1 00:00:00,404 --> 00:00:02,998 社会と文化について ある興味深いことに気がつきました 2 00:00:02,998 --> 00:00:05,891 リスクが高い行為には免許が必要だということです 3 00:00:05,891 --> 00:00:11,312 車の運転 拳銃の所有 結婚などがそうです 4 00:00:11,312 --> 00:00:14,859 (笑) 5 00:00:14,859 --> 00:00:18,604 リスクが高い行為すべてにあてはまりますが テクノロジーは例外です 6 00:00:18,604 --> 00:00:20,963 どういうわけか テクノロジーについての教科書や 7 00:00:20,963 --> 00:00:22,819 基本を学ぶ授業は存在しません 8 00:00:22,819 --> 00:00:24,364 ただコンピュータを与えられ 9 00:00:24,364 --> 00:00:26,520 巣からけり落とされるのです 10 00:00:26,520 --> 00:00:28,647 いったいどうやって学べと? 11 00:00:28,647 --> 00:00:30,936 徐々に脳に浸透するのを待つのでしょうか 12 00:00:30,936 --> 00:00:32,964 「こういう仕組みなんだよ」と誰も教えてくれないのです 13 00:00:32,964 --> 00:00:35,974 そこで今日は 当たり前と思われているけれど 14 00:00:35,974 --> 00:00:39,110 実は誰も知らない技を 10 個お教えします 15 00:00:39,110 --> 00:00:41,308 まずウェブについてですが 16 00:00:41,308 --> 00:00:42,954 画面を下にスクロールしたい時に マウスを使って 17 00:00:42,954 --> 00:00:45,847 スクロールバーをクリックしないこと ひどい時間の無駄です 18 00:00:45,847 --> 00:00:47,920 時給をもらっているのであれば話は別ですが 19 00:00:47,920 --> 00:00:50,022 代わりにスペースキーを押しましょう 20 00:00:50,022 --> 00:00:53,590 スペースキーは 1 ページ分スクロールします 21 00:00:53,590 --> 00:00:56,701 シフトを押しながらスペースで上にスクロールします 22 00:00:56,701 --> 00:00:58,886 スペースキーで 1 ページスクロールです 23 00:00:58,886 --> 00:01:00,746 あらゆる種類のコンピュータやブラウザでも同じです 24 00:01:00,746 --> 00:01:04,620 ウェブサイト上のフォームで住所などを記入しているとき 25 00:01:04,620 --> 00:01:06,982 Tab キーを押して次から次へと項目を 26 00:01:06,982 --> 00:01:08,470 移動できることはご存知かと思います 27 00:01:08,470 --> 00:01:11,606 でも州を入力するポップアップメニューはどうでしょう? 28 00:01:11,606 --> 00:01:15,222 クリックして開く必要はありません エネルギーの無駄です 29 00:01:15,222 --> 00:01:19,002 州の最初の文字を繰り返しタイプしましょう 30 00:01:19,002 --> 00:01:21,414 コネチカット州を入力するには C を2回タイプします 31 00:01:21,414 --> 00:01:24,310 テキサス州だったら Tを2回タイプして 32 00:01:24,310 --> 00:01:26,950 ポップアップメニューを開かずとも目的地に到達できます 33 00:01:26,950 --> 00:01:30,186 ウェブサイトを見ていて文字が小さすぎる場合 34 00:01:30,186 --> 00:01:33,710 Control キーを押しながらプラス( + )キーを押します 35 00:01:33,710 --> 00:01:36,989 押すごとに文字が大きくなります 36 00:01:36,989 --> 00:01:38,923 あらゆる種類のコンピュータやブラウザでも同じです 37 00:01:38,923 --> 00:01:40,698 小さくするには Control を押しながらマイナス( - )です 38 00:01:40,698 --> 00:01:43,271 Mac であれば Control ではなくて Command キーかもしれません 39 00:01:43,271 --> 00:01:47,375 Blackberry Android iPhoneで文字をタイプするときに 40 00:01:47,375 --> 00:01:50,805 