WEBVTT 00:00:00.000 --> 00:00:00.710 先の 00:00:00.710 --> 00:00:04.470 ビデオでは、 00:00:04.470 --> 00:00:05.520 偏導関数と連鎖律の概念を紹介しました。 00:00:05.520 --> 00:00:10.080 xとyの関数である 00:00:10.080 --> 00:00:14.020 psi があるとします。 00:00:14.020 --> 00:00:16.770 このxに関する微分を得たい場合、 00:00:16.770 --> 00:00:19.360 このxに関する微分を得たい場合、 00:00:19.360 --> 00:00:23.430 このxに関する微分を得たい場合、 00:00:23.430 --> 00:00:29.540 xに関する偏微分に yに関する’偏微分にdy/dxを掛けたものを 00:00:29.540 --> 00:00:35.400 加えます。 00:00:35.400 --> 00:00:37.630 先のビデオでは、これを証明していませんが、 00:00:37.630 --> 00:00:40.260 直感的に 00:00:40.260 --> 00:00:40.740 理解してもらえていると思います。 00:00:40.740 --> 00:00:43.030 後日、より詳しく証明したいと思います。 00:00:43.030 --> 00:00:46.120 興味のある人は、インターネットで 00:00:46.120 --> 00:00:49.960 偏導関数と連鎖律の概念の証明を見つけることもできると思います。 00:00:49.960 --> 00:00:52.760 それでは、それを脇に置いて、 他の偏導関数の特性について見てみましょう 00:00:52.760 --> 00:00:55.600 完全方程式に関する概念を 00:00:55.600 --> 00:00:57.080 扱いましょう。 00:00:57.080 --> 00:00:59.070 完全方程式は 00:00:59.070 --> 00:01:02.210 直感的に解くことができます。 00:01:02.210 --> 00:01:05.140 理解していれば、 00:01:05.140 --> 00:01:06.890 難しい問題ではありません。 00:01:06.890 --> 00:01:11.490 そこでは、まず、この関数、psi の 00:01:11.490 --> 00:01:16.580 xに関しての偏微分を取ると、 00:01:16.580 --> 00:01:17.510 psi を記述します。 00:01:17.510 --> 00:01:19.640 x と y をいちいち書きません。 00:01:19.640 --> 00:01:22.890 yに関する偏微分を取ると 00:01:22.890 --> 00:01:25.485 yに関する偏微分を取ると 00:01:25.485 --> 00:01:28.920 yに関する偏微分を取ると 00:01:28.920 --> 00:01:32.730 これを書く際 00:01:32.730 --> 00:01:34.620 演算子を掛けあわせのように見て、 00:01:34.620 --> 00:01:36.050 このように記述できます。 00:01:36.050 --> 00:01:42.400 psi の偏微分の2乗を 00:01:42.400 --> 00:01:47.540 ∂yと∂xで割ったもので 00:01:47.540 --> 00:01:50.330 書き換えると 00:01:50.330 --> 00:01:53.040 簡素化し 00:01:53.040 --> 00:01:53.800 簡素化し 00:01:53.800 --> 00:01:56.350 まず、psi のxに関する偏微分をとり 00:01:56.350 --> 00:02:00.050 まず、psi のxに関する偏微分をとり 00:02:00.050 --> 00:02:01.240 まず、psi のxに関する偏微分をとり 00:02:01.240 --> 00:02:04.060 次に、yに関して偏微分を取ったものです。 00:02:04.060 --> 00:02:05.870 ちょっと考えてみてください。 00:02:05.870 --> 00:02:07.970 ここでは 00:02:07.970 --> 00:02:08.650 何が起こっていますか? 00:02:08.650 --> 00:02:13.100 xに関して偏微分を取る際は 00:02:13.100 --> 00:02:14.190 yを定数とし 00:02:14.190 --> 00:02:15.000 ここのyは無視されます。 00:02:15.000 --> 00:02:17.060 yに関し偏微分を取る際は 00:02:17.060 --> 00:02:18.670 xが定数とされます。 00:02:18.670 --> 00:02:21.480 これと、その順序を変えた際の 00:02:21.480 --> 00:02:22.370 違いは何でしょう? 00:02:22.370 --> 00:02:24.970 では、色をかえて、 00:02:24.970 --> 00:02:30.400 まず、psi のyに関する偏微分を取り、 00:02:30.400 --> 00:02:34.480 次にxに関する偏微分をとると 00:02:34.480 --> 00:02:36.510 どうなるでしょう。 00:02:36.510 --> 00:02:40.640 これを書き換えると、 00:02:40.640 --> 00:02:44.660 ∂x∂yです。 