WEBVTT 00:00:11.768 --> 00:00:14.678 この短いビデオでは 地球の構造プレートを説明するために 00:00:14.678 --> 00:00:19.482 どのようにして とびだす絵本を作り アニメーション化したかをお見せします 00:00:19.482 --> 00:00:23.587 超大陸パンゲアは 2億年前に分裂しましたが 00:00:23.587 --> 00:00:26.155 その断片はどれも 動くのをやめていません 00:00:26.155 --> 00:00:29.557 アニメーションを使えば この動きは絵で簡単に表現できますが 00:00:29.557 --> 00:00:34.088 巨大な岩板がずれる様子を 同じように動いたり変化するような 00:00:34.088 --> 00:00:37.992 触れることのできる物体で表す方が おもしろいと考えました 00:00:37.992 --> 00:00:40.248 そこで とびだす絵本のアイデアが 生まれたのです 00:00:40.248 --> 00:00:44.194 [とびだす絵本を作る方法] (音楽) 00:00:44.194 --> 00:00:47.852 とびだす絵本を作るには 基本的な紙細工の道具が要ります 00:00:47.852 --> 00:00:52.894 はさみやデザインカッター のりや両面テープ 定規 00:00:52.894 --> 00:00:58.047 ボーンフォルダーなどの折り目を付ける道具 それから もちろん紙などです 00:00:58.047 --> 00:01:01.195 このレッスンでは まず視覚的なスタイルを決めました 00:01:01.195 --> 00:01:03.650 イラストを作り 全体のデザインや色 形 00:01:03.650 --> 00:01:09.482 そして各ページや見開きに 配置したい要素などを決めました 00:01:09.482 --> 00:01:13.333 もっと細かいイラストにしてもいいですが このレッスンはシンプルに 00:01:13.333 --> 00:01:16.504 形と色だけで表現しようと思いました 00:01:16.504 --> 00:01:19.217 とびだす絵本を視覚化して スタイルを選ぶときには 00:01:19.217 --> 00:01:22.884 昔ながらの方法で紙に たくさん鉛筆でスケッチをしたり 00:01:22.884 --> 00:01:25.789 各見開きでの動きを考えます 00:01:25.789 --> 00:01:27.404 できるだけ 細かく計画すること 00:01:27.404 --> 00:01:31.534 あらゆる基本の形や つながり方や動き― 00:01:31.534 --> 00:01:33.728 どの部分が最初にとびだすかを決めます 00:01:33.728 --> 00:01:34.955 よくよく考えて 00:01:34.955 --> 00:01:40.445 見開きの主要な要素が どうとびだすか探りましょう 00:01:40.445 --> 00:01:42.684 次の段階では 見開きを試作して 00:01:42.684 --> 00:01:45.373 素晴らしい紙工作のアイディアが 00:01:45.373 --> 00:01:48.523 スケッチから試作品に うまく移せるかを確かめましょう 00:01:48.523 --> 00:01:51.603 良い紙を使わずに 安い材料から始めて 00:01:51.603 --> 00:01:54.648 失敗や調整がきくように するといいでしょう 00:01:54.648 --> 00:01:59.074 この試作品によって 最初のスケッチに 命が吹き込まれるかがわかります 00:01:59.074 --> 00:02:03.608 まず 主要な部分も 支えとなる部分も全部含めて 00:02:03.608 --> 00:02:08.388 すべての部分を1枚の紙に書きます 00:02:08.388 --> 00:02:11.632 要素がとびだすようにするには 00:02:11.632 --> 00:02:14.443 たった2種類の方法しかないことに 驚くかもしれません 00:02:14.443 --> 00:02:20.139 段折りと谷折りです 00:02:20.139 --> 00:02:22.090 ここでは 段折りを使って 00:02:22.090 --> 00:02:25.897 地球の各地層がとびだす様子が よくわかります 00:02:25.897 --> 00:02:29.480 それから 各要素を切り取って のりや両面テープで 00:02:29.480 --> 00:02:31.675 貼り合わせます 00:02:31.675 --> 00:03:05.505 (音楽) 00:03:05.505 --> 00:03:07.068 試行錯誤を繰り返して 00:03:07.068 --> 00:03:10.970 要素や形や配置が 思う通りに動き 00:03:10.970 --> 00:03:14.473 本を開閉すると きちんと折りたたまるようにしましょう 00:03:14.473 --> 00:03:27.301 (音楽) 00:03:27.301 --> 00:03:29.481 試作品で実験を行い 完成したら 00:03:29.481 --> 00:03:32.756 色のついた 最終的な 作品作りに進みましょう 00:03:32.756 --> 00:03:36.335 主要なとびだす部分に柄を描くなり 色を塗るなりしましょう 00:03:36.335 --> 00:03:36.963 このレッスンでは 00:03:36.963 --> 00:03:40.611 異なる色のシンプルな形を使って 00:03:40.611 --> 00:03:43.661 思い描く大陸が移動する世界を 作ることにしました 00:04:42.591 --> 00:04:47.583 [とびだす絵本をアニメーションにする方法] (音楽) 00:04:47.583 --> 00:04:50.538 各見開きを考えたときに いくつかの要素は 00:04:50.538 --> 00:04:53.521 ちょっと操作やアニメーションを加えて 00:04:53.521 --> 00:04:56.598 いわゆる とびだす絵本とは 別に動くようにしようと考えました 00:04:56.598 --> 00:04:59.603 よく計画を練りもしましたが ちょっとしたコツも使いました 00:04:59.603 --> 00:05:01.865 いつものように ストップモーションを作るなら 00:05:01.865 --> 00:05:06.187 思い通りの効果を出すためには 変わった道具も使って 00:05:06.187 --> 00:05:08.920 工夫を凝らさなければならないでしょう 00:05:08.920 --> 00:05:13.221 この場面では 鳥たちが 見開きを横切って消えていくので 00:05:13.221 --> 00:05:16.810 ブルータックを使って 雲にページを横切らせました 00:05:16.810 --> 00:05:19.431 ページから見えなくなると まるで飛び去ったかのような 00:05:19.431 --> 00:05:22.313 効果を出すために小さく切りました 00:05:22.313 --> 00:05:24.454 本が最後に閉じる時には 00:05:24.454 --> 00:05:27.935 各ページを開いて 1フレームとして十分な長さになるまで 00:05:27.935 --> 00:05:31.150 固定して写真を撮りました 00:05:31.150 --> 00:05:34.171 バインダーのクリップや くさび ブルータックや 00:05:34.171 --> 00:05:37.286 思いつく便利そうなものは 何でも使いました 00:05:37.286 --> 00:05:39.821 それぞれのフレームの 写真を撮ったら 00:05:39.821 --> 00:05:42.147 それらをまとめて とびだす絵本が 00:05:42.147 --> 00:05:45.446 まるでひとりでに動いているように 編集しました 00:05:45.446 --> 00:05:47.027 さて 手作りのユニークな とびだすカードで 00:05:47.027 --> 00:05:50.468 人を驚かせたい機会や 00:05:50.468 --> 00:05:52.844 聞かせたいお話を考えて 00:05:52.844 --> 00:05:56.438 どういう風にとびだす絵本を作るか 考えてみましょう