WEBVTT 00:00:05.241 --> 00:00:07.541 私はドライブが好きで 車が好きです 00:00:07.541 --> 00:00:09.811 この会場の皆さんも きっとそうだと思います 00:00:10.932 --> 00:00:12.732 ここで質問があります 00:00:13.708 --> 00:00:17.588 もし 車を持たなくなったら どうなるでしょうか? 00:00:17.590 --> 00:00:20.970 それはまさに私自身が 経験したのとおなじ状況です 00:00:20.970 --> 00:00:22.780 私は車を手放し 車なしになりました 00:00:24.098 --> 00:00:26.168 その時 私は気がつきました 00:00:26.168 --> 00:00:28.398 代わりになるものを 何か手にいれなければと 00:00:28.398 --> 00:00:31.008 徒歩に切り替えるかバス 00:00:31.467 --> 00:00:33.297 あるいは 多分 自転車が必要でした 00:00:33.885 --> 00:00:36.505 まさにその時 気づき始めたのは 00:00:36.515 --> 00:00:38.555 私の住むレキシントンの町には 00:00:38.555 --> 00:00:42.005 素晴らしい設備が 揃っているということでした 00:00:42.005 --> 00:00:44.262 その設備は 自転車用の道です 00:00:44.262 --> 00:00:47.412 他の意味もあるでしょうが 今日は 道について話します 00:00:47.412 --> 00:00:51.142 そして私たちはレキシントンには すばらしいインフラがあることに気づきました 00:00:51.870 --> 00:00:55.960 でも あまりうまく 行っていない場合もあります 00:00:57.492 --> 00:00:59.822 たくさんの場面において こう思うときがあります 00:00:59.822 --> 00:01:01.552 本当に危ないと 00:01:01.914 --> 00:01:03.784 これは良くないと 00:01:04.550 --> 00:01:07.400 そこで考えましょう なぜ自転車に乗るのか? 00:01:07.400 --> 00:01:10.580 なぜ自転車以外の交通手段を選ぶのか? 00:01:11.525 --> 00:01:14.135 そうせざるを得ないから だと気づきました 00:01:14.650 --> 00:01:17.720 それ以外の選択肢が ない状況だと気づきました 00:01:17.720 --> 00:01:19.810 その状況を楽しんでいることにも 気づきました 00:01:19.810 --> 00:01:21.860 自転車で 得られる他の恩恵が 00:01:21.860 --> 00:01:23.563 とても健康的だと気づきました 00:01:23.563 --> 00:01:25.963 とくに良いのは どこでもかなり速く行けることです 00:01:25.966 --> 00:01:28.536 ご存知でしたか?レキシントンでは 00:01:28.552 --> 00:01:30.952 車で進めるのは 平均毎時40kmです 00:01:30.952 --> 00:01:34.062 時速130km出しても 信号待ちがあるので 00:01:34.062 --> 00:01:36.542 目的地までにかかる時間は同じです 00:01:36.542 --> 00:01:39.352 ハンブルグからダウンタウンまで 自転車で 30分で行けます 00:01:39.352 --> 00:01:41.692 車で行くのと同じぐらいです 00:01:41.692 --> 00:01:45.471 そこで 私は優先順位を 見直さなければと思いました 00:01:45.482 --> 00:01:49.192 交通手段のヒエラルキーです 00:01:49.652 --> 00:01:53.772 私たちにとって 車、バス、自転車、徒歩の価値は 00:01:53.772 --> 00:01:55.522 どれが高度ということではありません 00:01:55.522 --> 00:01:59.002 交通手段への考え方を 見直す必要がありました 00:02:00.272 --> 00:02:04.177 というのは 現在私たちは 車が一番上等で 00:02:04.347 --> 00:02:06.767 他のものは全て オマケのように扱っています 00:02:06.767 --> 00:02:09.277 だから90%の人が 車で通勤し 00:02:09.277 --> 00:02:11.777 自転車通勤の人は わずか0.6%です 00:02:12.828 --> 00:02:17.908 なのに 車の走行距離の 70%が2マイル未満です 00:02:19.110 --> 00:02:21.270 自転車は 平均時速40kmで 移動できます 00:02:21.270 --> 00:02:23.080 車もちょうど同じです 00:02:23.080 --> 00:02:24.310 理屈に合いません 00:02:24.310 --> 00:02:28.300 途端に 自転車が 車と同じくらい重要になります 00:02:28.300 --> 00:02:31.290 だから 意思決定のプロセスの バランスを図りながら 00:02:31.290 --> 00:02:37.570 バイクと徒歩と車のうち どの乗り物を使うか決めるとき 00:02:37.570 --> 00:02:41.041 目的地にどうやって行くかや ぴったりの交通手段を選ぶことについて 00:02:41.041 --> 00:02:43.561 もっと じっくりと考え始めるでしょう 00:02:43.561 --> 00:02:46.653 仕方なく乗るのではなく 00:02:47.073 --> 00:02:49.663 望んで乗るということです 00:02:50.247 --> 00:02:51.877 そこで私が考えたのは 00:02:51.877 --> 00:02:54.307 どんな人が自転車に乗っているか — 00:02:54.307 --> 00:02:56.007 それが重要なことだからです 00:02:56.007 --> 00:02:59.597 いつも 自転車に乗る人と そうではない人がいるなら 00:02:59.597 --> 00:03:01.377 どんなインフラが良いか? 