ピリオドを入力して次の文字を大文字にするのに 41 00:01:50,805 --> 00:01:54,269 記号入力に切り替える必要はありません 42 00:01:54,269 --> 00:01:56,487 スペースキーを二回押せばいいのです 43 00:01:56,487 --> 00:02:00,531 携帯がピリオドとその後のスペースと 大文字を入力してくれます 44 00:02:00,531 --> 00:02:03,822 スペース スペースです ビックリするほど素晴らしいですね 45 00:02:03,822 --> 00:02:06,976 種類に関係なく携帯電話では 46 00:02:06,976 --> 00:02:10,357 直前にダイヤルした人に再度電話したいときは 47 00:02:10,357 --> 00:02:13,069 通話ボタンを押してください 48 00:02:13,069 --> 00:02:16,712 最後にかけた番号が自動的に入力されるので 49 00:02:16,712 --> 00:02:19,949 もういちど通話ボタンを押せば実際にダイヤルします 50 00:02:19,949 --> 00:02:21,981 通話履歴に行く必要はありません 51 00:02:21,981 --> 00:02:23,687 相手が通話中だったら 通話ボタンを 52 00:02:23,687 --> 00:02:24,744 もう一度押せばいいのです 53 00:02:24,744 --> 00:02:26,146 僕が本当にイライラさせられるものがあります 54 00:02:26,146 --> 00:02:28,733 誰かの留守番電話にメッセージを残したいとします 55 00:02:28,733 --> 00:02:30,720 「メッセージを残してください」という声のあと 56 00:02:30,720 --> 00:02:34,245 15 秒くらい無駄な説明が続くのです 57 00:02:34,245 --> 00:02:37,933 45 年間も留守番電話使っているのにですよ! 58 00:02:37,933 --> 00:02:40,992 (笑) 59 00:02:40,992 --> 00:02:44,029 恨みがあるわけではないです 60 00:02:44,029 --> 00:02:46,365 実は 録音開始のビープ音まで飛ばしてくれる 61 00:02:46,365 --> 00:02:48,558 キーボードショートカットがあります こんな感じです 62 00:02:48,558 --> 00:02:51,263 留守番電話:「トーンの後に・・ — ビー」 63 00:02:51,263 --> 00:02:53,401 残念なことに各携帯電話会社は 64 00:02:53,401 --> 00:02:56,362 同じキーを採用しなかったため それぞれ異なります 65 00:02:56,362 --> 00:02:59,427 なので 相手の通信会社がどのキーを使っているか 66 00:02:59,427 --> 00:03:01,445 知る必要はあります 67 00:03:01,445 --> 00:03:03,503 何事も完璧ということはありません 68 00:03:03,503 --> 00:03:06,705 みなさん Google はウェブサイトを 69 00:03:06,705 --> 00:03:09,853 検索するものだと思ってらっしゃるでしょう でも辞書にもなります 70 00:03:09,853 --> 00:03:12,582 「define」の後に意味を知りたい言葉をタイプします 71 00:03:12,582 --> 00:03:14,192 クリックを押す必要さえありません 72 00:03:14,192 --> 00:03:16,649 タイプするだけで定義が表示されます 73 00:03:16,649 --> 00:03:18,711 連邦航空局のデータベースさえ備えています 74 00:03:18,711 --> 00:03:20,681 航空会社とフライト番号を入力すれば 75 00:03:20,681 --> 00:03:23,253 飛行機の現在地やゲート番号 ターミナル番号 76 00:03:23,253 --> 00:03:25,413 到着までの時間までが表示されます フライト情報のアプリは不要ですね 77 00:03:25,413 --> 00:03:28,165 単位や通貨の換算もできます 78 00:03:28,165 --> 00:03:31,013 さきほどと同様に 検索結果をクリックする必要はありません 79 00:03:31,013 --> 00:03:33,405 検索ボックスに知りたいことをタイプすれば 答えが表示されます 80 00:03:33,405 --> 00:03:35,590 文字について触れましたが 81 00:03:35,590 --> 00:03:37,958 あるワードをハイライトしたいとします 82 00:03:37,958 --> 00:03:41,990 これはただの例ですよ (笑) 83 00:03:41,990 --> 00:03:44,269 あるワードをハイライトするとき 84 00:03:44,269 --> 00:03:47,062 そのワードを端からマウスでドラッグするような 85 00:03:47,062 --> 00:03:48,701 初心者じみた無駄なことはやめましょう 86 00:03:48,701 --> 00:03:52,093 ダブルクリックすればいいのです 200 に注目してください ダブルクリック 87 00:03:52,093 --> 00:03:53,777 するとそのワードだけ選択してくれます 88 00:03:53,777 --> 00:03:56,518 ハイライトした文字を消すのに delete キーを 押す必要はありません 89 00:03:56,518 --> 00:03:59,469 そのままタイプすれば消えます すべてのソフトウェアで同じです 90 00:03:59,469 --> 00:04:01,119 また ダブルクリックしたあとにマウスをドラッグすれば 91 00:04:01,119 --> 00:04:04,288 ワード単位で選択範囲を伸ばしてくれます 92 00:04:04,288 --> 00:04:07,550 正確にできていいですね さきほども言いましたが delete キーは不要です 93 00:04:07,550 --> 00:04:12,581 そのまま上からタイプしてください (笑) 94 00:04:12,581 --> 00:04:16,026 シャッタータイムラグとは カメラのシャッターを押してから 95 00:04:16,026 --> 00:04:18,213 実際に写真が撮られるまでにかかる短いラグです 96 00:04:18,213 --> 00:04:21,501 1000 ドル以下のカメラの場合とても苛立たしい現象です 97 00:04:21,501 --> 00:04:23,040 (カメラのクリック音) 98 00:04:23,040 --> 00:04:25,950 (笑) 99 00:04:25,950 --> 00:04:28,475 これはカメラが 100 00:04:28,475 --> 00:04:30,323 焦点や露出を計算しなくてはならないからです 101 00:04:30,323 --> 00:04:33,083 シャッターを半押しして焦点を合わせておけば 102 00:04:33,083 --> 00:04:37,265 シャッタータイムラグはなくなります! 103 00:04:37,265 --> 00:04:39,076 毎回成功しますよ 104 00:04:39,076 --> 00:04:41,109 この技を使って$50 級のカメラを 105 00:04:41,109 --> 00:04:43,379 $1000 級のカメラに変身させたのです 106 00:04:43,379 --> 00:04:46,979 最後に プレゼンをしている時に 107 00:04:46,979 --> 00:04:50,035 何らかの理由で聴衆が スライドに注目しているときがあります 108 00:04:50,035 --> 00:04:53,491 話している人にではなくて! (笑) 109 00:04:53,491 --> 00:04:56,642 この技は Keynote や PowerPoint など 110 00:04:56,642 --> 00:04:59,620 あらゆるソフトで使えますが キーボードで B を押すと 111 00:04:59,620 --> 00:05:01,989 スライドがブラックアウトされ 112 00:05:01,989 --> 00:05:04,156 聴衆の注目をプレゼンターに戻します 113 00:05:04,156 --> 00:05:07,403 スライドの続きをする時は再度 B を押します 114 00:05:07,403 --> 00:05:10,244 同様に W キーでホワイトアウトできます 115 00:05:10,244 --> 00:05:13,371 スライドを続けるにはまた W を押して 116 00:05:13,371 --> 00:05:14,644 もとに戻します 117 00:05:14,644 --> 00:05:17,249 とっても速いスピードでお話しましたので もし聞き逃したものがあれば 118 00:05:17,249 --> 00:05:19,483 今日お話した技のリストを喜んでお送りしますよ 119 00:05:19,483 --> 00:05:21,053 みなさん おめでとうございます 120 00:05:21,053 --> 00:05:23,643 カリフォルニア州テクノロジーライセンスを授与します 121 00:05:23,643 --> 00:05:24,838 みなさんごきげんよう 122 00:05:24,838 --> 00:05:27,772 (拍手)