人生とは、何年続くか分からない生存の営みそのものであり
生存を脅かす可能性のあるものを検知し排除するのが
生き物としての私たちの仕事である
では、最大の脅威とは?環境汚染?病気?自然災害?
周りを見回すと、いくつかの脅威が挙げられる
テロ、犯罪、麻薬、癌との戦い…
では、普段の生活への脅威については?
普段は考えなくていい。幸い、生活に必要なものは
得られる仕組みがあるからだ。就職し、働いてお金を稼げば
当然に食料や水や住居が得られる。お金なしでは死んだも同然なので
この仕組みはありがたい。しかし失業中ならどうか?
心配いらない。やはり仕組みがある。理由は何であれ
仕事がなければ政府の支援を受ければいいだけだ
失業率が政府の想定内であれば
職のある人が払った税収に手を突っ込んで
「再配分」なる不思議な手続きで、そのカネを失業者に渡せばよい
しかし、それが解決策だとして、その閾値は?
失業率が何パーセントまでなら大丈夫なのか?
もし突然、全ての仕事がなくなったら?
世界はいま、社会の成長や維持のため、なんと
6億もの雇用を創出する必要に迫られているのだ
Maveric Media 制作
BAEシステムズは、全国で約3000人の現場作業員の解雇を表明しました
英国内で19,000人を雇用している製鉄業のタタ・スチールは
900人を解雇すると発表
地域経済にまた打撃が
エネルギー大手イオンが600人を解雇
世界最大の製薬会社ファイザーは
英国内の研究開発部門を閉鎖
2400の雇用が失われる
フォードは同社の労働組合に対し
自動車の製造を停止すると伝えた
日本のホンダは英国内従業員800人を
解雇すると発表した
今日は解雇のニュースからです
事業の20%への縮小が発表された
数百の警察官が解雇されました
カメラのブランドで知られるコダックが
会社更生法を申請した
有名サッカークラブ レンジャーズが
管財人の手に渡ったと発表
小売会社ウールワースでは
2008に業績が悪化してから
未だ300以上の店が閉店している
小売業はさらに厳しくなる見込みだ
187のすべての販売店が閉店し
1400人が解雇
監督局は商売は続けられないと話した
英国最大のスポーツ小売会社の
JJBスポーツは今日管財人の手に渡った
6500の雇用が危険にさらされている
電気小売業のコメットが行政のものに
4000の雇用が危険だ
HMVが管財人の手に渡った
ハイストリートでは今週
店舗の4分の1が閉店となり
700人以上が仕事を失う
英国内6000人の雇用が危うい
同社の株取引は水曜日まで停止される
経営権行使の結果 従業員は解雇される
買収の結果 仕事が見つからない社員は
4000人にのぼる
台湾のIT企業フォックスコンによれば
今後3年で50万人の仕事が機械化される
これを使えば自動で買い物できます
300トンもの土が運ばれていきます
でもよく見ると 誰も運転していません
英国初の配達ロボットの誕生だ
食品や薬局の業務が機械化できる
イノウエサン ミルクティーデスネ
イワシタサン オレンジジュースデスネ
このような失業の波は初めてではない
20年前 英国の失業率は10%だった
これは歴史上最悪の景気後退だ
しかし93年からは巻き返し
仕事はまた戻って 良くなってきた
この雇用回復が求められていた
しかし2001年からは
流れが停滞し また上がった
2009年には8%付近に戻ってきている
最近はなだらかだからましに思える
だがこれを見てほしい
非正規雇用者と正規雇用者のグラフだ
非正規雇用が増えるにしたがい
反対に正規雇用が減っている
一人の人が働いていたのが
例えばそれが週40時間だったら
今は二人の人で週20時間ということ
この奇妙な交差は
2009年に起きた
つまり 人は雇われるようになり
失業率上昇は減速しているが
実際には 仕事量が圧縮されただけで
経済は悪くなり続けている
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