0:00:00.490,0:00:05.430 3.4028の循環小数は 0:00:05.430,0:00:07.330 どの数の集合に属しますか? 0:00:07.330,0:00:09.150 これに答える前に 0:00:09.150,0:00:10.690 この数値について考えましょう。 0:00:10.690,0:00:13.000 特にこの上部の線に注目します。 0:00:13.000,0:00:15.770 この線は 0:00:15.770,0:00:17.420 この28が永遠に[br]繰り返されることを意味します。 0:00:17.420,0:00:19.850 だから、この数値を 0:00:19.850,0:00:26.110 3.40282828...と書くこともできます。 0:00:26.110,0:00:29.740 これを続けていきます。 0:00:29.740,0:00:32.299 永遠に続きます。 0:00:32.299,0:00:35.210 だから、線を書いて表した方が簡単です。 0:00:35.210,0:00:37.620 これは28の繰り返しです。 0:00:37.620,0:00:41.290 では、この数はどんな集合に属するでしょうか? 0:00:41.290,0:00:44.040 まず、これまで習った中で一番広い数の集合は 0:00:44.040,0:00:45.330 実数です。 0:00:45.330,0:00:48.420 これは、確実に実数に属します。 0:00:48.420,0:00:50.300 実数は、数直線上の 0:00:50.300,0:00:51.990 すべての数です。 0:00:51.990,0:00:55.660 3.4028の循環小数はこの辺です。 0:00:55.660,0:01:01.340 これが-1なら、これが0, 1, 2, 3, 4 0:01:01.340,0:01:04.730 3.4028は、3.4より少し大きく 0:01:04.730,0:01:06.490 3.41より小さいです。 0:01:06.490,0:01:07.760 この辺です。 0:01:07.760,0:01:09.450 これは、数直線で表せる数です。 0:01:09.450,0:01:11.090 実数です。 0:01:11.090,0:01:13.870 確実に実数です。 0:01:13.870,0:01:16.370 これは、実数です。 0:01:16.370,0:01:19.080 しかし、これは、 0:01:19.080,0:01:20.180 有理数でしょうか? 0:01:20.180,0:01:25.040 有理数は 0:01:25.040,0:01:26.890 分数で表現できる数です。 0:01:26.890,0:01:34.390 ある数pが有理数なら、 0:01:34.390,0:01:37.840 それを2つの整数の比として表現できます。 0:01:37.840,0:01:45.620 つまり、pは2つの整数の比で 0:01:45.620,0:01:47.900 m/n で表せます。 0:01:47.900,0:01:50.960 では、この数は 0:01:50.960,0:01:51.410 比で表せますか? 0:01:51.410,0:01:52.410 あるいは 0:01:52.410,0:01:53.990 分数に変換できますか? 0:01:53.990,0:01:58.510 実際に分数にしてみましょう。 0:01:58.510,0:02:01.310 xがこれに等しい数とします。 0:02:01.310,0:02:09.960 xは 3.4028の循環小数に等しいです。 0:02:09.960,0:02:12.650 では、10000xは何でしょう。 0:02:12.650,0:02:14.470 10000で掛ける理由は 0:02:14.470,0:02:16.960 小数点をここに移動するためです。 0:02:16.960,0:02:21.710 では、10000倍します。 0:02:21.710,0:02:23.380 これは何になりますか? 0:02:23.380,0:02:26.350 10倍するごとに 0:02:26.350,0:02:27.420 小数点が1つ右に移動します。 0:02:27.420,0:02:29.790 10000は10の4乗です。 0:02:29.790,0:02:31.780 小数点は 0:02:31.780,0:02:32.830 ここに来ます。 0:02:32.830,0:02:36.400 1, 2, 3, 4 0:02:36.400,0:02:40.575 34028です。 0:02:40.575,0:02:42.700 そして、28が繰り返されて続きます。 0:02:42.700,0:02:45.820 ずっと28が 0:02:45.820,0:02:46.720 続きます。 0:02:46.720,0:02:49.550 小数点の位置を 0:02:49.550,0:02:50.430 4つ移動しました。(訳注:4を5と間違えている) 0:02:50.430,0:02:51.070 いいですか? 0:02:51.070,0:02:53.140 わかりますか?? 0:02:53.140,0:02:54.670 これは、3と1/2に近いです。 0:02:54.670,0:02:57.810 10000倍すると、約35000です。 0:02:57.810,0:02:59.490 10000倍です。 0:02:59.490,0:03:00.970 100倍も考えましょう。 0:03:00.970,0:03:04.340 これで、2つの数が得られます。 0:03:04.340,0:03:06.590 これを差し引くと 0:03:06.590,0:03:08.130 循環している数の部分が無くなります。 0:03:08.130,0:03:10.970 すると、通常の数として扱えます。 0:03:10.970,0:03:13.260 では、100倍した数は 0:03:13.260,0:03:15.530 何でしょう? 0:03:15.530,0:03:17.010 小数点を動かします。 0:03:17.010,0:03:18.370 元の位置はここです。 0:03:18.370,0:03:20.860 2つ右に移動します。 0:03:20.860,0:03:24.830 100倍は... 0:03:24.830,0:03:30.750 340.2828…と繰り返していると書けます。 