00:02:44.660 --> 00:02:46.360 これは演算子です。 00:02:46.360 --> 00:02:48.750 そこし混乱する可能性があります。 00:02:48.750 --> 00:02:51.060 これらの 2 つ表記は、同じことをしているにもかかわらず、 00:02:51.060 --> 00:02:52.740 順序を混合します。 00:02:52.740 --> 00:02:54.250 ちょっと考え方を変えただけです。 00:02:54.250 --> 00:02:54.910 ちょっと考え方を変えただけです。 00:02:54.910 --> 00:02:57.990 これは、xに関する偏微分をとり、次にyに関し偏微分を取ります。 00:02:57.990 --> 00:03:00.160 これを演算子としてみれば、 00:03:00.160 --> 00:03:03.000 xが先で、次にyです。 00:03:03.000 --> 00:03:04.950 乗算演算子のようなものです。 00:03:04.950 --> 00:03:08.840 とにかく、これは 00:03:08.840 --> 00:03:13.070 yの偏微分の後、xの偏微分をとったものとも書けます。 00:03:13.070 --> 00:03:14.910 yの偏微分の後、xの偏微分をとったものとも書けます。 00:03:14.910 --> 00:03:17.980 ここで、 00:03:17.980 --> 00:03:20.840 最初の偏微分が継続している場合、 00:03:20.840 --> 00:03:24.510 通常のドメイン内で、 00:03:24.510 --> 00:03:26.780 関数に不継続部分や 00:03:26.780 --> 00:03:29.070 穴がない限り、 00:03:29.070 --> 00:03:30.290 継続していると言えます。 00:03:30.290 --> 00:03:32.990 最初の年の微積分のクラスで扱うものは 00:03:32.990 --> 00:03:35.810 おそらく連続した関数でしょう。 00:03:35.810 --> 00:03:37.620 おそらく連続した関数でしょう。 00:03:37.620 --> 00:03:40.480 これら両方の関数が継続したものである場合 00:03:40.480 --> 00:03:45.410 一階の偏微分が継続しているものである場合 00:03:45.410 --> 00:03:47.170 この2つは等しくなります。 00:03:47.170 --> 00:03:54.950 だから xy の psi と yx のpsi は等しくなります。 00:03:54.950 --> 00:04:01.220 これで、 00:04:01.220 --> 00:04:04.870 偏導関数と連鎖律の知識を利用し、 00:04:04.870 --> 00:04:09.060 他の特定のクラスの一階微分を解くことができます。 00:04:09.060 --> 00:04:13.060 これは、 00:04:13.060 --> 00:04:14.270 完全方程式と呼ばれるものです。 00:04:14.270 --> 00:04:17.860 完全方程式とはどのようなものでしょう? 00:04:17.860 --> 00:04:21.990 完全方程式とはこのようなものです。 00:04:21.990 --> 00:04:23.710 色を変えます。 00:04:23.710 --> 00:04:26.290 それでは、これが、微分方程式です。 00:04:26.290 --> 00:04:29.550 x とyのいくつかの関数があります。 00:04:29.550 --> 00:04:31.830 x の2乗掛けるコサインのyか、何か 00:04:31.830 --> 00:04:32.920 このようなもにです。 00:04:32.920 --> 00:04:34.650 任意のxとyの関数です。 00:04:34.650 --> 00:04:40.350 これに、何かのxとyの関数を足し、nとします。 00:04:40.350 --> 00:04:44.900 これに掛けるdy/dxは、0です。 00:04:44.900 --> 00:04:47.520 これが完全方程式かどうかまだわかりません。 00:04:47.520 --> 00:04:50.880 しかし、この形を見ると、 00:04:50.880 --> 00:04:52.990 まず、分離可能かどうか 00:04:52.990 --> 00:04:54.500 考えるでしょう。 00:04:54.500 --> 00:04:56.180 分離可能かどうか、 00:04:56.180 --> 00:04:57.620 代数学を用い考えてみましょう。 00:04:57.620 --> 00:04:59.210 それが、最も簡単な方法です。 00:04:59.210 --> 00:05:01.770 それは分離できないもの場合は、 00:05:01.770 --> 00:05:04.460 次に完全方程式かどうか考えます。 00:05:04.460 --> 00:05:06.340 完全方程式は何でしょう。 00:05:06.340 --> 00:05:07.270 まあ、見てください。 00:05:07.270 --> 00:05:11.600 このパターンは、非常に 00:05:11.600 --> 00:05:14.000 このパターンに似ています。 00:05:14.000 --> 00:05:18.210 M x が psi のxに関する偏微分ならどうでしょう? 