,0:09:00.61,0:09:02.68,Default,,0000,0000,0000,,彼らが 懲罰の脅威によって Dialogue: 0,0:09:02.68,0:09:06.76,Default,,0000,0000,0000,,得たいと願っている力によるものです Dialogue: 0,0:09:06.76,0:09:09.65,Default,,0000,0000,0000,,モハメッドと会わなかった何年かの間に Dialogue: 0,0:09:09.65,0:09:14.66,Default,,0000,0000,0000,,私たちは「平和の車輪」と名付けた\Nプロジェクトを立ち上げました Dialogue: 0,0:09:15.80,0:09:17.64,Default,,0000,0000,0000,,そして その説明をする代わりに Dialogue: 0,0:09:17.64,0:09:20.86,Default,,0000,0000,0000,,彼自身に説明してもらうため \Nここに来てもらおうと思います Dialogue: 0,0:09:20.86,0:09:25.52,Default,,0000,0000,0000,,モハメッド その辺にいるんだろ?\N自転車で道に迷ったかな Dialogue: 0,0:09:25.52,0:09:29.84,Default,,0000,0000,0000,,どこにいるんだい モハメッド\N彼はシャイなんです Dialogue: 0,0:09:29.84,0:09:31.44,Default,,0000,0000,0000,,彼は今出てきたくないのかも Dialogue: 0,0:09:31.44,0:09:33.55,Default,,0000,0000,0000,,モハメッド いるよね? Dialogue: 0,0:09:38.32,0:09:39.68,Default,,0000,0000,0000,,どうしちゃったのかな Dialogue: 0,0:09:39.68,0:09:41.28,Default,,0000,0000,0000,,(拍手) Dialogue: 0,0:09:49.20,0:09:52.68,Default,,0000,0000,0000,,タヤラン:私はこの瞬間を待ち続けてきました Dialogue: 0,0:09:52.68,0:09:57.96,Default,,0000,0000,0000,,私の国 イランで みなさんの前で \N親友と抱き合える時を Dialogue: 0,0:09:57.96,0:10:00.97,Default,,0000,0000,0000,,すごく興奮してますし 泣きそうです Dialogue: 0,0:10:02.38,0:10:04.84,Default,,0000,0000,0000,,「平和の車輪」は Dialogue: 0,0:10:04.84,0:10:08.04,Default,,0000,0000,0000,,二つの国の子供たちを結びつける\Nプロジェクトです Dialogue: 0,0:10:08.04,0:10:14.48,Default,,0000,0000,0000,,子供たちは まるで自転車の二つの車輪のように\Nお互いに頼りあっています Dialogue: 0,0:10:14.48,0:10:18.72,Default,,0000,0000,0000,,ひとつが動かないと \Nもう一方もうまくいかないでしょう Dialogue: 0,0:10:18.72,0:10:25.98,Default,,0000,0000,0000,,リックと私は ちょうどフレームのようなもので\N私たちの力で 彼らを結びつけようとしています Dialogue: 0,0:10:25.98,0:10:29.14,Default,,0000,0000,0000,,手紙を書き それをやりとりすることです Dialogue: 0,0:10:30.43,0:10:32.01,Default,,0000,0000,0000,,分かりあうための手紙です Dialogue: 0,0:10:32.93,0:10:36.76,Default,,0000,0000,0000,,全体のシステムの中で\N彼らはみんな同じ価値を持っています Dialogue: 0,0:10:36.76,0:10:40.55,Default,,0000,0000,0000,,同じように この世界では Dialogue: 0,0:10:40.55,0:10:45.43,Default,,0000,0000,0000,,ひとつひとつの国の平和が\N全体の平和に関係しているのです Dialogue: 0,0:10:46.88,0:10:49.07,Default,,0000,0000,0000,,サアディーが言ったように Dialogue: 0,0:10:49.07,0:10:54.84,Default,,0000,0000,0000,,「人類は ひとつの創造物 ひとつの魂を\N構成する一員なのだ Dialogue: 0,0:10:54.84,0:11:01.66,Default,,0000,0000,0000,,一人が痛みに苦しめば \N他のものたちも心は安まらない」 Dialogue: 0,0:11:04.00,0:11:08.25,Default,,0000,0000,0000,,ガン:私とモハメッドはイランとアメリカの\N学校を訪ねました Dialogue: 0,0:11:08.27,0:11:10.100,Default,,0000,0000,0000,,それぞれ 子供たちが交換するための Dialogue: 