0:03:30.750,0:03:32.220 28の繰り返しの線をここに書こうと思うかもしれませんが, 0:03:32.220,0:03:33.010 しかしそれはあまり意味がありません 0:03:33.010,0:03:34.670 繰り返しは小数点以下に書きます 0:03:34.670,0:03:37.340 28の循環を書きます。 0:03:37.340,0:03:39.710 ここで面白いことに気がつきます。 0:03:39.710,0:03:42.400 2つの数はxの倍数です。 0:03:42.400,0:03:45.790 上から下の数を引くと 0:03:45.790,0:03:46.710 どうなりますか? 0:03:46.710,0:03:48.530 繰り返しの部分が無くなります。 0:03:48.530,0:03:49.170 やってみましょう。 0:03:49.170,0:03:52.280 この式の両辺で行ないます。 0:03:52.280,0:03:53.230 やってみます。 0:03:53.230,0:03:58.210 左側は10000x-100xで、 0:03:58.210,0:04:03.620 9900xです。 0:04:03.620,0:04:06.960 右側は 0:04:06.960,0:04:08.230 小数点以下が無くなります。 0:04:08.230,0:04:12.030 34028-340は 0:04:12.030,0:04:14.120 何でしょう? 0:04:14.120,0:04:16.010 8は0より大きいので 0:04:16.010,0:04:16.649 心配ありません。 0:04:16.649,0:04:19.769 2は4より小さいです。 0:04:19.769,0:04:22.200 再編成が必要ですが 0:04:22.200,0:04:25.510 ここは0なので桁借りができません 0:04:25.510,0:04:27.710 0は3より小さいので、 0:04:27.710,0:04:29.000 また上から借りてきます。 0:04:29.000,0:04:31.770 4から借りてきます。 0:04:31.770,0:04:36.590 だから、これは3になります。 0:04:36.590,0:04:38.140 これは、10になります。 0:04:38.140,0:04:40.460 2は10から借りてこれます。 0:04:40.460,0:04:44.090 これは、9になり、これは12になります。 0:04:44.090,0:04:45.820 これで、引き算ができます。 0:04:45.820,0:04:48.390 8-0は8 0:04:48.390,0:04:51.110 12-4は8 0:04:51.110,0:04:53.880 9-3は6です。 0:04:53.880,0:04:56.323 3-0は3で、 0:04:56.323,0:04:58.426 3-0は3です 0:04:58.426,0:05:05.320 9900xは33688に等しいです。 0:05:05.320,0:05:09.180 340をここから引き 0:05:09.180,0:05:13.110 33688が得られました。 0:05:13.110,0:05:15.710 xについて解くと 0:05:15.710,0:05:21.610 両辺を9900で割り、 0:05:21.610,0:05:23.990 左を9900で割ります。 0:05:23.990,0:05:26.900 右を9900で割ります。 0:05:26.900,0:05:28.000 何が残りますか? 0:05:28.000,0:05:36.850 xは33688/9900に等しいです。 0:05:36.850,0:05:38.550 どうしてこんなことをしたのでしょうか? 0:05:38.550,0:05:41.900 この数はxで、xは 0:05:41.900,0:05:44.580 この循環小数です。 0:05:44.580,0:05:47.500 代数を使って 0:05:47.500,0:05:49.660 計算することにより 0:05:49.660,0:05:52.530 xを分数で表すことができました。 0:05:52.530,0:05:55.780 既約の分数ではありませんが… 0:05:55.780,0:05:58.900 (分子と分母の)両方は2か4で割れそうです。 0:05:58.900,0:06:01.960 これを既約の形に変えることもできますが 0:06:01.960,0:06:02.910 ここではそれは問題ではありません。 0:06:02.910,0:06:05.055 ここでは、xが2つの整数の 0:06:05.055,0:06:09.050 分数で表されるかどうかを 0:06:09.050,0:06:11.620 見ています。 0:06:11.620,0:06:14.720 つまり、この数はまた有理数です。 0:06:14.720,0:06:16.550 有理数です。 0:06:16.550,0:06:19.010 この方法は 0:06:19.010,0:06:20.700 この数だけでなく、他の数でも使用できます。 0:06:20.700,0:06:24.370 循環小数にはいつでも 0:06:24.370,0:06:25.000 この方法が使用できます。 0:06:25.000,0:06:27.530 一般に循環小数は有理数です。 0:06:27.530,0:06:30.090 永遠に続く小数の無理数の例は 0:06:30.090,0:06:32.860 円周率です。 0:06:32.860,0:06:34.590 他の数の集合ですが 0:06:34.590,0:06:35.810 これは、整数ではありません。 0:06:35.810,0:06:37.410 整数は 0:06:37.410,0:06:38.020 小数点以下のない数です。 0:06:38.020,0:06:40.390 これは、整数の間の数です。 0:06:40.390,0:06:43.360 自然数でもありません。 0:06:43.360,0:06:46.240 自然数は整数の一部です。 0:06:46.240,0:06:47.360 だから、自然数ではありません。 0:06:47.360,0:06:49.110 これは実数で、有理数です。 0:06:49.110,0:06:51.460 以上です。