00:05:18.210 --> 00:05:24.920 xに関しての psi がMと等しいと どうなるでしょう? 00:05:24.920 --> 00:05:26.710 これが x に関してpsiならどうなるでしょう? 00:05:26.710 --> 00:05:29.570 そして、これが xyに関してpsiならどうなるでしょう? 00:05:29.570 --> 00:05:32.500 yに関してpsi は、N に等しいと 00:05:32.500 --> 00:05:32.950 どうしよう。 00:05:32.950 --> 00:05:34.670 これが正しいかどうか、まだわかっていません。 00:05:34.670 --> 00:05:37.500 どこかランダムに見た場合、 00:05:37.500 --> 00:05:40.200 これに関していくつかの x の偏微分であるか、 00:05:40.200 --> 00:05:43.060 また、これが、yに関する偏微分であるか 00:05:43.060 --> 00:05:43.830 はっきりわかりません。 00:05:43.830 --> 00:05:45.810 例えばの話です。 00:05:45.810 --> 00:05:49.650 これが本当なら、このように書き直すことができます。 00:05:49.650 --> 00:05:52.870 ∂psi/∂y+∂psi/∂y*dy/dx=0 00:05:52.870 --> 00:05:58.680 ∂psi/∂y+∂psi/∂y*dy/dx=0 00:05:58.680 --> 00:06:02.050 これは、左側と 00:06:02.050 --> 00:06:04.790 同じものです。いいですか? 00:06:04.790 --> 00:06:09.040 偏微分の連鎖律を使用した xに関するpsi の偏導関数です。 00:06:09.040 --> 00:06:10.940 偏微分の連鎖律を使用した xに関するpsi の偏導関数です。 00:06:10.940 --> 00:06:12.710 だからそれを書き直すことができます。 00:06:12.710 --> 00:06:17.130 書き直すことができます、 psi のxに関する偏微分 00:06:17.130 --> 00:06:20.480 xとyの関数の psi のxに関する偏微分 00:06:20.480 --> 00:06:23.410 これが0になります。 00:06:23.410 --> 00:06:27.730 微分方程式が、この形で、 00:06:27.730 --> 00:06:31.070 分離できない場合は、 00:06:31.070 --> 00:06:32.030 完全方程式であるかもしれません。 00:06:32.030 --> 00:06:35.940 率直に言って、 00:06:35.940 --> 00:06:38.800 それはおそらく完全方程式でしょう。 00:06:38.800 --> 00:06:40.940 この形があえば、 00:06:40.940 --> 00:06:42.070 それは、完全方程式であり得ます。 00:06:42.070 --> 00:06:44.580 それが、完全方程式かどうか、この知識により見分ける方法を 00:06:44.580 --> 00:06:48.350 紹介します。 00:06:48.350 --> 00:06:52.550 完全方程式であれば、これは 00:06:52.550 --> 00:06:54.840 psi のxに関する偏微分として表現できます。 00:06:54.840 --> 00:06:57.720 これは、psi の yに関して偏微分です。 00:06:57.720 --> 00:06:59.655 このように書けば、 00:06:59.655 --> 00:07:01.370 両側の不定積分を取り、 00:07:01.370 --> 00:07:06.890 psi (x、y)=cが答えとして得られます。 00:07:06.890 --> 00:07:10.070 psi (x、y)=cが答えとして得られます。 00:07:10.070 --> 00:07:12.770 2つ気をつけることがあります。 00:07:12.770 --> 00:07:16.470 これらをすべて説明してきましたが、 00:07:16.470 --> 00:07:19.550 これらをすべて説明してきましたが、 00:07:19.550 --> 00:07:22.020 完全方程式かどうかどうやって判断すればいいでしょう? 00:07:22.020 --> 00:07:24.590 また、完全方程式であれば、 00:07:24.590 --> 00:07:28.290 いくつかの psi があり、それらのpsi ををどのように解けばいいでしょう? 00:07:28.290 --> 00:07:32.380 完全方程式かどうかは、 00:07:32.380 --> 00:07:34.690 利用します。 00:07:34.690 --> 00:07:38.150 Psi とその微分が連続的な場合、 00:07:38.150 --> 00:07:42.100 xとyに関する偏微分は、どちらを先にとっても 00:07:42.100 --> 00:07:45.760 xとyに関する偏微分は、どちらを先にとっても 00:07:45.760 --> 00:07:46.980 同じです。 00:07:46.980 --> 00:07:48.930 これを 00:07:48.930 --> 00:07:50.180 x に関する偏微分とします。 