1
00:00:06,826 --> 00:00:08,014
今日は暑いです

2
00:00:08,014 --> 00:00:10,366
何杯も水を飲んだところです

3
00:00:10,366 --> 00:00:12,286
１杯、また１杯と

4
00:00:12,286 --> 00:00:16,182
その後すぐ２つの豆の形の臓器が

5
00:00:16,182 --> 00:00:19,715
精巧なセンサーとして働き出します

6
00:00:19,715 --> 00:00:22,095
体の水分の量を調節し

7
00:00:22,095 --> 00:00:24,112
血中の老廃物を発見し

8
00:00:24,112 --> 00:00:26,766
いつ 体を維持するビタミンやミネラル

9
00:00:26,766 --> 00:00:29,447
ホルモンを放出するかを知ります

10
00:00:29,447 --> 00:00:31,637
腎臓さん こんにちは

11
00:00:31,637 --> 00:00:35,941
腎臓の仕事は 主に不必要なものを

12
00:00:35,941 --> 00:00:38,672
尿として排泄することです

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00:00:38,672 --> 00:00:41,565
体の中の８リットルの血液が日に20から25回程

14
00:00:41,565 --> 00:00:44,877
腎臓を巡回します

15
00:00:44,877 --> 00:00:51,849
腎臓が24時間で180リットルの血液を
フィルターに通すという意味です

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00:00:51,849 --> 00:00:54,675
食べたり飲んだりするたびに

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00:00:54,675 --> 00:00:56,825
血液の成分が変わり

18
00:00:56,825 --> 00:01:00,480
そのため 腎臓は常に働いている状況です

19
00:01:00,480 --> 00:01:04,465
血液は動脈を通して腎臓に入り
血管は何度も分岐し

20
00:01:04,465 --> 00:01:09,609
最終的にその枝分かれした小さな血管は

21
00:01:09,609 --> 00:01:11,478
特別な内部構造に巻きつき
ネフロン（の一部 糸球体）を形成します

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00:01:11,478 --> 00:01:12,795
一つの腎臓には

23
00:01:12,795 --> 00:01:17,534
百万個のネフロンが
強力なフィルターやセンサーとして配列され

24
00:01:17,534 --> 00:01:20,541
血液を注意深くふるいにかけています

25
00:01:20,541 --> 00:01:22,468
これは 体のセンサーの仕組みがどれだけ

26
00:01:22,468 --> 00:01:25,968
精密に出来上がっているかを示しています

27
00:01:25,968 --> 00:01:30,980
ネフロンは血液を２種類の精巧な装置で
フィルターにかけます

28
00:01:30,980 --> 00:01:37,601
球状の糸球体と 筒状の尿細管です

29
00:01:37,601 --> 00:01:41,425
糸球体はこし器の様に一定の成分

30
00:01:41,425 --> 00:01:45,248
ビタミンやミネラルだけを尿細管に送ります

31
00:01:45,248 --> 00:01:47,439
そして この血管の仕事は

32
00:01:47,439 --> 00:01:51,361
これらの成分が体内で必要かを選別することです

33
00:01:51,361 --> 00:01:54,858
必要であればその分だけが体内で再吸収され

34
00:01:54,858 --> 00:01:57,778
また血管の中を巡回します

35
00:01:57,778 --> 00:02:00,448
血管は必要な成分ばかりを運ぶ訳ではありません

36
00:02:00,448 --> 00:02:02,955
不要物も含まれます

37
00:02:02,955 --> 00:02:05,782
ネフロンはその不要物をどう処分するかを決めます

38
00:02:05,782 --> 00:02:09,118
尿細管はその不要物を感知し

39
00:02:09,118 --> 00:02:12,460
タンパク質を分解してできた尿素などを

40
00:02:12,460 --> 00:02:15,518
腎臓から二本の長い尿管を通して

41
00:02:15,518 --> 00:02:19,118
尿として排出します

42
00:02:19,118 --> 00:02:23,322
尿管は中身を膀胱へと流し

43
00:02:23,322 --> 00:02:26,536
最終的に体外へと排泄するのです

44
00:02:26,536 --> 00:02:28,851
尿には水分も含まれます

45
00:02:28,851 --> 00:02:31,701
もし腎臓が体の中の水分が多すぎると判断すると

46
00:02:31,701 --> 00:02:34,984
たとえば 先ほどたくさん飲んだ水は

47
00:02:34,984 --> 00:02:38,970
余分な排出すべき水分として膀胱へと送られます

48
00:02:38,970 --> 00:02:41,508
逆に 血液中の水分が少ないと判断すると

49
00:02:41,508 --> 00:02:44,687
腎臓は水分を血液中に戻し

50
00:02:44,687 --> 00:02:48,280
尿の量を減らします

51
00:02:48,280 --> 00:02:52,042
これが水分が不足しているとき
尿の色が濃くなる理由です

52
00:02:52,042 --> 00:02:56,482
水分を調整することで体の水分を一定に保つのです

53
00:02:56,482 --> 00:03:00,947
腎臓の働きは 水分を調節することだけではありません

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00:03:00,947 --> 00:03:03,966
腎臓はビタミンDを活性化し

55
00:03:03,966 --> 00:03:08,566
血圧を上昇させるホルモン レニンを分泌し

56
00:03:08,566 --> 00:03:11,259
また 別のホルモン エリスロポエチンを分泌し

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00:03:11,259 --> 00:03:14,667
赤血球産生を促進します

58
00:03:14,667 --> 00:03:19,353
腎臓なしでは 体は水分量を調節できず

59
00:03:19,353 --> 00:03:24,240
食べる度に
血中にはふるいにかけられていない成分が流れ込み

60
00:03:24,240 --> 00:03:29,736
体はすぐに老廃物で一杯になり
死んでしまうでしょう

61
00:03:29,736 --> 00:03:32,955
腎臓は 体をスムーズに機能させるばかりでなく

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00:03:32,955 --> 00:03:34,975
私たちを生かしてくれているのです

63
00:03:34,975 --> 00:03:38,639
魔法の豆が二つもあるのはラッキーです