00:03:01.377 --> 00:03:05.206 より多くの人が自転車に乗るには どうしたら良いか? 00:03:05.206 --> 00:03:07.526 そこで考えたのが 皆さんの中で 00:03:07.526 --> 00:03:09.676 自転車に乗らないのはどんな人か? 00:03:09.676 --> 00:03:12.736 乗る人と乗らない人について 基本的に全ての人について考えました 00:03:13.466 --> 00:03:15.626 最初の例はこの人です 00:03:15.626 --> 00:03:17.496 その人は皆さんのうちの誰か — 00:03:17.496 --> 00:03:21.496 大学生、同僚など 身の回りの人です 00:03:22.006 --> 00:03:25.656 次は 流行に敏感な どこへ行くにも自転車の人です 00:03:26.212 --> 00:03:27.562 雪道も自転車に乗り 00:03:27.562 --> 00:03:28.822 高速道も自転車に乗り 00:03:28.822 --> 00:03:32.152 車の前を走って 時に皆さんを怒らせるかも知れません 00:03:32.241 --> 00:03:34.561 次はプロの自転車乗りです 00:03:34.561 --> 00:03:38.591 フィットネスや トライアスロンのために乗る人 00:03:39.721 --> 00:03:43.321 バイク便の配達人として生計を立てる人や ランス・アームストロング 00:03:43.321 --> 00:03:45.961 ツール・ド・フランスなどのプロです 00:03:46.915 --> 00:03:49.895 でも 余暇の間だけ 自転車に乗る人もいます 00:03:51.571 --> 00:03:53.781 退職した人かも知れません 00:03:55.550 --> 00:03:58.570 その人は 突然 ガレージから 自転車を引っ張り出すかも知れません 00:04:00.036 --> 00:04:02.816 特別なケースを想定する必要はありません 00:04:03.852 --> 00:04:07.932 聴き手が バイクに乗ることをやめた人 — 00:04:09.052 --> 00:04:12.582 大学を卒業したり 家族ができたり 00:04:12.582 --> 00:04:14.752 成長して初めての仕事に 就いた人だとしたら — 00:04:14.752 --> 00:04:17.257 彼らは 自転車を 車庫にしまって 00:04:17.257 --> 00:04:20.307 退職するまで 再び自転車を 出そうとは思いません 00:04:21.010 --> 00:04:23.230 そこで まず このグループを取り上げましょう 00:04:23.230 --> 00:04:26.110 退職者で 余暇だけに 自転車を使う人 — 00:04:26.110 --> 00:04:28.390 週末に楽しんで自転車に乗るだけの人 — 00:04:28.390 --> 00:04:32.330 及び 移動手段として自転車に乗る 一般人です 00:04:32.330 --> 00:04:33.520 彼らには 仕事があり 00:04:33.520 --> 00:04:35.300 新生活を始めたばかりで 00:04:35.300 --> 00:04:36.900 自転車に乗らなくてはなりません 00:04:38.170 --> 00:04:40.890 実現可能な選択肢の一環として 00:04:41.408 --> 00:04:43.988 完全な交通システムを選択し 00:04:43.998 --> 00:04:45.868 考慮し始める時 00:04:45.868 --> 00:04:47.508 皆さんの仕事や 00:04:47.508 --> 00:04:49.518 移動先、移動の理由 00:04:49.518 --> 00:04:51.713 移動距離、所要時間などを 元に考えます 00:04:51.713 --> 00:04:53.403 そこで 考えるのは 00:04:53.403 --> 00:04:57.203 自転車だけである場所から 次の場所へ 実際にどうやってたどり着くかです 00:04:57.203 --> 00:05:00.074 目的地に 行くために 普通の自動車や他の交通手段ではなく 00:05:00.074 --> 00:05:03.904 自転車を選ぶのは何故か? 00:05:03.904 --> 00:05:05.224 そうすれば 00:05:05.224 --> 00:05:08.804 私たちの町で 自転車に乗る人が 増え始めるでしょう 00:05:08.804 --> 00:05:12.364 そうすれば インフラを改善して 自転車の危険性が減るでしょう 00:05:12.834 --> 00:05:15.024 この部屋の皆さんに課題を出します 00:05:15.024 --> 00:05:17.604 皆さん 考えてみて下さい — 車やバスに乗る前に 00:05:17.604 --> 00:05:20.394 代わりに自転車を選んでみてはどうか?と 00:05:20.404 --> 00:05:24.604 そうすれば 皆さんの町の 自転車乗り全員の生活が改善されるのです 00:05:24.754 --> 00:05:26.233 ありがとうございました 00:05:26.233 --> 00:05:27.623 (拍手)