00:07:50.180 --> 00:07:52.610 いいですか? 00:07:52.610 --> 00:07:55.920 そしてこれが、yに関するものです。 00:07:55.920 --> 00:07:59.880 これが完全方程式の場合は、 00:07:59.880 --> 00:08:03.250 yに関する偏微分をとれば、 00:08:03.250 --> 00:08:05.330 yに関する偏微分をとれば、 00:08:05.330 --> 00:08:11.600 yに関するMの偏微分を取れば、 00:08:11.600 --> 00:08:15.560 xに関しての psi の偏微分は、Mに等しいです。 00:08:15.560 --> 00:08:18.490 yに関してのこれらの偏微分を取れば、 00:08:18.490 --> 00:08:22.450 書き換えれば、 00:08:22.450 --> 00:08:28.090 これは、xに関するNの偏微分と等しくなります。 00:08:28.090 --> 00:08:31.976 yに関しての psi の偏微分が N と等しいです。 00:08:31.976 --> 00:08:34.760 だから xに関して の両方の偏微分を取ると 00:08:34.760 --> 00:08:40.964 psi とその微分が連続的な場合、 00:08:40.964 --> 00:08:44.400 これらは等しくなります。 00:08:44.400 --> 00:08:49.320 これも等しくなります。 00:08:49.320 --> 00:08:51.990 だから、これは、完全方程式かどうかのテストです。 00:08:51.990 --> 00:08:53.930 だから、これは、完全方程式かどうかのテストです。 00:08:53.930 --> 00:08:56.300 これを書き換えて、それを要約しましょう。 00:08:56.300 --> 00:08:56.690 これを書き換えて、それを要約しましょう。 00:08:56.690 --> 00:09:04.870 M(x、y)+N(x、y)dy/dx=0 00:09:04.870 --> 00:09:09.580 M(x、y)+N(x、y)dy/dx=0 00:09:09.580 --> 00:09:13.110 yに関するM の偏微分を取り、 00:09:13.110 --> 00:09:18.280 y に関する N の偏微分を取り 00:09:18.280 --> 00:09:24.030 それが等しい場合は 00:09:24.030 --> 00:09:26.410 それが等しい場合は 00:09:26.410 --> 00:09:30.930 完全微分方程式です。 00:09:30.930 --> 00:09:32.410 これは、完全微分方程式です。 00:09:32.410 --> 00:09:35.510 完全方程式の場合 00:09:35.510 --> 00:09:47.140 psi (x、y)の微分が、0または定数Cとなる 00:09:47.140 --> 00:09:52.200 psi (x、y)の微分が、0または定数Cとなる 00:09:52.200 --> 00:09:53.050 答えが得られます。 00:09:53.050 --> 00:09:58.480 Xに関しての psi の偏微分は 00:09:58.480 --> 00:09:59.740 Mに等しく 00:09:59.740 --> 00:10:03.760 yに関しての psi の偏微分は 00:10:03.760 --> 00:10:05.340 N に等しくなります。 00:10:05.340 --> 00:10:07.550 次のビデオを 00:10:07.550 --> 00:10:09.810 実際に問題を解いてみましょう。 00:10:09.810 --> 00:10:11.640 いくつかの点を指摘しておきます。 00:10:11.640 --> 00:10:13.720 これは、psi のxに関する偏微分ですが、 00:10:13.720 --> 00:10:17.620 完全方程式のテストでは、 00:10:17.620 --> 00:10:19.590 混合した微分を求めたいので 00:10:19.590 --> 00:10:21.080 これをyに関して微分します。 00:10:21.080 --> 00:10:23.410 同様にこれはyに関する偏微分ですが 00:10:23.410 --> 00:10:27.030 混合の微分を得るため 00:10:27.030 --> 00:10:29.500 xに関する微分を取ります。 00:10:29.500 --> 00:10:30.730 xに関する微分を取ります。 00:10:30.730 --> 00:10:32.570 これは 、yに関する 00:10:32.570 --> 00:10:33.920 これは、xに関するものを取ります。 00:10:33.920 --> 00:10:36.300 少し、難しいかもしれませんが、 00:10:36.300 --> 00:10:38.360 これらの行程がすべて理解できれば、 00:10:38.360 --> 00:10:41.390 完全方程式がどんなものか 00:10:41.390 --> 00:10:43.470 わかると思います。 00:10:43.470 --> 00:10:45.950 では、次のビデオで実際に 00:10:45.950 --> 00:10:49.400 いくつかの完全方程式を解いてみましょう。 00:10:49.400 --> 00:10:50.500 いくつかの完全方程式を解いてみましょう。