0,0:11:11.00,0:11:13.100,Default,,0000,0000,0000,,絵や手紙を集めて回ったのです Dialogue: 0,0:11:14.00,0:11:17.21,Default,,0000,0000,0000,,そして私たちは・・・言葉が出てこない Dialogue: 0,0:11:17.21,0:11:20.64,Default,,0000,0000,0000,,キーシュ島 すぐそこで去年会ったのです Dialogue: 0,0:11:20.64,0:11:25.24,Default,,0000,0000,0000,,私たちは 絵や手紙を一緒に運びました Dialogue: 0,0:11:25.24,0:11:27.92,Default,,0000,0000,0000,,そして 私が締めくくりとして \Nお話ししたいのは Dialogue: 0,0:11:27.92,0:11:30.60,Default,,0000,0000,0000,,このことによって いったい何を学んだのか\Nということです Dialogue: 0,0:11:30.60,0:11:34.100,Default,,0000,0000,0000,,そう みなさんがすでに\Nお分かりになっていることだと思います Dialogue: 0,0:11:35.00,0:11:39.08,Default,,0000,0000,0000,,私たちの日々の行い\Nその時その時の行いの中で Dialogue: 0,0:11:39.08,0:11:42.68,Default,,0000,0000,0000,,私たちは ガンジーが話していた\N「愛」によってもたらされるもの Dialogue: 0,0:11:42.68,0:11:48.40,Default,,0000,0000,0000,,あるいは「怖れ」によってもたらされるもの\Nどちらをよりどころにするか 選んでいるのです Dialogue: 0,0:11:50.40,0:11:54.60,Default,,0000,0000,0000,,そして 私自身の選択が何か \Nみなさんは ご存じだと思います Dialogue: 0,0:11:54.60,0:11:57.56,Default,,0000,0000,0000,,モハメッドの選択が何か ご存じだと思います Dialogue: 0,0:11:57.56,0:11:59.86,Default,,0000,0000,0000,,しかし 長い年月の間に\Nいずれ私たちはこの世を去ります Dialogue: 0,0:11:59.86,0:12:02.61,Default,,0000,0000,0000,,そして 次の世代が現れるのです Dialogue: 0,0:12:02.62,0:12:04.100,Default,,0000,0000,0000,,そこで 絵や手紙によって\Nお互いに伝えようとしたことを Dialogue: 0,0:12:05.00,0:12:07.97,Default,,0000,0000,0000,,ここでみなさんにご紹介したいと思います Dialogue: 0,0:12:10.91,0:12:14.98,Default,,0000,0000,0000,,[アメリカとイランの子供たちが\Nお互いに伝えようとしたこと] Dialogue: 0,0:12:16.37,0:12:18.32,Default,,0000,0000,0000,,(ビデオ)(音楽) Dialogue: 0,0:12:33.21,0:12:35.06,Default,,0000,0000,0000,,[僕は君のことが好きだよ!] Dialogue: 0,0:12:35.06,0:12:38.54,Default,,0000,0000,0000,,[私たちみんな人間でしょ\Nだったら仲良く生きられるよね?] Dialogue: 0,0:12:46.61,0:12:47.73,Default,,0000,0000,0000,,[愛] Dialogue: 0,0:12:53.03,0:12:55.27,Default,,0000,0000,0000,,[君と僕 いつまでも友だち] Dialogue: 0,0:13:01.72,0:13:02.90,Default,,0000,0000,0000,,[友だち] Dialogue: 0,0:13:04.88,0:13:06.66,Default,,0000,0000,0000,,[戦争はやめよう] Dialogue: 0,0:13:13.29,0:13:16.29,Default,,0000,0000,0000,,「イラン アメリカ 平和」 Dialogue: 0,0:13:17.23,0:13:19.99,Default,,0000,0000,0000,,[戦争やめよう もっと平和を] Dialogue: 0,0:13:32.66,0:13:36.39,Default,,0000,0000,0000,,[愛だけが敵を友人に変える力を持つ」\Nマーチン・ルーサー・キング博士 Dialogue: 0,0:13:36.39,0:13:37.44,Default,,0000,0000,0000,,(拍手) Dialogue: 0,0:13:37.44,0:13:38.50,Default,,0000,0000,0000,,ガン:ありがとうございます Dialogue: 0,0:13:38.50,0:13:40.92,Default,,0000,0000,0000,,タヤラン:本当にありがとう\N心から感謝します Dialogue: 0,0:13:40.92,0:13:42.32,Default,,0000,0000,0000,,(拍手)